資格を取得すると転職の幅が広がったり、面接などでスキルや知識をアピールできたりと、転職に有利に働くケースがあります。転職を考えているビジネスパーソンに向けて、転職に有利に働くおすすめの資格を解説します。
金融系や不動産系、医療福祉系など転職したい業種にあわせて、取得するべき資格や資格選びのポイントも解説するため、参考にしてください。
なお、掲載ランキングは過去ユーキャンが独自で実施した採用担当者・転職者へのアンケート調査結果をもとに作成しています。

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転職活動で資格を取得するメリット

転職活動をする際に、資格を取得しておくことでメリットが得られます。ここでは、2つのメリットを解説します。

仕事のスキルや知識をアピールできる

転職活動の際に、業務に関わる資格があることで、スキルや知識をアピールできます。また、資格という目に見える形で自分の能力を伝えられるため、採用者の目に留まりやすくなります。スキルは数値化しにくいものですが、資格があることでスキルを有している証明になるでしょう。

また、資格があると、スキルや知識があるとみなされ、新しい業務を任せてもらえる可能性も高まります。やってみたかった業務や、新しいプロジェクトなどに携われるケースもあるでしょう。

転職の選択肢が広がる

業種によっては、業務にあたる際に特定の資格が必須というケースもあります。たとえば、看護師として働く場合には看護師資格、美容師として働く場合には美容師資格、不動産取引なら宅地建物取引士などというように、資格が必要になる業種も少なくありません。

資格を取得しておくことで、転職の際に選べる職業や業種の幅が広がります。応募条件として特定の資格を取得していること、となっているケースもあるため、資格を取得しておけばチャレンジできる業種も多くなります。

資格を選ぶときのコツ

資格と一口にいっても、さまざまなものがあります。ここでは、資格を選ぶときのコツを2つ解説します。

目指す職種に必要なものを選ぶ

資格を取得する際には、どのような業種・職種を目指しているのかを明確にしましょう。職種によって有用な資格は異なります。転職に必要のない、または有利に働かない資格の取得に時間や労力をかけても、転職やキャリアアップには活かせませんし、機会損失につながるリスクもあります。

未経験の職種に挑戦するのか、今の職種でキャリアアップするのかなど、今後のキャリアプランを明確にした上で、必要となる資格を見極めましょう。

難易度も考慮する

目指す資格を選ぶにあたっては、資格のレベルや難易度も考慮しましょう。難易度というと、どうしても合格率に着目しがちです。しかし、資格の難易度を測る際には、合格率だけではなく、資格取得までにかかる時間や試験自体の難易度、合格までに必要な勉強時間や出題範囲なども含める必要があります。

たとえば、同じ合格率の資格であっても、合格まで1年の勉強が必要な資格と半年の勉強が必要な資格では、難易度は異なります。また、難易度が高いものは対策のために経済的な負担も大きくなるため、費用面も考慮しましょう。

資格取得を目指すときのポイント

資格取得を目指す場合には、2つのポイントを押さえることが重要です。以下では、各ポイントについて解説します。

効率的に勉強する

転職活動のために資格を取得する場合、ほとんどの人が働きながら資格取得を目指すことになるでしょう。そのため、効率的に勉強することが重要です。テキストにもさまざまな種類があるため、自分に合った試験対策ができるものを選びましょう。通勤時間や休憩時間などの隙間時間も上手に使って、勉強をすることもポイントです。

資格取得の期限を設ける

ここまでに資格を取得する、というように期限や目標を設けることも大切です。目標がない場合、だらだらと勉強してしまって、効率的な勉強が難しくなります。資格がまだ取得できていないからと、転職活動自体も長引いてしまう可能性があるため、注意しましょう。現在の職場で勉強時間が捻出できない場合は、転職してから資格取得するのも1つの方法です。

IT系の転職におすすめの資格

IT系の職種に転職する際には、「ITパスポート資格」と「マイクロソフトオフィススペシャリスト」がおすすめです。

ITパスポート資格

ITパスポート試験とは、経済産業省が認定している国家試験です。ITの基礎的な知識だけでなく、経営の基礎知識まで幅広い知識を持っていることを証明できます。ITパスポート資格を取得することでIT系未経験でも転職に有利になるため、これからIT業界にチャレンジしたい人にもいいでしょう。試験は年間を通して、随時実施されています。

マイクロソフトオフィススペシャリスト

マイクロソフトオフィススペシャリストとは、パソコンのスキルがあることを証明できる資格です。スペシャリストとエキスパートの2種類に分かれており、エキスパートのほうが上級者向けとなっています。ITサポート職はもちろんのこと、業務でパソコンを扱うオフィスワークに転職する際にも有利に働きやすい資格です。

保険・金融系の転職におすすめの資格

保険・金融系の転職におすすめの資格としては、「ファイナンシャルプランナー」や「簿記2級」が挙げられます。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、資産運用から不動産、相続やライフプランの設計などに関する資格です。ファイナンシャルプランナーは1〜3級まであり、1級を取得すれば独立や企業などにも役立ちます。ファイナンシャルプランナーは保険や金融はもちろんのこと、不動産など幅広い業種で需要があり、転職に有利に働きます。

簿記2級

簿記とは、経営活動を記録、計算、整理して財政状況などを明らかにするための資格です。簿記を取得していることで、転職時に財務や経理などの実力があることを提示できます。簿記2級は経営業務を把握できるスキルがあることを証明できる資格です。試験は年に3回行われ、商業簿記と工業簿記が含まれています。

不動産系の転職におすすめの資格

不動産系に転職する場合には、「宅地建物取引士」や「マンション管理士・管理業務主任者」などの資格がおすすめです。

宅地建物取引士(宅建士)

宅地建物取引士とは、宅建士とも呼ばれる資格で、不動産取引に必要となる国家資格です。不動産業を経営する場合には、従業員の5人に1人の割合で宅建士を置かなければいけないと定められています。そのため、ニーズの高い資格です。民法や税法についても学ぶため、金融や建築など幅広い職種の転職に役立ちます。 .

マンション管理士・管理業務主任者

マンション管理士とは、マンションに関するアドバイスや提案を行うコンサルタントです。管理業務主任者は、マンション管理会社に一定数設置することが義務付けられている国家資格で、どちらもニーズの高い資格です。マンション管理士、管理業務主任者はどちらかの試験に合格していれば、もう一方の試験が5問免除されます。

土木・設備系の転職におすすめの資格

土木や設備系への転職を目指す場合には、「第一種電気工事士」や「電験三種」などを取得するといいでしょう。

第一種電気工事士

第一種電気工事士の資格を取得すると、住宅や店舗などの比較的小規模な電気工事だけでなく、工場やビルなどでの作業が行えるため、活躍の場が広がります。また、作業の主任者にもなれるため、即戦力として転職に有利に働くケースもあるでしょう。ただし免状交付には、電気工事に関する3年以上の実務経験が必要です。

電験三種

第三種電気主任技術者試験、通称「電験三種」は、事業用電気工作物の保安や監督を行う国家資格です。電気に関する専門知識・技術を有する証明になります。また、「工業用電気工作物」の保守・点検は、電験資格取得者のみが行える独占業務です。そのため、電気主任技術者がいなければ、工場やビルなどの運営ができないため、非常にニーズの高い資格です。

医療・福祉系の転職におすすめの資格

医療や福祉系への転職を考えている場合には、「ケアマネジャー」や「登録販売者」などの資格取得を目指すといいでしょう。

ケアマネジャー

ケアマネジャーとは、ケアプランを作成して利用者が適切な介護サービスを受けられるようにサポートする専門職です。特別養護老人ホームやグループホームなどは、ケアマネジャーの配置が義務付けられているため、取得することで転職に有利に働きます。ケアマネジャーになるためには、資格合格後に実務研修を終了しなければいけません。

登録販売者

登録販売者は、医薬品販売の専門資格です。登録販売者がいれば、ドラッグストアや薬局などで第二類・第三類医薬品の販売が可能となるため、需要の高い資格です。実務経験がなくても受験できるため、未経験からでも登録販売者を目指せます。また、合格後2年以上の経験を積むことで、店舗管理者として店舗の管理運営に携われるようになります。

まとめ

転職活動を有利に行うために、資格取得は有効です。さまざまな資格があるため、目指している職種や業種に役立つ資格を取得しましょう。 ユーキャンでは、さまざまな資格講座を展開しています。わかりやすいテキストと合格までのスケジュールで、効率的に勉強できます。また、学習サポートも充実しているため、仕事をしながらの資格取得にも効果的です。ご自身の転職やキャリアアップに役立つ資格を探して、ぜひご受講ください。

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