• 公開日:2020/06/01

保育士試験は、毎年6~7万人が受験する人気の資格です。資格の取得を目指して、独学で勉強する人も増えていますが、保育士の資格は独学でも取得できるのでしょうか。

この記事では、保育士試験の概要、独学のメリットとデメリット、合格に向けての勉強法などを紹介します。勉強を始めるにあたり、ぜひ参考にしてください。

保育士試験に合格して憧れの保育士になろう

子どもが好きで、子どもの成長に関わる仕事がしたいという人にとって、保育士は男女問わず憧れの職業です。子どもの頃から憧れて目指す人もいますし、子育て中に保育士と接し、興味を抱いて目指す人もいます。

とはいえ、保育士養成校に通わない場合、保育士試験に合格しなければ保育士になることはできません。夢や憧れのまま終わらせるのではなく、ぜひ資格を取って保育士になりましょう。

保育士試験の概要とは?

ここでは、試験の実施日や費用、合格率など、保育士試験の概要を説明します。勉強を始める前に、どのような資格なのか知っておきましょう。

実施日と科目は?

保育士試験が行われるのは、前期(4月)と後期(10月)の年2回です。
まず筆記試験が行われ、全科目合格すれば実技試験が受けられます。

以下の9科目が筆記試験の出題範囲です。(2019年11月現在)

  • 保育の心理学
  • 保育原理
  • 子ども家庭福祉
  • 社会福祉
  • 教育原理
  • 社会的養護
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育実習理論

実技試験では、3つの分野から2分野を選択します。

  • 音楽に関する技術
  • 造形に関する技術
  • 言語に関する技術

受験会場と受験手数料は?

保育士試験は全国の自治体で開催されます。現住所のある都道府県以外でも受験できますが、筆記と実技は同じ都道府県で受験しなければなりません。

受験手数料は12,700円です。これに「受験申請の手引き」郵送料250円を加えた12,950円を、郵便局の窓口で支払います。なお、幼稚園教諭免許状所有者等で試験が免除される場合の手数料はは2,650円(受験手数料2,400円+「受験申請の手引き」郵送料250円)です。(以上、全て2019年11月時点の金額)

合格点は?

筆記試験は各科目100点満点中60点以上(ただし「教育原理」と「社会的養護」はそれぞれ50点満点中30点以上)で合格です。実技試験は各分野50点満点中30点以上で合格です。
全科目・分野において合格ラインを超えないと保育士資格は取得できないため、なるべく苦手分野をなくすよう努力しましょう。

合格率は?

保育士試験の合格率は、毎年20%前後で推移しています。厚生労働省が発表した直近5年間の保育士試験の合格率(全科目免除者を除く)は、次のとおりです。

  • 2014(平成26)年度 19.3%
  • 2015(平成27)年度 34.3%
  • 2016(平成28)年度 25.8%
  • 2017(平成29)年度 21.6%
  • 2018(平成30)年度 19.7%

合格科目は3年間有効になる

筆記試験の全科目で合格ラインの6割以上をとれないと、実技試験には進めません。しかし、合格した科目についてはその年を含めて3年間の有効期間が設けられています。たとえば、1回目の試験で社会福祉だけが不合格だった場合には、次の試験では社会福祉のみ受験し、合格ラインを超えれば筆記試験をクリアし、実技試験に進むことができます。

独学のメリットとは?

学校に通う時間がなかったり、経済的な事情から、独学で保育士試験に挑戦する人は少なくありません。ここでは独学のメリットを説明します。

自分のペースで勉強できる

独学の場合、マイペースで勉強をすることができます。早朝や深夜、通勤途中、家事の合い間など、自分の好きな時間に勉強できます。また、自宅や図書館、カフェなど、自分の好きな場所で勉強できるのも独学のメリットといえるでしょう。仕事や子育てで忙しい人でも、独学ならすぐに始められます。

資格取得費用を節約できる

独学での受験対策に必要なものは、テキスト、過去問題集、筆記用具などで、すべて揃えても5,000円~1万円ほどで抑えられます。資格取得にかかる費用を節約したい場合には、独学での受験対策が最適です。ただし、テキストや過去問題集選びは合格のための重要ポイントなので、内容を確認してじっくり選びましょう。解説がわかりやすいものがおすすめです。

独学のデメリットとは?

独学での受験対策にはメリットがある反面、デメリットもあります。ここでは独学のデメリットを説明します。

実技試験の対策が立てづらい

保育士試験には筆記試験だけでなく、実技試験があります。実技試験は筆記試験と違って、「これが正解」といえるものがなく、合格基準に達しているのか自分で判断するのが難しいのです。身近に実技試験に合格した人がいれば、実際の様子を教えてもらうこともできるでしょう。しかし、そういった人がいなければ、手探り状態で試験に臨まなくてはなりません。

最新情報等を自分で調べる必要がある

独学の場合は、試験内容に関する最新情報や変更点などを、すべて自分で調べなくてはなりません。さらに法改正が行われた場合には、改正された内容を理解する必要があります。保育士の筆記試験は全9科目あり、広範囲から出題されます。試験勉強に加えて、こまめに最新情報等をチェックするのは骨の折れる作業です。

モチベーションの維持が難しい

独学には強い意志が必要です。マイペースで勉強を進められる分、モチベーションの維持や自己管理が欠かせません。指導者や励まし合う仲間がいないため、つい勉強をさぼってしまったり、挫折してしまうことも珍しくありません。継続的に勉強を進めるには、モチベーションを維持するための工夫が必要です。

独学の効率的な勉強法とは?

独学を選択した場合、どのように勉強を進めていったらいいのでしょうか。ここでは、独学の効率的な勉強法を紹介します。

テキストを読み込む

まずはテキストをしっかり読み込みましょう。途中でわからない箇所があっても最後までひと通り読み進め、概要をつかみます。次に、わからなかった箇所を重点的にもう一度テキストを読み込んでいきます。9科目分のテキストを読むだけでも大変な作業です。試験日までの日数を意識して、読み進めていきましょう。

過去問や予想問題を解く

テキストをしっかり読み込んだら、過去問や予想問題にチャレンジします。何度も繰り返して問題を解いているうちに、毎回必ず間違える問題や、正解率が安定しない問題が出てくるはずです。

その部分がきちんと理解できていないということなので、テキストを読み返して復習するようにしましょう。マークシート方式に慣れておくためには、実際の解答用紙を使って解答するのも有効です。

合格するためのポイントは?

次に、独学の注意点を説明します。勉強時間のロスを防ぐために、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

テキストや問題集選びに気をつける

テキストや問題集は必ず最新版を選びましょう。9科目の中には、法改正の関係で出題範囲が変わりやすい科目があります。特に「社会福祉」「子ども家庭福祉」「保育原理」「教育原理」「社会的養護」の5つは、出題範囲が変わりやすい科目です。テキスト・問題集選びに注意すると同時に、ニュースや新聞などをチェックして最新情報を集めるようにしましょう。

実技試験での選択分野について

実技試験では、次の3分野の中から2分野を選択します。楽器を弾きながら童謡を歌う「音楽に関する技術」、絵画による「造形に関する技術」、子どもたちにお話をすることをイメージした「言語に関する技術」の3つです。

実技試験では、なるべく自分が得意とする分野を選択するといいでしょう。「音楽に関する技術」と「言語に関する技術」は、受験申請時に配布される「受験申請の手引き」に課題が記載されています。そのため、課題に沿った練習が可能です。

古い情報には要注意

保育士試験の出題範囲の中には、頻繁に改正される法律に関する問題も含まれています。たとえば、児童福祉法は、一部改正を含めて何度も法改正が行われているのが実情です。法律に関する問題に対応するためには、最新情報を確認する必要があります。また、過去問題には改正前の法律に則った問題もあるため注意が必要です。

確実に合格するためには

保育士試験は出題範囲が広く、合格率が低い難関試験です。合格した科目についてはその年を含めて3年間の有効期間が認められているため、はじめから3年以内の合格を目標にして独学を選ぶ人もいます。

独学はマイペースで勉強を進めることができ費用が抑えられるというメリットがありますが、受験のたびに受験費用が必要です。また法改正があるたびに新しいテキストを購入し、勉強しなおさなければなりません。

そのため、独学で勉強するよりも、最新情報が取り入れられた通信講座で勉強したほうが、効率的に合格を目指せるでしょう。

まとめ

独学で保育士の資格を取得することは可能です。ただし、効率的に勉強が進むとは限りません。特に、頻繁に改正される法律関係の問題に対応するには、通信講座で勉強したほうが安心です。

短期間で保育士試験の合格を狙うなら、ユーキャンの保育士講座がおすすめです。オリジナル教材で効率的に筆記試験対策ができます。また、実技試験対策も動画で学べるので安心です。法改正や受験内容に変更があった場合にも迅速に知らせてくれるため、最新情報にも対応できます。ユーキャンの講座でしっかり勉強し、合格を目指しましょう。

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