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FP1級合格に必要な勉強時間は？学科・実技別目安を徹底解説
- 更新日：2025/07/15
FP資格の中でも、FP1級は最も難しいことで知られる資格です。一般的にFP1級の勉強時間は450～600時間ほどといわれています。ただし、FP1級に必要な勉強時間は、実務経験やFP2級を取得してからの期間、勉強のスタイルなどによって個人差があります。
この記事では、FP1級の勉強時間、自分に必要な勉強時間を計算する方法、効率的に勉強するコツなどを解説するので、ぜひ参考にしてください。
FP1級合格までの勉強時間の目安は【450時間～600時間】
FP1級合格に必要な勉強時間は、一般的に450時間～600時間といわれています。ただし、この時間はあくまでも目安で、実務経験がどのくらいあるのか、どのような学習スタイルにするのか、集中力が高いなどの個人の経験や適性で勉強時間は大きく異なります。勉強時間の目安は、個人差があることを前提として考えましょう。
平日と休日それぞれの1日平均勉強時間を想定し、合格までに必要な日数を表にすると勉強が進めやすくなります。たとえば、合格までに必要な勉強時間を500時間とした場合、平日に2時間、休日に5時間勉強した場合と平日に3時間、休日に6時間勉強した場合に必要な日数は以下のようになります。
| 平日の勉強時間（週5日） | 休日の勉強時間（週2日） | 必要な期間 |
|---|---|---|
| 2時間×5日=10時間 | 5時間×2日=10時間 | 175日（約5ヵ月と3週間） |
| 3時間×5日=15時間 | 6時間×2日=12時間 | 130日（約4ヵ月と1週間） |
学科試験と実技試験、それぞれの勉強時間の目安
FP1級は、学科試験と実技試験のそれぞれに必要な勉強時間を考えなくてはなりません。学科試験に合格しなくては実技試験に進めないため、まずは学科試験の勉強時間を決めていきましょう。学科試験の勉強時間の目安は400～500時間程度を考えておくことがおすすめです。
実技試験は応用力や記述力が問われます。知識を詰め込む学科よりも時間がかかってしまうケースもあるでしょう。テキストを中心に実技試験の勉強を行う場合の目安は50時間程度です。
あなたのFP1級の勉強時間はなぜ幅がある？影響する主な要因
FP1級の試験範囲はFP2級に比べると広くて専門的であるため、合格に必要な勉強時間が個人によって大きく異なります。勉強時間に影響する主な要因について解説します。
・これまでの学習経験や実務経験
・勉強方法
・確保できる勉強時間や学習タイプ
・得意・不得意の有無
現在のあなたの「学習経験・実務経験」
試験内容の理解度、学習スピード、実務経験などによって勉強の進み具合は異なります。また、FP2級に合格してからFP1級の試験に挑戦するまでの期間によっても必要な勉強時間は変わるでしょう。
なお、CFP6課目に合格している場合やCFP®認定者は、FP1級の学科試験が免除されます。学科試験が免除になれば、FP1級の実技試験だけで済むため、勉強時間は一般の目安よりも短くなるでしょう。
「独学」か「通信講座/スクール」を利用するか
独学のメリットは、費用を抑えられる、自分に合ったペースで学習できるなどがあります。しかし、不明点を自分で解決しなければならない、出題傾向を分析する必要がある、法改正などの最新情報を自分で調べる必要があるなどは大きなデメリットです。
通信講座もしくはスクールであれば、手厚いサポートを受けられるというメリットがあります。加えて、疑問点をすぐに解決できる、問題の出題傾向を分析してもらえる、最新のテキストが提供されるなどのメリットもあるため、効率的に勉強できて時間の短縮につながるでしょう。
FP1級は、出題範囲が広いうえに専門的な内容についても出題されるため、通信講座/スクールで効率的に勉強することがおすすめです。
1日に確保できる「学習時間」と継続性
短期間で集中して勉強するか、長期間コツコツと勉強するかによって、必要な総時間や定着度が変わります。学習時間の目安を考える際は、自身の向き不向きやライフスタイルについても考えるといいでしょう。
得意・不得意分野の偏り
特定分野に苦手意識がある場合は、克服するまでに追加の時間が必要になるケースがあります。2級レベルの知識に不安がある科目は早めに復習し、苦手を克服しておくことが重要です。
頻出問題の取りこぼしがないように、得意・不得意の分野に偏ることなく、基礎編と応用編のバランスもよく考えて勉強することが重要です。
あなたに必要な勉強時間を計算してみよう
先述した内容を踏まえ、自分に必要な勉強時間を見積もってみましょう。FP1級に合格するまでの時間の目安は450～600時間ほどです。必要な勉強時間を割り出す計算式は以下のとおりです。
・基本目安時間÷（1日に確保できる勉強時間）＝合格までにかかる日数
勉強時間が450時間で、1日3時間勉強する場合は、150日（約5ヵ月）で合格可能でしょう。自分に必要な勉強時間が600時間の場合で、1日3時間勉強できる場合は、600時間÷3時間となり、合格までにかかる日数は200日（約6.6ヵ月）になります。
一般的な目安である450～600時間は、5ヵ月～6ヵ月半ほどかかると覚えておきましょう。
効率的に勉強時間を確保・活用するコツ
社会人は勉強時間の確保が難しいため、限られた時間を効果的に活用する必要があります。学習計画を立てる、移動時間などのスキマ時間を活用する、過去問を徹底的に解く、苦手分野は細分化して成功体験を積んで苦手意識を克服するなど、自分なりに効率的に勉強できる方法を考えてみましょう。
休日や長期休暇など、まとまった勉強時間が取れるときは、タスクを詰め込み過ぎずに最初は1時間からなど、ゆとりをもった学習計画を立てることがおすすめです。平日と休日のパターンをわけて勉強時間を確保するのもいいでしょう。
まとめ
FP1級は、専門的で広範な知識が求められる難関資格です。合格までに必要な勉強時間は一般的に450～600時間といわれていますが、実務経験や学習スタイル、確保できる学習時間などによって大きく異なります。
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