• 公開日:2020/10/27

公務員を目指す人に立ちはだかる大きな壁が公務員試験です。出題範囲が非常に広い試験ですので、仕事で忙しい社会人や学業とアルバイト等で忙しい大学生は、勉強時間の確保が難しいかもしれません。公務員試験に独学で臨む場合は、どれくらいの勉強時間が必要で、どのようなポイントをおさえて勉強すればいいのでしょうか。

この記事では、公務員試験に独学で臨む場合に必要な勉強時間や重要科目、具体的な勉強方法に関して解説します。ぜひ参考にしてください。

独学のメリットとは?

独学のメリットとしてまず挙げられるのは、金銭的コストが少なくて済むということです。参考書や問題集を買うだけで済むので、お金をかけたくない人にとって大きなメリットといえます。また、予備校などに通う時間も節約できます。忙しい人にとっては通学時間も負担になりますし、授業の進行の速さなどが合わないと感じる人もいるでしょう。

独学は、お金や時間をなるべくかけずに勉強したい人に向いている方法といえます。

独学のデメリットとは?

独学のデメリットは、試験の情報収集や勉強法のサポートを受けられないことです。特に最新の出題傾向がわからないと、出題範囲の全てをまんべんなく勉強しなければならず大きな負担になります。また、不明点があっても誰かに質問することができません。さらに、何カ月も続く勉強期間中ずっとモチベーションを保ち続けるのも大変です。

長期間コツコツと勉強するのが苦にならず、不明点は自力で調べて解決できる人なら、このようなデメリットも問題ないかもしれません。

独学の方法とは?

独学で試験にチャレンジする場合、どのようなポイントに気をつけるべきかを解説します。

受験する自治体を決める

まずは受験する自治体を決めましょう。公務員試験の場合、どの自治体で受験するかが非常に重要です。 なぜなら、公務員試験は自治体によってそれぞれ試験制度が異なるからです。

市役所試験を例にとると、自治体によってはA・B・Cの日程種別があり、筆記試験では教養試験だけが行われる場合、専門試験も行われる場合などに分かれます。試験によっては、出願時に論文を提出するケースもあります。そのため、自治体の試験制度に合わせた勉強をしなければ、時間や労力のロスになるだけでなく、提出物が出願期限に間に合わないこともありえます。

そのため、勉強プランを立てる前の時点で、受験する自治体を決めておくことが重要となります。

  • 参考:忙しい社会人のあなたへ。公務員試験の勉強は独学でするべきたった1つの理由(https://katigumikoumuin.com/dokugakutopa/)

必要な勉強時間を把握して勉強プランを立てる

試験当日までに出題範囲をまんべんなく勉強するために必要な勉強時間の目安を知っておきましょう。一般的に、公務員試験に合格するための勉強時間は「少なくとも800時間」といわれています。これは、1日4時間の勉強で約半年間、1日2時間の勉強で約1年間の計算です。

実際には、忙しい日々のなかでコンスタントに勉強するのは難しいものです。できるだけ余裕を持った勉強プランを立てておきましょう。

必要な時間のイメージがつかめたら、次に具体的なスケジューリングをします。まずは、半年、1年などの全体期間のなかで、どの科目にどのくらいの週数をあてるかを決めます。後述する重要科目に多くの週を割き、残りを他の科目に振り分けていくのです。

これをもとに3カ月ごとのスケジュールを立て、さらに細分化して月ごと、週ごとの目標を作っていきます。こうすると、1日にどのくらい勉強を進めるべきかというタスク量を可視化できますし、全体スケジュールに遅れが出ているかどうかもわかりやすくなります。

  • 参考:忙しい社会人のあなたへ。公務員試験の勉強は独学でするべきたった1つの理由(https://katigumikoumuin.com/dokugakutopa/)

優先順位をつけて勉強する

筆記試験の出題範囲は非常に広いため、効率よく勉強するためには、配点の高い科目を優先しましょう。教養試験では「数的処理」「文章理解」の配点が高く、専門試験では「憲法」「民法」「行政法」「経済学(ミクロ・マクロ)」の配点が高めです。

筆記試験は6~7割の得点が合格のボーダーラインといわれていますので、配点の大きい科目を先にマスターするのが効率的です。重点的に勉強するためには、その科目をスケジュールの前半に入れて、しっかりと勉強することが重要です。

勉強期間が後半に入り、タイムリミットが迫ってくると、どうしても駆け足の学習になりがちです。しかし、重要科目がしっかり勉強できない状況はなるべく避けたいものです。基礎問題の理解があやふやなままで応用問題に進むのも避けましょう。基礎問題を繰り返し復習して確実な知識にするのが、筆記試験合格のポイントです。

過去問を上手に活用する

一般的な試験の勉強法では、基礎知識をつけてから過去問に着手することが効果的な場合が多いです。しかし、公務員試験の場合、先に過去問に着手した方が効率的な勉強ができます。先に過去問を解くことで、出題側が「ここは押さえておいて欲しい」と意図するポイントを理解し、重要キーワードも理解できるからです。

過去問を意識しながら基礎問題の勉強を行うことで、ただ漫然と参考書を読むよりもメリハリが出て理解も深まります。また、過去問の中には実際の公務員試験で出題された問題が充実しているものがあり、より重点を絞った効率的な勉強ができることもメリットです。

最適なタイミングで復習する

復習のタイミングを工夫することも、効率的な勉強に役立ちます。 ドイツの心理学者エビングハウスの実験結果では、人は覚えたことを1時間後には56%、1日後には74%忘れるとしています。これをグラフにした「エビングハウスの忘却曲線」を見ると、時間が経つにつれて曲線は緩やかになっていきます。

これを阻止するには、繰り返し復習することがポイントです。知識は再度覚えると記憶が強化されるため、翌日、1週間後、2週間後、1カ月後、2カ月後と、間隔を伸ばしながら繰り返し復習します。一度下がってしまった忘却曲線を、復習によって上げなおすと考えるとイメージしやすいでしょう。復習のタイミングはスマートフォンなどでリマインドしておくと便利です。

公務員試験対策のその他の勉強方法とは?

独学以外にも、公務員試験に合格する方法があります。
ここからは、予備校や通信講座を利用する場合の勉強方法やメリット・デメリットについて解説します。

公務員試験対策に予備校に通うメリットとは?

予備校に通うメリットは、カリキュラムの作成や勉強の習慣づけを予備校側に任せられるということです。不明点を専門家に質問できるのも心強いでしょう。半年~1年にわたる勉強プランを立てられない人や、長期間計画的にコツコツ勉強する自信のない人、不明点を自力で解消できない人は予備校に通うのに向いています。

しかし、予備校にはデメリットもあります。まず挙げられるのは決して安くないお金がかかるということです。予備校によりますが、30万円ほどかかるところが多く、経済的に厳しい人には大きな負担になります。また、通学や受講で時間が拘束されたり、カリキュラムが自分の勉強のペースに合わない場合もあります。

公務員試験対策に通信講座を利用するメリットとは?

通信講座を利用するメリットは、カリキュラムや質疑応答など、予備校の持つメリットはそのままに、金銭的なコストを大幅に抑えられるということです。通学に時間を要することもなく、勉強する時間を自由に選べることもポイントです。苦手なところは繰り返し練習し、マスターしたところは飛ばすなど、勉強のどこに重点を置くかの自由度が高いのも魅力です。

Web学習のサポートがある講座なら、通勤や通学時間にも勉強することができます。コストを抑えながら疑問解消などのサポートを受けたい人、自分の好きなペースで勉強したい人は、通信講座の受講が向いているといえます。

まとめ

独学で公務員試験に臨むメリットや、勉強のポイント、科目別の勉強方法などについて解説しました。公務員試験の出題範囲は広く、勉強も長期間に渡ります。効率よく学習することを考えれば、独学以外の方法にも目を向けてみましょう。

ユーキャンの大卒公務員受験対策講座は、「国家一般職・地方上級コース」「教養試験対策コース」「市役所コース」「警察官・消防官コース」の4つがあります。なりたい職種に合わせて勉強したり、科目が多い教養試験だけサポートを受けたりなど、細かいニーズに合わせた手厚いサポートが魅力です。コース別に分かれているのでカリキュラムも専門性が高く、学習しやすくなっています。

さらに、不明な点を解消できる指導サポートや、Webミニテストもあるので、実際の試験対策に有効です。ぜひ受講を検討してみてください。

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