• 公開日:2020/06/01

保育士資格を取得するためには、まず保育士試験に合格しなくてはなりません。保育士試験は難関なので、事前に試験の内容を正しく把握して十分な対策をすることが大切です。

この記事では、保育士試験の概要から筆記試験と実技試験の対策まで詳しく解説します。
ぜひ、試験対策に役立ててください。

保育士試験の試験内容とは?

保育士試験は、国家資格である保育士資格を取るための試験です。筆記試験と実技試験があり、両方合格すると保育士資格を取得できます。筆記試験は2日間連続で行われ、実技試験は筆記試験を通過した人のみが受験可能です。

筆記試験の科目とは?

筆記試験は8教科9科目あり、内容は広範囲にわたります。
科目の詳細は以下のとおりです。

  • 保育の心理学
  • 保育原理
  • 子ども家庭福祉
  • 社会福祉
  • 教育原理
  • 社会的養護
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育実習理論


筆記試験はマークシート方式で実施され、合格基準点は各科目100点満点中60点以上となります。ただし、「教育原理」と「社会的養護」は2科目で1セット扱いになり、それぞれ50点満点中30点以上の得点が必要です。

たとえば、教育原理で40点を取り、社会的養護が20点だった場合、教育原理のみ合格とはなりません。どちらも不合格となります。受験生の多くは、教育原理と社会的養護で苦戦するといわれています。

実技試験の科目とは?

筆記試験で全科目に合格すると、実技試験の受験が可能です。実技試験は3分野中2分野を選択して受験します。そのため、試験の内容を把握して、得意な科目を選択することが合格へのカギになります。

以下、実技試験の具体的な試験内容について解説します。

音楽に関する技術

音楽に関する技術は、歌と伴奏の試験です。指定された課題曲を、楽器で伴奏をしながら歌います。音楽表現で試験官に見られるポイントは、「保育士として必要な歌や伴奏の技術があるか」「総合的に豊かな表現ができるか」といった点です。

試験では、ピアノ、ギター、アコーディオンが使用できます。普段から使っている楽器を持ち込むことも可能です。

造形に関する技術

造形表現に関する技術は、絵画作成の試験です。試験当日に問題文と条件を指定されるので、それをもとに絵で表現します。「保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)が豊かであるかどうか」が、試験で見られるポイントです。

試験で使用できる道具は、鉛筆またはシャープペンシル、色鉛筆、消しゴム、腕時計です。

言語に関する技術

言語表現に関する技術は、素話の試験です。指定された課題を選び、15人程度の3歳児が目の前にいることを想定して、素話を行います。3歳の子どもが話の世界を楽しめるように、3分間にまとめなくてはなりません。試験では、声の出し方や表現力などがチェックされます。子どもがしっかり聞き取れるように、話すスピードにも注意が必要です。

筆記試験の対策とは?

保育士試験を受験するにあたり、まず突破しなければならないのが筆記試験です。
ここでは、筆記試験の対策を3つ解説します。

音楽に関する技術の対策

音楽に関する技術は、試験の課題曲がわかれば、「受験申請の手引き」や 「全国保育士養成協議会」のHP上に記載されているので、事前に練習できます。練習はとにかく数をこなして何度も行いましょう。しかし、正しい練習方法でないと上達できないため、ネット上でアップされている動画などを参考にしながら練習することが大切です。

練習するなかで自分がどのくらい上達しているのかわからない場合は、家族や友人、子どもに聴いてもらうのもいいでしょう。

造形に関する技術の対策

造形に関する技術は、試験当日まで問題文と条件がわからないため、予習することができません。その分、難易度は高いといえます。試験前にできる対策は、ネット上に公開された合格者の造形表現作品を参考にして練習することなどです。

練習はまず模写からはじめます。模写とは、参考にする絵をそのまま真似て描くことです。模写をすることで、絵の表現方法や色の塗り方を勉強できます。
模写で絵を描くことに慣れたら、背景を描いてみましょう。試験でよく出題される背景は、保育室内や園庭です。

背景の次は、人物の練習です。保育士や子どもが走っているポーズなどを描く練習をしましょう。これらの練習を毎日繰り返し、一通り絵が描けるようになったら、実際の試験を想定して、時間を測りながら絵を描いてみましょう。

言語に関する技術の対策

言語に関する技術は、「受験申請の手引き」や「全国保育士養成協議会」のHP上に課題の候補が記載されているので、課題の候補が4つ提示されるため、事前に構成を考えて実践演習を行えます。言語表現の練習も、音楽表現同様にネット上でアップされている動画などを参考にしましょう。動画では、お話をするときの身振り、手振りの方法などが学べます。

言語に関する技術は、3分間でわかりやすく伝えることがポイントになるため、練習するなかで何度も構成の練り直しを行いましょう。本番に備えて、身近にいる子どもに聞いてもらうのもいい練習になります。

実技試験の対策とは?

筆記試験を通過したら、次はいよいよ実技試験です。
ここでは、実技試験対策のポイントを分野別に解説します。

試験の免除科目に注意しよう

保育士試験には、特定の保有資格があれば、試験科目が免除される制度があります。
例えば、幼稚園教諭の資格を持っている場合は、「保育の心理学」「教育原理」「実技試験」が免除になります。

さらに、幼稚園教諭資格者が、指定保育士養成施設で筆記試験に対応する科目を修得した場合、筆記試験科目が免除とされます。その際には「幼稚園教諭免許所有者保育士試験免除科目専修証明書の原本」の提出が必要です。修得した科目が筆記試験科目に対応するのか、保育士養成施設に確認しましょう。

一方で、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士のいずれかの資格を持っている場合は、「社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」が免除になります。
また、保育士試験で合格した科目は、合格した年を含めて3年間試験免除になります。たとえば、1度目の試験で9科目中3科目に合格した場合は、次の試験は残りの6科目の受験で済みます。

  • ※参考:免除・一部科目合格の有効期間について|一般社団法人 全国保育士養成協議会(https://www.hoyokyo.or.jp/exam/qa/05.html)

実技試験はどれを選べばいい?

実技試験はなるべく馴染みがあったり、得意な科目を選ぶようにしましょう。特に、「造形に関する技術」と「言語に関する技術」は事前にしっかりとした準備が必要ですので、そう簡単に合格できるわけではありません。例えば、普段からピアノに慣れ親しんでいる人であれば、「音楽に関する技術」の方が易しく感じる場合が多いでしょう。

確実に保育士試験に合格するためには

保育士試験の資格は、難関といわれています。そのため、独学で合格を目指すよりも通信講座を活用するほうがしっかりと勉強できて合格しやすいでしょう。独学は誰にも頼ることなく勉強をする必要があるため、モチベーションの維持が大変です。通信講座であれば、サポートも充実しているため、挫折することなく勉強を進められます。

まとめ

保育士試験には、筆記試験と実技試験があり、事前に試験内容を把握しておくことが大切です。保育士試験には科目免除制度があるため、幼稚園教諭などの資格を持っている人は免除される科目を確認しておきましょう。

保育士試験の合格を目指すなら、通信講座が便利です。ユーキャンの保育士講座では、試験で重要なポイントを押さえたオリジナル教材を使用します。独学では対策しづらい実技試験も動画で学べるので合格までスムーズです。これから試験の合格を目指す人は、ぜひご活用ください。

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