ピラティスインストラクターに必要な資格は？おすすめの資格と取得方法を解説

ピラティスのインストラクターは、ピラティスをやりたい人を対象に、正しい方法で安全に取り組めるように管理・指導するのが主な仕事です。ピラティスに関する理解や深い知識が求められるだけでなく、より効果的なピラティスを実施・指導するために、解剖学などの人体に関する知識も必要です。

インストラクターになると、基本的に個人またはフィットネスクラブなどで開催される45〜60分程度のクラスを担当します。生徒の指導のほかにも、月謝の管理や会員情報の整理などの事務作業や施設の清掃なども業務の一環です。

ピラティスのインストラクターとして働くには、国家資格などの特別な資格は必要ありません。特に資格を持っていなくても、技術や知識があればインストラクターとして働けます。

しかし、資格を持っていないと、就職活動や生徒の勧誘の際に、ピラティスに関する知識や指導方法を身に付けている証拠を提示するのは困難です。実際にインストラクターとして働く人の多くは、何らかの指導者に関する資格を取得していることがほとんどです。

マシンピラティスの資格とは、専用の機械・器具を使用するエクササイズ方法や知識に関する資格です。機械や器具による負荷を利用して、効果的にエクササイズを行います。

マシンピラティスの資格では、専用の機械・器具を正しく使う方法に加え、効果的にピラティスを取り入れる方法などを学びます。

ただし、マシンピラティスで使用する機械や器具は高額なものもあるため、グループエクササイズを個人で開催する場合には、導入費用などがかかる点に注意が必要です。

マットピラティスとは、マット上で行うエクササイズです。特殊な道具が必要ないため、個人のクラスやフィットネスクラブで広く開講されています。

マットピラティスの資格では、基本的なエクササイズの方法や、ボールのような小物を取り入れる方法などが学べます。ピラティスの基本となる知識を身に付けるためにも、マットピラティス関連の資格から取得するといいでしょう。

ピラティスの指導に関する資格には、養成スクールへの通学や資格講座の受講によって取得できるものが多くあります。

スクールや講座は、資格の種類によって費用や日程が異なるため、比較して予算やスケジュールに合うものを選ぶのが得策です。妊婦やけが人向けといった特定の内容が学べるものもあるため、自分に合う内容かどうかもチェックが必要です。

ピラティスの指導者向けの資格には、PMAの資格と、それ以外の資格があります。PMAは、ピラティスの国際的な基準となる団体であるため、世界的に通用するピラティスの知識を身に付けたい人にはおすすめです。

資格取得費用は、PMAに加盟している団体の方が高い傾向にあるため、費用を抑えて取得したいならそれ以外の資格を選ぶといいでしょう。

BASIは、世界でも屈指の指導者向け養成コースを展開しているPMA加盟団体です。PMAでは理事を務めているため、信頼性もあります。

完全オンラインで受講できるため、仕事しながらでも気軽に取り組めるのが魅力です。資格取得後の就職サポートも積極的に取り組んでいるため、サポート体制が手厚いといえます。

MAJOLIは、ヨガやピラティスに関する資格が取得できるPMA加盟団体のスクールです。完全オンラインで受講できます。

PMAに加盟しているbalanced bodyは、本場アメリカの教育が受けられるスクールです。ピラティスで用いる機械のトップシェアを誇るメーカーが運営しています。

FTP Pilatesは、PMAに加盟している、イギリスで創設されたピラティス指導者の育成団体です。国内に認定アカデミーを複数設けています。

PHI Pilatesは、姿勢の改善を重視したピラティスメソッドが学習できるPMAに加盟する団体です。全国各地に認定スタジオがあります。

IBMAは、ボディメンテナンスの知識と技術を持った専門家を育成している、アメリカが本部の団体です。ボディメンテナンスに関する資格の認定事業を行っています。

BESJは、日本人に合わせたピラティスのやり方や知識が学べ、指導者資格も取得できる団体です。