• 公開日:2020/05/07

簿記はさまざまな業種で活かすことができ、初心者にも比較的取りやすい資格として人気です。しかし初めての資格を取ろうと思うとき、何から勉強すればいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、初心者に向けて簿記検定の概要や各級ごとの特徴、勉強方法について解説しています。初心者がやってはいけない注意点にも触れているので、勉強を始める前に確認してみてください。

簿記とはなにか?

簿記とは、企業の営業取引や経営活動を帳簿に記録する技術のことです。ただ記録するだけではなく、企業の経営成績や財務状況を明らかにするために、貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を作らなくてはなりません。簿記検定ではこれらに必要な知識があるかどうかが問われます。

簿記検定の種類は複数ありますが、もっとも有名なのは「日商簿記検定」です。日商簿記検定は初級から受験することができますが、実務で通用するレベルは3級以上といわれています。以下では3級以上の各級について説明します。

簿記3級のレベル

簿記3級では基本的な商業簿記の知識が求められます。仕訳、帳簿の記帳、財務諸表など、業種や職種に関わらず、社会人として身に付けておきたい基本的な知識です。

試験時間は120分で全体の70%以上の得点で合格となります。社会人はビジネスの一般常識を学ぶことができますし、学生は大学の推薦入学に有利になることもあります。

簿記2級のレベル

簿記2級では商業簿記に加え、工業簿記が出題されます。工業簿記は製造業に適用される簿記で、ものづくりにおける原価計算などの知識が必要です。商業簿記も中小企業の経理業務が行えるレベルを求められます。

簿記3級と同じく試験時間は120分で、全体の70%以上の得点で合格です。簿記2級を取得していれば、就職や転職で有利になることがあります。

簿記1級のレベル

簿記1級では、商業簿記・工業簿記に加え、会計学・原価計算の知識が求められます。難易度は高く、簿記1級に合格すると税理士試験の受験資格が得られることから、国家資格への登竜門とも呼ばれることもあります。

簿記1級は前半後半90分ずつの試験時間で行われます。 試験科目は「商業簿記」「会計学」「工業簿記」「原価計算」の4科目で、全体の70%以上の得点で合格ですが、1科目ごとの得点が40%以上であることが必要です。

初心者におすすめなのは独学?通信講座?

簿記検定合格に向けて通学よりも自宅で勉強したいという人も多いでしょう。ここでは、自宅での学習方法として、独学と通信講座について説明していきます。

独学で勉強するメリット・デメリット

独学のメリットは費用が安いことです。また、通勤・通学中や家事の合間など、好きな時間に勉強できることもメリットでしょう。そのため、勉強にあまりお金をかけられない人、スケジュール管理が得意な人、隙間時間で勉強したい人に向いています。

反面、一人でコツコツと勉強を続けなくてはならないため、モチベーションを維持するのが難しいというデメリットがあります。さらには、わからないところがあっても自分で解決しなければなりません。不明点の解消やスケジュール管理が苦手だと途中で挫折する可能性があります。

通信講座で勉強するメリット・デメリット

出題傾向がしっかりと研究された教材で効率的に学べるのが、通信講座のメリットです。独学に比べて費用はかかりますが、自宅にいながら講師の指導を受けられることもメリットです。通信講座であれば学習計画もあるので、効率よく勉強したい人に向いています。

通信講座のデメリットは、わからない点をすぐに確認できない講座もあることです。そのため、自分にあった通信講座を選ばないと、かえって勉強しづらくなってしまいます。通信講座を選ぶ場合は、初心者でもわかりやすいテキストや、細やかな質問・添削サポートがあることがポイントです。

ユーキャンの簿記3級講座は、初心者でも無理なく学べるカリキュラムになっています。簿記の資格や知識は、就職や転職を考えている人はもちろん、キャリアアップや家計の見直しにも役立ちます。はじめて簿記3級の受験を検討している人はぜひご検討ください。

合格のために必要な学習時間

初心者が簿記3級に合格するためには、100時間ほどの学習が必要といわれています。1日の学習時間によっても異なりますが、期間にすると3カ月程度が目安です。効率良く学習を進めることができれば、短期間での合格も不可能ではありません。

しかし、仕事や育児・家事をしながらの勉強は大変です。1日にどのくらいの時間を勉強にあてることができるか計画を立て、余裕をもって取り組むようにしましょう。

初心者がやってはいけない注意点

簿記試験で失敗しないようにするには、基本をおろそかにしないことが大切です。ここでは初心者がやってはいけない7つの注意点を紹介します。

簿記を理解せずに問題を解こうとする

簿記3級は学生でもチャレンジしやすい比較的簡単な検定試験です。しかし、問題には初心者が見慣れない会計の専門用語が並びます。そもそも簿記の仕組みを理解していないと、問題を理解することすらできないでしょう。

いきなり問題を解くのではなく、まずは専門用語を調べながら、テキストを数回読んで簿記の流れや基礎を理解しましょう。

値段だけでテキストを決めてしまう

簿記検定は歴史が長く、人気の資格でもあることから、たくさんのテキストが出版されています。テキスト選びでもっとも注意したいのは、最新版を選ぶということです。安く売られている中古のテキストでは、法改正に対応できません。テキストは値段だけで選ばず、最新情報が掲載されていて、内容がわかりやすいものを選ぶようにしましょう。

機能性だけで電卓を選んでしまう

簿記検定の会場には、電卓やそろばんなどの計算器具の持ち込みが可能です。ただし、一定の条件があり、関数電卓などの多機能な電卓は不可とされています。簿記で使用する計算機能(四則演算)があれば、安価な電卓でもかまいません。自分にとって使いやすい電卓を選ぶのがポイントです。すでに使い慣れた電卓を持っている人は、普段から使っているものを使用しましょう。

休日にまとめて勉強する

簿記の知識は、流れを理解することで身についていきます。休日だけの勉強は期間が開いてしまうため、前回覚えたことを忘れてしまいがちです。簿記の専門用語になじみのない初心者は、特に毎日の積み重ねが大切です。平日に十分な勉強時間が取れない場合には、「平日1時間、休日3時間」のように時間配分を工夫してみましょう。

丸暗記で検定にのぞむ

簿記検定試験は公式や単語を丸暗記する試験ではありません。応用問題やひっかけ問題もあるため、丸暗記では応用がききません。必ず自分で考え、回答欄を埋めていきましょう。テキストを熟読したうえで、過去問題などを繰り返し解いて慣れていくのが合格への早道です。

初心者は簿記の専門用語や仕組みなど覚えることも多くありますが、簿記の流れを意識しながら勉強するようにしましょう。

複数のテキストを購入してしまう

試験が近づくにつれ不安になり、あれこれとテキストを買い集める人がいます。しかし、テキストは基本的に1冊で十分です。情報が豊富で読みやすく、イラストや図も入っているものを1冊準備しましょう。

また、サブノートを作りすぎることも、あまりおすすめできません。ノートをまとめることに熱中するあまり、テキストを完読できないまま試験日を迎えることになりかねないからです。複数のノートやテキストを並行して勉強を進めるより、1冊のテキストを最後までやりきることが大切です。

難問や奇問にヤマを張る

簿記3級は、商業簿記の基本をしっかり理解すれば合格できる試験です。ヤマを張ったり、出題傾向が低い難問・奇問に力を入れたりするのは、あまり効率的ではありません。ヤマを張るよりも、間違えたところの確認や、ひとつでも多くの過去問を解くようにしましょう。

テキストの選び方

簿記3級を初めて受験するときに、どのようなテキストを選んだらよいのかポイントを説明します。

知識ゼロからの初心者は簿記入門書を読もう

まったく簿記に触れたことがない人は、テキストや過去問からスタートするのではなく、まずは簿記の入門書を読んでみることをおすすめします。

入門書で仕入や売上、費用や利益などの仕組みや、簿記の流れをおおまかにイメージしてみます。そのあとでテキストを読むと、内容がより理解しやすいでしょう。

図やイラストがあって見やすい

文字と数字だけが並んだテキストは、かえって読みづらいという人は少なくありません。文字だけでなく、イラストや図表があると見やすいうえに記憶にも残りやすいでしょう。

テキストは、初心者がつまずきやすいポイントや計算方法などが図表で簡潔にまとめられているものが理想です。どのテキストが見やすいか、書店で選ぶ際は複数冊を見比べてみてください。

ストーリー仕立てで解説している

ストーリー仕立てのテキストも初心者におすすめです。初めての学習は専門用語の意味を理解するのも大変で、途中で挫折しかねません。身近な出来事を例にしたマンガや物語での説明は、堅苦しさがなく頭にも入りやすいでしょう。専門用語や計算方法を覚えられるだけでなく、実際に仕事のどのような場面で必要になるのかも理解できます。

最新情報が掲載されている

簿記検定の出題内容は、社会情勢などをふまえて、これまでにも何度も改定されてきました。もっとも大きなものは2016(平成28)年6月の改定です。改定が行われると試験範囲に新しく追加された論点が加わります。テキストは、奥付の発行日や表紙の「○○年版」などの表記を確認して、最新版を購入するようにしましょう。

まとめ

簿記3級は、社会人に必要とされる商業簿記の基本的な知識があることを証明する資格です。経理の仕事に就く人や自営業の人だけでなく、就職や転職、今後のスキルアップを目指す人にもおすすめです。簿記検定にはじめて挑戦する初心者は、わかりやすいテキストを使って効率よく勉強することが大切です。

ユーキャンの簿記3級講座は初心者向けのテキストで、簿記の知識がなくても3カ月で合格を目指すことができます。イラストや図解が豊富で、ポイントも一目でわかるようになっています。毎日30~60分の隙間時間で学べるため、仕事や家事と両立させることも可能です。短期間で簿記検定に合格したいとお考えの人は、ぜひ一度検討してみてください。

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簿記とは、帳簿をつけるために必要な技能のこと。実務で役立つ経理、会計の基礎知識が習得できるので、会計や財務の知識を得ようというときの、はじめの一歩にぴったりの資格。将来的に、簿記2級へとステップアップも見込めるため、経理・会計のスペシャリストへの第一歩になる資格です。
簿記の有資格者はニーズが安定しているので、職・転職が有利に!資格は生涯有効なので、出産・子育て後の再就職にも役立ちます。

ユーキャンの「簿記3級講座」では、簿記の基本となる仕訳を中心に学び、書き込み形式の演習でトレーニング。初学者にもやさしいテキストや嬉しいサポートで、ムリなく合格が目指せます。

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