• 公開日:2020/10/27

ファイナンシャルプランナー(FP)3級は、ファイナンシャルプランナー(FP)として働きたい人が最初に取得するのに最適な資格です。資格取得を目指す人の中には、3級の難易度や合格率を知りたいという人も多くいます。

この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)3級の難易度や合格率をはじめ、他の資格の難易度と比較した結果や勉強方法などについて解説します。資格取得を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

ファイナンシャルプランナー(FP)とはどんな資格?

ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格の概要を説明します。ファイナンシャルプランナー(FP)の働き方についても解説するので参考にしてください。

ファイナンシャルプランナー(FP)としての働き方と将来性

ファイナンシャルプランナー(FP)の働き方には、企業に勤める場合と個人で独立して働く場合があります。いずれの働き方においても、顧客の資産状況を分析し、今後のライフイベントを考慮した資金計画を立案するのが主な仕事です。お金に対する不安を抱えている人は多いため、ファイナンシャルプランナー(FP)の需要は増加しています。

ファイナンシャルプランナー(FP)試験には国家試験と民間試験がある

国家試験のファイナンシャル・プランニング技能検定試験は、1~3級の3つにわかれており、「金融財政事情研究会(きんざい)」と「日本FP協会」の2団体が実施しています。

学科試験と実技試験があり、両方に合格すれば「FP技能士」を名乗ることができます。たとえば、3級に合格した場合は「3級FP技能士」となります。民間試験には、日本FP協会が認定を行っている「AFP」や「CFP」などの資格があります。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の難易度は?

ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)3級の難易度について解説します。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級は合格しやすい

3級の試験はファイナンシャルプランナー(FP)に関する基礎知識が出題されるため、短時間の勉強でも合格できる可能性があります。出題傾向も毎年あまり変わらないので、対策しやすいといえるでしょう。学科試験と実技試験はいずれもマークシート式で、実技試験が100点満点中、60点以上を取れば合格です。絶対評価なので、受検する時期によって合格ラインが変化することはありません。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の合格基準点は6割以上

3級に合格するには学科試験と実技試験の両方の得点率が60%を超えている必要があります。資格試験によっては、受検者のうち得点が上位の数%だけが合格になる相対評価を行っている場合もあります。ファイナンシャルプランナー(FP)3級の資格試験は絶対評価です。きちんと勉強して対策を取れば、自分のペースで合格できます。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級と他資格の難易度を比較

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格試験には、どの程度の難しさがあるのでしょう。ここでは、他の資格の難易度と比較して解説します。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級と日商簿記3級の難易度の比較

ファイナンシャルプランナー(FP)3級は、日商簿記3級と比べて難易度が低いといわれています。日商簿記3級の合格率は、受検する回によって毎回異なっており、20~50%程度と幅があります。日商簿記3級の合格率の平均が40%程度であるのに対し、ファイナンシャルプランナー(FP)3級の合格率の平均は70%程度です。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級と宅地建物取引士の難易度の比較

宅地建物取引士と比較すると、ファイナンシャルプランナー(FP)3級は圧倒的に難易度が低いです。ファイナンシャルプランナー(FP)3級の合格率の平均が70%程度であるのに対し、宅地建物取引士の合格率の平均は15%程度となっています。宅地建物取引士は難易度が高い分、より多くの勉強時間が必要になります。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級と行政書士の難易度を比較

ファイナンシャルプランナー(FP)3級は、行政書士と比べても難易度が低いです。ファイナンシャルプランナー(FP)3級の合格率の平均は70%程度ですが、行政書士の合格率の平均は11%程度です。ファイナンシャルプランナー(FP)と行政書士は「相続」が共通の学習範囲となります。将来、この分野で活躍を目指す方はダブルライセンスをおすすめします。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の合格率はどのくらい?

ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)3級の合格率について解説します。

h3:ファイナンシャルプランナー(FP)3級学科試験の合格率の推移

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の学科試験の合格率です。過去3年間では約70~80%の間で推移しています。なお、数値は日本FP協会が実施した試験の情報をもとにしています。

【学科試験合格率の推移】

実施年度 1月 5月 9月
2017年 67.20% 71.87% 78.47%
2018年 80.33% 78.92% 78.63%
2019年 74.09% 69.07% 78.09%
  • 参考:FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ|日本FP協会(http://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/)

h3:ファイナンシャルプランナー(FP)3級実技試験の合格率の推移

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の実技試験の合格率です。過去3年間では約80~90%の間で推移しています。なお、数値は日本FP協会が実施した試験の情報をもとにしています。

【実技試験合格率の推移】

実施年度 1月 5月 9月
2017年 85.07% 86.18% 85.37%
2018年 89.07% 90.47% 86.50%
2019年 83.38% 86.42% 79.48%
  • 参考:FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ|日本FP協会(http://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/)

ファイナンシャルプランナー(FP)3級を取得するメリット

ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)3級を取得するメリットについて解説します。

学んだことを生活に役立てることができる

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の勉強では、個人の資産を管理するために必要な基礎知識を学べます。勉強した内容は、自分や家族の生活に役立てることができます。一般的に、実務にスキルを活かせるのは2級以上となります。

3級を取得するだけでは就職や転職において有利になるとはいえませんが、未経験から金融、保険、不動産などの業界を目指す際に、アピールポイントになる場合もあります。

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の受検資格を得られる

ファイナンシャルプランナー(FP)2級の試験を受けるには、受検資格を満たしている必要があります。2級の受検資格は4種類ありますが、その中でも最も満たしやすいのは3級に合格することです。ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は2級以上なら履歴書に記載できるため、3級を取得したうえで2級の取得を目指すのもおすすめです。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級試験の概要

ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)3級試験の概要について解説します。受検資格や受検地、受検手数料など参考にしてください。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の受検資格と受検者層

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の受検資格は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」と定められています。ただし、申し込みの際に特別な書類を添付する必要はないため、実際には誰でも受検可能です。金融、保険、不動産などの業界に関わる人だけでなく、学生や主婦も受検しています。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の受検手数料、受検地、試験会場

受検手数料は、学科試験と実技試験のそれぞれで3,000円かかります。受検地は、申し込みの際に希望する場所を47都道府県の中から指定できます。ただし、具体的な試験会場を選ぶことはできません。自分が受検する試験会場は、申し込み後に送られてくる受検票に記載されているのでしっかり確認しましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級で出題される科目と範囲

ファイナンシャルプランナー(FP)3級では、学科試験・実技試験ともに以下の6分野から出題されます。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

「日本FP協会」でも「きんざい」でも、学科試験はマークシート形式で行われ、3択問題が30問出題されます。60点満点中36点以上取ることができれば合格です。

日本FP協会の実技試験では、「資産設計提案業務」に関する問題が20問出題されます。100点満点中60点以上の得点で合格です。一方、きんざいの実技試験では、「個人資産相談業務」または「保険顧客資産相談業務」のうち、受検者が選択したほうの問題が5題15問出題されます。50点満点中30点以上の得点で合格です。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級試験の勉強をするために必要なこと

実際に勉強をはじめるにあたり、何が必要になるのでしょう。ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)3級試験の勉強に必要なことについて解説します。

きんざいと日本FP協会のどちらで受けるか決めておく

日本FP協会の試験ときんざいの試験の大きな違いは、実技試験の科目です。日本FP協会では「資産設計提案業務」について、きんざいでは「個人資産相談業務」または「保険顧客資産相談業務」について出題されます。日本FP協会の試験のほうが合格率は高い傾向にありますが、自分が得意な科目や業務に関係する方を選ぶといいでしょう。

学習スケジュールをしっかりと立てる

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験は、計画的に勉強すれば独学でも合格を目指せます。ただし、独学では法改正に対応しにくかったり、モチベーションを維持できずに挫折したりことがあるため、スケジュール管理が重要になります。試験の3カ月前には勉強を始め、1カ月前には過去問題に挑戦できるようにしましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級を独学で目指す方法

ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)3級を独学で目指す方法について解説します。独学に向いている人の特徴やテキストの選び方などを解説します。

独学での勉強が向いている人とは?

独学では、わからない部分や法改正について、自ら考えたり調べたりする必要があります。一人で勉強することに慣れている人は、独学でもファイナンシャルプランナー(FP)3級の取得を目指しやすいです。また、なるべく費用をかけずに勉強したいという人にも、独学が適しています。

受検年度に対応した過去問題集やテキストを選ぶ

ファイナンシャルプランナー(FP)3級で出題される内容は、法改正に伴って可能性があるため、受検年度に対応したテキストや過去問題集を選ぶ必要があります。また、日本FP協会ときんざいのどちらの試験を受けるのかによっても、選ぶべき教材が変わってくるので、よく確認したうえで選びましょう。

過去問題集を徹底的に活用する

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験で出題される問題は、過去問題と似ている内容が半数以上を占めています。合格を目指すには、過去問題集を徹底的に活用することが大切です。少なくとも過去3年分の過去問題を解きましょう。試験の出題範囲は広いため、全体を把握したうえでインプットとアウトプットを繰り返しましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)3級を効率的に取得するには?

効率良く資格を取得するにはコツがあります。ここでは、ファイナンシャルプランナー(FP)3級に合格するためのコツを2つ紹介します。

学科と実技を同時に受検する

実際に受検する際は、学科試験と実技試験の両方を同時に受検するのがおすすめです。学科試験と実技試験は出題範囲がほとんど同じであり、学科試験のための勉強で身につけた知識をそのまま実技試験にも活かせます。また、法改正は短いスパンで行われる傾向にあります。学科試験と実技試験を同時に受ければ、法改正された内容を改めて勉強しなおす必要もありません。

通信講座を利用する

AFP認定研修の認定スクールで勉強すれば、3級を取得しなくても2級の受検が可能です。ユーキャンのファイナンシャルプランナー通信講座もこれに該当するため、3級に合格しなくても2級の試験に挑戦できます。スムーズに2級を取得できれば、スキルアップのための1級の取得も効率的に目指せます。

まとめ

ファイナンシャルプランナー(FP)3級は他の試験に比べて難易度が低く、基本的に誰でも受検可能です。ただし、実務で役立つのは2級以上となります。ファイナンシャルプランナー(FP)を目指すのであれば、3級だけでなく2級以上の資格取得にもチャレンジしてみてください。

ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)資格取得講座を修了すれば、ファイナンシャルプランナー(FP)2級の受検資格を得られます。講座の動画やテキストは、スマホ、パソコン、タブレットから閲覧可能です。法改正に関する情報も素早く知ることができ、勉強のスケジュール管理も任せられます。効率的に勉強を進めて資格取得を目指しましょう。

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