「日本FP協会」と「きんざい」 ファイナンシャルプランナー資格試験の試験実施団体の違いとは?

- 公開日:2020/04/17
ファイナンシャルプランナー資格試験は、試験実施団体が2つあります。それが、「日本FP協会」と「きんざい」です。
同じ資格を取得するのに、団体が2つあると、どちらを利用すればよいのか迷ってしまうかもしれません。そこで、団体の違いや、どちらで受検手続きをすればよいかといったポイントを解説しましょう。
「日本FP協会」と「きんざい」の違いとは?
ファイナンシャルプランナー資格試験の試験実施団体には、「日本FP協会」と「きんざい(金融財政事情研究会)」の2つがあります。ファイナンシャルプランナー資格は、どちらの団体を通して受検をしても取得することができます。
では、一体何が違うのでしょうか?
2つの団体では、同じファイナンシャル・プランニング技能士資格を取得することができますが、試験問題の一部が異なります。試験日、受検資格、学習範囲、学科試験問題はいずれも同じですが、実技試験の問題が異なるのです。
たとえば2級FP技能士の実技試験は、それぞれ以下のようになっています。
1.日本FP協会
<出題内容>
「資産設計提案業務」をテーマとした下記の内容から出題される。
1 .関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
2 .ファイナンシャル・プランニングのプロセス
3 .顧客のファイナンス状況の分析と評価
4 .プランの検討・作成と提示
<出題形式>
筆記(記述式)全40問
<合格基準>
60点以上(100点満点)
2.きんざい
<出題内容>
「個人資産相談業務」、「中小事業主資産相談業務」、「生保顧客資産相談業務」、「損保顧客資産相談業務」の4つから1科目を選択して回答。
<出題形式>
筆記(記述式)事例形式で5題
<合格基準>
30点以上(50点満点)
自分に合った試験団体で受検しよう
日本FP協会ときんざいのどちらで受検をしても、同じファイナンシャル・プランニング技能士の資格を得ることができます。受検をする際は、どちらで実技試験を受検したいかによって試験団体を決めるとよいでしょう。
実技試験の過去問と解答は、各試験団体のホームページで公開されています。実技試験は学科試験で問われる知識をもとに回答できる内容になっています。
学科試験の対策を一通り終えて、学習内容を大まかに習得したタイミングで実技試験の問題に目を通してみると、どちらが自分に合っているか判断がしやすいでしょう。
まとめ
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