• 公開日:2022/03/04

介護福祉士とは、介護現場で働くために必要な知識やスキルがあることを証明するための国家資格です。この記事では、介護福祉士を目指している人に向けて、介護福祉士の仕事内容を解説します。資格を取得するメリットについても解説するため、ぜひ参考にしてください。

介護福祉士とは?

介護福祉士とは、介護に取り組むために必要な知識やスキルを認める国家資格です。介護福祉士は「ケアワーカー」ともよばれており、社会福祉施設などで介護を必要としている人の身の回りのあらゆる手助けを行います。食事、入浴、排泄などの身体介助だけでなく、日常生活の援助も業務のうちです。

介護福祉士資格の概要

介護福祉士の資格試験は、年に1回実施されています。試験は筆記試験と実技試験の2種類に分かれており、それぞれに合格する必要があります。筆記試験はマークシート方式です。「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」「総合問題」について、全部で125問が出題されます。

実技試験は1人あたり5分です。指定された課題にその場で対応する必要があるため、しっかりと対策しましょう。ただし、受験資格によっては実技試験が免除される場合もあります。

資格取得のメリット

介護福祉士の資格を取得すれば、さまざまなメリットを得られます。ここでは、具体的にどのようなメリットがあるか解説します。


仕事領域が広がる

介護福祉士の資格を取得している人は、介護の仕事のなかで対応できる領域を広げられます。待遇の向上、管理職へのキャリアアップも目指せます。また、介護福祉士の上位資格にあたる「認定介護福祉士」の取得も視野に入れられるでしょう。いずれにせよ、介護業界でさらに活躍することが可能です。


平均給料に差が出る

無資格者と比較すると、介護福祉士の有資格者は給与が高くなります。介護事業所に求められる人材として活躍できるからです。給与の具体的な差については後述するため、あわせて参考にしてください。


就職や転職に有利

介護福祉士の資格があれば、就職や転職にも有利になります。たとえば、サービス提供責任者の採用について、介護福祉士の資格を条件にしている施設も少なくありません。介護福祉士の有資格者は、介護業界での就職や転職を考える際も選択肢の幅が広くなります。

受験資格

介護福祉士の資格取得を目指すためには、4つのルートがあります。それぞれについて以下で解説します。


実務経験ルート

対象施設において一定の職種で3年(1,095日)以上の従事期間があり、そのうち540日以上業務に従事していれば、実務者研修の講座の修了により介護福祉士の受験資格を得られます。未経験から介護福祉士を目指したい人や働きながら資格を取得したい人に向いています。


福祉系高等学校ルート

2009年度以降に福祉系の高等学校に入学した人は、卒業後に筆記試験に合格すると介護福祉士の資格を取得できます。2008年度以前に入学した人は、介護技術講習を修了してから筆記試験を受ける必要があります。

また、特例高等学校を卒業した人は、卒業後に介護の実務経験を9ヶ月以上積むと筆記試験と実技試験を受けることが可能です。


経済連携協定(EPA)ルート

外国人が日本の介護福祉士の資格取得を目指すことも可能です。日本と経済連携協定(EPA)を結んでいるインドネシア、ベトナム、フィリピンなどの出身者が候補となります。候補者は介護施設で研修を受けたり実務経験を積んだりし、介護福祉士の資格取得を目指します。


養成施設ルート

文部科学大臣と厚生労働大臣が指定する福祉系の大学や専門学校を卒業し、そのまま介護福祉士の資格取得を目指す方法もあります。実技試験が免除になるため、筆記試験に合格すれば介護福祉士の国家資格を取得できます。学歴や通っている学校の種類によっても条件が異なるため、よく確認しましょう。

介護福祉士の働き方・仕事内容

介護福祉士の働き方や仕事内容は、どのようになっているのでしょうか。以下で具体的に解説します。

介護福祉士の働き方

介護福祉士は、基本的に社会福祉施設に勤務して介護を必要とする人をサポートします。実際の働き方は、勤務先によってもさまざまです。入居型の施設であれば24時間体制で介護を行うため、夜勤がある可能性もあります。デイサービスや訪問介護の職場であれば、日勤のみの場合が多いです。

介護福祉士の仕事内容

介護福祉士の仕事内容は、主に「身体の介護」「生活の援助」「メンタルケア」「相談や助言」「マネジメント」の5種類があります。「身体の介護」は、主に食事、入浴、排泄などを補助します。「生活の援助」は、買い物の代行や身の回りの整理整頓などをサポートすることです。「メンタルケア」では、介護を必要とする人の心理的なケアも行います。

「相談や助言」では、介護を必要とする人とその家族に対して日々の生活についてアドバイスします。「マネジメント」は、介護の現場で働くスタッフをまとめることです。

介護福祉士の年収・給与

ここでは、介護福祉士の年収や給与の目安について解説します。

介護事業所による平均給与の違い

介護事業所では、介護福祉士の資格の有無によって給与に違いがあります。令和2年の平均給与をまとめると、以下のとおりです。

資格 平均月収(額面給与) 介護福祉士との差額
介護福祉士 329,250円 -
介護職員初任者研修 301,210円 28,040円
実務者研修修了者 303,230円 26,020円
資格なし 275,920円 53,330円

介護事業所による平均給与の違い

介護事業所による介護福祉士の平均給与の違いは、以下のとおりです。

事業所 平均給与 平均年収 手取り給与
介護老人福祉施設 361,890円 4,342,680円 約285,893円
介護老人保健施設 350,380円 4,204,560円 約276,800円
介護療養型医療施設 329,850円 3,958,200円 約260,582円
介護医療院 323,950円 3,887,400円 約255,921円
訪問介護事業所 314,440円 3,773,280円 約248,408円
通所介護事業所 294,980円 3,539,760円 約233,034円
通所リハビリテーション事業所 315,020円 3,780,240円 約248,866円

介護士との違い

介護福祉士と介護士には、どのような違いがあるのでしょうか。以下でくわしく解説します。

介護士とは

介護士とは、ホームヘルパーや訪問介護員など介護職に従事している人の総称です。そのため、介護士と表現する場合は、介護に関する資格がない人も含まれています。

仕事内容の違い

介護士にはさまざまな職種の人が含まれており、実際に保有している資格の種類によって対応できる業務の幅に違いがあります。たとえば、身体介護を行うには、介護職員初任者研修の資格を保有していなければなりません。介護の現場で活躍するうえでは、資格の種類の違いについてもよく理解しておく必要があります。

待遇面での違い

介護に関わる仕事をしていても、上位資格を保有している人ほど平均給与は高い傾向があります。保有資格に応じて手当を支給している施設も多いです。高待遇を望むなら、上位資格の取得を目指しましょう。

介護福祉士になるには

介護福祉士になるには資格試験に合格したうえで、登録申請を行う必要があります。登録申請においては、登録申請書、収入印紙、登録手数料、介護福祉士養成施設等の卒業(修了)証明書、戸籍謄本または住民票などの提出が必要です。必要な書類と費用をしっかり用意し、手続きを進めましょう。

まとめ

介護福祉士になるには、さまざまなルートがあります。有資格者になると給与も高くなる可能性があるうえに、介護現場でさらに活躍できます。

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