• 更新日:2024/03/04

パソコンを使った仕事に就きたいと考えている人もいるでしょう。パソコンを使ってできる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、パソコンを使ってできる仕事の種類やそれぞれの特徴、パソコンで仕事をするメリットやデメリット、求められるスキルやおすすめの資格などを解説します。ぜひ参考にしてください。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • パソコンでできる仕事には、一般事務やWebライター、動画編集、ブロガー、ITエンジニアなど、多くの種類が。
  • 始めやすさでいえは、データ入力・文字起こしのお仕事が最も始めやすいといえるでしょう。
  • メリットは、時間や場所などにとらわれず、自分のペースで仕事ができることなど。
  • パソコンでの仕事におすすめの資格として、MOSやITパスポートが挙げられる。

パソコンを使ってできる仕事の需要が高まっている

パソコンを使った仕事がしたいという人が増えている背景には、パソコンを使った仕事へのニーズの高まりがあります。インターネットの普及や技術の発展による社会のIT化、在宅ワークなどが増加しており、ビジネスでもパソコンを使う機会が増えています。今後も、パソコンを用いた柔軟な働き方をする人が増えていくと予想されるでしょう。

パソコンを使ってできる仕事の特徴

ITエンジニアや事務職などのように会社に勤務して仕事をするパターン、独立してエンジニアなどとして仕事をするパターン、パソコンの仕事を副業にするパターンの3つに分けられます。在宅ワークや独立時にも役立つだけでなく、さまざまな事情から外で勤務できない人や、家事育児、介護などとの両立を目指す人にも向いています。

パソコンでできる仕事の種類11選

パソコンを使う仕事は初心者でもチャレンジしやすい仕事から、専門的なスキルや知識が必要な仕事まで数多くあります。また、企業に勤務するだけでなく、クラウドソーシングサービスを利用したり、SNSで発信し顧客を集めたりするなど、個人でできる仕事もあります。ここでは、パソコンでできる仕事を紹介するため、参考にしてください。

1.一般事務

一般事務とは、オフィス内でパソコンを使用して、社内外で発生するデータを入力したり書類を作成したりと、オフィス内の事務的な作業を行う仕事です。基本的なパソコンスキルさえあれば未経験でも就業しやすく、比較的チャレンジしやすい職業だといえるでしょう。

2.データ入力・文字起こし

データ入力とは、画像に書かれている文字や企業のアンケートデータ、昔の資料などをデジタル化するためにパソコンに入力していく仕事です。文字起こしは、会議やインタビューなどの録音データをもとにして、聞き取った内容を文字入力し、議事録や記事などを作成します。

初心者でも、タイピングができればチャレンジしやすい仕事ですが、作業に慣れるまで時間がかかり、大量のデータを入力するケースも多いためコツコツと仕事ができる人におすすめです。スキマ時間を使って作業することも可能で、副業として行っている人もいます。

3.Webライター

Webライターとは、主にWebサイト内のブログやコラム、まとめサイトの情報記事などを執筆する仕事です。一部専門知識が必要なものもありますが、基本的には専門知識を必要としません。パソコンで文章が書ける人ならチャレンジしやすく、副業としても人気です。取材や構成、企画まで行えると安定して仕事ができる可能性が高まるでしょう。

4.Webデザイナー

Webデザイナーとは、企業のホームページやブログといったWebサイトのデザインを行う仕事です。Webデザイナーは特別資格が必要な職種ではありません。ただし、Webサイトのデザインに関する知識やデザインツールなどの使い方といった専門的な知識やスキルが必要になるため、初心者や未経験者には難しい仕事です。

5.Webマーケター

Webマーケターとは、SNSなどを活用して商品やサービスのプロモーションを展開し、認知度を高めることで購買を促進する仕事です。Webを用いた販売戦略を練る仕事のため、マーケティングに関する知識や経験、Web広告に関する理解、Webサイトを構築するスキルなど、専門的な知識やスキルが求められます。

6.動画編集

動画編集とは、商品のプロモーション動画などを作成する仕事です。スマートフォンでの動画視聴が増加しているため、動画広告市場は活性化しておりニーズの高い仕事となっています。そのため、独立後にも仕事を得られる可能性が高く、独立したいと考えている人にも人気の職種です

7.ブロガー

ブロガーとは、ブログを書いて広告収入を得る仕事です。ブログ自体は気軽に立ち上げることができますが、収益を上げることは簡単ではありません。ブロガーとして収益を上げるためには、ブログのアクセス数を増やす必要があります。しかし、すぐに結果が出るものではないため根気強く続け、長い目で見ることが重要です。

8.イラストレーター

イラストレーターとは、漫画ブログなどで使用するカットやゲームのキャラクターデザイン、本や雑誌などの挿絵、企業のホームページで使われるイラスト、広告やCG画像などさまざまな分野で使われるイラストを作成する仕事です。絵のスキルの高さだけでなく、依頼者の意図を汲み取ってイラストを描くことが求められます。

9.ITエンジニア・プログラマー・システムエンジニア

ITエンジニアやプログラマーとは、コンピューターを動かすためのシステムやアプリ、ゲームなどの開発や設計をする仕事です。IT人材のニーズは高く、独立した後も仕事を取れる可能性が高いでしょう。

エンジニアやプログラマーの主な業務はプログラミングですが、プロジェクトを共に進める仲間とのコミュニケーション力も必須です。また、パソコンを使う仕事のなかでも特に高い専門性が求められるため、経験やスキル、知識がなければ難しいでしょう。

10.コールセンター・ヘルプデスク

コールセンターやヘルプデスクとは、顧客や社内からかかってくる問い合わせに対応する仕事です。場合によっては、営業電話をかけるケースもあるようです。電話内容を記録したり、顧客からの問い合わせをもとに情報を検索したりするときなどにパソコンを用います。在宅での勤務が可能な場合もあります。

文字入力やインターネット検索ができればチャレンジしやすい仕事ですが、特に冷静かつスピーディーな対応ができる人に向いているでしょう。

11.インターネットショップの運営(派生して在宅秘書)

特定のサービスや商品を販売するためにWebページを制作して、商品などを販売し収益を得る仕事です。Webページを簡単に作れるサービスも多くあるため個人で運営している人も多く、初心者でも比較的始めやすい仕事です。ただし、安定的に売上を上げることは簡単ではありません。

比較的求人の多いネットショップ運営補佐、オークションサイトなどへの出品登録業務は在宅秘書のジャンルに相当します。そのため、在宅秘書をしながらインターネット運営スキルを身につけるという方法もあります。在宅秘書とは、在宅で社長や経営者の補佐業務、たとえばメール対応や資料作成などの仕事を行う職種です。

パソコンお仕事始めやすさランキング

専門性の高いものや専門的なスキルが必要ない仕事は比較的始めやすいでしょう。パソコンを使った仕事の始めやすさは、個人のスキルや仕事内容によっても異なります。以下の順で初心者でも始めやすくなっているため参考にしてください。

1.データ入力・文字起こし
2.一般事務
3.コールセンター・ヘルプデスク
4.Webライター
5.ブロガー
6.Webマーケター
7.動画編集
8.インターネットショップの運営
9.Webデザイナー
10.イラストレーター
11.ITエンジニア・プログラマー・システムエンジニア

パソコンで仕事をするメリット

パソコンで仕事をするメリットには、以下のようなものが挙げられます。

時間や場所などにとらわれず、自分のペースで仕事ができる
在宅ワークに対応できる
人間関係のストレスを減らせる可能性がある
他の仕事と比較して、ビジネス立ち上げ時のコストが抑えられる


仕事内容によりますが、企業に勤めずに独立したり個人で仕事をしていたりする場合には、自分の都合に合わせて仕事ができるため比較的自由に時間を使えます。

在宅ワークに対応できる点もメリットです。インターネット環境とパソコンがあればできる仕事が多いため、事情があって外での勤務が難しい、家事や育児と両立したいと考えている人にも向いています。

人間関係のストレスを減らせる可能性もあります。パソコンに向き合ってコツコツと仕事を選べば、人とのかかわりを減らすことができるため、人間関係がシンプルになりストレスを感じにくくなるでしょう。

また、独立して1からビジネスを立ち上げるという場合でも、他の仕事と比べて初期費用が抑えられる傾向があります。たとえば、ネットショップなら実店舗を構えるときのように土地代や家賃などがかからず、コストを抑えてビジネスを始めることが可能です。

パソコンで仕事をするデメリット

パソコンで仕事をするデメリットには、以下のようなものが挙げられます。

パソコンの性能や仕事環境に左右されやすい
自己管理が重要
健康上のリスクが発生する可能性がある
孤独感を感じやすい
長時間労働になる可能性がある
プライベートとの切り分けが難しい
同時に複数の仕事が発生することが多い
仕事ができなくなった場合、収入が一気になくなるリスクがある
専門職以外、低単価の仕事も多い
仕事が不安定


パソコンを使った仕事の効率は、パソコンの性能や仕事をする環境に左右されやすく、効率的に仕事をしたい場合はパソコンのスペックや環境を整える必要があります。

また、企業勤めでない場合は仕事関係の管理を自分で行う必要があり、自己管理スキルも求められるでしょう。体を動かす機会が減ることで健康上のトラブルが発生する可能性もあること、1人で作業をする場合は相談できる人がおらず孤独を感じやすいこともデメリットです。

業種によっては長時間労働になりがちで、場所や時間を問わずに仕事ができるためオンオフの切り替えが難しいという人も多いようです。

病気などで仕事ができなくなった場合収入がなくなるリスクもあります。また、毎月決まった仕事を得られるというわけではないため、不安定になりがちなこともデメリットです。

パソコンで仕事をする際の注意点

パソコンで仕事をする場合、パソコンができるのは当たり前という傾向が高まっています。そのため、基本的なパソコンスキルだけでなく、専門的な知識を身につけたりスキルを磨いたりするなど、専門性を高めることも重要です。

未経験でパソコンを使った仕事に就きたいと考えている場合には、資格取得がおすすめです。独立や個人で仕事をしたい場合は、副業から始めてスキルを磨いていくとよいでしょう。スキルを磨いたり資格取得をしたりすれば、独立してフリーランスとして活動する場合も、仕事を取りやすくなり収入につながる可能性が高まります。

パソコンでの仕事に求められるスキル

パソコンでの仕事に求められるスキルは、仕事内容によって異なりますが、基本的にはタイピングの正確さや速度は重要です。事務職にチャレンジしたい場合には、基本的なパソコンスキルだけでなく、エクセルやパワーポイントなどビジネスでよく活用する汎用的なソフトが使えるとよいでしょう。

エンジニアなどの場合は、プログラミングスキルやITスキルなどが求められます。また、仕事に関する専用ソフトを使えることを前提として求人募集している会社も多いようです。たとえば、イラストを描く仕事の場合はillustrator(イラストレーター)などのソフトが扱えることが求められます。

パソコンでの仕事におすすめの資格

パソコンを使った仕事は、資格取得が必須ではありません。しかし、取得しておくと役立つ資格も多いため、スキルアップを目指すなら資格取得を目指すとよいでしょう。おすすめの資格としては以下のようなものが挙げられます。

  • マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS):PCスキルを証明する資格。Microsoft社の「Word」「Excel」などの技術が身につけられる
  • ITパスポート:ITエンジニアなど、IT系職種で働く人が理解しておくといい知識を広く学べる

まとめ

パソコンを使った仕事はさまざまです。これからパソコンで仕事をしたいと考えている場合には、資格の取得が役立つでしょう。独学で学ぶことも可能ですが、通信講座などを活用して効率的に学ぶことがおすすめです。

ユーキャンでは、仕事で役立つIT・パソコン系の講座を多数取り扱っています。「マイクロソフト オフィス スペシャリスト講座」や「プログラミング・Web制作入門」「WEBライター講座」など、就職や転職、独立などに役立つ講座だけでなく、パソコンを1から始めたい人向けの「パソコン入門講座」もあります。パソコンを使った仕事に就きたい場合は、ぜひご受講ください。

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

よくある質問

おすすめのパソコン資格は?

おすすめのパソコンスキルに関する資格について代表的なものは、MOS、PowerPoint、ITパスポート、日商PC検定、Accessビジネスデータベース技能認定試験、VBAエキスパート、CAD利用技術者試験などがあります。

面接でパソコンスキルを聞かれた場合にはなんて答えれば?

面接でパソコンスキルを聞かれたら、「使用経験のあるソフトの種類、期間、頻度」「具体的にできる操作」などを説明できるかが重要なポイント。パソコンスキルに自信がない場合には、面接では”やる気”と”目指す業界に合わせたスキルアップ”のアピールで説得力をしましょう!

求人条件の「パソコンスキル」とは?

求人条件のパソコンスキルとは、Word、Excel、PowerPointなどのソフトに関する知識、技能のことを指します。

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マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは、PCスキルを証明する資格です。MOS資格の難易度は、「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」に分かれています。一般レベルは、普段よく利用される基本的な機能が中心です。難易度は一般レベルのため、エクセルやワードに不慣れな方でも合格を目指せます。上級レベルは、組織としての文書管理やデータ集計、グループワークを意識した機能や管理を目的とした機能など、ワンランク上の生産性の高い機能が中心です。難易度は一般レベルに比べて高く、より効率的なアプリケーションの使用を目指すレベルとなります。