• 更新日:2023/06/13

自分自身のパソコンスキルを証明するために、「何か1つパソコン資格を取っておきたい!」と思っている方は多いと思います。パソコン資格の中で、特に知名度の高い資格といえばMOS(Microsoft Office Specialist)ではないでしょうか。
MOS資格は、WordやExcelなどの利用能力を客観的に証明してくれるパソコン資格です。自分のパソコンレベルを基礎から見直し、スキルアップを目指すなら、MOS資格の取得を目指しましょう。
ここでは、MOS資格のメリットや実用性などをご紹介します。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • パソコンスキルに関するおすすめ資格は、MOS、PowerPoint、ITパスポート、日商PC検定、Accessビジネスデータベース技能認定試験、VBAエキスパート、CAD利用技術者試験など。
  • その他事務職におすすめの資格は、簿記2級、簿記3級、秘書検定など。

おすすめのパソコンスキルに関する資格

おすすめのパソコンスキルに関する資格について、代表的なものをご紹介します。

【1】MOS

MOSはWord、Excel、PowerPointといったマイクロソフトオフィス製品のスキルを判定するための試験。
MOSが就職で有利になる理由として、パソコンの資格の中で最も知名度が高いため、就職の書類選考や面接でアピールできることが挙げられます。
MOSを取得することでオフィス製品の幅広いスキルがあることを証明できるので、事務職でも重宝されやすくなるでしょう。


【2】 PowerPoint

PowerPointは、マイクロソフト社が開発したプレゼンテーション用ソフト。
スライドの作成から、スライドショーを用いた発表までスムーズに行えるため、プレゼンテーションには欠かせないものとして広く普及しています。使いこなせるようになれば、完成度の高い資料を効率よく作れるようになります
会議や打ち合わせ、商談での企画提案や学校での研究成果の発表など、活用の場も豊富です!


【3】ITパスポート

ITパスポートとは、ITに関する基礎的知識を証明する、経済産業省認定の資格です。
パソコンやインターネットを使うのが当たり前の時代。技術者だけではなく幅広い層に正しい知識が必要であることから、2009年4月に新設されました。Iパスとも呼ばれ、受験者数は年間で10万人を超える(2019年時)人気資格です。
ITパスポートの試験範囲は、ストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3つの分野です。3分野とも、試験で問われるのは基本的な知識なので、初めてでもきちんと対策すれば十分合格が可能!
パソコンスキルや実務経験など受験資格はありませんので、どなたでもチャレンジできます。


【4】日商PC検定

日商PC検定は、商工会議所が実施する検定試験です。
パソコンの操作能力に加え、ビジネスマナーや実際にパソコンを使って仕事をこなす能力も問われます。ビジネス文書・資料の作成や業務で必要とされるデータの分析など、ビジネスの現場を想定した出題に特徴があります。
日商PC検定資格は基本的なITスキルを持つ証明となり、効率よく、的確に仕事ができる即戦力として職場での評価もアップ!就職や転職時のアピール材料にもなります。


【5】Accessビジネスデータベース技能認定試験

Accessビジネスデータベース技能認定試験は『Microsoft Access』を使用したデータベースのシステム構築技能と、データベースに関するビジネス実務能力に関する試験です。
売上や受注データの管理など幅広い用途があり、OA事務・一般事務の求人でAccessのスキルが求められることがあります。
WordやExcel、PowerPointと比べるとAccessを使用できる人は少ないため、それだけ資格保有者の需要が高く、取得すると就職に有利になります。
Accessではデータベースの作成を行うため、統計資料を作成することの多い会社では特に需要が高いです。


【6】VBAエキスパート

VBAエキスパートはプログラミング言語に関する試験で、難易度が高く資格を持っている人があまりいないため、需要が高く就職で有利になるのです。
VBAエキスパートの試験では、「VBA」と呼ばれるExcelやAccessに搭載されているプログラミング言語の能力を判定します。
VBAができると、Excelなどを使った定型業務の時間を大幅に短縮できるので、業務の効率をアップさせることが可能です。


【7】CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、CADと呼ばれる図面作成ソフトのスキルを判定する試験です。
ADソフトを扱えるようになれば、設計者の補佐として仕事ができます。活躍の場は建設・機械業界や家具やアパレルの分野まで様々。専門スキルのため給与も期待できます。
CADの技能は専門性が高いため、資格を持っている人が少なく、就職に有利になります。


その他事務職におすすめの資格

その他事務職におすすめの資格について、代表的なものをご紹介します。

【1】簿記3級

簿記3級は、事務系資格の定番でもあり、経済学部などの大学生にも人気があります。簿記3級を取得することで、貸借対照表や損益計算書の基本がわかり、企業のお金の流れがつかめるようになります
資格試験としての難易度は比較的やさしく、100点満点中70点以上を取ることで合格できます。
試験内容は、現金預金や商品売買の問題、有形固定資産など基本的な内容がほとんどです。簿記の基礎を理解し、仕訳の練習をしていれば、合格できるでしょう。


【2】 簿記2級

簿記2級は、3級よりも上級の内容を扱い、試験問題の難易度も跳ね上がります。最近では試験内容に「連結会計」が追加され、従来よりもかなり難しい試験になりました。合格基準は、商業簿記が60点以上、工業簿記が70点以上となっています。
商業簿記では、基本的な仕分け問題や、帳簿関係、勘定記入、決算を伴う総合問題などが出題されます。また、工業簿記では、費目別計算・部門別計算・勘定記入や、各種原価計算などのハイレベルな問題が出題されます。


【3】秘書検定

秘書検定は、電話や来客対応のマナー・正しい敬語の使い方など、ビジネスマナーのスキルを証明する資格です。学生の受験者も多く、特に就職・転職時に大きなアピールポイントになります
合格基準は、理論と実技でそれぞれ60点以上です。3級と2級は筆記試験のみですが、準1級から面接試験も行われます。筆記試験は、理論と実技の2種類です。理論で出題される範囲は、必要とされる資質・職務知識・一般知識です。実技で出題される範囲は、マナーや接遇、ファイリングなどの技能です。


まとめ

こちらでは、MOS資格のメリットや実用性についてご説明しました。MOS資格は自身のPCスキルの証明や就・転職の武器にもなる、幅広く役立つ資格でした。

そんなMOS資格を取得するためにおすすめなのが、ユーキャンのMOS講座です。ユーキャンのMOS講座です。1日わずか30分、最短1ヵ月で合格が目指せます。WordやExcelに自信がない方でも無理なくスムーズに学習が進むので、短期間で効率的に合格力、スキルをアップさせることができます!

学習は1日わずか30分程度。実際に操作して、手と目で無理なく覚えていくことができます。講座の詳細やカリキュラムを、ぜひ案内資料でご覧ください。

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

よくある質問

パソコンを使ったお仕事で、はじめやすいものって?

専門性の高いものや専門的なスキルが必要ない仕事は比較的始めやすいといえます。特にデータ入力・文字起こしのお仕事は、初心者でも始めやすいでしょう。

求人条件の「パソコンスキル」とは?

求人条件のパソコンスキルとは、Word、Excel、PowerPointなどのソフトに関する知識、技能のことを指します。

面接でパソコンスキルを聞かれた場合にはなんて答えれば?

面接でパソコンスキルを聞かれたら、「使用経験のあるソフトの種類、期間、頻度」「具体的にできる操作」などを説明できるかが重要なポイント。パソコンスキルに自信がない場合には、面接では”やる気”と”目指す業界に合わせたスキルアップ”のアピールで説得力をしましょう!

講座との相性を確かめよう

講座との相性を確かめよう

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)講座があなたに向いているのか相性診断でチェック!
80%以上の相性なら今すぐ申し込みして、人気の専門資格を手に入れよう!

最短1ヵ月で取得が狙える!

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは、PCスキルを証明する資格です。MOS資格の難易度は、「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」に分かれています。一般レベルは、普段よく利用される基本的な機能が中心です。難易度は一般レベルのため、エクセルやワードに不慣れな方でも合格を目指せます。上級レベルは、組織としての文書管理やデータ集計、グループワークを意識した機能や管理を目的とした機能など、ワンランク上の生産性の高い機能が中心です。難易度は一般レベルに比べて高く、より効率的なアプリケーションの使用を目指すレベルとなります。