• 更新日:2023/07/10

秘書検定は、仕事をする上での基本的な対応力や身だしなみなどの知識を評価される試験です。合格することで社会人として働ける高いスキルを身につけていることを証明できるため、就職・転職活動を有利に運べるでしょう。そんな秘書検定に合格するには、試験日程をチェックして学習のスケジュールを立てるのがポイントです。本記事では、秘書検定の基本的な概要と試験日程について解説します。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • 秘書検定の試験は、受験する階級ごとに日程と開催数が異なる。
  • 秘書検定の申込みは、ネット経由での申込み方法と、現金書留による郵送申し込みの方法がある。
  • 3級・2級は筆記試験のみ、準1級と1級は筆記試験と面接試験を受ける必要がある。
  • 試験内容は、資質、職務知識、一般知識、マナー・接遇、技能から出題され、各種領域ごとに理解を深めておく必要がある。
  • 試験日程を把握し、無理のない学習スケジュールを立てることがポイント。

秘書検定の試験日程

秘書検定を受験する際には、まず試験日程を確認するのがポイントです。

秘書検定は受験する階級ごとに日程と開催数が異なる

秘書検定は受験する階級によって、試験開催の日程と試験開催数が変わります。具体的には3級と2級は年3回、準1級と1級は年2回開催されます。

試験の日程は3級と2級は2月、6月、11月に実施され、準1級と1級は6月と11月に実施されるのが基本です。受験する階級によって合格できるチャンスの回数と日程が異なることを確認し、学習スケジュールを計画するといいでしょう。

詳細な日程は「実務技能検定協会」のホームページで確認可能

秘書検定の試験日程は、年単位で公開されています。具体的な内容は秘書検定を運営・認定する「公益財団法人 実務技能検定協会のホームページ」で事前に確認しておくのがおすすめです。

試験が開催される月は決まっていますが、日付に関しては毎年変わる可能性があるため、受験を予定しているのなら公式での確認が必須です。

最新!秘書検定の試験日程

秘書検定の2023〜2024年の試験日程は、以下のようになっています。

試験日 申込期間
第130回 2023年6月18日(日) 2023年4月6日(木)~5月16日(火)
第131回 2023年11月12日(日) 2023年9月4日(月)~10月10日(火)
第132回 2024年2月11日(日) 2023年12月4日(月)~2024年1月16日(火)

これから秘書検定を受験するのなら、上記の期間から試験を受けるタイミングを選びましょう。秘書検定の最新日程は順次公開されるため、2023年以降の受験を検討しているのならこまめに公式ホームページをチェックするのがおすすめです。

秘書検定とは

秘書検定を受験して合格するためには、その特徴について理解するのがポイントです。

秘書として働ける知識や技術を身につけられる資格

秘書検定は、企業の秘書業務を担当できる知識・技術を身につけられる資格です。基本的なビジネスマナー、敬語の使用方法、電話やメールの正しい応対、ビジネス文書の作成などができる人材であることを証明できます。

事業の事務作業や雑務を任せたい企業にとって、秘書検定の資格取得者は有力な採用候補となるでしょう。

新社会人や仕事に復帰する人にもおすすめの資格

秘書検定は、新社会人や仕事に復帰する人にもおすすめの資格です。基本となるビジネスマナーに加えて、社会人としての所作や身だしなみを身につけられるため、相手に与える印象が大きく変わります。

社会人経験がまだない人や、仕事からしばらく離れていた人が基礎知識を身につける際に役立つでしょう。

秘書検定には4つの段階がある

秘書検定には、3級、2級、準1級、1級の4種類があります。3級がいわゆる初級となり、多くの合格者を輩出しているのが特徴です。まずは3級を受験して、秘書検定の試験内容や雰囲気を確かめるのもおすすめです。

1級に近づくほど難易度が高く、合格率も低くなります。その分取得した際のメリットも大きくなるため、計画を立てて1級の合格を目指すことも検討してみましょう。

秘書検定の申込み方法

秘書検定の申込みは、以下の手順で申請ができます。

<ネット経由の申込みの場合>
①秘書検定を運営している「公益財団法人 実務技能検定協会」のホームページにアクセスして必要な情報を入力
②支払い方法を選択
③支払いの控えを保管する

<現金書留による郵送申込みの場合>
①検定案内(願書)を郵送で受け取る
②必要情報を入力
③受験料と願書を現金書留で郵送する

以下では、各手順についての詳細を解説します。

①秘書検定を運営しているホームページにアクセスして必要な情報を入力

秘書検定の申込みを行うには、まず「公益財団法人 実務技能検定協会」の公式サイトにアクセスして必要情報を入力します。受験に必要な情報となるため、間違いがないように慎重に入力しましょう。

また、秘書検定はインターネットを経由する以外にも、郵送での申請も可能です。郵送で申込みを行う際には、願書を郵送してもらうための情報を公式ホームページに記入します。

②支払い方法を選択する

秘書検定の申込み時には、受験料の支払い方法を選択します。秘書検定では、クレジットカードとコンビニ支払いの2種類から選べます。クレジット払いの場合には、支払い後に送信される「申込み完了メール」が支払いの証明書となります。コンビニ払いの場合は、受験料の支払時に渡される領収証が控えになるので、大切に保管しておきましょう。

郵送申込みの場合には、現金書留で受験料を送付します。

③検定案内(願書)を郵送で受け取り返送する

秘書検定の受験を郵送で申請する場合、送られてきた願書に必要情報を記入して返送します。その際に受験料も現金書留で同時に郵送するのを忘れないようにしましょう。

願書の返送先は、以下の住所となります。

〒169-0075
新宿区高田馬場1丁目4番15号
実務技能検定協会○○検定部

秘書検定を取得する3つのメリット

合格すれば必ず秘書になれるということではないという点には注意しましょう。社会人に求められる一般常識が身につくため、他の職種、日常生活にも役立ちます。

秘書検定を取得することには、以下のようなメリットがあります。

  • 就職・転職時の評価対象となる
  • 業務における判断力を養える
  • 社会人として自信を持って振る舞える

いずれも社会で働く際に役立つため、これから仕事を始める人や業務上の印象を良くしたい人におすすめの資格となります。各メリットを確認し、自分の目標を設定することで学習モチベーションを高められます。

秘書検定の試験概要

秘書検定の試験概要は、以下のようになっています。

秘書検定の試験内容

秘書検定の試験では、3級・2級は筆記試験のみ、準1級と1級は筆記試験と面接試験を受けることになります。筆記試験は「理論」と「実技」に分類され、各領域で60%以上の正解で合格できます。

必要とされる資質、職務知識、一般知識、マナー・接遇、技能から出題されるため、各種領域についてしっかりと理解を深めておきましょう。準1級まではマーク式と記述式ですが、1級は記述式のみとなるため難易度が高まります。

秘書検定の難易度

秘書検定の難易度は、2級までなら合格率60%以上と比較的高く、そこまで難しいわけではありません。3級と2級を受験する予定の人は、しっかりと準備ができていれば合格は難しくないでしょう。

しかし、準1級以降の合格率は40%を切るほど低くなっています。令和4年に実施された第127回の合格率は、以下のようになっています。

1級 34.5%
準1級 38.4%
2級 62.0%
3級 62.0%

秘書検定を受験する際には日程の確認がポイント

秘書検定を受験する際には、まず日程を正確に把握するのがポイントです、以下では、日程を把握する重要性とメリットについて解説します。

日程を把握することで具体的な学習スケジュールを立てられる

秘書検定に合格するには、試験当日までに継続した学習が必要です。日程を把握しておくことで、毎日何時間くらい学習すればいいのか予定を立てやすくなるため、無理のない学習スケジュールが構築できるでしょう。

試験の日程から逆算して、いつから勉強を始めるべきか判断することにもつながります。

試験日程が近づいてから慌てて学習をはじめるのはNG

秘書検定に合格したいのなら、試験日程が近づいてから学習を始めても遅いケースがあります。慌てて学習しても知識・技術がきちんと身につかないため、時間を浪費することになる可能性が高いです。

日程を参考にして学習スケジュールを立て、それに合わせて試験対策を進めるのがポイントになるでしょう。

秘書検定を受験するならユーキャンの講座がおすすめ

秘書検定への合格を目指すのなら、効率良く学習が進められるユーキャンの専門講座の受講がおすすめです。

ユーキャンなら4か月で合格できる学習スケジュールが立てられる

ユーキャンは4か月の短期間で、秘書検定の合格を目指せるカリキュラムを組んでいます。2月試験で3・2級のダブル合格を実現し、6月試験で準1級に合格という流れが組めるので、3つの資格をスムーズに取得できるのも特徴です。

学習に役立つテキストや問題集のほか、模擬テストやスマートフォンを使ったWebテストが実施されるので、自分の実力を随時チェックしながら試験対策ができます。試験の日程を把握した上でユーキャンの講座で学習を計画的に進められれば、秘書検定への合格も難しくはないでしょう。

まとめ

秘書検定の取得は、社会で働く上で役立つさまざまな知識・技術を身につけるきっかけになります。ビジネスマナーに自信がない、秘書として働きたいといった場合には、秘書検定の日程を確認して受験に臨んでみてはいかがでしょうか。

秘書検定の受験時には、合格に必要な知識を身につけるためにユーキャンの講座を受講するのがおすすめです。専門カリキュラムによって効率的な学習が行える上、秘書検定の日程に合わせて複数の階級の資格をまとめて取得できます。この機会にユーキャンの講座の魅力をチェックし、秘書検定の学習に活かしてみてください。

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

よくある質問

秘書検定の勉強時間は?

秘書検定2級を独学で勉強した場合、約20~70時間ほどが勉強時間の目安とされています。通学は期間にして平均3~4カ月、最短で2カ月ほどです。

秘書検定の資格って就職に有利に働くの?

秘書検定は3級から履歴書に記載することができます。しかし、就職の際に有利に働くのは2級からとされ、準1級を取得すればさらに有利になるといわれています。

秘書になるために秘書検定の取得は必須?

秘書検定の試験の合格が必須ではありませんが、一般常識やビジネスマナーが身についていることの証明になります。さらに、語学力があれば就職、転職に有利になります。

秘書検定試験の合格基準は?

秘書検定の筆記試験問題は、すべての級で「理論」と「実技」に分けられており、それぞれ60%以上の正解が合格基準となっています。

秘書検定の履歴書への書き方は?

正式名称は「文部科学省後援 秘書技能検定試験」ですが、履歴書に書くときは「秘書技能検定〇級」でも大丈夫です。ただし、「秘書検定」とは書かないようにしましょう。また、国家資格ではないため、「取得」ではなく「合格」と記載することに注意してください。

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ポイントは何といっても、共通内容の多い「3級・2級・準1級」の3階級の内容をまとめて学べる構成になっていることです。秘書検定対策の専門スクールである「早稲田ワーキングスクール」が全面監修している教材は、試験に出るところに的を絞っているので、効率よく学べます。
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