• 更新日:2023/09/15

医療事務の人気は、年々高まりつつあります。その一方で、大変だという声を聞くことも多く、これから目指す人のなかには、自分に務まるか不安だという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、医療事務の大変さなポイントについて、未経験の人にも分かりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • 医療事務は覚えることが多く、慣れるまでは大変。
  • 大変さを乗り越えるコツは、「医療事務の資格を取得」「仕事のやりがいを見出す」「医療事務のメリットを日常に活用」など。
  • 医療事務のメリットは、「誰かの役に立っているという実感が得られる」「ブランクがあっても仕事復帰しやすい」など。

医療事務の仕事は大変?

医療事務の仕事には未経験者でも就くことができます。とはいえ、覚えることが多く、慣れるまでは特に大変です。ここでは、医療事務の仕事がなぜ大変だといわれるのか、その詳細を説明していきます。

業務範囲が広く、覚えることが多い

医療事務はとにかく覚えることが多く、専門知識も幅広く身につけなくてはならないため、大変だと感じる人が多いようです。さらには、法律改正によって運用や施行に細かな変更も発生し、その度に勉強をする必要があります。

また、専門家ばかりの職場のため、飛び交う言葉は専門用語が多くなりがちです。それに加え、医師に患者の訴えや状態を伝えるためには、医療の基本的な知識を持っている方がスムーズです。

大きい病院であれば、クラーク業務と呼ばれる仕事を担当することもあります。クラーク業務は、医療スタッフと患者との橋渡しの役目を担います。クラークには、検査データやレントゲン写真を医師に渡したりカルテの整理をしたりする外来クラークと、入退院に関する事務全般を担う病棟クラークの2つがあります。

病棟クラークは、ナースステーションに常駐することが基本です。そのため、患者から病棟について説明したりすることも多くなります。

患者とのコミュニケーションに配慮が必要

常に患者に気を配る必要があることも、大変と感じる理由のひとつです。患者にとって、受付や会計をする医療事務は、その病院の顔ともいえます。

受付の人が明るい対応をしたり、「お大事に」などやさしい言葉をかけたりするだけで、救われた気持ちになる患者も少なくありません。一方で、暗い対応をしていると、患者は不安にかられてしまいます。また、横柄な態度であれば、クレームになってしまうこともあるでしょう。

勤務先によっては、人命に関わるような緊急事態に出くわすこともあり、時には、き然とした態度で冷静な対応を取らざるを得ないときもあります。医療事務の業務では、適切なコミュニケーションで、患者の気持ちに配慮したうえで接することが大切となるのです。

毎月、繁忙期がある

医療事務の仕事のひとつに、レセプト業務と呼ばれるものがあります。レセプト業務がある時期は必然的に繁忙期になり、それが大変だという人も多いようです。

レセプトとは診療報酬明細書のことを指します。レセプトを審査支払機関に提出することで、健康保険組合などの保険者から診療報酬が支払われます。

レセプト業務では、カルテなどから正確な診療報酬明細書を作成し、それを翌月10日までにまとめて提出する必要があります。そのため、毎月のその期間はどうしても繁忙期となり、1~2時間程度の残業が発生する可能性があるでしょう。

大変な医療事務の仕事を乗り越えるための解決策

医療事務の仕事は覚えることが多く、つらいと感じる場面もありますが、その分、やりがいやメリットも多く、大変さを乗り越え、業務に慣れていくことで、長く続けることができる仕事です。
医療事務の仕事を続けられるよう、大変なことを乗り越えるための解決策を解説します。

医療事務に関する資格を取得する

医療事務として働くには資格の取得は必須ではなく、無資格や未経験でも就職が可能な職場は多くあります。しかし、このような求人は競争率が高く、医療事務の知識・スキルを証明する資格があった方が有利です。
また、医療事務の仕事は覚えることが多く、医療保険制度やレセプト業務、関連法令といった専門的な内容もあり、未経験者は、初めのうちはとても大変です。予め、医療事務に関する資格を取得し、知識やスキルを身につけておくとスムーズです。
複数ある医療事務の資格の中で、難易度があまり高くない、挑戦しやすい資格からチャレンジすると良いでしょう。 初めて医療事務に従事する方には、接遇・マナーなど受付業務に必要な基礎知識も身につけられる資格がおすすめです。

医療事務のやりがいを通じてモチベーションアップ

医療事務の仕事は、業務範囲が広く内容が専門的であったり、患者とのコミュニケーションに配慮が必要だったりと、慣れるまでは特に大変です。
このような大変さを乗り越えるには、仕事へのやりがいを見出す意識が大切です。
医療事務は患者と接する機会が多く、患者さんから感謝の気持ちを伝えてくれることも少なくありません。誰かの助けになった経験を通じて、業務にやりがいを実感し、大変さを乗り越えられるモチベーションにつながっていきます。

医療事務の仕事のメリットを、日常や人生に活かす

医療事務は、ライフスタイルに合わせて、正職員だけでなく、契約職員や派遣職員、アルバイト・パートなどさまざまな働き方を選べます。ワークライフバランスを維持しやすく、結婚や子育て、介護等で一旦は退職しても、復帰しやすいメリットがあります。
病院やクリニックは全国にあるため、配偶者の転勤などの際も、転居先で仕事が探しやすいです。経験者は採用にも有利になるので、医療事務の職歴は将来的にも役立つでしょう。
また、医療事務は、病気や医療制度に関する専門知識が働きながら自然と身につきます。普段の生活の中で、自分や家族が、病気や怪我などで通院するときにも役立つでしょう。

それでも人気! 医療事務のやりがい・メリットとは?

大変さはあっても、医療事務は人気の仕事です。ここでは実際に、どのようなやりがいやメリットがあるのかを紹介していきます。

患者の助けになっている感覚を得られる

より直接的に、誰かの役に立っているという実感が得られるのは、医療事務を含む医療従事者に特有のやりがいだといえるでしょう。病気やけがで気分が落ち込んでいた患者も、全快すれば感謝の気持ちを伝えてくれることがよくあります。そんな患者の助けになったと実感できれば、かけがえのない経験としてやりがいを感じることができるでしょう。

病院などの医療機関は社会に必要不可欠な存在です。そこに携わる一員として、医療事務も欠かすことのできないスタッフといえます。ほかの業種にはないやりがいを感じることができるのも、医療事務ならではの特徴です。

ブランクがあっても仕事復帰しやすい

医療事務には専門知識が必要です。そのため、一度、医療事務の仕事を経験すると、出産や結婚、介護などライフイベントでブランクが生じたとしても復職しやすい、という特徴があります。加えて、年齢に左右されることなく、仕事復帰がしやすいこともメリットとして挙げられるでしょう。

また、雇用形態もさまざまで、正職員に、派遣職員やパート・アルバイトなど、自分にあった形で勤務することも可能です。そのため、vワークライフバランスを重視して仕事に就くことができるという特徴があります。プライベートとの両立を図りながら仕事復帰ができるという点は、医療事務の大きなメリットのひとつといえるでしょう。

業務内容が幅広いため、経験を活かしやすい

幅広く業務を覚える必要があることは、確かに大変かもしれません。特に、未経験者にとっては、レセプト業務やカルテの作成など不慣れな業務が多いのも大変さの一因です。失敗することのできないプレッシャーのかかる計算や、見慣れない専門用語など、慣れるまでは通常業務でもこなすのに時間がかかることもあります。

しかし大変な一方で、身につけた知識やスキルは、仕事やプライベートなどさまざまな場面で活かすことができます。日常生活においても使える医療知識も多くあります。また、急な事故やけが、トラブルに巻き込まれたとしても、医療事務の経験があれば冷静に対処できる場合もあるでしょう。

経験を積めばキャリアアップにつながる

医療事務には関連する資格も多いため、経験を積んだり資格を取得したりすれば、確実なキャリアアップを図ることが可能です。資格はいずれも民間のものですが、取得することで信頼度はアップし、即戦力として認められることが多くあります。チームリーダーやチーフに抜てきされるチャンスにつながることもあるでしょう。

勤務先によって異なるものの、資格の取得や経験によって給料が上がることも考えられます。勤続3年ごろから給料が上がることも多いので、経験を積んでキャリアアップを目指せるのも医療事務のやりがいのひとつといえます。

医療事務に向いている人の特徴

まとめ

医療事務の仕事は、大変なことも多くあります。最初は覚えることも多く、戸惑ってしまうかもしれません。とはいえ、一度経験すれば自身の知識としてその先の仕事や人生に生かすことができます。

未経験から始めるなら、ある程度の知識を身につけておくこともおすすめです。ユーキャンの医療事務講座であれば、医療事務の資格取得のための基本知識を4ヵ月程度で学べます。加えて、8ヵ月の受講期間中、毎月実施されている「医療事務認定実務者(R)試験」の資格取得へのサポートも万全の体制です。

医療事務に従事したい人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

よくある質問

医療事務になるには?

医療事務になる方法は、「学校に通って資格取得後に就職先を探す方法」「未経験・無資格で募集している就職先を探す方法」の大きく分けて2つです。

医療事務に資格は必要?

医療事務の仕事に就くには、資格は必須ではありませんが、知識を証明できる資格があったほうが就職で有利にはたらくでしょう。

医療事務の仕事内容は?

医療事務の仕事内容は主に受付・会計業務、レセプト業務、クラーク業務の3つです。

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医療事務とは、医療機関の事務職としての就職・転職・再就職に役立つ、女性に人気の資格です。主な業務として、受付や会計、レセプト(診療報酬明細書)作成などを行います。勤務形態や働き方が選びやすく、年齢にかかわらず長く安定して働けます。
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