リーダー研修(リーダーシップ研修)とは
リーダー研修とは、リーダーとしての業務遂行を担う、または将来的に担うであろう有望な人物を対象に実施する研修です。組織を牽引するためのスキルや知識のアップデートを図ります。主に管理職や中堅社員など、リーダーとしての業務を遂行する立場の従業員が対象となります。スキルや知識の習得だけでなく、足りないスキルの把握も可能です。
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リーダー研修の目的
リーダー研修とは、企業で働くリーダーとして必要な知識やスキル、チームをまとめる力、指導力などを養うことを目的とした研修です。そしてリーダーとして必要な知識・スキルを身につけることで、将来的な企業の利益や生産性の向上、職場内の風通しを良くするなどの効果も期待できます。優秀なリーダーの存在は、チームワークが向上するだけでなく、社員同士のコミュニケーションが活性化し、主体的に働ける社員を増やすことにつながります。
リーダーシップを身につけるべき対象者
リーダーシップを身につけるべき対象者は、階層別に管理職・中堅社員・次世代リーダーに分けられます。それぞれの対象者になぜリーダーシップが求められるのか、詳しく解説します。
管理職
リーダーシップを求められる対象者として、代表的な存在が「管理職」です。新任の管理職はもちろん、すでに経験豊富な管理職にとっても、リーダー研修でのリーダーシップの学び直しは効果的です。特に近年はZ世代のように多様な価値観を持つ社員も増えてきており、管理職のリーダーシップやマネジメントスキルも、求められるものが変わりつつあります。部下の能力を最大限に引き出すには、管理職のリーダーシップを高めることが重要です。
中堅社員
管理職ではない中堅社員も、将来的な昇進や後輩への指導に備えてリーダーシップを高める必要があります。中堅社員は業務経験が豊富でスキルも高く、管理職に近い立場であることが多いです。いつ管理職へと昇進しても活躍できるよう、早期にリーダー研修を受講してもらうのがよいでしょう。
次世代リーダー
次世代リーダーは若手の社員で、将来的に管理職や経営幹部の候補となる人財です。将来的に会社の経営に関わる可能性が高いことから、有望な人材にはリーダー研修を実施することがあります。すでに管理職になっている人や中堅社員とは若干狙いに違いがあり、長期的な活躍と企業の発展を目的として行うことが多いです。
リーダーに求められる「3大スキル体系」
コンセプチュアルスキル(概念化能力)
リーダーにまず求められるのは、物事を俯瞰して捉える「視野の広さ」と、表面的な事象の裏にある構造を読み解く「洞察力」です。チーム全体の方向性を見極めるためには、この二つが基礎力として欠かせません。課題の本質がどこにあるのか、組織が向かうべき道はどこなのかを把握できてこそ、チームは迷わず前進できます。
そして、この洞察に基づいた「決断力」も同様に重要です。判断を先延ばしにするとメンバーは不安を抱え、行動にブレーキがかかります。リーダーは多様な情報を整理し、最適な選択肢を提示しながら、チームを前へ導く必要があります。
最終的には、見極めた課題を具体的なアクションへと変えていく「解決力」が求められます。現状理解 → 判断 → 実行という流れを一貫して担うことで、組織の成果を着実に積み上げることができるのです。
ヒューマンスキル(対人関係能力)
リーダーが一人で成果を生み出せる時代は終わりました。組織として力を最大化するには、「部下を育成するスキル」が欠かせません。特に現場の成長を支える OJT は、日常業務の中でスキル移転を行う最も効果的な手法です。
育成においては、状況に応じた手法の使い分けが必要です。具体的には、「ティーチング(伝授)」と「コーチング(引き出し)」の二軸です。ティーチングは、業務の基礎や正しい手順を伝える際に欠かせないもので、「部下から信頼される上司になるために必須レベル」のスキルです。一方でコーチングは、部下自身に気づきを促し、「自発的な行動を生み出す」ことを目的としています。
両者を適切に組み合わせることで、部下は単なる作業者ではなく、チームを支える主体的なメンバーへと成長していきます。
テクニカルスキル(実務遂行能力)
ティーチングスキルは自分の持つスキル、ノウハウを伝授し、部下のスキルを高めるスキルです。実務での経験から学んだ知識・スキルをわかりやすく伝える必要があり、物事を言語化する能力が求められます。また部下の能力や経験に応じて伝えるスキル、ノウハウも変わってくるため、それぞれのレベルに応じて最適な情報を取捨選択することも重要です。
リーダーは管理するだけでなく、自らが現場の手本となる存在でもあります。そのためには、専門知識や技術を維持・向上し続ける姿勢が欠かせません。「部下よりも高いスキルが求められるため、学び続ける姿勢が重要」という考え方は、リーダーの信頼性を支える大切な柱です。
新しい知識を吸収し、自ら実務に向き合う姿勢を示すことで、メンバーは安心してリーダーに相談し、自分の成長にもつなげていくことができます。これは、変化の激しい現代において特に欠かせない能力と言えるでしょう。
現代のリーダーに必須の「心理的安全性の醸成能力」
多様性が当たり前となった現代の組織では、「心理的安全性」の確保がリーダーの新たな必須スキルとなっています。これは、既存の「コーチングスキル」や「視野の広さ」の延長に位置づけられる能力であり、「部下が萎縮せずに意見やアイデアを発言できる環境」を作る力を指します。
心理的安全性が高いチームでは、メンバーが互いの価値観や背景を尊重しながら積極的に発言し、アイデアが生まれやすくなります。これは、多様な価値観(ダイバーシティ)を組織の力に変えるための基盤でもあります。
いまの時代、最もアップデートすべきスキルはこの「心理的安全性を醸成する能力」と言っても過言ではありません。柔軟に意見を受け止め、対話を促し、安心して挑戦できる土壌をつくることこそが、現代のリーダーに求められる新しいスタンダードです。多様性が当たり前となった現代の組織では、「心理的安全性」の確保がリーダーの新たな必須スキルとなっています。これは、既存の「コーチングスキル」や「視野の広さ」の延長に位置づけられる能力であり、「部下が萎縮せずに意見やアイデアを発言できる環境」を作る力を指します。
心理的安全性が高いチームでは、メンバーが互いの価値観や背景を尊重しながら積極的に発言し、アイデアが生まれやすくなります。これは、多様な価値観(ダイバーシティ)を組織の力に変えるための基盤でもあります。
いまの時代、最もアップデートすべきスキルはこの「心理的安全性を醸成する能力」と言っても過言ではありません。柔軟に意見を受け止め、対話を促し、安心して挑戦できる土壌をつくることこそが、現代のリーダーに求められる新しいスタンダードです。
【対象別】おすすめのリーダー研修のプログラム内容
リーダー研修のおすすめのプログラム内容について、管理職・中堅社員・次世代リーダーに分けて紹介します。
【管理職向け】リーダー研修プログラム
管理職向け研修は、課長・部長以上の経営にも関係してくる管理職を対象とした研修です。いわゆるミドルマネージャーと呼ばれる管理職であり、現場から一歩引いた視点で全体を捉えることが求められる立場です。管理職向けのリーダー研修はマネジメントスキルの強化や、管理職としての自分だけの強みを見つけることが重要になります。どのような研修プログラムがおすすめになるのか紹介します。
コミュニケーションマネジメント研修(プログラム)
コミュニケーションマネジメントとは、相手に寄り添って理解する「傾聴」、相手の話を的確に理解して返答する「質問」、より良い提案や評価を行う「フィードバック」の3つを鍛えることが目的です。具体的なプログラムの内容については以下の通りです。
| プログラム内容 | 1.あなたは人の話を聴いていません。 ・コミュニケーションとは何か、しっかりと聴くにはどうすればよいか。 2.「傾聴」のロールプレイ ・3大要素のうち最も重要な「傾聴」を体得する。 3.「質問」のロールプレイ ・効果的な質問をして相手の話を聴きだす。 4.「フィードバック」のロールプレイ ・相手が話したことを確認する。 5.組織内のコミュニケーション ・「質問」「傾聴」「フィードバック」を駆使したロールプレイ |
| 対象者 | ・管理職にコミュニケーションの重要性を学ばせたい担当者 ・1on1ミーティングを効果的な話し合いの場にした管理職 ・「傾聴」のスキルを身につけさせたい経営層 ・対外的な折衝を効果的に進めたい責任者 |
| 特徴 | ・面談や取引交渉で必要な傾聴スキルが身につく。 ・演習主体の研修により、実践的なスキルが習得できる。 |
| 目的 | ・コミュニケーションの3大要素である「傾聴」「質問」「フィードバック」を習得する。 |
| 学習の流れ | Step1.「傾聴」のロールプレイを演習 Step2.「質問」のロールプレイを演習 Step3.「フィードバック」のロールプレイを演習 Step4.組織内のコミュニケーションに生かせる |
研修は対面とオンラインに対応しており、1日ですべてのプログラムが終了します。研修時間はおよそ6時間ほどで、管理職の方はもちろん、それ以外の階層の方でも学びやすい内容となっています。
参考:https://www.u-can.co.jp/houjin/group_training/line_up/1721/
ストレングスファインダー(R)研修(プログラム)
従来のリーダーシップ研修では、管理職の弱みをなくすため、弱みを克服する研修に重点が置かれていました。しかしこれからの社会と組織に必要となるのは、弱みの克服よりも強みの理解です。ストレングスファインダー(R)研修は、ツールを使用して自身の才能や強みを再発見し、仕事やチームビルディングに生かすことができます。具体的なプログラムの内容については以下の通りです。
| プログラム内容 | 1.177問のアセスメントに答える ・Gallup社が用意した177問のアセスメントを受ける。 2.あなたがこれまでに経験した「うまくいったこと」 ・これまでに経験した「うまくいったこと」振り返ります。 3.「自分だけの特徴的な資質レポート」を読んで理解する ・アセスメントの結果を反映した「自分だけの特徴的な資質レポート」を読みます。 4.「特徴的な資質」積極的に使って「強み」にしていく ・「自分だけの特徴的な資質」を積極的に使って「強み」にすることをケーススタディを通じて体験します。 5.チームストレングスを体験する ・「強み」を自分の成功のためだけではなく、チームの成功のために使っていくことをロールプレイングで体験します。 6.「強み」に基づくマネジメント ・マネージャーが自分の「強み」とチームメンバーの「強み」を生かすことで高いパフォーマンスを上げるチームを作ることができます。 |
| 対象者 | ・自分がどのような「強み」を持っているか知りたい人 ・自己肯定感を高めたい人 ・チームのパフォーマンスを向上させたい管理職やリーダー ・「強み」をもとにしたマネジメントを習得したい人 |
| 特徴 | ・自分の強みを再発見し、チームのパフォーマンス向上のために使えるようになる。 ・自分の強みを生かしたマネジメント手法が習得できる。 |
| 目的 | ・自身の「強み」を発見し、付加価値の高い仕事ができるようになる。 ・職場内でお互いの資質を知ることで、強みを意識した役割分担ができるようになる。 |
| 学習の流れ | Step1.Gallup社が用意した177問のアセスメントを受ける Step2.ケーススタディを通じて「強み」を体験できる Step3.チームストレングスを体験できる Step4.「強み」にもとづくマネジメントができる |
参考:https://www.u-can.co.jp/houjin/group_training/line_up/1722/
【中堅社員向け】リーダー研修プログラム
中堅社員向けのリーダー研修プログラムでは、リーダーに必要なリーダーシップや議事進行に役立つファシリテーション力の養成などがおすすめです。中堅社員は管理職に近い立場であり、上司と部下との橋渡し役や実務での活躍、後輩の育成などさまざまな役割を求められます。将来管理職として活躍することも想定して、早期にリーダー研修を受けておくことが重要といえるでしょう。
リーダーシップ研修(プログラム)
リーダーシップといえば、チームメンバーや部下を率いていくカリスマ性をイメージする方も多いでしょう。しかしリーダーシップにはカリスマ性や牽引力だけでなく、未来への予測や環境への適応力、メンバーのパフォーマンスを最大化するなどさまざまな形があります。リーダーシップ研修ではリーダーとして求められる思考力を高め、組織やチームが抱える課題を解決する力を養います。具体的なプログラムの内容については以下の通りです。
| プログラム内容 | 1.リーダーが果たす3つの役割 ・①決裁者、②育成者、③代表者について学ぶ。 2.リーダーシップ理論の変遷 ・リーダーシップ理論の変遷を簡潔に解説します。 3.変革のリーダーたちに学ぶ ・変革を起こしたリーダーたちのエピソードからそのエッセンスを学ぶ。 4.変革は小さい単位からでもできる ・講師の体験に基づいたエピソードをお話しし、小さい単位でも変革が可能なことを知っていただく。 5.企業理念を組織に浸透させることを学ぶ ・変革を起こしたリーダーたちのエピソードをヒントにして、自社の企業理念を自部門に当てはめて課題の解決法を作り出す。 |
| 対象者 | ・不確実性の時代に求められるリーダーシップを学んでほしい担当者 ・日常の業務を超えた高い視座を身につけてほしい担当者 ・管理職候補に一段上の立場に立った思考を学んでほしい管理職 ・厳しい経営環境の下で新たな発想をしてもらいたい経営層 |
| 特徴 | ・リーダーシップやマネジメント理論の基本から始まり、実例を基にリーダーの思考や行動のエッセンスを学べる。 ・自分の目指すリーダー像が明確に描けるようサポートする。 |
| 目的 | ・リーダーに必要な思考力を習得し、自部門の課題解決策がわかるようになる。 ・リーダーとして視座を高くし、会社に対する責任と覚悟、行動力が身につく。 |
| 学習の流れ | Step1.リーダーは果たす3つの役割がわかる Step2.編k鳴くのリーダーたちのエピソードから考えを深める Step3.変革は小さい単位からでもできることを理解する Step4.企業理念を組織に浸透できるように! |
参考:https://www.u-can.co.jp/houjin/group_training/line_up/1724/
ファシリテーション力アップ研修(プログラム)
ファシリテーションは会議や話し合いを円滑に進め、最終的な目標や結論へと導いていくスキルです。リーダーは会議の進行役となる機会が多く、ファシリテーションスキルは必要不可欠といえます。ファシリテーション力アップ研修では、ファシリテーターの役割や目的に合わせたファシリテーションのやり方などを習得できます。具体的なプログラムの内容については以下の通りです。
| プログラム内容 | 1.リーダー(ファシリテーター)の役割は非常に重要 ・組織におけるファシリテーターの役割を認識する 2.ミーティングのファシリテーション ・ミーティングの目的(①報告、②意思決定、③ブレーンストーミング)と準備 3.ミーティングの運営 ・ミーティングに於ける工夫。思わぬトラブルへの対処 4.ミーティングのファシリテーションのロールプレイ ・①ブレーンストーミング ・②意思決定のミーティングのロールプレイ 5.プロジェクトのファシリテーション ・プロジェクトマネジャーの役割と責任 6.プロジェクトのファシリテーション:ケーススタディ ・ケースを読んで問題の原因をディスカッションする 7.チームビルディングのロールプレイ ・ケーススタディで出た問題の原因をもとにして解決策を話し合う過程をファシリテーションするロールプレイ |
| 対象者 | ・ファシリテーション力を身につけさせたい担当者 ・社内の会議が無駄な時間になっていると感じている人 ・プロジェクトマネジメントの要点を学ばせたい担当者 ・マネジメントスキルの一環として学びたい人 |
| 特徴 | ・ファシリテーターの役割とファシリテーションスキルが実践を通して身につけられる。 ・ミーティングとプロジェクトの異なるファシリテーションスキルの使い分けが学べる。 |
| 目的 | ・ミーティングやプロジェクトなど、異なる目的に応じたファシリテーションスキルを習得する。 ・プロジェクトマネジメントの視点とメンバーへの動機付けにつながるファシリテーションスキルを身につける。 |
| 学習の流れ | Step1.組織におけるファシリテーターの役割が理解できる Step2.ミーティングの目的と準備の仕方がわかる Step3.プロジェクトマネジャーの役割と責任がわかる Step4.チームビルディングのロールプレイが学べる |
参考:https://www.u-can.co.jp/houjin/group_training/line_up/1719/
【次世代リーダー向け】リーダー研修プログラム
次世代リーダーは、会社経営の未来を担い、管理職の候補となる人材です。将来的にリーダーとなることを予測し、早期にリーダーとして必要な知識・スキルの基盤を構築しておく必要があります。そのためまずはリーダーとして人を引っ張るスキルや、合理的に物事を考える力を習得するのがおすすめです。
ビジネスコミュニケーション研修(プログラム)
リーダーは後輩や上司と良好な関係性を築き、チームワークの強化や離職率の低減、風通しの良い職場を作っていく必要があります。ビジネスコミュニケーション研修では、相手の話にしっかりと心を向けて聴き、自分の意見をわかりやすく伝える力を高めることに特化した研修です。知識を学ぶだけでなく、ディスカッションやロールプレイを通して、効果的にコミュニケーションの質を高めます。具体的なプログラムの内容については以下の通りです。
| プログラム内容 | 1.ビジネスコミュニケーションの基本 (1)ビジネスコミュニケーション研修のねらい ・「なぜビジネスの場でコミュニケーション研修が大切なのか」 (2)ビジネスコミュニケーションの重要性 ・討議:「自身のコミュニケーションを振り返る」 (3)苦手意識を変えて、実践力につなげるポイント 2.関係づくりの第一歩は第一印象から (1)第一印象の影響力 ・相手に好感を与えると起こるこんなよいこと (2)第一印象を決める要素 ・あいさつ、笑顔、姿勢、等々 ・演習:「信頼と好感を与える1分間自己紹介」 3.信頼につながる「聞き方」のポイント (1)3つの「きく」とは ・「聞く」「聴く」「訊く」の違いを知る (2)聞く力の果たす大きな役割 ・なぜよく聞くことが大切なのか (3)傾聴の心構えとコツ ・傾聴力を向上させる5つの要 (4)傾聴トレーニング ・演習:「よい関係性をつくり、本音を引き出す聞き方」 4.意図が正しく伝わる「話し方」のポイント (1)相手に伝わる話し方とは (2)相手が動くために大切な説明の心構え (3)相手がみずから動く説明の技法 (4)伝え方トレーニング ・演習:「お客様に自社の商品を説明する」「職場のメンバーに協力を依頼する」他 5.オンラインコミュニケーションのポイント (1)オンラインコミュニケーションの特性 ・対面と比較したメリット・デメリット (2)「見え方」における留意点 ・相手が目の前にいない状況でもよい印象を与える (3)「聞こえ方」における留意点 機器を通してもよく伝わるためのコツ 6.ビジネスに生かす「アサーション」の考え方 (1)アサーションとは ・自分も相手も大切にするコミュニケーション (2)自身のコミュニケーションタイプを知る ・「攻撃型」「非主張型」「アサーション」 (3)アサーションの考え方から学ぶ ・コミュニケーションは勝ち負けではない 7.自身で立てる実践行動目標 (1)自身の具体的な行動目標策定 ・個人演習:「明日から現場で〇〇を実践します」 (2)行動目標発表 ・グループ討議:「行動目標の共有」 |
| 対象者 | ・お客様の満足度を高め、成果向上につなげたい人 ・職場チームワークをよくして業務円滑化を図りたい人 ・社員の満足度を上げ、定着率を高めたい担当者 ・実践スキルを主体的に発揮させたい管理職 |
| 特徴 | ・コミュニケーションにおける心の向き合い方を学べる。 ・相手に良い印象を与えるコミュニケーションのコツを理解できる。 ・討議やロールプレイングを通して実践力が高められる。 |
| 目的 | ・相手に正確に意図を伝えるコミュニケーションスキルが身につく。 ・職場の内外で強固な人間関係を築くための基礎的なコミュニケーション力が向上する。 |
| 学習の流れ | Step1.自身のコミュニケーションを振り返り、不足店に気づける Step2.ビジネスコミュニケーションの役割と心構えが理解できる Step3.相手との信頼関係を築く実践的スキルが体得できる Step4.具体的な行動目標を立て、現場で生かせるように |
ロジカルシンキング研修(プログラム)
ロジカルシンキングは、あらゆるビジネスシーンにおいて求められるスキルです。特にリーダーとなるべき人は、論理的思考力が高くなければコミュニケーションや課題の発見と解決、プロジェクトの円滑な推進が困難となります。ロジカルシンキング研修では、論理的思考力を高めると同時に課題発見のフレームワークやコミュニケーションスキル、情報の構造化などを専門的に学習できます。具体的なプログラムの内容については以下の通りです。
| プログラム内容 | 1.問題解決の基本プロセス (1)問題の発見 ・問題を発見するためのフレームワークとは (2)原因の追求 ・原因を追及するための基本的な考え方とは (3)真因の特定 ・真因の概念と導出方法とは (4)課題の設定 ・課題を設定する際の基本概念とは (5)解決策の立案 ・解決策の導出方法と優先順位づけの考え方とは (6)演習:ミニケースを活用した問題解決演習 2.仮説思考 (1)仮説思考 ・問題解決を効率的・効果的に実践するために必要な仮説思考とは (2)仮説の構築 ・仮説を構築する時の考え方と留意点 (3)仮説の検証 ・仮説を検証する時の方法や留意点 (4)演習:ミニケースを活用した仮説構築演習 3.ロジカルシンキングの基本 (1)ロジカルシンキングの基本要素 ・ロジカルシンキングのベースとなる基本要素とは (2)情報をストラクチャー化する基礎概念 ・情報を構造化するための帰納法と演繹法とは ・情報を分解するためのMECE(ミーシィ)とは ・情報を深掘りするための因果関係とは (3)情報のストラクチャー化の実践 ・ロジックツリーの基本概念とは ・WHATツリーを使った思考の進め方と活用場面 ・WHYツリーを使った思考の進め方と活用場面 ・HOWツリーを使った思考の進め方と活用場面 (4)演習:ミニケースを活用したロジックツリー作成演習 4.ロジカルライティングの基本 (1)ピラミッドストラクチャー ・情報を伝える形に変換するピラミッドストラクチャーとは (2)ピラミッドストラクチャーを活用した文書作成 ・ピラミッドストラクチャーをもとにビジネス文書を作成する方法とは (3)ビジネス文書作成のポイント ・相手に伝わる構成のルール ・相手は理解しやすい文章のルール ・相手が読みやすい文のルール 5.ロジカルプレゼンテーションの基本 (1)プレゼンテーションの基本姿勢 ・プレゼンテーションが果たす役割と備えておくべき基本姿勢とは (2)ピラミッドストラクチャーと活用したプレゼンテーション ・ピラミッドストラクチャーをもとにプレゼンテーションを実践する方法とは (3)プレゼンテーション実践のポイント ・相手が理解しやすいプレゼンテーションの構成スキル ・相手に伝わりやすいプレゼンテーションの表現スキル 6.問題解決の実践 (1)問題解決のプロセスの再確認 ・問題解決プロセスのステップとポイントの再確認 (2)演習:問題解決の実践 ・自社事例を活用した問題解決の実践演習 (3)演習:ロジカル・ライティング&ロジカル・プレゼンテーションの実践 ・自社事例を活用した企画案の作成とプレゼンテーションの実践 |
| 対象者 | ・論理的思考を実行させたい担当者 ・問題解決スキルを養いたい人 ・業務遂行スキルを高めたい人 ・従業員の説明や文書作成の論理性を高めたい管理職 |
| 特徴 | ・論理的思考の基礎となる「情報の構造化」を行う能力が学べる。 ・問題解決に役立つフレームワークが学べる。 ・ロジカルシンキング、ロジカルライティング、ロジカルプレゼンテーションの基礎が習得できる。 |
| 目的 | ・社員の論理的思考力や情報を構造化する力、課題解決能力が向上する。 ・ロジカルシンキングを生かしてコミュニケーションを円滑化し、組織の生産性を高める。 |
| 学習の流れ | Step1.問題解決の基本メカニズムとプロセスを理解し、学習意欲が向上! Step2.基本的な概念と主な思考法が、まとめて理解できる! Step3.ライティングやプレゼンテーションも学び、発信力がアップ! Step4.学んだスキルを活かし、総合演習に挑戦。体系的にスキルを習得! |
リーダー研修が注目されている背景
なぜ、近年になってリーダー研修が注目されるようになったのか、その背景にはさまざまな要因があります。その背景について、社会の変化と組織の変化の観点から解説します。
社会の変化
リーダー研修が注目される要因となっているのが、社会構造の変化です。日本では20年前と現在では社会の情勢も日常生活も大きく変化しています。例えば、20年ほど前は携帯電話を持つのは一部の人だけで、パソコンの普及率やインターネットの使用率も現代よりはるかに低い水準でした。しかし近年はスマホやタブレットは誰もが当たり前に持っており、仕事ではパソコンを使うのが当たり前になっています。SNSの普及で個人対個人のつながりもしやすくなり、考え方や価値観も多様化しています。そのような変化が多い時代の中で、リーダーとなる人材は人を率いていくためのマネジメントスキル、現代のトレンドに合わせた意識のアップデートなどが不可欠です。社会の変化という背景に対応するためにも、リーダー研修でこれからの時代を生き抜く力を身につけてもらうことを、多くの企業が重視するようになりました。
組織の変化
近年、若手は転職するのが普通のことになり、キャリアを積んで別の会社に転職することも珍しくありません。加えて日本は少子高齢化で生産年齢人口が減少局面に入り、どの企業も人材不足の状態です。しかしそのような状態でも仕事では成果を求められることから、優秀なリーダーを育成し、会社の生産性を高めることが重要とされています。優秀なリーダーがいれば人材の流出を防止する要因の1つになり、業務効率も高まって、人材不足もカバーできます。リーダー研修は会社を支えるリーダーを育成し、組織の停滞や人手不足を解消するための重要な施策です。また成果主義が主流になっている多くの企業にとっても、若く意欲的なリーダーがいれば、組織全体に活力を与えてくれる存在になるでしょう。
失敗しないリーダー研修の実施手順5ステップ
リーダー研修の進め方について、各ステップのポイントを紹介します。
Step1:自社が求めるリーダー像(理想)の定義
リーダー研修の第一歩は、現状の課題を探る前に、「自社が5年後、どのようなリーダーを必要としているのか」という理想像を明確にすることです。経営戦略から逆算し、組織が成長を続けるために必要な能力・姿勢・役割を定義しておくことで、研修内容がぶれず、一貫した育成方針を持つことができます。
例)
5年後に新規事業を拡大する → 挑戦志向と意思決定力が高いリーダーが必要
若手比率が増える → 育成スキル・心理的安全性づくりができるリーダーが必要
理想像が言語化されていれば、続く「課題特定」や「対象者選定」も正確かつロスなく進められます。
Step2:現状課題の特定と対象者の選定
続いて、現在の組織における課題を明確化し、「誰を研修の対象とすべきか」を紐づけて整理します。
既存の「課題を明確にする」「対象者を選ぶ」の二つを統合し、以下のように因果関係で捉えるのが重要です。
例)
課題:部下の育成が進まない→ 対象者:新任リーダー・プレイングマネージャー層
課題:組織の意思決定が遅い→ 対象者:中間管理職層
課題とターゲットが適切に紐づくことで、研修効果が最大化します。Step3:研修内容の設計と最適な形式の選択
Step3:研修内容の設計と最適な形式の選択
次に、研修のプログラム内容と、最適な実施形式(集合・オンライン・eラーニング等)を設計します。既存の「プログラムを決める」「実施方法を決める」を統合し、育成ゴールに対してもっとも学習効果が高い形式を選択します。
| 形式 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 集合研修 | その場での議論が活性化し、実践的な学びが得られる/講師との双方向性が高い | 日程調整が難しい/移動コストが発生 |
| オンライン研修 | どこからでも参加でき、費用を抑えられる/録画活用が容易 | 参加者の集中力が途切れやすい/対話が限定される場合あり |
| eラーニング | すきま時間で学べる/標準化された知識を効率的に習得 | 実践的なスキル習得には向かない/定着度に個人差 |
Step4:研修の実施と当日の運営ポイント
研修実施にあたっては、既存の「研修を実施する」内容を踏まえつつ、「当日のモチベーション設計」を追加することが重要です。
特に開始直後のオリエンテーションは、受講者の学習意欲を左右します。以下のポイントを押さえると効果的です。
・研修の目的と意義を明確に伝える
・成果を出したリーダーの具体例を共有し、未来をイメージさせる
・心理的安全性をつくり、発言しやすい空気を整える
「明日から使える学びがある」ことを冒頭で宣言する姿勢が整えば、同じ研修内容でも吸収量が大きく変わります。
Step5:振り返りと行動変容の測定(KPI)
研修は「実施して終わり」ではありません。既存の「振り返りとフィードバック」を基にしつつ、行動変容が実際に起きたかを測定するKPI視点を追加します。
▼測定方法の例
・研修前後の行動変化レポート
・一次上司による評価コメント
・数値指標(例:メンバー育成速度、離職率、業務改善件数)
・360度評価によるリーダーシップ変化の測定
行動変容の有無を定量・定性の両面で確認することで、研修投資の効果も明確になります。
振り返りとフィードバックを行う(進め方)
研修を実施したら、研修内容を深く理解するために振り返りの機会を設け、必要に応じてフィードバックも行いましょう。振り返りでは各受講者に研修のレポートを提出してもらい、自身の課題と成長、研修に対する意見などを確認します。そして振り返りを行ったら講師や上司がフィードバックを行い、研修での学びや変化への気付きをもたらします。研修で起こった行動の変化、実務での成果、今後の目標などを評価し、フィードバックしていくと効果的です。
リーダーの効果的な育成方法
リーダーを育成する際は、若手リーダーと上位リーダーの2つのケースに分類して育成する方法が効果的です。それぞれのリーダーを育成するうえでのポイントを紹介します。
若手リーダーの育成
若手リーダーは、社員の中でも若手や中堅社員から抜擢されます。しかし経験の少ない社員の場合、リーダーになることに不安を抱えているケースや、そもそも責任の重いリーダーという立場を嫌うケースもあります。リーダーに任命した結果、会社から離職してしまう可能性もあることから、若手リーダーを任命する際は十分な注意が必要です。若手・中堅社員から若手のリーダーを任命するには、まずリーダーになる素質のある人や適正の高い人を見極めることがポイントです。リーダーに求められる素質とはカリスマ性だけでなく、人を巻き込んで物事を進める力や高いコミュニケーションスキル、論理的に思考して業務遂行できる能力などがあります。そうした総合的な能力を把握したうえで、社員の中からリーダーとして育成する人材を選抜しましょう。また社員本人がリーダーになることに前向きか、不安を感じているなら何が問題かを知ることも大切です。社員に求めるリーダーの姿を定義し、育成の方針や経営戦略へと反映するのがポイントとなります。
上位リーダーの育成
上位リーダーとは、管理職の中でも経営層に近い立場になるリーダーのことです。若手リーダーはチームや部署のリーダーである一方、上位リーダーは課長や部長などの組織内の重要ポストを指します。上位リーダーはマネジメント業務が中心となることから、社員の業務を管理し、社内・社外に新たな人脈を形成する能力に長けている必要があります。また上位リーダーは自分が積極的に関与すべき業務と、部下に任せられる業務を区別し、適切な業務配分を行う能力も必要です。そのため高いコミュニケーション能力と部下の能力に応じて仕事を配分するマネジメント能力、リーダーにふさわしい決断力と価値観を養う育成方針が望ましいでしょう。経営層の戦略や方針を理解しながら、部下に組織の意思を効率的に伝達し、チームワークを活性化する上位リーダーを育成することを目標にしてください。
リーダー研修を成功させるポイント
リーダー研修を効果的に実施するには、単にプログラムを組むだけでなく、企業の課題や人材戦略に即した設計が不可欠です。研修の成果を現場で活かすためには、目的の明確化、内容の最適化、そして参加者の主体的な関与を促す工夫が求められます。ここでは、研修を成功に導くための3つの重要なポイントを紹介します。
自社の現状やニーズに応じた研修を設計する
リーダー研修は、企業ごとに異なる課題や人材育成方針に合わせて設計する必要があります。たとえば組織内のコミュニケーション不足が課題であれば、傾聴力や対話力を中心としたプログラムが有効です。まずは自社の現状を分析し、どのようなリーダーが求められているのかを明確にしたうえで、必要なスキルやマインドを洗い出します。そのうえで実務に直結するテーマを選定し、現場で活かせる内容に落とし込むことが重要です。
研修の目的と内容が一致していれば、参加者の納得感も高まり学びの定着率も向上します。汎用的な研修ではなく、自社のリアルな課題に対応した設計こそが成果につながる鍵です。
目指すべきリーダー像を明確に示しておく
研修を始める前に、自社が育てたいリーダー像を明確に示すことが重要です。「何を目指せばよいのか」が分からなければ、参加者は学びの方向性を見失ってしまいます。たとえば「周囲を巻き込む力を持つ人材」「変化に柔軟に対応できる人材」など、企業が求めるリーダー像を言語化し研修の冒頭で共有することで、参加者の意識を高められます。
またリーダー像は研修内容の設計指針にもなり、プログラム全体の一貫性を保つ役割も果たします。さらに参加者自身がその像に照らして自己評価を行うことで、成長の方向性を自ら見出せるようになります。
成果を発表する場を用意する
研修で学んだ内容を実際に活かすには、アウトプットの機会を設けることが不可欠です。単に知識をインプットするだけでは定着しづらく、実践を通じて初めて理解が深まります。たとえばグループディスカッションやプレゼンテーションを通じて、参加者が自分の考えを整理し、他者に伝える経験を積むことが効果的です。また発表後にフィードバックを受けることで、自分の強みや改善点を客観的に把握でき、次の行動につなげることができます。
成果発表の場は、学びを「自分ごと化」するための重要なステップであり、参加者の主体性や成長意欲を引き出すきっかけにもなります。
おすすめのリーダー研修
ここでは、ユーキャンおすすめのリーダー研修・講座を3つ紹介します。リーダー研修の導入を検討されている場合はぜひご相談ください。
1.リーダーシップ講座
ユーキャンの課長向けリーダーシップ講座は、その名の通り課長に求められるリーダーシップの基本や応用、実務で生きるスキルが身に付きます。時間や場所を問わず学習できるオンライン機能では、動画視聴やテストでの学習が可能なため、忙しいリーダーや課長におすすめです。リーダーシップの形や部下への指示の出し方、交渉、現場での判断力を学び、スキルアップを図りましょう。
ユーキャンの課長向けリーダーシップ講座
2.コーチ養成研修
管理職を対象としたコーチ養成研修は、コーチングに必要な知識やスキル、マインドセットが実践を通じて体感できるリーダー研修です。さまざまな事例や認知科学をベースとしたセルフ・コーチング研修を活用して、コーチングの概要はもちろん、コーチングのサイクル、コーチングの広い視点などを学べます。管理者のコーチング能力を向上したい場合におすすめです。
ユーキャンのコーチ養成研修
3.チームレジリエンス講座
逆境に適応し乗り越える「レジリエンス」はリーダーに必須の素養です。この講座では、動画中心のeラーニングで困難に強いチームをつくる思考とスキルを体系的に学べます。
ユーキャンのチームレジリエンス講座
まとめ
リーダー研修は、主に管理職や中堅社員などのスキルアップを目的として実施されます。企業を取り巻く環境の変化や年功序列から成果主義への転換、労働人口の減少などを背景に、必要とされるリーダースキルも変化するため、常にアップデートが必要です。
ユーキャンおすすめのリーダー研修には、次期リーダー向けのリーダーシップ講座・管理職向けのコーチ養成講座・課長向けリーダーシップ講座があります。これまで60年以上の歴史と法人様取引実績5,000社以上のユーキャン講座を活用して、効率的なリーダー育成を目指しましょう。

