• 公開日:2020/10/27

危険物乙4とは、危険物取扱者乙種第4類のことで、業務で危険物を扱う際に必要となる資格です。資格を取得するには、試験に合格しなければなりません。危険物乙4は合格率が低いといわれていますが、実際に合格率はどのくらいなのか気になっている人も多いでしょう。

この記事では、危険物乙4試験の合格率とともに、試験の概要やほかの乙種資格との違いなどを解説します。危険物乙4の人気が高い理由や合格するための勉強のポイントにも触れるので、ぜひ参考にしてみてください。

危険物乙4(危険物取扱者乙種第4類)とは?

危険物乙4(危険物取扱者乙種第4類)とは、どのような資格なのでしょうか。ここでは、危険物乙4の概要や試験の特徴を説明します。

「危険物取扱者」とは?

危険物取扱者が扱う危険物とは、灯油や金属粉など燃えやすい物質のことです。ガソリンや軽油なども危険物に含まれています。危険物は扱いが難しいため、これらを扱う際は専門知識をもっている人が管理しなければなりません。

そのため、危険物取扱者試験に合格して危険物に関する知識を証明できた人に、危険物取扱者としての資格が与えられます。危険物取扱者が必要とされるのは、危険物を大量に製造したり扱ったりする施設です。例として、ガソリンスタンドや化学工場などがあげられます。

「乙4種試験」はどのような試験?

危険物取扱者の資格は、「甲種」「乙種」「丙種」の3種類にわかれています。甲種を取得すれば、すべての危険物の取り扱いが可能です。甲種の試験を受験するには、大学などで化学に関する学科・課程を修めて卒業していること、または、乙種資格の取得が必要です。

乙種は第1類~第6類にわかれており、それぞれ異なる資格となります。さらに、丙種は危険物乙4に含まれる特定の危険物のみを扱えます。乙種と丙種の受験には特に条件はなく、誰でもチャレンジすることが可能です。危険物取扱者の資格のうち危険物乙4は、比較的身近な石油類の取り扱いが中心となっていて、実用性が高く、特に人気が高い資格です。

危険物乙4の例年の合格率は30~40%程度

危険物乙4の合格率は、平均すると30~40%程度です。平成31年4月~令和2年1月の合格率をみると、平成30年度が38.6%、令和元年度が38.3%でした。危険物乙4は、ほかの乙種試験の合格率が60%台なのに対し最も低く、甲種試験と同程度となっています。

危険物乙4の合格率が低いのはなぜ?

では、危険物乙4の合格率がほかの乙種試験と比較して低いのはなぜなのでしょうか。以下で説明していきます。

受験者数が多い

危険物乙4の合格率が低い理由のひとつめとしては、受験者数が多いことがあげられます。受験者数が多いのは、危険物乙4の受験資格には特に条件がなく、誰でも受験できるからです。ただし、ほかの乙種試験も同様に受験資格に制限がない中で、危険物乙4の受験者数は突出しています。

具体的には、ほかの乙種試験の受験者数の合計が5万人に満たないのに対し、危険物乙4の受験者数は17万人以上となっています(令和元年の場合)。乙種試験の中でも特に受験者数が多い理由については、後ほど詳しく解説します。

3科目すべてで「60%以上」の正答率が必要

また、危険物乙4の合格率が低いふたつめの理由としては、出題される3科目のすべてで60%以上の正答率をあげなければならないことがあります。そのため、3科目すべてをまんべんなく勉強しないと合格できません。苦手科目の正答率が60%を切ると、ほかの科目で高い点数をとっても不合格になるのです。

危険物乙4が人気の理由は? 他の乙種資格との違いとは?

危険物乙4の人気が高い理由は、資格を取得すると実務で役立つケースが多いからです。たとえば、この資格があれば、ガソリン、灯油、軽油、重油などを含む引火性液体を取り扱えます。そのため、ガソリンスタンドのスタッフやタンクローリーの運転手としても働けます。また、石油メーカーや化学メーカーなどに勤務する場合も、危険物乙4があると有利でしょう。

さらに、乙種のうちいずれかの資格を取得していれば、ほかの乙種試験を受験する際に「危険物に関する法令」と「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の2科目が免除になります。そのため、ほかの乙種の資格取得を見越し、危険物乙4からチャレンジする人も多いです。

危険物乙4の試験概要

危険物乙4の試験概要を説明します。これから受験を検討している人は、参考にしてください。

受験資格

危険物乙4の受験資格については、特に制限はありません。年齢や学歴を問わず、誰でも受験できます。

試験地・試験日程

危険物乙4の資格試験は、各都道府県で実施されています。試験日程は都道府県ごとに異なるので、注意が必要です。詳しい試験日程については、一般財団法人消防試験研究センターのWebサイトに掲載されていますので、そちらで確認してください。

試験内容(科目・問題数)

危険物乙4の試験は、3科目にわかれていて、問題数は全部で35問となっています。内訳は「危険物に関する法令」が15問、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」が10問、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」が10問です。

出題形式・試験時間

危険物乙4の試験は、マークシート方式で出題されます。5つの選択肢のなかから正しいものを1つ選びます。また、試験時間はほかの乙種試験と同じく2時間です。

試験手数料

危険物乙4の受験を申し込む際は、試験手数料として4,600円を郵便局の窓口で支払います。

申請方法

危険物乙4の受験案内や受験願書は、一般財団法人消防試験研究センターの各道府県支部(東京都の場合は中央試験センター)や関係機関で無料配布されています。また、申請方法は、書面申請と電子申請の2種類です。

書面申請をする場合は、受験願書や郵便振替払込受付証明書などの書類を提出します。電子申請の場合は、一般財団法人消防試験研究センターのWebサイトから手続きができます。

危険物乙4の勉強方法のポイントは?

危険物乙4の試験では、危険物の性質や特徴などに関する問題が多く出題されるため、しっかり暗記する必要があります。法令については、ほかの科目の内容を一通り頭に入れたうえで勉強することをおすすめします。

法令は覚える内容がほかの科目とまったく異なるため、関連付けて覚えることが難しいのです。また、演習問題にも取り組むと知識が身につきやすくなります。ある程度勉強が進んだら、模擬試験にも挑戦しましょう。

まとめ

危険物を扱う業務に携わる場合、危険物乙4の資格を取得しておくと役に立つ可能性が高いです。危険物乙4を取得すれば、ほかの危険物取扱者の資格取得も目指しやすくなるでしょう。

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