チームビルディングとは?目的や5段階のプロセス、おすすめの研修、具体例を紹介

  • チームビルディングとは?目的や5段階のプロセス、おすすめの研修、具体例を紹介

    公開日:2022.12.20

    更新日:2026.09.02

    チームビルディング研修を実施すると、メンバー同士の信頼関係が深まり、お互いに協力し合える強い組織を作ることができます。 ただし、チームの成長段階や抱える課題によって適切なアプローチは異なるため、心理的安全性やパフォーマンスの向上につながる最適な研修を選ぶことが重要です。

    本記事では、チームワークとの違いをはじめ、チームビルディングの5つの目的、成長プロセスの5段階、そしてゲームや合宿、eラーニングといった具体的な研修の種類について詳しく解説します。ぜひ自社に合った研修選びの参考にしてください。

このページを簡潔にまとめると・・・
  • チームビルディング研修は、心理的安全性を高め、個々の強みを活かした協力体制を築くための取り組み。
  • チームの成長段階(形成期~散会期)を把握し、目的に合わせてゲーム・アクティビティ・合宿・知識習得などの研修を選ぶことが重要。
  • 対話や相互理解、達成感の共有を通じて信頼関係を深め、振り返りを行うことで持続的なパフォーマンス向上につながる。
  • 場所や時間を問わず効率的に学べる「ユーキャンのチームビルディング講座」はこちら

チームビルディングとは?

チームビルディングとは、チーム作りや組織作りを指します。

企業におけるチームビルディングは、メンバーのスキルや能力を活かせる組織作りであり、新入社員から管理職まですべての従業員が対象です。

企業は目的やゴールを達成するためにチームビルディング研修を実施し、チームや部署が協力し合う組織を構築します。

チームビルディングとチームワークの違い

「チームビルディング」とは、メンバー間の信頼関係や役割理解、コミュニケーションを整えることでチームの連携を高める「組織づくりの取り組み」を指します。一方、「チームワーク」はメンバーが協力して業務や課題を進める「連携の状態・働き方」そのものを指す言葉です。

チームビルディングは個々の強みや特性を活かしてチーム全体の成果を高めることに重点を置いており、チームワークは目の前の業務を効率よく進めたり、メンバー同士で補い合ったりすることに重点があるといえるでしょう。

具体的なイメージとしては、メンバーの価値観や強みを共有して役割分担や関係性を改善する取り組みがチームビルディングにあたり、業務を分担してスムーズに進めることがチームワークにあたります。

つまり、チームビルディングによって土台となる関係性や役割理解を整えることで、チームワークがより発揮されやすくなるといった関係性にあるといえるでしょう。

チームビルディングの5つの目的と効果

チームビルディングの主な目的と効果は、以下の通りです。

● 業務の生産性を向上させる
● 企業のビジョンを共有する
● コミュニケーションを活性化させる
● 心理的安全性を向上させる
● パフォーマンスを向上させる

業務の生産性を向上させる

チームビルディングに成功すると、少ない人数でより高い成果が出せる組織を構築できます。

組織におけるメンバーの一人ひとりの役割が明確になり、無駄な業務の削減につながるため、生産性の向上が可能です。企業におけるメンバー同士が協力し合うことで、業務効率を高める相乗効果が期待できます。

企業のビジョンを共有する

チームビルディングを行うと、経営者の想いや理念などのビジョンを共有でき、チームや組織の方向性を明確にできます。ビジョンを共有すると、経営者や新入社員などが共通の認識を持ち、自身が働く企業のことを理解したうえで仕事に取り組めます。

従業員の団結力が強まるため、同じ方向に向かって業務を遂行できる組織作りが可能です。

コミュニケーションを活性化させる

仕事は個人で行うのではなくチームで行うという意識を醸成するには、メンバー同士の連携と一体感が重要です。

チームビルディングを通して、メンバー間のコミュニケーションが活性化され、生産性の向上や情報共有、同じビジョンを持って仕事へと取り組めるようになります。

心理的安全性を向上させる

チームビルディングの目的の1つは、メンバーが立場や経験に関係なく意見・質問・相談をしやすい環境をつくり、心理的安全性を高めることにあります。心理的安全性が高いチームでは、失敗や異なる意見を過度に恐れず発言できるため、問題の早期発見や建設的な議論につながるでしょう。

メンバー同士の相互理解や信頼関係が深まることで、「否定されるかもしれない」という不安が軽減され、主体的な行動や新たな挑戦が生まれやすくなります。こうした環境が整うと、報告・連絡・相談やノウハウ共有も活発になり、チーム全体の問題解決力の向上にもつながるでしょう。

パフォーマンスを向上させる

メンバー同士の強みや得意分野を理解し合うことで、適切な役割分担や協力体制をつくりやすくなり、業務効率の向上につながります。また、チームで目標や役割を共有することで、各メンバーが自分のすべきことを明確に理解し、主体的に行動しやすい環境が生まれるでしょう。

さらに、チームで成功体験を積み重ねることで一体感や貢献意欲が高まり、メンバーのモチベーション向上を通じて成果にもつながります。パフォーマンス向上を目的とする場合は、単発のイベントで終わらせず、振り返りや改善を繰り返しながら継続的にチームの状態を整えていくことが重要といえるでしょう。

チームビルディングの5段階

チームビルディングの5段階とは、心理学者ブルース・タックマンが提唱した「タックマンモデル」に基づく考え方です。チームが結成されてから成果を出し、最終的に解散するまでの成長過程を示したもので、チームの状態を把握し、適切なアプローチを取るうえで重要な指針となります。

①形成期
②混乱期
③統一期
④機能期
⑤散会期

①形成期

形成期は、チームが結成されたばかりの段階です。メンバー同士の相互理解がまだ浅く、チームの目的や各自の役割も十分に共有されていない状態といえるでしょう。

この時期のメンバーは互いの性格や仕事の進め方を探り合っているため、発言や行動に遠慮が生まれやすく、チームとしての生産性もなかなか高まりにくい傾向があります。アイスブレイクや自己紹介、カジュアルな対話の場を積極的に設けることで、心理的な距離を縮め、信頼関係の土台をつくりやすくなるでしょう。

②混乱期

混乱期は、メンバーがチームに慣れ始める一方で、価値観や意見、仕事の進め方の違いが表面化し、対立や摩擦が起こりやすい段階です。役割分担や目標の解釈にズレがあると不満や衝突が生まれやすく、チームの雰囲気が一時的に不安定になりやすい傾向があります。

ただし、この段階で生じる対立は、チームが成長するうえで避けられないプロセスといえるでしょう。問題を特定の個人の責任として捉えるのではなく、チーム全体で乗り越えるべき課題として向き合うことが、次のステージへ進む鍵となります。

③統一期

統一期は、混乱期における対立や摩擦を乗り越え、チームの目標・役割・ルールに対する共通認識が生まれ始める段階です。メンバー同士の信頼関係が深まり、互いの考え方や強みを理解したうえで、協力しながら業務を進められるようになるのが特徴といえます。

また、この段階では自己主張と協調のバランスが取れ始め、チーム内での議論や情報共有も前向きに行われやすくなるでしょう。混乱期を経て関係性が成熟してくることで、チーム全体としての一体感が少しずつ形成されていきます。

④機能期

機能期は、メンバーそれぞれが自分の役割を理解し、共通の目標に向かって自律的に行動できるようになる段階です。

チーム内には強い結束力と相互支援の体制が生まれ、メンバー同士が互いの強みを活かしながら補い合うことで、高いパフォーマンスを発揮しやすくなるでしょう。この段階では、リーダーが細かく指示を出さなくてもメンバーが主体的に判断・行動できるため、チームとして成果が出やすい状態といえます。

⑤散会期

散会期は、プロジェクトの終了や組織変更、メンバーの異動などによってチームとしての活動を終える段階です。この段階では、チームで取り組んできた成果やプロセスを振り返り、成功体験や課題を次の業務や新たなチーム活動に活かすことが重要といえます。

また、チームへの愛着が強いメンバーは、解散に際して寂しさや喪失感を覚えることもあるでしょう。そのため、メンバー同士がお互いの貢献を認め合える場を設けることがおすすめです。散会期を丁寧に締めくくることで、メンバーは達成感を持って次のプロジェクトや新しいチームへと前向きに移行しやすくなります。

チームビルディング研修の主な種類

チームビルディング研修を行う際は、目的に応じて適した種類・内容を選ぶことが大切です。チームビルディング研修の主な種類と概要は、以下の通りです。

①ゲーム形式
②アクティビティ形式
③合宿形式
④知識・ノウハウ形式

①ゲーム形式

ゲーム形式は、謎解きやマシュマロチャレンジなどのゲームにチームで取り組む研修です。

メンバー同士で相談しながら共通の目標を目指すため、自然なコミュニケーションや役割分担が生まれやすい特徴があります。研修特有の堅苦しさが少なく、結成したばかりのチームの関係構築や、社内交流の活性化に適しています。

②アクティビティ形式

アクティビティ形式は、体験型のワークや共同作業を通じて、チームの連携力や相互理解を高める研修です。

屋内・屋外だけでなく、オンラインで実施できるプログラムもあります。メンバーの考え方や得意分野を知り、信頼関係を築きたい場合に向いています。

③合宿形式

合宿形式は、通常の職場を離れ、一定期間メンバーが同じ場所で研修や共同生活を行う形式です。

座学やグループワーク、目標設定などを集中的に実施でき、日常業務では生まれにくい会話や交流も促せます。新入社員研修や新しいプロジェクトの立ち上げなど、短期間で関係性を深めたい場合に適しています。

④知識・ノウハウ形式

知識・ノウハウ形式は、講義やeラーニングを通じて、チームビルディングに必要な考え方やスキルを学ぶ研修です。

チームの成長段階や役割分担、コミュニケーションなどを体系的に学べるため、基礎知識を身につけたい場合に向いています。受講後は、学んだ内容を実際の業務やチーム運営で実践し、継続的に振り返ることが重要です。

オンラインでのチームビルディング研修

リモートワークが定着した現在、オンラインでのチームビルディング研修は、物理的な距離を越えて関係構築を促進する重要な手段です。対面に比べて非言語情報が伝わりにくい分、意図的なコミュニケーション設計が求められますが、全国どこからでも参加でき、時間や場所の制約が少ないというメリットがあります。

また、チャットやブレイクアウト機能を活用することで、内向的なメンバーも発言しやすい雰囲気が醸成でき、多様な関係性づくりが可能になります。

オンライン研修の特徴とメリット

オンラインでのチームビルディング研修は、場所を選ばず自宅や遠隔地からでも参加可能で、移動時間やコストを大幅に削減できるのが大きな利点です。

また、Zoomでの録画により研修後でも復習や欠席者への共有が容易に行えます。さらにMiroのようなオンラインホワイトボードを使えば共同作業が視覚的に行え、Mentimeterのようなアプリを使用すればリアルタイムに意見収集も可能です。

これらのツールを活用することで、双方向性と参加意欲を高める研修設計が実現できます。

オンライン研修の実施ポイント

オンライン研修では、集中力を維持するために短時間で区切った構成や休憩の挿入が効果的です。

また、インタラクティブな要素として、Zoomのブレイクアウトルームでの少人数ディスカッション、Mentimeterを使ったリアルタイム投票、Miroでの共同作業なども有効です。

小さな変化を挟むことにより受け身の姿勢を防ぎ、参加者同士の関係構築や主体的な関与を促すことができ、チームビルディングの効果を高めることができます。

ハイブリッド型研修の活用法

ハイブリッド型研修は、対面とオンラインの特性を組み合わせて設計することで効果を高める方法です。対面ではアイスブレイクや体験型ワークを通じて信頼関係を築き、オンラインでは講義や振り返りを行うことで、両方のメリットを活用して効率的に実施できます。

たとえば、初日は対面でチームの関係性を深め、以降はZoomやMiroを活用して定期的なフォローアップを行うことで、継続的な学びと関係強化を両立できます。

おすすめのチームビルディング研修4選

以下では、チームビルディングを進める際のおすすめ研修を4つ紹介します。

● ゲーム形式「謎解き脱出ゲーム」
● アクティビティ形式「レゴ・シリアスプレイ・ワークショップ」
● 合宿形式「チームビルディング合宿型研修」
● 知識・ノウハウを学ぶeラーニング形式「チームビルディング講座(ユーキャン)」

ゲーム形式「謎解き脱出ゲーム」

謎解き脱出ゲームは、チームで協力して暗号やパズルなどの問題を解き、制限時間内のクリアを目指す研修です。体力に左右されにくく、幅広い年代の従業員が参加しやすい点が特徴です。

①特徴
謎解き脱出ゲームでは、参加者が持っている情報や得意分野を共有しながら、チームで問題の解決に取り組みます。個人だけでは解決できない課題を設定することで、自然な会話や役割分担が生まれやすくなります。

主な特徴は、次の通りです。

・ゲームを楽しみながらチームの関係性を深められる
・メンバー同士のコミュニケーションを促進できる
・情報共有や役割分担の重要性を体験できる
・年齢や役職に関係なく参加しやすい
・会議室などを利用して実施できるプログラムもある

自社の理念や事業内容を謎解きのテーマに取り入れられる場合もあります。参加人数や費用、実施場所などはプログラムによって異なるため、事前に確認しましょう。

②プログラム
謎解き脱出ゲームは、一般的に以下のような流れで進めます。

(1)参加者を5~6人程度のチームに分ける
(2)進行役からルールやテーマの説明を受ける
(3)制限時間内にチームで謎解きに取り組む
(4)すべての謎を解き、クリアを目指す
(5)終了後に行動や役割分担について振り返る

ゲームを実施するだけで終わらせず、「どのように情報を共有したか」「誰がどのような役割を担ったか」などを振り返ることで、実務に活かせる学びにつながります。

③研修概要
謎解き脱出ゲームでは、暗号やパズル、複数人の協力が必要な仕掛けなどに、チームで取り組みます。メンバーそれぞれが持つ情報や能力を組み合わせなければクリアできないため、自然と話し合いや役割分担が生まれます。

普段の業務では発言が少ないメンバーが新たな視点を提供したり、リーダー以外のメンバーが進行役を担ったりすることもあります。ゲームを通じてメンバーの意外な強みを発見できる点もメリットです。

新しく結成されたチームの関係構築や、部門を越えた社内交流、コミュニケーションの活性化を目的とする場合に適しています。

アクティビティ形式「レゴ・シリアスプレイ・ワークショップ」

➀特徴
レゴ・シリアスプレイ・ワークショップは、レゴブロックを使って自分の考えや価値観を形にし、メンバー同士で共有する体験型の研修です。

主な特徴は、以下の通りです。

・抽象的な考えや価値観を形にして表現できる
・参加者全員が自分の考えを発言する機会を持てる
・メンバー同士の相互理解を深められる
・組織のビジョンやチームの理想像を共有できる
・課題解決や内省を促すきっかけになる

作品を介して説明するため、普段は発言が少ないメンバーも、自分の考えを伝えやすくなるでしょう。

②プログラム
レゴ・シリアスプレイ・ワークショップは、一般的に以下のような流れで進めます。

(1)ファシリテーターがテーマとルールを説明する
(2)参加者がテーマに沿った作品を個人で作る
(3)作品に込めた考えやストーリーを説明する
(4)参加者同士で質問や意見交換を行う
(5)個人の作品をもとに、チームとしての共通モデルを作る
(6)気づきや今後の行動について振り返る

研修時間はプログラムによって異なりますが、作品の制作や共有に時間がかかるため、十分な時間を確保し、適度に休憩を取り入れることが大切です。

③研修概要
レゴ・シリアスプレイ・ワークショップでは、レゴブロックを使って、メンバーが持っている考えや理想、課題などを可視化します。完成した作品を互いに説明することで、表面的な会話だけでは分からない価値観や考え方を理解しやすくなります。

また、複数の作品を組み合わせてチームの理想像や組織のビジョンを表現することで、共通認識の形成にもつながります。

メンバーの相互理解を深めたい場合や、チームの目標・ビジョンを共有したい場合、自由なアイデアを出し合える組織風土をつくりたい場合に適した研修です。

合宿形式「チームビルディング合宿型研修」

チームビルディング合宿型研修は、通常の職場を離れ、宿泊施設や研修施設などで集中的に研修を行う方法です。期間は1泊2日や2泊3日など、企業の目的やプログラムに応じて設定されます。

座学だけでなく、グループワークやアクティビティ、目標設定などを組み合わせることで、知識の習得と関係構築を同時に進められます。

①特徴
チームビルディング合宿型研修の特徴は、日常業務から離れた環境で、学習やメンバー同士の交流に集中できる点です。

主な特徴は、以下の通りです。

・チームの連携力を集中的に強化できる
・メンバー同士の相互理解を深められる
・知識やスキルの習得に専念できる
・日常業務では生まれにくい会話を促せる
・チームや個人が抱えている課題を発見しやすい

研修時間外の食事や移動などでも自然なコミュニケーションが生まれるため、メンバー間の心理的な距離を縮めやすくなります。一方で、参加者の拘束時間が長く、宿泊費や交通費もかかるため、目的や期待する効果を明確にしたうえで実施することが重要です。

②プログラム
チームビルディング合宿型研修は、一般的に以下のような流れで進めます。

(1)研修の目的やチームの課題を共有する
(2)チームビルディングに関する講義を受ける
(3)グループワークやアクティビティに取り組む
(4)チームの目標や行動方針について話し合う
(5)研修で得た気づきや課題を振り返る
(6)研修後に実践する行動を決める

合宿中に学んだ内容を実務につなげるため、研修後にフォローアップや成果共有の機会を設けることも大切です。

③研修概要
チームビルディング合宿型研修では、チームの関係構築だけでなく、経営課題やコミュニケーション、リーダーシップ、問題解決など、企業の目的に応じたテーマを取り上げます。

まとまった時間を確保できるため、座学による知識の習得と、グループワークによる実践を組み合わせやすい点が特徴です。また、研修中の行動を通して、メンバーそれぞれの強みや課題を把握する機会にもなります。

新入社員や管理職を対象とした研修、新しいプロジェクトの立ち上げ、組織のビジョンや目標を共有したい場合などに適しています。

知識・ノウハウを学ぶeラーニング形式「チームビルディング講座(ユーキャン)」

ユーキャンの「チームビルディング講座」は、チームの力を引き出すための考え方や、組織づくりに必要な実践スキルをeラーニングで学べる法人向け講座です。

ゲーム形式や合宿形式とは異なり、受講者が場所や時間に左右されにくく、自分のペースで学習を進められます。社員の能力や個性を活かせる組織をつくるには、中長期的な視点で継続して取り組むことが大切です。

①特徴
ユーキャンのチームビルディング講座では、チーム運営に必要な知識を体系的に学べます。

講座を通じて、以下のような組織づくりに役立つ考え方やスキルを身につけられます。

・チーム内の役割や目標を共有する
・メンバー同士のコミュニケーションを活性化する
・社員の主体性や責任感を引き出す
・個々の能力や強みをチームの成果につなげる
・業務の生産性向上を目指す

eラーニング形式のため、全国に複数の拠点がある企業や、対象者が一度に集まりにくい企業でも導入しやすいでしょう。

▶eラーニングで学ぶユーキャンのチームビルディング講座

②プログラム
ユーキャンのチームビルディング講座は、eラーニング形式で約2時間20分の学習に取り組む講座です。

オンライン上で受講できるため、集合研修の日程や会場を調整する負担を抑えながら、複数の社員に共通の学習機会を提供できます。業務の合間など、それぞれの都合に合わせて学習を進められる点もメリットです。

受講後は、講座で学んだ考え方を実際のチーム運営やコミュニケーションに取り入れ、メンバー同士で振り返りを行うとよいでしょう。

③研修概要
ユーキャンのチームビルディング講座では、チームビルディングに欠かせない基礎知識や組織づくりの考え方、課題解決に役立つスキルを学びます。

短時間で必要な知識を体系的に学べるため、管理職やリーダーの育成だけでなく、チームに所属する社員全体の共通認識を形成するためにも活用できます。

ただし、知識を学ぶだけでチームの状態がすぐに変化するわけではありません。受講後に目標や役割について話し合い、実際の業務で学びを実践することで、チームビルディングの効果を高められます。

場所や時間を問わず効率的に学習したい企業や、複数の拠点や部署で共通のチームビルディング教育を実施したい企業におすすめです。

チームビルディング研修の成功事例


チームビルディング研修は企業の業種を問わず、さまざまな企業で重要な施策となっています。チームビルディング研修の成功事例として、サイボウズ株式会社、星野リゾート、トヨタ自動車の事例を紹介します。

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社はグループウェア開発を手がけるIT企業で、多様な働き方とチームワーク重視の文化で知られています。

同社が直面していた課題は、急速な組織拡大に伴う「価値観の不一致」と「部門間の連携不足」でした。これに対して同社は「チームワークあふれる会社をつくる」ことを目的とした独自のチームビルディング研修を導入しました。研修では対話型ワークショップや価値観カードを活用し、社員同士が互いの考え方を共有・理解する機会を設けました。また異なる部門や職種のメンバーが混ざるグループ活動により、部門間の壁を越えた関係構築が進んだ点も成果といえるでしょう。

その結果、社員満足度調査における「チームへの信頼度」が研修前の68%から研修後には86%に上昇し、同時に離職率も28%から4%以下に改善されました。このようにサイボウズは研修を通じて信頼関係と共通認識を醸成し、組織の持続的成長につなげています。

星野リゾート

星野リゾートは、高品質なサービスと地域密着型の運営で知られるサービス業の先進企業です。しかし、現場では「部門間の連携不足」や「スタッフ間の情報共有の希薄さ」といった課題を抱えていました。特に、多拠点展開によるスタッフ間の関係構築の難しさが顕著でした。

そこで同社は、スタッフ同士の相互理解と協力体制の強化を目的としたチームビルディング研修を導入しました。研修では部門横断型のグループワークやロールプレイング、地域ごとの課題解決をテーマにしたディスカッションを実施し、実務に即した形での対話と協働を促しました。これにより、現場のチーム力が強化され、サービス品質の安定と従業員満足の向上が同時に実現されています。

トヨタ自動車

トヨタ自動車は、製造現場における「現場力の強化」と「チームの自律的改善力の向上」を重要課題として掲げてきました。特にグローバル展開が進む中で、現場スタッフ間の意識差や改善活動の属人化が課題となっていました。

これに対し同社はQCサークル(品質管理小集団活動)と連動したチームビルディング研修を導入しています。研修では現場の課題発見から改善策の立案・実行までをチーム単位で行い、論理的思考力や役割分担、相互支援の大切さを実践的に学ぶ内容となっています。

また、研修後にはチームごとに成果発表を行い、他チームからのフィードバックを受けることで、横断的な学びと連携も促進されました。その結果、研修実施工場では「改善提案件数」が前年比で増加し、「チームの自発的活動参加率」も上昇しました。

チームビルディング研修を選ぶためのポイント

効果的なチームビルディング研修を行うには、以下のポイントを意識することが重要です。

● 会社の経営課題を明確にする
● 自社の目的に合った研修を検討する
● 研修を依頼する会社を吟味する

会社の経営課題を明確にする

自社に合ったチームビルディング研修を選ぶには、まず組織が抱えている課題を明確にすることが大切です。

チームビルディング研修には、コミュニケーションの活性化や相互理解の促進、リーダー育成など、目的に応じたさまざまな形式があります。課題が曖昧なまま研修を選ぶと、自社が期待する効果を得られない可能性があります。

「部署間の連携が不足している」「メンバーが意見を出しにくい」「新しいチームの関係性を築きたい」など、現在の状況を具体的に整理したうえで、課題の解決につながる研修を選びましょう。

目指す形に合った研修を検討する

現在の課題を整理したら、自社がどのようなチームや組織を目指すのかを明確にし、その目的に合う研修を比較しましょう。

たとえば、メンバー同士の交流を促したい場合はゲーム形式やアクティビティ形式、知識や考え方を体系的に学ばせたい場合は、座学やeラーニング形式が適しています。新しいチームの関係構築や、集中的な意識共有を目的とする場合は、合宿形式も選択肢になります。

単にメンバー同士の仲を深めるだけでなく、業務上の目標を共有し、互いの強みを活かして成果を出せるチームを目指すことが重要です。

研修を依頼する会社を吟味する

外部の研修会社に依頼する場合は、プログラムの内容だけでなく、自社の課題に合った提案をしてもらえるかを確認しましょう。

研修会社を選ぶ際は、実績やプログラム内容、講師・ファシリテーターの経験、費用、研修後のフォロー体制などを比較することが大切です。また、既存のプログラムを実施するだけでなく、自社の業種や組織の状況に合わせて内容を調整できるかも確認してください。

事前に研修の目的や期待する成果を共有し、実施後まで継続して支援してくれる会社を選ぶと、研修の効果を高めやすくなります。

チームビルディング研修を成功させるためのポイント

チームビルディング研修を成功させるための主なポイントは、以下の通りです。

● 対話を意識させる
● 質問力・聞く力を身につけられるようにする
● 達成感をわかちあえるようにする
● 相手の長所を発見できるようにする
● 主体性とリーダーシップが定着できるようにする
● 振り返りを行う

対話を意識させる

チームビルディング研修では、一方的に意見を伝えるのではなく、メンバー同士が対話することを意識させましょう。

特に、チームの形成期や混乱期には、互いの理解が十分でないことから、遠慮や意見の対立が生まれやすくなります。ディスカッションを取り入れ、自分の考えを伝えるだけでなく、相手の立場や価値観を理解する機会を設けることが大切です。

ディスカッションの目的は、相手を論破したり自分の意見に従わせたりすることではありません。異なる意見を受け止め、チームとしてよりよい結論を見つけることが重要です。

参加者だけで議論を進めるのが難しい場合は、中立的な立場のファシリテーターを配置すると、全員が発言しやすい環境をつくれます。

質問力・聞く力を身につけられるようにする

チーム内のコミュニケーションを活性化させるには、相手の話を丁寧に聞き、適切な質問をする力が必要です。

相手の発言を途中で遮らず、意図や背景まで理解しようとすることで、メンバー同士の認識のズレを減らせます。また、曖昧な点や重要な部分について質問することで、議論を深めたり、新しい気づきを得たりすることもできるでしょう。

研修では、話し手と聞き手に分かれるワークや、相手の話を要約して返す練習などを取り入れると効果的です。ファシリテーターが参加者の様子を確認し、必要に応じて発言を促したり質問の例を示したりすることで、実践的なコミュニケーション力を身につけやすくなります。

達成感をわかちあえるようにする

チームビルディング研修では、特定のメンバーだけが活躍するのではなく、全員が協力して目標を達成できるプログラムを選ぶことが大切です。

たとえば、参加者ごとに異なる情報を与えたり、一人では処理できない課題を設定したりすると、自然に役割分担や情報共有が生まれます。それぞれが自分の強みを活かし、互いに補い合える内容にすることで、チームで取り組む意義を実感しやすくなるでしょう。

全員で一つの目標を達成した経験は、メンバー同士の一体感や信頼関係を高めます。終了後には、互いの貢献を言葉にして認め合う機会も設けましょう。

相手の長所を発見できるようにする

チームとして成果を出すには、メンバーそれぞれの長所や得意分野を理解し、適切に活かすことが重要です。

メンバーの中には、論理的に考えることが得意な人、周囲の感情の変化に気づける人、意見を整理して議論を進められる人など、さまざまな強みを持つ人がいます。研修中の行動や発言を通じて、普段の業務では気づきにくい一面が見えることもあるでしょう。

研修後には、各メンバーのよかった行動や助けられた点を伝え合う時間を設けるのがおすすめです。互いの長所を理解することで、役割分担がしやすくなり、チーム内の信頼関係も深まります。

主体性とリーダーシップが定着できるようにする

チームを円滑に運営するには、リーダーだけでなく、メンバー一人ひとりが主体的に行動することが大切です。

リーダーからの指示を待つだけではなく、自分にできることを考えて提案したり、必要に応じて周囲をサポートしたりする姿勢が求められます。また、リーダーシップは役職者だけが発揮するものではありません。状況に応じて進行役を担う、メンバーの意見をまとめる、課題の解決を働きかけるといった行動もリーダーシップの一つです。

研修では、役割を固定せず、参加者が交代でリーダーや進行役を経験できるようにするとよいでしょう。自分で判断して行動する機会を設けることで、実務でも主体性を発揮しやすくなります。

振り返りを行う

チームビルディング研修の効果を実務につなげるには、研修後の振り返りが欠かせません。

振り返りでは、「うまくいったこと」「難しかったこと」「誰のどのような行動が役立ったか」などを共有します。参加者が研修中に感じたことを言葉にすることで、チームの強みや改善すべき課題を整理できます。

また、研修で得た気づきをもとに、今後の業務で実践する行動を具体的に決めることも重要です。たとえば、「会議では全員が一度は発言する」「週に一度、チーム内で進捗や困りごとを共有する」など、実行しやすい目標を設定するとよいでしょう。

研修直後だけでなく、一定期間が経過したあとにも振り返りの機会を設けることで、学びの定着やチームの継続的な改善につながります。

まとめ

チームビルディングは社員同士の相互理解を助け、生産性と業務効率を向上させる効果があります。対象は一般社員だけでなく、管理職も含まれます。
社員全員がチームビルディングの重要性を理解することで、研修の効果はさらに高まるでしょう。

ユーキャンの法人向けeラーニング「チームビルディング講座」では、チームの力を引き出す考え方や実践スキルをオンラインで学べます。企業の目的と各社のチームビルディング研修プログラムを擦り合わせ、自社の課題や育成方針に合う研修を選び、チームの成果向上につなげていただければ幸いです。

お気軽にお問合わせください

ページトップに戻る