• 公開日:2022/01/14

ボイラー技士は国家資格であり、独占的な業務が行えるために、人気の資格の一つでもあります。本記事では、ボイラー技士とはどのような資格なのかについて紹介し、ボイラー技士の資格取得を検討中の人に向けてボイラー技士免許の概要や勉強方法などについて解説をしていきます。ぜひ参考にしてください。

ボイラー技士とは?

ボイラー技士とは、ボイラーの管理や点検、修繕などを行う国家資格および有資格者を指します。規模が小さいボイラーであれば、本来、資格を必要としませんが、ボイラーは小さくとも危険が伴うので、やはり有資格者が扱う必要があります。資格の対象となるボイラーは伝熱面積が3平方メートル以上のものです。

ボイラー技士の仕事内容

ボイラー技士の仕事内容は、ビルや工場などの施設内の空気や温水を適切な状態に保ち、ボイラーや関係している機械を安全に動かすことです。ボイラーは、燃料を燃焼させエネルギーを発生させるので、専門的な知識を持った人が動かさないと危険です。ボイラー技士の仕事は、重要な業務といえます。

ボイラー技士とボイラー整備士の違い

ボイラー技士と類似のものにボイラー整備士の資格がありますが、こちらも国家資格です。ただし、ボイラー技士とボイラー整備士は仕事の範囲が異なります。ボイラー技士は、ボイラーを操作しますが、ボイラー整備士はボイラーを点検・整備するだけで操作はしません。ボイラー技士は、ボイラーを操作して、蒸気や温水などのエネルギーで施設内のお湯を作ったり、空調を整えたりします。

ボイラー技士が必要とされる場所

ボイラー技士が必要とされる場所とはどういった会社や施設なのかについて、解説します。

ビル管理会社

ビル管理会社は商業施設やオフィスビルなどを運営・管理しているため、ボイラー技士を必要としています。ビルでは大きさに関係なく空調管理や給湯設備にボイラー技士が必要であるため、ビル数の多い大都市では需要が多くあります。

設備工事会社

施設へのボイラー設置時にはボイラー技士の立ち会いが必要です。ボイラーはエネルギーを作るため、燃料を燃焼させるなどの危険があります。そのために、どういった種類のボイラーにするのか、どこに設置をするのかなど、有資格者の意見が必要です。

ホテルや病院などの施設

ホテルや病院などの施設では、大規模なボイラーが使われることが多いです。規模が大きいホテルともなると、温水プールが設置されている場合もあるため、ボイラー技士が常駐していることも珍しくありません。

ボイラー技士の将来性

ボイラー技士は国家資格であり、有資格者にしかできない仕事があるため、業務独占資格といわれています。都心部で大型ビルや商業施設の建設が進む中、ボイラー技士の需要は絶えることなくあります。一口にボイラー技士といっても、二級、一級、特級と種類があり、資格によって扱えるものも変わるため、働きたい場所に合わせた資格取得がおすすめです。

ボイラー技士免許の種類

ボイラー技士免許にはいくつか種類があります。以下にて3つの種類について解説します。

二級ボイラー技士

ボイラー技士免許の中で一番初歩的な階級なのが、「二級ボイラー技士」です。合格すると、25平方メートル未満の給湯設備や冷暖房器具のボイラーを扱えるようになります。初学者が取得するメリットや勉強方法などについて、後ほど詳しく解説します。

一級ボイラー技士

一級ボイラー技士の受験資格があるのは、二級ボイラー技士免許保有者、大学・高専・高校等でボイラーに関する科目を修了・卒業し1年以上の実地修習を経た人などです。

合格には各10問、4科目それぞれの得点率が40%以上、全科目平均の得点率60%以上といった条件があり、免除科目はありません。一級ボイラー技士は二級ボイラー技士として経験を積んでいる人が勉強をすればさほど難しくはないといわれている資格ですが、特級ボイラー技士を目指す人のなかには初めから一級ボイラー技士資格の勉強をする人もいます。

特級ボイラー技士

特級ボイラー技士の受験資格があるのは、一級ボイラー技士免許保有者、大学・高専でボイラーに関する講座または科目を修めて卒業し2年以上の実地修習期間を経た人などです。合格基準は各6問、4科目それぞれの得点率40%以上、全科目平均の得点率60%以上となっています。

一定の条件を満たすことで、一級ボイラー技士免許を受けていない場合でも、実務経験としてみなされます。大規模な工場や首都圏の巨大ビルなどを運営・管理するために必要な資格です。

初心者が二級ボイラー技士免許を取得するメリット

初心者が二級ボイラー技士免許を取得することで得られるメリットについて解説します。

仕事の幅が広がる

伝熱面積が3平方メートル以上のボイラーがある場所なら、必要となるボイラー技士は幅広い業界での需要があります。ビル管理会社だけでなく、一定規模以上のホテルや病院も、常駐のボイラー技士が必要です。

二級ボイラー技士資格を取得しているだけでも仕事の幅が格段に広がります。就職先を探している人にとっておすすめの資格です。

転職において有利

昔から、ビルメンテナンス業界で必須資格といわれているのが、「ビルメン4点セット」です。「ビルメン4点セット」とは、危険物取扱者乙種第4類、第三種冷凍機械責任者、二級ボイラー技士、第二種電気工事士のことをいいます。

この4つの資格を持っていると、ビルメンテナンス業のほとんどの範囲を施工できます。未経験では難しい転職においても、「ビルメン4点セット」の資格を持っているだけで有利でしょう。

上級資格を目指せる

前述したように、ボイラー技士には、二級、一級、特級と3種類の資格があります。一級や特級ボイラー技士を受験するには、一般的に二級以上の免許が必要です。将来的にキャリアアップを目指す場合や大きな現場で働きたい場合、二級の合格は必須といえるでしょう。

二級ボイラー技士免許試験について

二級ボイラー技士免許試験について概要を説明します。ぜひ参考にしてください。

受験資格はない

二級ボイラー技士免許の試験では受験資格に特に制限がなく、誰でも受験することが可能です。しかし、ボイラーを扱った経験がない場合には、免許証は発行されないため、20時間の実技講習の修了が必要です。受験申請時には本人確認証明書の添付が必要となります。免除科目はありません。

試験科目と試験時間

試験科目は4科目で、ボイラーの構造に関する知識、ボイラーの取扱いに関する知識、燃料及び燃焼に関する知識、関係法令で、それぞれ10問の出題で配点は100点ずつです。試験時間は3時間で、開始時刻は基本的に13時30分となっています。ただし、出張試験の場合は会場ごとに時間が異なるため事前に確認しましょう。

合格基準

合格基準は各10問、4科目それぞれの得点率が40%以上であり、全科目平均の得点率が60%以上となります。不得意科目があると合格できません。全体的に満遍なく勉強をする必要があります。

二級ボイラー技士免許試験の難易度

二級ボイラー技士免許試験の難易度の参考に合格率を見てみると、令和2年度の合格率は58.4%です。受検者半数以上が合格をしており、難易度はさほど高くないといえます。

未経験でボイラー技士の免許を取得するには

未経験の場合、ボイラー技士の免許を取得するためには、実務経験がないと取得できません。そこで、どうすれば良いのかについて解説をします。

ボイラーの取扱経験がない場合

ボイラーの取扱経験がない場合、試験に合格をしても免許取得ができません。免許を取得するためには、20時間の実技講習の修了、もしくはボイラー取扱技能講習の修了と4ヶ月以上の実務経験などが必要です。最短で実技講習を3日連続で受けることで免許を取ることができます。

実技講習は、試験前にも受けることができるため、ある程度時間に余裕を持って受けるようにしましょう。筆記が受かっても実技講習の予約ができず、免許の取得が半年後になってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

ボイラーの取扱経験がある場合

職業訓練校や、半年以上のボイラー取扱実地研修を経た人は、試験のみの合格で免許を取得できます。しかし、試験合格後、実務経験十字証明書の提出が必要なので注意しましょう。厚生労働省の「免許試験合格者等のための免許申請書等手続の手引き」を読んでから実務経験を記載すると安心です。

二級ボイラー技士免許試験合格に向けた学習方法

二級ボイラー技士免許試験合格に向けた学習方法にはどのようなものがあるのか解説します。

大学や高等専門学校などで学ぶ

大学には設備工学科などがあり、ボイラー技士について学べる学科があります。また、工学系の高等専門学校(高専)もあり、資格取得のの学習ができる学校もあります。

大学も高等専門学校も、資格取得の勉強サポートだけでなく、就職先のサポートまでしてくれるところがほとんどなので、就職をしたい場合にはおすすめです。また、一級や特級を目指す受験資格として必要といえます。

通信講座を活用する

大学や高等専門学校に通う時間や費用がない場合には、通信講座でも、ボイラー技士の資格試験の勉強が可能です。自宅で気軽に学べるメリットがあり、基本的な知識について学べ、試験に備えることができます。未経験の方向けで初心者でもわかりやすく学べる工夫がされているため、通信講座は短期間で資格取得に向け勉強できるおすすめの方法です。

試験前に実技講習を受講する

試験前に実技講習を受講できる場合は先に受けておいてもよいかもしれません。3日間の実技講習を先に受けていることで、試験を集中して受けられるでしょう。ボイラーの取扱経験がなくとも、講習を受けることで、学習内容がイメージしやすくといった、知識が定着しやすいメリットもあります。

まとめ

ボイラー技士の概要や資格内容、勉強方法などについて解説をしました。二級ボイラー技士を取得しておくことで、大型の工場やビルで作業するボイラー技士の就職に役立ちます。また、一級ボイラー技士や特級ボイラー技士にキャリアアップすれば、さらに仕事の幅も広がります。

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ボイラー技士は、ビルやマンション、病院や学校など、建物の空調管理を担う専門家。ボイラーは資格がなければ扱えないため、有資格者は空調設備のある建物管理に必須の存在!二級ボイラー技士の資格の取得によって、冷暖房を使用している建物の空気調節を管理することができます。建築業や建物管理関連会社で役立つ、実践的な資格の一つとしておすすめです。即戦力として活躍できるので、就職・転職やキャリアアップに有利! ボイラーに関する業務は軽作業中心で、中高年の求人も多数。定年後対策としても人気の資格です。
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