• 公開日:2020/11/06

介護福祉士の資格取得のために勉強を始めようとしているものの、試験の概要がよく分からずどこから手を付けていいか分からないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、介護福祉士試験の概要や合格までの勉強時間、勉強方法などを解説します。働きながら介護福祉士を目指せる方法も紹介するので、試験対策に役立ててください。

介護福祉士になるには?

まず、介護福祉士になるための方法と、介護福祉士試験の受験資格について把握しておきましょう。

介護福祉士になるルートは?

介護福祉士になるには、4つのルートがあります。ここでは、それぞれのルートに関して解説します。


養成施設ルート

高等学校等を卒業後に文部科学大臣および厚生労働大臣指定の福祉系の大学や専門学校を卒業して、介護福祉士の試験に臨むルートです。2017年3月末までの養成施設卒業生は介護福祉士試験の受験が不要になります。また、実技試験は免除になります。


実務経験ルート

対象施設及び職種で、3年(1,095日)以上の従業期間に540日以上従事することで、介護福祉士の受験資格を得るルートです。


福祉系高等学校ルート

福祉系高等学校等または特例高等学校等を卒業し、介護福祉士国家試験の合格を目指すルートです。2009年度以降に福祉系高校等に入学した場合、卒業後に筆記試験に合格すれば資格取得となりますが、2008年度以前の入学であれば介護技術講習を修了したうえで、筆記試験に合格するか、筆記試験合格後に実技試験にも合格する必要があります。特例高等学校等の場合は、卒業後9カ月以上、介護等の実務経験を積んでからでないと筆記・実技を受験できません。


経済連携協定(EPA)ルート

経済連携協定(EPA)に基づき、一定の要件を満たして入国した、締約国のEPA介護福祉士候補者(インドネシア人、フィリピン人、ベトナム人)を対象としているルートです。公益社団法人国際厚生事業団が紹介する施設で研修を受けながら介護業務に3年以上従事し、試験に合格することで介護福祉士の資格を取得できます。日本人は対象外です。

介護福祉士試験とは?

介護福祉士試験は国家試験のひとつで、専門的知識や技術をもって、介護が必要な人の心身の状況に応じた介護などを行う、介護福祉士になるための試験です。毎年1月下旬に筆記試験、毎年3月上旬に実技試験が行われます。合格後に登録を申請することで、晴れて介護福祉士として従事できます。

受験資格

実務経験を積んで介護福祉士の試験を受験する場合、3年(1,095日)以上の従業期間かつ540日以上の従事日数があることに加えて、2016年度の試験から、実務者研修の修了も必要になりました。実務者研修は、指定の養成施設などで行われます。従業期間と従事日数は両方を満たしている必要があります。

合格ラインと合格率

年度によって合格基準点が変わりますが、総得点の60%程度の得点が合格ラインとされています。ただし、科目群においてそれぞれ得点していなければ、総得点が全体の60%を超えていても合格にはならないので注意しましょう。なお、合格率は当然、毎年変化していますが、ほぼ4人に3人以上は合格しています。

難易度

介護福祉士の試験は、毎年60%ほどの合格率で推移しています。さらに2017年からは、3年連続で合格率70%を超えているため、国家試験の中でも比較的取りやすい資格といえるでしょう。

介護福祉士資格取得のメリットとは?

介護福祉士の資格は、2019年末現在の介護業界において唯一の国家資格です。そのため信頼性が高く、さまざまな面で優遇されやすいといえます。

たとえば、給料や手当などの待遇面です。ヘルパーとして長期勤務していても、なかなか給料が上がらないという人も少なくありませんが、国家資格である介護福祉士の資格があれば、スキルの証明となるので、持っているだけで月収が平均5万円ほど、年収では約50万円多いとされています。

また、就職や転職にも有利に働きます。即戦力として期待され、就職活動などもスムーズに進む場合が多いでしょう。対応できる仕事の幅も広がるので、管理職として責任ややりがいのあるポジションを任されるケースも考えられます。

  • 出典:介護求人かいご畑(https://kaigobatake.jp/column/kaigofukushishi.php)

介護福祉士試験合格に必要な勉強時間とは?

この段落では、試験勉強に関することのうち、勉強時間をどのくらい必要とするか、その目安を解説していきます。

勉強時間の目安

合格までのトータル勉強時間として250時間程度を見ておくといいでしょう。たとえば、3カ月の勉強期間ならば、1日当たり2~3時間を勉強時間に割く必要があります。働きながら無理なく勉強するには、半年は勉強期間として確保しておきましょう。半年間であれば、1日1時間~1時間半程度の勉強で済むため、生活リズムを崩すことなく知識を身につけていくことができます。

具体的な勉強時間の事例

人によって生活リズムや勉強に割ける時間もさまざまですが、たとえば試験の1年前から勉強を開始したケースでは、毎日ではなくとも1日平均2時間勉強し、土日などには集中して3~4時間勉強して合格した人もいます。

また、試験4カ月前とあまり日数がない状態であっても、コツコツ毎日1時間は勉強し、土日もやはり3~4時間を勉強時間にあてたことで合格を叶えたケースもあります。

あくまで事例なので、自身に合ったスケジュールで効率的な勉強方法を見つけることが大切です。

  • 参考:カイゴジョブアカデミー(https://kaigojob-academy.com/shikaku/fukushisi/study-time/)

介護福祉士試験の効率的な勉強とは?

この段落では、効率よく勉強をすすめていくためのポイントを紹介していきます。

試験に向けたスケジュールを立てる

介護福祉士の試験は年に1度しかありません。しかし、逆にいえば試験日は決まっているので、逆算してスケジュールを細かく組み立てていくことで、計画的に知識を身につけていけます。

基本的には、6カ月前を目途にスケジュールを組んでいくといいでしょう。いつまでにこの項目の勉強をするというスケジュールを立て、そのためには1カ月にどの程度の勉強をすすめるのか、1日の勉強時間はどのくらいか、というように常に逆算でスケジュールを組み立てます。

その際、気を付けたいのは、自身の生活を圧迫するような無理なスケジューリングはしないことです。体調を崩したり、他がおろそかになったりしては元も子もありません。バランスをしっかりととって計画的に進めましょう。

過去問を解く

過去問は、出題傾向の把握や時間配分の仕方をつかむために使用するとよいでしょう。過去問は弱点を補強するために、間違えた所を何度か解いてみるとさらに効果的です。

また、過去問を勉強に使用する場合は過去問の作成年代にも注意しましょう。すでに廃止された制度や内容が変更されている制度について出題されていて、勉強しても無意味になってしまうケースがあります。過去問は情報の新しい過去3年分くらいを繰り返し解いて、有効活用しましょう。

テキストを利用する

参考書などのテキストを中心に学習するケースも多くみられます。使用する際には値段のみで決めないことが大切です。安さだけで選ぶと、ものによっては解説が不十分だったり、図が分かりづらかったりして、余計に分からなくなってしまう場合も考えられます。

適切な解説が入っているものや、合格者が多く使っているような信頼性の高いものを使用するといいでしょう。過去問と同じく、最新のものを入手するのは必須です。また、あれもこれもと手をだすよりは、1冊程度に絞って勉強スケジュールを組んでいくと、期間内でテキストを終えることで達成感も味わいつつ、勉強できます。

無料アプリを使用した勉強

無料アプリによる過去問を利用した勉強方法もあります。スマホがあれば誰でもダウンロード可能で、電車移動中などのスキマ時間を利用して勉強できます。あくまで普段の自宅勉強の補助的なものですが、無駄なく合格の可能性を高めることができるでしょう。

通信講座を利用する

介護福祉士試験には筆記と実技があります。そのため、特に働きながら資格取得を目指す場合、しっかりとしたスケジュールを組み、効率よく勉強を進めなければなりません。自分を律しながら適切な勉強時間を確保するためにも、効率的なカリキュラムが組まれた通信講座を利用するのも一つの手です。

独学の場合、勉強にかかる費用が抑えられるうえ、自由度も高いですが、その分、甘えが出てしまい、勉強に身が入らないこともしばしばあります。一方、通信講座であれば、費用はスクールに通うよりも抑えられ、なおかつ、実績のあるテキストを利用して効率よく勉強できます。もし独学での勉強に不安があれば、通信講座を検討してみるのはいかがでしょうか。

まとめ

介護福祉士は比較的合格率の高い国家資格といえます。効率よく勉強を進めて一発合格を目指しましょう。

ユーキャンの介護福祉士講座は、受講生の約90%が仕事をしながら勉強しています。忙しくても続けられる効率的なカリキュラムで、初めて学ぶ人にも人気が高い講座です。過去多くの合格者を輩出しているので安心して勉強を進めることができます。介護福祉士試験の合格を目指すなら、ぜひユーキャンの介護福祉士講座の受講を検討してみてはいかがでしょうか。

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