• 公開日:2020/11/06

介護福祉士の資格取得の勉強を始めるにあたり、気になるのは試験の難易度や合格率ではないでしょうか。合格のためには、事前に試験の難易度や合格率を把握し、しっかり対策することが重要です。

この記事では、介護福祉士の資格取得のメリットや合格率、他の福祉系資格と比較した難易度などを紹介します。これから介護福祉士の資格取得を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

介護福祉士とは?

介護福祉士とは、社会福祉専門職に関する国家資格で、別名「ケアワーカー」とも呼ばれます。主に、社会福祉施設で介護を必要とする人の食事や入浴などの介助を行います。また、介護現場で働くヘルパーに対して、介護の専門知識や技術を教える立場でもあり、現場のリーダーおよびスペシャリスト的な存在です。

介護福祉士国家試験とは?

介護福祉士国家試験は、介護福祉士資格を取得するための試験です。試験は、筆記試験と実技試験があり、それぞれ年1回実施されます。

筆記試験は、「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」「総合問題」で構成されており、マークシート方式です。

実技試験は、介護等に関する専門的技能があるかどうかを問われる試験で、「福祉系高校卒ルート」「経済連携協定(EPA)ルート」の一部のコースで実施されます。

介護福祉士は社会的信頼性の高い国家資格

介護福祉士は、介護の中で唯一の国家資格であるため、社会的信頼性が高いことが特徴です。介護福祉士の資格を取得することで、雇用側からは専門的な知識や技術を持っていると評価されます。全国どこでも通用する資格であることから、「安定して働き続けたい」と考える人におすすめの資格です。

介護福祉士の受験資格に注意

介護福祉士の試験を受けるには受験資格を満たしている必要があります。 以下で、具体的な受験資格の満たし方について説明します。

養成施設ルート

養成施設ルートは、指定の介護福祉士養成施設を卒業し、介護福祉士国家試験を受験する方法です。介護福祉士養成施設とは、文部科学大臣および厚生労働大臣が指定した四年制大学や短期大学などのことを指します。普通科の高校等を卒業した人は、2年以上通うことが条件です。

福祉系大学、社会福祉士養成施設、保育士養成施設などを卒業した人は1年以上通う必要があります。

実務経験ルート

実務経験ルートは、介護業務の実務経験を積み、介護福祉士国家試験を受験する方法です。実務経験については、対象となる施設及び職種で従業期間3年(1,095日)以上かつ従事日数540日以上の条件を満たす必要があります。さらに、実務者研修を修了しなくてはなりません。

福祉系高校ルート

福祉系高校ルートは、福祉系高校等を卒業し、介護福祉士国家試験を受験する方法です。福祉系高校ルートの場合は、入学した年度によって資格取得までの流れが異なります。
また、介護技術講習を受けている人は、実技試験が免除になります。

EPA(経済連携協定)ルート

EPA(経済連携協定)ルートは、EPA介護福祉士候補者のための受験ルートのことです。EPA介護福祉士候補者とは、日本の介護福祉士の資格取得を目指すインドネシア人、フィリピン人及びベトナム人の志望者を指します。日本人は対象外です。

受験資格として認められないケースとは?

実務経験ルートの場合、介護等の実務経験が積める「施設・事業」「職種」でない場合は、受験資格として認められません。また、従事日数と従業期間は両方の条件を満たす必要があります。
例えば、従事日数(540日以上)は満たしていても、従業期間3年以上(1,095日以上)を満たしていない場合は受験資格を得られないので注意しましょう。

また、従事日数と従業期間の条件を満たしていても、実務者研修を修了していない場合は受験できません。実務経験ルートは条件を1つでも満たしていないと受験資格が得られないため、事前にしっかりと確認しておきましょう。

介護福祉士国家試験の合格ラインとは?

介護福祉士国家試験(筆記試験)の合格ラインは、総得点125点の60%程度を基準として、実施される年の問題の難易度を考慮し、決められます。

第31回(2019年1月)で実施された筆記試験では、「総得点125点のうち、72点以上の獲得」「11科目群すべてで最低1問は正解すること」が合格ラインとなっています。また、実技試験では総得点100点のうち、46.67点以上が合格ラインです。

介護福祉士国家試験の合格率とは?

介護福祉士国家試験の合格率は実施される年によっても多少変動しますが、概ね70%になります。この数値を見ると、合格率が高いと感じる人も多いでしょう。

実際に、筆記試験はマークシート方式であるため解答しやすく、1回で合格を目指せる試験だといえます。しかし、学習なしに合格することはできません。きちんと計画を立てて勉強する必要があります。

介護福祉士国家試験の合格率の推移は?

区分 第27回
(2015年)
第28回
(2016年)
第29回
(2017年)
第30回
(2018年)
第31回
(2019年)
受験者数
(人)
153,808 152,573 76,323 92,654 94,610
合格者数
(人)
93,760 88,300 55,031 65,574 69,736
合格率
(%)
61.0 57.9 72.1 70.8 73.7

上記の表からは、第27回から第31回にかけて合格率は上がっていることがわかります。
第27回から第28回では少し合格率は下がっていますが、第29回以降の合格率は70%台をキープしており、合格率は高い傾向にあります。

第31回(2019年1月)の試験は?

第31回(2019年1月)の試験の合格基準点は72点であり、第30回の77点よりも下がっています。また、合格率も直近5回のなかで73.7%と一番高いです。難易度の見直しがなされ、難易度を下げた問題が出題されたと考えられます。

しかし、合格基準点は毎年変わるため、試験では基準となる総得点の60%程度は必ず獲得したいものです。

介護福祉士と他の福祉系資格との合格率の違いは?

介護福祉士と他の福祉系資格との合格率の違いについても見ていきましょう。

社会福祉士

社会福祉士は「ソーシャルワーカー」とも呼ばれます。介護福祉士と同じく国家資格であり、社会的信用度が高いことが特徴です。日常生活を営むのが困難な人に対して、アドバイスを行ったり、利用できるサービスを紹介したりする相談支援を行います。社会福祉士の合格率は約30%と介護福祉士と比べると難易度は高く、1回で合格することは難しいといえます。

精神保健福祉士

精神保健福祉士とは、「精神科ソーシャルワーカー」とも呼ばれ、精神に障がいがある人たちの相談支援を行い、社会復帰をサポートしたり、精神保健福祉センターなどの施設で相談を受けたりする国家資格です。精神保健福祉士の合格率は約60%です。合格率が約30%の社会福祉士よりは難易度が低いですが、介護福祉士よりは高いといえます。


以上のことから、介護福祉士は他の福祉系資格と比べると難易度が低く、国家資格の取得を目指すなら比較的狙いやすいことがわかります。

介護福祉士国家試験の内容とは?

介護福祉士国家試験には、筆記試験と実技試験があります。それぞれの内容について紹介します。

筆記試験

筆記試験は、マークシート方式で、問題数は125問で1問につき1点の配点です。出題範囲は上記でも触れたように「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」「総合問題」になります。

実技試験

実技試験は、受験者1人につき5分間以内で実施されます。「介護の原則」「健康状況の把握」「環境整備」「身体介護」の項目の中から指定された課題に対して、実技を行います。

通信講座を活用し一発合格を目指そう

介護福祉士国家試験の合格率は他の福祉系資格に比べて高いですが、確実に合格するためには独学ではなく通信講座の活用がおすすめです。通信講座では、体系化された教材を利用して効率的に勉強を進められます。また不明な点も質問できるので安心です。

まとめ

介護福祉士の資格を取得すると、仕事の幅が広がったり、転職に有利になったりするなどさまざまなメリットがあります。合格率は70%と高めなので、福祉系資格のなかでは取得しやすいと言えます。受験資格を満たしている場合は、挑戦してみましょう。

試験勉強においては、「ユーキャンの介護福祉士講座」を活用すると効率よく勉強することができます。教材は図解やイラストを豊富に使用しているため、初めて学ぶ人でもわかりやすいものになっています。これから介護福祉士の資格取得を目指す人は、ぜひ一お問い合わせください。

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