介護・育児と仕事の両立に関するeラーニング研修は、従業員が直面するライフイベントに対し、従業員本人もしくは企業がどのように対応・支援すべきかを体系的に学べるプログラムです。少子高齢化や共働き世帯の増加といった社会背景を受け、若手人材の獲得・定着、そして従業員が安心して長く働き続けられる環境づくりが企業にとって重要課題となっています。当講座では、育児・介護それぞれに関連する最新の制度や法律について解説するとともに、企業として整えるべき制度や支援策、従業員自身が活用できる行政サービスや休業制度の具体的な内容を学びます。 オンライン形式で提供しているため、場所や時間にとらわれず受講可能。事例やチェックリスト、ワーク形式のアウトプットを通して、制度の理解を深め、実際の職場に落とし込める実践力を短期間で身につけることができます。
介護・育児関連eラーニングの目的を3つご紹介します。
育児・介護に関する法律や制度の基本を学ぶことで、社員が安心して働き続けられる環境づくりにつなげられます。本講座では、社内制度の見直しや整備に活かせる知識をわかりやすく解説。育児や介護を理由に仕事をあきらめなくても済む、働きやすい職場づくりをサポートします。
育児休業や介護休暇といった公的制度の内容や使い方を理解し、仕事と家庭の両立に向けた備えができるようになります。制度の仕組みや手続きの流れ、相談先を知ることで、ライフイベントが起きたときにも慌てずに行動でき、自分らしく働き続けるための選択肢を広げることができます。
育児や介護を理由にした離職を防ぐためには、企業が制度を理解し、社員が使いやすい環境を整えることが重要です。本講座では、最新の法律や支援制度を学びながら、社内制度の改善や導入に必要な視点を習得。離職リスクの軽減と、従業員の定着率向上に貢献します。
介護・育児関連のeラーニング研修をスキル・テーマ別で紹介します。
改正「育児・介護休業法」では、会社に対し、従業員の仕事と介護の両立支援を強化する内容となりました。法改正の背景や要点を解説し、会社としての義務や罰則、対策を講じないリスクを明確化します。良質な両立支援の重要性を認識し、従業員支援の意義を理解することで、より働きやすい職場環境づくりを目指します。
「育児・介護休業法」で従業員への情報提供が必要な方
従業員の介護離職を防止したい方
部内やチームに介護しながら働いている方がいる管理職の方
職場の環境整備を担う方
“親の介護が必要になったら、仕事を辞めて介護に専念したい”――そう考える方は少なくありませんが、再就職の困難さや収入減など、介護離職には大きなリスクが伴います。また、育児と仕事の両立も依然として大きな課題であり、制度があっても活用されていない現状もあります。当講座では、介護や育児に関する法律・制度の基礎知識や活用方法、国や地域の支援サービスなどを短期間で学べます。仕事を辞める前に知っておきたい情報を得ることで、育児・介護と仕事の両立に向けた具体的な行動が取れるようになります。
介護と仕事の両立に漠然とした不安を感じている方
現在、介護をしながら働いている方
親の介護がそろそろ気になる方
介護に関心のあるすべての方
子育て中の従業員を抱える管理職、人事担当の方
多様な人材が活躍できる職場を作りたいと感じている方
育児と仕事の両立に漠然とした不安を感じている方
現在、育児をしながら働いている方
介護離職を防止するために、「育児・介護休業法」の内容に沿って会社として講じるべき対応を学ぶ。
●当講座で学ぶことの目標を整理する
●「育児・介護休業法」の概要と目的、法改正の変遷を確認する
●「育児・介護休業法」で定められた義務と努力義務
●制度や措置を設けなかった場合の罰則
●介護離職者数の推移と離職につながった理由
●8050問題、9060問題、老々介護、認認介護
「ビジネスケアラー」が増加している社会背景および介護離職がもたらす経済的損失の規模をデータから把握する。
●共働き世帯の増加に伴い家族介護の担い手が不足
●要介護者のうち女性の約8割・男性の約6割が80歳以上
●仕事をしながら介護を行う「ビジネスケアラー」の数は2030年に最大となり、社員50人あたり2~3人の割合に
●仕事と介護の両立困難による経済損失は年間9兆円以上
●介護開始により仕事のパフォーマンスは2~3割低下
企業の成長に欠かせない「人的資本」の考え方を理解し、両立支援策を講じることのメリットや育児支援との違いを知る。
●「人的資源」と「人的資本」の考え方の違い
●人材を投資対象の資本として捉える経営の必要性
●両立支援を講じないことによるリスク(レピュテーションリスク・プレゼンティーイズム者、アブセンティーイズム者の増加)
●良質支援対策を講じるメリット(管理者クラスの離職防止、人材の確保と人材の定着、従業員のモチベーションアップ)
●育児支援と介護支援の違い
両立を後押しする雰囲気づくりとケアマネジャーに相談する際のポイント、会社として両立を支援すべき4つのタイミングについて学習する。
●経営陣主導による介護に理解のある職場風土の醸成(メッセージの発信・推進体制の整備など)
●従業員の現状を把握するための情報収集と相談窓口の設置
●ケアマネジャーに相談する際に役立つツールの紹介
●ケアマネジャーに相談するべき3つの事項(介護対象者、自分自身、勤務先の両立支援制度)
●会社としての介入タイミング(ビフォーケア、ビギンケア、バランスケア、アフターケア)
従業員に対して介護に関する情報提供を行うタイミングとそのポイント、ならびに介護保険制度で利用可能なサービスの概要を学習する。
●介護「休業」の制度概要と取得する際の活用ポイント
●介護「休暇」の制度概要と取得する際の活用ポイント
●従業員に対して介護に関連する情報の提供の仕方
●3つの研修タイミング(40歳、50歳前後、60歳前後)とそれぞれの研修で伝えるべきポイント
●介護保険制度の概要と利用開始までのプロセス
●介護保険で利用可能な在宅介護サービスの種類
●介護保険で利用可能な施設介護サービスの種類
動画講義を中心とした1ヵ月の短期速習! 業務に求められるスキルが効率よく身につきます!
書籍などで知識を習得しようとすると、実際に発生したときのイメージがしにくいもの。ユーキャンのeラーニング講座では動画レッスンなので具体的な事例で解説し、ワークを通じて、実務に直結したスキルを習得可能です。また、アニメーションだけの講座もあるから、「勉強をさせられる感」が少ないため、飽きずに気楽に学習できます。
場所を選ばずスキマ時間に学習できるのがeラーニングのいいところ。また、ユーキャンのeラーニング講座は学習の前後に現在のスキルチェックも可能。学習後にスキルアップを実感することで、実務に向けてのモチベーションアップにつながります。各章ごとに「確認テスト」がついているので、きちんと理解したかどうかが一目瞭然。間違えた問題は何度でもチャレンジできるので知識定着につながります。
従業員、会社側どちらか一方だけでなく、双方の知識が学べるので、環境整備や制度活用までの流れがスムーズになります。