• 公開日:2020/10/27

ファイナンシャルプランナー(FP)の年収は働き方によって大きく異なります。年収1,000万円を超える人もいれば、一般的な会社員と同程度の人もいるなどさまざまです。

この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を検討している人に向けて、年収や給料、資格の種類などについて解説します。独立や年収アップを考え中の人は、ぜひ参考にしてください。

【働き方別】ファイナンシャルプランナー(FP)の年収・給料とは?

ファイナンシャルプランナー(FP)の収入は働き方によって異なります。ここでは、働き方を「勤務型」、「独立型」および「副業型」の3つに大別して、それぞれの年収や給料を紹介します。

勤務型ファイナンシャルプランナー(FP)の年収・給料

勤務型ファイナンシャルプランナーとは、勤務先の企業で知識やスキルを活かして働く方法です。銀行や保険会社、不動産会社、証券会社などではファイナンシャルプランナー(FP)の資格が重視されており、資格を取ると資格手当が支給される場合もあります。各業種における年収の目安は以下の通りです。

  • 銀行:647万円
  • 損害保険会社:894万円
  • 不動産会社:633万円
  • 証券会社:760万円

なお、給料の金額は企業規模や基本給によるところが大きいです。就職や転職の際は、勤務先の雇用条件をよく確認するようにしましょう。

  • 参考:銀行業界の年収・給料、経常収益ランキング│年収ラボ(https://nensyu-labo.com/gyousyu_ginko.htm)
  • 参考:損害保険業界の年収・給料、収入保険料ランキング│年収ラ(https://nensyu-labo.com/gyousyu_songai.htm)
  • 参考:不動産業界の年収・給料、売上高ランキング│年収ラボ(https://nensyu-labo.com/gyousyu_hudosan.htm)
  • 参考:証券業界の年収・給料、売上高ランキング│年収ラボ(https://nensyu-labo.com/gyousyu_syoken.htm)

独立型ファイナンシャルプランナー(FP)の年収・給料

独立型ファイナンシャルプランナーとは、企業に勤めるのではなく、独立して収入を得る働き方です。主な収入源はファイナンシャルプランナー(FP)としての相談料です。日本FP協会が実施した2011年の調査によると、平均的な相談料は1時間あたり6,300円でした。

ファイナンシャルプランナー(FP)は実績と信頼性が重視される仕事です。独立しても経営がうまくいかなければ、会社員の平均年収を下回りかねません。一方、顧客数や営業力によっては1,000万円以上の年収も狙えます。勤務型FPは自社商品しか扱えませんが、独立型FPはさまざまな商品を扱える点で有利です。

副業型ファイナンシャルプランナー(FP)の年収・給料

副業型ファイナンシャルプランナーは、本業で働きながら副業としてファイナンシャルプランナー(FP)の仕事に従事する方法です。セミナー講師や金融商品の販売代行、文筆活動など収入を得る方法はさまざまです。将来的に独立を目指す場合でも、本業があればファイナンシャルプランナー(FP)としての経験が積みやすくなります。

副業で得られる年収は働き方や経験によって異なり、月収50万円以上を得ている人も少なくありません。

【従業員数別】ファイナンシャルプランナー(FP)の給料・ボーナス・年収

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに計算した従業員数別の給料とボーナス、年収を一覧表で紹介します。

従業員数別 給料 ボーナス 年収
1000人以上 43万円 167万円 686万円
1000人以上 43万円 167万円 686万円
10~99人 51万円 166万円 777万円

小規模の企業にはベテランのファイナンシャルプランナー(FP)が多く、高い給料や年収を得ている傾向にあります。ファイナンシャルプランナー(FP)として小規模の企業への就職や転職を目指す場合は、これまでの実務経験や営業実績が求められます。

  • 参考:ファイナンシャルプランナーの年収や給料を元FPが語る│一般社団法人 相続ファシリテーター協会(https://www.jifa-c.net/blog/fp/)

【年代別・男女別】ファイナンシャルプランナー(FP)の給料・ボーナス・年収

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに計算した年代別・男女別の給料とボーナス、年収を紹介します。

ファイナンシャルプランナー(FP)の給料や年収のピークは40~50代です。また、どの年代でも男性のほうが女性よりも年収が高くなっています。資格を取得すれば、男女ともに活躍できる仕事といえるでしょう。

【勤務型ファイナンシャルプランナー(FP)全体】

年代 給料 ボーナス 年収
20代 29.5万円 70.5万円 418.5万円
30代 41万円 149万円 641万円
40代 51万円 188万円 799万円
50代 52万円 181万円 808万円
60代 36万円 81万円 513万円

【男性】

年代 給料 ボーナス 年収
20代 32万円 80万円 460万円
30代 48.5万円 193.5万円 779万円
40代 62.5万円 261万円 1012万円
50代 61万円 234.5万円 963.5万円
60代 37.5万円 75万円 528.5万円

【女性】

年代 給料 ボーナス 年収
20代 25.5万円 62万円 372.5万円
30代 32.5万円 107万円 497.5万円
40代 37万円 125万円 567.5万円
50代 39.5万円 124万円 593.5万円
60代 31万円 105.5万円 475.5万円
  • 参考:ファイナンシャルプランナーの年収や給料を元FPが語る│一般財団法人 相続ファシリテーター協会(https://www.jifa-c.net/blog/fp/)

ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事内容とは?

ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金に関する幅広い知識を活用して、顧客の夢や希望にアドバイスする「お金の専門家」です。ここでは、主な仕事内容2つについて解説します。

ライフプラン(生涯生活設計)を考える

ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事は、顧客の「お金の現状」をヒアリングするところから始まります。ヒアリングした内容をもとにバランスシートやライフイベント表、キャッシュフロー表などを作成して、必要になるお金の額を算出します。顧客の希望や立場に寄り添いながら、将来を見据えた最適なライフプランを作成します。

資産設計のアドバイスをする

作成したライフプランを実現するための資産設計をすることも、ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事です。顧客の相談に応じて、理想的な将来につながる資産設計について、具体的にアドバイスします。顧客の利益になる金融商品を紹介することも重要な仕事です。

ファイナンシャルプランナー(FP)になる方法とは?

ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事自体は資格がなくてもできますが、専門知識があることを証明するために資格を取得するのが一般的です。ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格と民間資格の2種類があります。

国家資格「FP技能士」

ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)は国家資格です。1~3級のランクがあり、3級は入門編です。資格を業務に活かしたい場合は2級以上を狙いましょう。FP技能士の資格には有効期限がなく、更新の必要もありません。日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)と金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が技能検定を実施しています。

民間資格「AFP」「CFP(R)」

「AFP」と「CFP(R)」は、日本FP協会独自の民間資格です。


AFPと2級FP技能士

「AFP」は、日本FP協会が認定した教育機関で「AFP認定研修」を修了し、2級FP試験に合格することで取得できる資格です。2級FP技能検定に合格後、登録手続きをすれば、「AFP」と2級FP技能士のダブルライセンスの取得が可能です。


CFP(R)

「CFP(R)」は「AFP」の上級資格です。AFP認定者と日本FP協会が認定した大学院で、所定の単位を取得した人のみが試験を受けられます。国内唯一の国際認定資格でもあり、1級FP技能士と同じくらい高い難易度です。「CFP(R)」と「AFP」には有効期限があり、資格維持のためには定期的な研修を受ける必要があります。

ファイナンシャルプランナー(FP)関連の資格取得の合格率とは?

ここからは、ファイナンシャルプランナー(FP)関連の資格試験における合格率について解説します。「AFP」には資格試験がないため、合格率を記載していません。

FP技能士の合格率

1~3級FP技能士の学科と実技の合格率を一覧表で紹介します。

資格名 学科・実技 合格率 参考元
1級FP技能士 学科 10.14% 金融財政事情研究会(2019年9月)
実技 93.0% 日本FP協会(2019年9月)
2級FP技能士 学科 41.86% 日本FP協会(2020年1月)
実技 62.61%
3級FP技能士 学科 85.34% 日本FP協会(2020年1月)
実技 79.45%

1級の技能検定は9月の年1回、2~3級は1月、5月、9月の年3回実施されます。1級の学科試験は金融財政事情研究会でのみ受検可能です。

CFP(R)の合格率

CFP(R)の試験は6つの科目で構成されています。資格認定を受けるためには、すべての課目に合格しなければなりません。ただし、1科目ごとに試験を受けることも可能です。AFP資格を更新している限りは、合格に有効期限はありません。2019年度の第1回試験での科目別合格率は、以下の通りです。

  • 金融資産運用設計:31.0%
  • 不動産運用設計:36.9%
  • ライフプランニング・リタイアメントプランニング:36.3%
  • リスクと保険:35.2%
  • タックスプランニング:40.0%
  • 相続・事業承継設計:36.8%

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格試験の概要と出題範囲

日本FP協会が実施するファイナンシャルプランナー(FP)資格試験の概要と出題範囲について解説します。

FP技能検定3級

学科だけでなく実技でもマークシート形式を採用している点が特徴です。


概要

    1)学科
  • 出題形式:筆記(マークシート形式)
  • 問題数:60問
  • 試験時間:120分
  • 合格基準:36点以上(60点満点)
    2)実技
  • 出題形式:筆記(マークシート形式)
  • 問題数:20問
  • 試験時間:60分
  • 合格基準:60点以上(100点満点)

出題範囲

    1)学科
  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継
    2)実技
  • 資産設計提案業務

FP技能検定2級

学科の試験科目は3級と同じですが、より詳細で実践的な知識が問われます。


概要

    1)学科
  • 出題形式:筆記(マークシート形式)
  • 問題数:60問
  • 試験時間:120分
  • 合格基準:36点以上(60点満点)
    2)実技
  • 出題形式:筆記(記述式)
  • 問題数:40問
  • 試験時間:90分
  • 合格基準:60点以上(100点満点)

出題範囲

1)学科
科目は3級と同じ

    2)実技
  • 資産設計提案業務

FP技能検定1級

1級の学科試験は日本FP協会では実施していません。金融財政事情研究会での実施となりま


学科(金融財政事情研究会)

    1)概要
  • 合格基準:120点以上(200点満点)
    [基礎編]
  • 出題形式:筆記(マークシート形式)
  • 問題数:50問
  • 試験時間:150分
    [応用編]
  • 出題形式:筆記(記述式)
  • 問題数:5題
  • 試験時間:150分

2)出題範囲
科目は2~3級と同じ


実技(日本FP協会)

    1)概要
  • 出題形式:筆記(記述式)
  • 問題数:2題20問
  • 試験時間:120分
  • 合格基準:60点以上(100点満点)
    2)出題範囲
  • 資産設計提案業務

CFP(R)

「CFP(R)」の審査試験は年2回、6月と11月に行われます。試験日程は1回につき2日間で、1日3課目の試験が実施されます。資格認定を受けるためには、通算3年以上の実務経験が必要です。


概要

  • 出題形式:マルチプルチョイス方式(4肢択一式)
  • 問題数:各課目50問
  • 試験時間:各課目120分
  • 合格基準:課目によって異なり、結果通知発送日の午前10時に日本FP協会ホームページ上で公表

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得のための勉強方法と必要な勉強時間

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得するための勉強方法と必要な勉強時間について解説します。実際に勉強に取り組む際の参考にしてください。

独学

独学は、市販の教材や過去問題集を自分で入手して勉強する方法です。コストを抑えながら気軽に始められることがメリットですが、教材選びやスケジュール作成、疑問点の解決、最新情報の収集などをすべて自分で行う必要があります。

スクール・専門学校

スクールや専門学校のメリットは、専用の教材を用いた講義を直接、講師から受けられることです。疑問点を講師に質問できるため、スムーズに勉強が進められます。ただし、独学や通信講座と比較すると費用は高めで、仕事や家事で多忙な場合、時間割に合わせづらい部分があります。

通信講座

通信講座なら、独学やスクール・専門学校の「いいとこ取り」が可能です。わかりやすい専用の教材が使える点や自分の都合にあわせやすい点が魅力です。スケジュール管理も通信講座に一任できます。利用する場合は、質問しやすい体制が整っている講座を選びましょう。

合格に必要な勉強時間の目安

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得に必要な勉強時間は、1日2~3時間で3カ月程度が目安です。ファイナンシャルプランナー(FP)1級の試験は難易度が高いため、6カ月を目安にしっかり勉強しましょう。

まとめ

ファイナンシャルプランナー(FP)の給料や年収は、働き方や実務経験によっても異なります。資格があれば知識が得られるだけでなく、顧客の信頼も得やすくなり、年収アップや独立にもつながります。

ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座は、日本FP協会の「AFP認定研修」に該当する学びの場です。実務経験がない人でも、講座を修了すれば2級FP技能検定に挑戦できます。「スマホ学習」や動画講義、質問回答サービスを上手に活用して、効率的にFPの資格取得を目指しましょう。

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