• 公開日:2020/05/07

簿記3級に合格するためには、通信講座、独学など、さまざまな勉強方法がありますが、独学で合格を目指す際に重要になるのが、テキスト選びです。理解しやすく効率よく勉強が進められるテキストを選ばないと、時間ばかりかかってしまいます。

この記事では、おすすめの簿記のテキストや、テキスト選びのポイントを紹介します。
効率的な勉強方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

簿記のテキストを選ぶ際のポイントとは?

簿記3級のテキストは、改定後の最新の出題範囲に対応しており、本試験レベルの問題が載っているものを選ぼう。

簿記の勉強の際に使用するテキスト選びのポイントについて解説します。
テキスト選びに迷っている方は、こちらを参考にしてください。

最新の出題範囲に対応しているかどうか

簿記の資格試験は、数年おきに出題範囲の改定が行われています。簿記2級に関しては、2016年から2018年までの3年間に渡って改定が行われました。簿記3級は2019年6月の試験から出題範囲が改定されています。そのため、独学で勉強を進める際には、最新の出題範囲に対応しているテキストを選ばなければなりません。

過去に購入したテキストでは最新の出題範囲に対応していない場合があります。必ず最新のテキストを選びましょう。


2019年度に改定された簿記3級の出題範囲

簿記3級では、2019年度から「小規模程度の株式会社」を前提とした問題が出題されています。

これまでの簿記3級では「個人商店」を前提とした問題でした。しかし、現代のビジネスモデルの変化に伴い、予知実務に即したスキルを持つ人材を求める企業や資格を仕事に活かしたい という受験者のニーズに合わせた内容へと変更されています。


2019年度に追加された出題範囲

今回の改定で「株式会社」の会計処理や新たな論点が出題範囲に追加されました。「個人商店」と「株式会社」では、資金の元入れや税金、運用方法など、会計処理の仕方が大きく違います。株式会社が前提となったことで、新たに追加された論点は以下の通りです。

  • 株式会社の設立、剰余金の配当
  • 複数預金口座の管理
  • 差入保証金
  • 電子記録債権・電子記録債務
  • 債権の譲渡
  • クレジット売掛金
  • 固定資産台帳
  • クレジット売掛金

これらの変更点のなかには、これまで簿記2級の出題範囲だった内容もあります。簿記3級から2級へ移動した内容や削除となった出題範囲については、以下のサイトを参考にしてください。

  • 参考:平成31年(2019年)度以降の簿記検定試験出題区分表の改定等について|商工会議所の検定試験(https://www.kentei.ne.jp/22021)

2019年度の改定で削除された出題範囲

2019年度に削除された出題範囲は、「個人商店」の簿記に関する内容です。改定後は「株式会社」を前提とした内容になるため、それにそぐわない内容は削除、もしくは2級への動としました。

簿記3級から削除された内容は以下の通りです。

  • 個人商店を前提とした資本金、引出金の処理
  • 所得税
  • 純損益の資本金勘定への振替
  • 有価証券の購入・売却(2級以上に繰り上げ)
  • 減価償却の直接法(2級以上に繰り上げ)
  • 手形の裏書譲渡・割引(2級以上に繰り上げ) など

このほかにも、細かな変更点が数多くあります。商工会議所の公式サイトを確認しておきましょう。

  • 参考:平成31年(2019年)度以降の簿記検定試験出題区分表の改定等について|商工会議所の検定試験(https://www.kentei.ne.jp/22021)

本試験レベルの問題が載っているかどうか

独学で合格を目指す場合、テキストで本試験レベルの問題やその解き方が学べるかどうかが重要です。資格試験の勉強では、基礎をしっかり学ぶだけでなく、応用力をつけることも重視しなければなりません。試験では、さまざまな応用問題が出題されるからです。

簿記3級の基礎知識をきちんと理解し、多方面から分析できる力をつけなければ、本試験の対策は難しくなります。そのため、テキストを選ぶ際は、本試験レベルの問題を載せているものを選びましょう。

解き方のテクニックを説明しているかどうか

簿記の試験対策には、解き方のテクニックも重要です。試験では、簿記の基礎知識のほか記帳技術も求められます。時間が限られている試験では、のんびりと記入するわけにはいきません。

高得点を得るためには記帳技術を上手に使う必要があります。限られた時間のなかでも効率よく解答するため、試験に活用できる解き方のテクニックを学べるテキストを選びましょう。

イラストが豊富かどうか

簿記は会社での取引などを財務諸表などに記帳するため、図解も重要です。会社に勤めている人はイメージしやすいかもしれませんが、株式会社ではない企業に勤務していたり、学生の場合は、なかなか理解しづらいでしょう。

複雑なやりとりや業務を文面だけで把握するのは難しく、自分で図に起こそうとしても、内容を理解していなければどうにもなりません。文章を丸暗記してもきちんとした理解には繋がりにくいため、イラストなどでわかりやすく解説しているテキストを選ぶようにしましょう。

テキストを購入した後の勉強方法

効率的な勉強方法は、①テキストを最後まで読む ②演習問題に取り組む ③間違えた部分を復習 ④過去問で試験問題への理解を深める

ここでは、テキストを実際に購入した後の勉強方法を解説します。効率よく学ぶためのポイントを紹介しますので、参考にしてください。

1~2回最後まで読む

初めて簿記3級に挑む場合は、まずテキストを最後まで読んでみましょう。予備知識のない状態で勉強を始める際は、全体のイメージをつかむことが大切です。問題の出題傾向や、簿記の基礎知識などを、1~2回テキストを最後まで読み込むことで把握しましょう。

しっかり読み込んで出題傾向をつかんだら、次の段階へ進みます。

演習問題を解く

テキストを読み込んで流れをつかんだら、試験で出題される問題になれるため演習問題に取り組みましょう。 もし解けない問題が出てきたら、問題文をよく読んで求められる答えを推測するなど、まずは自力で考えるようにします。すぐに答えを見てしまうのではなく、自分で考えて解き進めることが大事です。試行錯誤をした経験は、より記憶に残りやすくなります。

間違えた部分を復習する

演習問題で間違えてしまった問題は必ず復習しましょう。ただ解答を確認して納得するのではなく、解答に書かれていた解き方を用い、間違えた問題をもう一度解いてみます。
解答を見て理解したと思っても、定着にはつながりません。「実際に問題が解けた」という経験を通して、しっかり記憶に残しましょう。

また、解答を見ても理解できなかった場合は、ほかに参考となる解説がないかどうかを探してみます。ほかの解説から解答につながる知識が得られれば、解けなかった問題もすんなりと理解できるはずです。

過去問を解いて見直す

試験勉強は、問題を繰り返し解くことがポイントです。試験では、過去に出題された問題の応用・類似問題が数多く出題されます。きちんとした理解があれば、応用問題にも惑わされず解答できます。繰り返し過去問に取り組み、理解を深めておきましょう。

ここで注意しておきたいのは、問題と解答の丸暗記だけでは試験対策にならないという点です。丸暗記に時間を費やすよりも、計算方法や基礎的な考え方を理解するようにしてください。

おすすめの簿記3級テキスト4選

テキスト選びに迷ったら、簿記3級の試験対策におすすめテキスト4選です。

ここからは、簿記3級の試験勉強におすすめのテキストを4冊紹介します。
それぞれの特徴やおすすめポイントも解説しますので、参考にしてください。

まんがでわかる簿記のツボ 日商簿記3級 テキスト&問題集

【著者】ユーキャン日商簿記試験研究会
【価格】1,300円(税別)

「わかる」「できる」「とける」に注目して作られたテキストです。簿記3級のポイントをまんがで解説しているので、複雑になりがちな基礎知識や仕組みをスムーズに理解できます。各テーマの解法手順のほか、模擬試験1回分もついているため、ある程度学習に慣れた後の力試しにもおすすめです。

みんなが欲しかった簿記の教科書 日商3級

【著者】滝澤 ななみ
【価格】1,000円(税別)

疑問になりやすい点をわかりやすく解説しているテキストです。覚えるべきポイントがカラーで図解されているほか、わかりづらい点は実例を挙げながら解説されています。復習に便利な仕訳集も別冊でついているので、何度でも繰り返し学ぶことが可能です。

スッキリわかる 日商簿記3級

【著者】滝澤 ななみ
【価格】1,000円(税別)

専門用語が多く使われがちな簿記の解説も、一般的な言葉でわかりやすく記載されています。また、イラストや図表を多く使い、イメージしやすい点もポイントです。テキストと問題集1冊にまとまっているので、学んだらすぐに問題へ活用し、効率的な学習が可能です。

スッキリとける 日商簿記3級

【著者】滝澤 ななみ
【価格】1,000円(税別)

「スッキリわかる」シリーズと同様、コンパクトでわかりやすいテキストです。過去問と予想問題が1冊にまとまっているため、このテキスト1冊でそれぞれの対策ができます。新傾向の問題にも対応した最新版なので、もれなく学習することができます。また、問題と答案用紙が取り外せる形式になっているのもポイントです。

独学がうまくいかない場合はほかの勉強方法を考えよう

独学でつまずくと、わからない点を放置したまま勉強が進まなくなる場合も。状況の打破に通信教育もひとつの方法です。

独学がスムーズに進められないという場合は、ほかの勉強方法を検討しましょう。テキストだけに頼った独学では、わからない点を放置しやすく、一度つまずくと勉強が進まなくなってしまいます。

そうした状況に対する解決策として、簿記の通信講座を検討するのもよいでしょう。

通信講座のメリットとは?

通信講座のメリットは、疑問点の解決や、スケジュールの目安が立てやすい点です。独学ではなかなか解決できなかった疑問点も、通信講座ならすぐに質問することが可能です。わからない点を放置することなく、スムーズに学習が進められます。

また、試験日をゴールに据えて、個別のスケジュールを作成してくれます。目標や見通しがたつことで、学習へのモチベーションを維持しやすくなります。

まとめ

独学で簿記3級の合格を狙うには、テキスト選びが重要です。図やイラスト、わかりやすい文章、問題が豊富など、ポイントを踏まえて選びましょう。独学ではやや不安という方は、効率の良い学習を進めるために、通信講座の受講も検討するとよいでしょう。

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簿記とは、帳簿をつけるために必要な技能のこと。実務で役立つ経理、会計の基礎知識が習得できるので、会計や財務の知識を得ようというときの、はじめの一歩にぴったりの資格。将来的に、簿記2級へとステップアップも見込めるため、経理・会計のスペシャリストへの第一歩になる資格です。
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