• 更新日:2024/06/28

簿記は、数ある資格の中でもさまざまな仕事で役に立つ資格であるため、取得を目指す人も数多くいます。合格を目指すなら、早めに受験のスケジュールを組んでおきたいものです。

本記事では、簿記検定の受験を考えている人に向けて、試験日程や試験科目、受験資格・受験料・合格基準などの受験に必要な情報を、項目ごとに詳しく紹介します。また、受験の申し込みから合格証書が届くまでの流れも紹介しています。これから簿記検定の受験を考えている人はぜひ参考にしてください。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • 日商簿記検定の統一試験は、通常年に3回実施。ただし1級は年2回。
  • 1級・2級・3級で科目・試験日程が異なる。いずれの級も学歴・年齢・性別・国籍問わず誰でも受験が可能。
  • 合格基準は、1級が4科目合計得点が70%以上で1科目ごとの得点が40%以上、2級が2科目の合計得点70%以上、3級が合計得点70%以上。
  • 合格率は、1級が約10%、2級は20%前後、3級は40~50%で推移。

日商簿記検定1級・2級・3級の試験日は?

日商簿記検定の統一試験(ペーパー試験)は、通常年に3回実施されます。2023年12月現在、2023年度に行われる試験はすで第2回までが終了しており、第166回が2024年2月25日(日)に実施されます。1級は年に2回のみ実施されるため、第166回は2級と3級のみ実施されます。

日商簿記検定の試験概要を紹介!

日商簿記検定は、受験する級ごとに科目・試験日程が異なります。予め、試験の会場や時間など、必要な情報や注意点を確認しましょう。

簿記検定の試験科目・試験時間・受験資格などの試験概要を紹介していきます。

試験科目・試験時間

簿記1級

●試験科目

1級は試験科目がもっとも多く、「商業簿記」「会計学」「工業簿記」「原価計算」の4科目から出題されます。


●試験時間

試験時間は「商業簿記」「会計学」が90分、「工業簿記」「原価計算」が90分で、合計180分です。途中15分の休憩があります。前半のみ、もしくは後半のみの受験はできません。


簿記2級

●試験科目

2級は「商業簿記」「工業簿記(原価計算を含む)」の2科目から出題されます。


●試験時間

試験時間は90分です。途中休憩はなく、2科目の試験を時間内に終わらせる必要があります。


簿記3級

●試験科目

3級は「商業簿記」から出題されます。


●試験時間

試験時間は60分で、途中休憩はありません。

受験資格

日商簿記検定は、いずれの級も受験資格は特に設けられていません。つまり、学歴・年齢・性別・国籍に関係なく、誰でも受験できるということです。また、必ずしも3級から順に受験する必要はなく、初めから1級や2級を受験しても問題はありません。簿記1、3級の試験は午前中に、2級の試験は午後に行われるため、2、3級または1、2級を併願して受験できます。

受験料

各級の受験料は以下の通りです。参考にしてください。

受験料
1級 8,800円
2級 5,500円
3級 3,300円

持ちもの

試験場に持ち込めるものは様式や機能などが指定されています。また、持ち込めないものがあるので、試験前に確認しておきましょう。


試験当日の持ちもの

  • 受験票
  • 筆記用具(HB・Bの黒鉛筆かシャープペンシル、消しゴムのみ使用可)
  • 電卓(四則演算機能のみがついているもの)又はそろばん
  • 身分証明書(顔写真、氏名・生年月日のいずれも確認できるもの)

試験会場への持ち込みが不可のもの

  • 印刷機能・メロディー機能・プログラム機能・辞書機能が付いた電卓
  • 腕時計以外の時計
  • スマートフォン・携帯電話・携帯コンピュータ(電子手帳を含む)(時計や電卓としての使用不可)

合格基準

各級の合格基準は以下の通りです。

  • 1級
  • 4科目合計得点が70%以上であること
    1科目ごとの得点が40%以上であること
  • 2級
  • 2科目合計得点が70%以上であること
  • 3級
  • 合計得点が70%以上であること

合格率

第162~164回の合格率は以下のとおりです。


簿記1級

難易度は高めで、過去3年間に行われた試験の合格率は10%前後です。受験者数約9,000人に対して、毎回約700~900人が合格しています。

  • 第164回 12.5%
  • 第163回 10.4%
  • 第162回 10.1%

簿記2級

簿記2級も難易度は高めに設定されており、受験者数が約23,000人に対して、合格者数が約6,900人という回もあります。

  • 第164回 21.1%
  • 第163回 24.8%
  • 第162回 20.9%

簿記3級

簿記3級は比較的やさしく、回によってばらつきはありますが、毎回約3万人~5万人程度の実受験者のうち、約3~4割程度が合格しており、初学者向けといえます。

  • 第164回 34.0%
  • 第163回 36.5%
  • 第162回 30.2%
  • 参考:簿記 受験者データ | 商工会議所の検定試験(https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data)

申し込み~合格までの流れ

日商簿記検定は、地域ごとに試験の申込方法・申込期限が設定されます。各地域の商工会議所に確認を!

試験の申し込みから、試験後に合格証書が届くまでの一連の流れを紹介します。

ここで紹介する内容は、受験エリアが「東京都23区内」及び「横浜市内」の人向けに東京商工会議所が発表している情報が中心となります。地域ごとに試験の申込方法・申込期限は異なるので、各地域の商工会議所に確認しましょう。

申し込み登録を行う

郵送・電話・インターネット・商工会議所の窓口で申し込みを行います。地域によっては対応していない申し込み方法があるので注意が必要です。複数の級を併願受験する際は、必ず「併願」で申し込みましょう。単願受験を複数申し込むと、各級の試験会場が別々に設定される場合もあり、受験が困難になります。

申込書・払込取扱票が郵送される

申し込み登録をすると、登録日から通常5営業日以内に「申込書・払込取扱票」が普通郵便で発送されます。郵送書類の中には受験要項が同封されています。受験にあたり必要な持ちものや注意点が記載されているので、事前に必ず目を通しておきましょう。

指定の期間内に届かない場合は、受験者本人が支払締切日の前日までに問合せをする必要があります。

受験料・事務手数料を支払う

期限内に受験料・事務手数料を支払います。払込締切日までの受領印が必要です。支払いは銀行・郵便局・コンビニエンスストアなど、払込取扱票に記載されている場所でのみ可能です。

受験票が届く

受験料・事務手数料等の支払いが完了すると、受験票発送日に受験票が普通郵便で発送されます。受験票には、試験会場・試験時間・持ちものなどが記載されています。必ず前もって確認しておきましょう。受験票が届かない場合は、受験票未着問合せ期間内に受験者本人が電話にて問い合わせをする必要があります。期間を過ぎると対応してもらえないので気をつけましょう。

WEB成績票を確認する

WEB成績票照会サービス専用サイトにて、成績の照会を行いましょう。照会できる期間が決まっているので、受験票に記載されているWEB成績票照会期間を事前に確認しておくことが重要です。

WEB成績表が閲覧できない場合は、結果を郵送してもらうこともできます。郵送希望者受付期間内に、受験した本人が電話で申し込む必要があります。

合格証書が郵送される

合格したら、合格証書発送日に合格証書が普通郵便で発送されます。合格証書が届かない場合は、合格証書未着問合せ期間内に、必ず受験した本人が電話で確認しましょう。

また、試験後の氏名・生年月日・住所の登録変更はできないので、引越しなどで住所が変わる場合は、必ず郵便局で転送手続きを行いましょう。

まとめ

日商簿記検定では、受験する級ごとに科目・試験日程が異なります。試験会場・試験時間・持ちものなど、受験に必要な情報や注意点は、受験料・事務手数料の支払完了後に送られる受験要項に記載されています。また、地域によって、申込方法・申込期限が異なるので、必ず事前に各地域の商工会議所の情報を確認しましょう。

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生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

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近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

よくある質問

簿記は国家資格ですか?

簿記は国家資格ではないものの、資格としての活用度や企業からの評価が高い資格です。簿記の資格を持っていれば、就職や転職でも有利になります。

いくつかある簿記検定の中で、役に立つ資格はどれ?

簿記検定には、日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類があります。日商簿記は、最も知名度が高く、社会人が取得することも多いため、就職や転職にも有利です。

簿記の勉強が向いているのはどんな人?

簿記資格は知名度が高く、就職・転職で役立つほか、家庭内でも役立つ機会があります。経理・会計・経営のスペシャリストを目指されている方、家計の管理や見直しをしたい方は、活用度の高い資格といえます。
簿記の勉強は、新しい用語を覚えたり反復練習が得意な人向き。ですが、不得意な人や学習経験がない方も最適な方法で対策すれば、十分合格が目指せます。

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経理の仕事には、会計処理や帳簿作成、決算処理があり、経理のできる人材の証明となるのが簿記2級の技能です。企業規模や業種を問わず、経理は必要不可欠。そのため、簿記2級の資格保有者は企業から求められ、重宝されます。
簿記2級は知名度・信頼度ともにバツグンで、時代に左右されない高いニーズがある資格。会社内での評価アップが期待でき、就職・転職にも有利にはたらきます。自営業の方や家計を見直したい主婦の方にも役立つスキルです。
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