• 公開日:2020/04/17

調理に関わる仕事に関心があり、選択肢の1つとして調理師を目指すことを検討する人もいるでしょう。

この記事では、調理師の具体的な仕事内容や活躍の場、働き方などを紹介します。調理師のやりがいや適性、調理師免許取得の方法なども解説しているので、これからのキャリアプランにぜひ役立ててください。

調理師の仕事とは?

まず、仕事内容や活躍できる場所、働き方を解説します。自身の希望に合っているか検討してみてください。

調理師とは?

調理師とは、飲食店などでの調理業務を行う者です。「名称独占資格」でもあるので、調理師免許取得者以外は調理師を名乗れません。調理師を名乗って調理業務を行うためには、免許の取得が必須となります。

調理師の仕事内容

調理師の仕事内容は、料理を作ることだけではありません。職場によっても異なりますが、食材の仕入れ、新しいメニューの考案、衛生管理など調理に関する多岐にわたる仕事に対応しなければなりません。調理のプロになるには、時間をかけてさまざまな知識や技術を身につけることが求められるのです。

調理師が活躍する場

調理師が活躍する場は、レストランやカフェなどの飲食店、ホテルや旅館といった宿泊施設などさまざまです。ほかにも、イベント会場、企業の社員食堂、病院や福祉施設など多様なフィールドで活躍できます。

調理師の働き方

調理師は現場でどういった働き方をするのか、雇用形態の選択肢にはどんなものがあるのか詳しく解説します。

現場での働き方

調理師は、経験年数などによって現場での役割も変わっていきます。たとえば、新人で見習いの段階では、清掃や洗い物などが主な仕事です。見習いの状態から経験を積むことで職位や立場が上がっていき、調理師として調理や盛り付けなどを担当できるようになります。

雇用形態

調理師の雇用形態はアルバイトや派遣社員、契約社員、正社員などさまざまです。たとえば、下積み期間はアルバイトとして雇用される場合もあります。雇用形態の選択肢が多いため、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

調理師の仕事の1日の流れとは?

調理師の仕事は、まず食材の仕入れから始まります。仕入れにおいては市場へ足を運んだり、業者に食材を発注したりします。次に、仕入れた食材の仕込みです。飲食店であれば、営業時間に合わせて野菜を切ったり、米を炊いたりします。仕込みが終わり、営業時間になれば、料理を作りお客様に提供します。

営業が終了すれば、洗い物、清掃などの後片付けや調理器具のメンテナンスをして1日の仕事は終了です。

調理師の仕事のやりがいとは?

調理師の仕事のやりがいは、自分が作った料理を通してお客様に喜んでもらえることです。「おいしかった」「また来たい」と言ってもらえると、さらに高いモチベーションで働けるでしょう。また、調理師として培った知識や技術を活かして、さまざまなフィールドで活躍できます。

調理師の仕事で大変なこととは?

調理師の仕事で大変なことは、拘束時間が長いことです。仕入れや仕込み、後片付けなどのために、早出や残業が多くなります。また、立ちっぱなしで仕事をしたり、重い食材を運んだりもするので、体力が必要です。人間関係においては、先輩から厳しい指導を受けることも多く、上下関係に悩む人も少なくありません。

調理師の仕事への適性とは?

調理師に向いている人は、とにかく料理が好きな人です。また、先輩からの指導などで多少理不尽なことがあっても、粘り強く仕事を続けられる人も向いています。「将来独立したい」「最高の料理を提供したい」といった夢や向上心があるかどうかも大切です。さらに、体力が必要な仕事でもあるので、体力づくりもポイントになります。

調理師免許取得のための試験とは?

調理師を名乗って活躍するためには、調理師免許の取得が必要です。免許の取得方法には2つのルートがあります。1つは、2年以上の調理の実務経験を積んだ上で調理師試験に合格し、都道府県知事に免許申請して取得するルートです。もう1つは、厚生労働大臣が指定する調理師養成施設を卒業し、都道府県知事に免許申請して取得するルートで、実務経験は必要なく調理師試験も免除されます。

調理師試験の概要

調理師試験は、受験を希望する都道府県または公益社団法人調理技術技能センターまたは関西広域連合に申請します。試験は、毎年1回(2回の場合もあり)、各都道府県で実施されます。さらに、試験日が異なる都道府県でのかけもち受験も可能です。たとえば、関西で試験を受験し、東京で再度受験するということも可能です。

また、4つの選択肢から1つを選ぶマークシート方式の筆記試験のみで、記述による回答や実技試験はありません。

受験資格

調理師試験の受験資格は、学歴と職歴でそれぞれ規定があります。学歴は中学校卒業以上が条件です。職歴は調理師法施行規則第4条で定められている施設において、2年以上調理業務に従事していることが条件となります。

施設については、「飲食店営業(旅館・簡易宿泊所を含む)」「魚介類販売業(販売のみは除く)」「そうざい製造業」「学校、病院、寮等の給食施設(継続的に1回20食以上、1日50食以上の調理を行っている施設)」です。

職歴を証明する調理業務従事証明書の証明日までに2年以上従事する必要があります。1カ月以上の長期休暇がある場合、休暇の期間は除かれます。また、複数の職場で勤務していた場合は、従事期間を合算することが可能です。しかし、同じ時期に複数の職場で勤務していた場合は合算できません。

ほかにも、パートやアルバイトで調理業務を行っていた場合は、「週4日以上かつ1日6時間以上」の勤務が条件となります。ただし、「週5日以上かつ1日5時間以上」の勤務でも認められるケースもあるので、受験を申請する都道府県の公式サイトで確認することが大切です。

受験資格に認められない職歴

受験資格に認められない職歴は以下のとおりです。

  • 接客業務、運搬、配達業務、食器洗浄など、直接調理業務に従事していない場合
  • 栄養士、保育士、看護師などとして採用されている場合
  • 料理学校などで調理実習指導などに従事している場合
  • 会社などで食品開発業務の一環として従事している場合
  • 菓子製造業又は喫茶店営業の許可のみを受けた営業施設で従事している場合
  • 飲食店営業の許可を受けた営業施設であっても、主にケーキやデザート類及びパン製造業務に従事している場合
  • 外国の飲食店で従事している場合
  • 高校在学期間中に従事している場合

上記に該当するかわからない場合は、受験を申請する都道府県に問い合わせをすると確実です。


試験範囲

調理師試験は、「調理理論」「食品衛生学」「公衆衛生学」「栄養学」「食品学」「食文化概論」の6科目から出題されます。食品を扱う上での幅広い知識が必要です。

合格ライン

調理師試験の合格ラインは、全6科目の合計点が60%以上の場合です。ただし、そのうち1科目でも平均点を著しく下回る科目や0点の科目があれば、不合格になります。

合格率・難易度

調理師試験の合格率は約60%で、難易度は高くありません。人気のある資格の中では、比較的合格しやすい試験といえるでしょう。難易度が高くない理由は、記述式問題や実技試験がなく、筆記試験のみで、4肢択一のマークシート方式であることが挙げられます。

注意点は、先ほども記した1科目でも平均点を著しく下回る科目や0点の科目があると不合格になることです。そのため、6科目全体である程度の得点を獲得することが大切です。

調理師免許を取得するメリット

調理師免許を取得することで、具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

就職や転職に有利

調理師免許の取得によって、就職や転職に有利になるケースが多いです。調理師免許が応募条件になっている場合もあり、求人の選択肢が増え活躍の場が広がります。調理師免許は調理技術と食の知識を持っている証明であるため、子育てなどで仕事を離れても再就職が有利になります。

さらに、自分で店を持って独立したいという場合、「食品衛生責任者」の資格が必要ですが、調理師免許を取得していれば、講習の受講は必要なく、申請のみで資格を得られます。

待遇面で有利

調理師免許を取得することで、待遇面でも有利になります。たとえば、資格手当がつく場合もあります。また、免許を取得していることで、「しっかり調理技術や知識を身につけている人」とみなされ、信頼にもつながります。そのため、将来のキャリア形成にも役立てることができます。

調理師試験への対策

調理師試験に合格するには、参考書などで内容をしっかり学習することが大切です。わからないことがあれば、そのままにせずに理解できるまで読み込みましょう。過去問題を積極的に解いて、出題傾向を把握することもポイントです。また、調理師法の改正などがあった場合、最新情報も把握しておく必要があります。

独学では不安な場合は、効率的に学習できるユーキャンの調理師資格取得講座の受講を検討してみてはいかがでしょうか。


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まとめ

調理師の仕事は、食材の仕入れから調理、後片付けまで多岐にわたり、幅広い知識や技術が求められます。調理師は「名称独占資格」のため、調理師を名乗って調理業務に従事する場合は調理師免許の取得が必須となります。

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