• 公開日:2020/10/14

第二種電気工事士は、電気工事などの作業を行うための国家資格です。資格を取得するには試験を受ける必要があり、試験内容は筆記と実技にわかれています。実技とは技能試験のことを指しています。
この記事では、電気工事士試験を受験したい人に向けて、特に実技を伴う技能試験に関して解説します。試験対策の参考にしてください。

第二種電気工事士の技能(実技)試験とは?

第二種電気工事士の技能試験とはどのようなものでしょうか。試験概要などについて説明します。

第二種電気工事士試験の概要

電気工事士試験は、電気工事などを行うための資格で国家試験になります。電気工事士には第一種と第二種があり、それぞれ扱う現場の規模が異なります。第一種はビルや工場などの大規模な現場に対応でき、第二種は住宅や小規模な工場、オフィスなどに対応可能です。

双方ともに特別な受験資格はないため、年齢や経験にかかわらず誰でも受験できます。試験内容は筆記試験と技能試験に分かれており、筆記はすべてマークシート方式です。

第二種電気工事士筆記試験の合格基準は60点(6割)以上で、筆記試験の約2か月後に技能試験が実施されます。技能試験は、筆記試験に合格した人と筆記試験免除者に対して行われます。

試験内容

技能試験は、電線の接続や配線工事といった配線の作業や施工に関する試験です。指定された配電図を使って、実際に配線作業などを行います。材料は支給されますが、作業用の工具は持参したものを使用するため、工具を忘れないようにしましょう。配線図で示された問題を40分以内に完成させる必要があります。

試験問題

技能試験の問題数は1問のみです。問題については、13問の候補問題が前もって公表されます。実際の試験では、候補問題の中から1問出題され、実際に配線作業などを行っていく方式です。

合格基準

技能試験の合格基準は明確で、欠陥がなければ合格となります。未完成だったり、配線が配線図と異なっていたり、電線が損傷している場合などは、欠陥があるとみなされ不合格となります。

難易度

第二種電気工事士試験の合格率は、筆記試験が60%前後、技能試験が70%前後と国家資格の中では比較的高いです。合格率をみると、難易度はそれほど高くないことがわかるでしょう。技能試験は前もって候補問題が公表されるため、しっかりと練習できます。そのため、初心者でも合格を目指しやすいでしょう。

第二種電気工事士|技能(実技)試験までにするべき準備

第二種電気工事士の技能試験を受けるには準備が必要です。どのような準備が必要なのか解説します。

筆記試験終了後の自己採点

筆記試験から技能試験までの間は2カ月程度です。そのため、筆記試験が終わった段階で技能試験の勉強を始める人も多いでしょう。

筆記試験が終了したら、できるだけ早めに自己採点を行うことが重要です。技能試験は、筆記試験の合格者または筆記試験免除者に対して行われます。筆記試験に合格していなければ、そもそも技能試験に進めないため、合格しているかどうか自己採点しておきましょう。合格基準に達していることを確認したうえで、技能試験に備えることをおすすめします。

参考書やテキストの準備

参考書やテキストの準備も欠かせません。参考書には候補問題の完成写真や施工条件、必要な材料などが記載されているため、効率的な練習が可能です。また、参考書が売り切れるケースもあるため、筆記試験の得点が合格基準に達している場合はすぐ手配しましょう。

工具と材料の準備

技能試験では、工具が必要になります。指定工具が定められているため、指定通りの工具を揃えましょう。電気工事士試験用の工具セットであれば、まとめて工具を揃えられます。また、練習用の材料も準備しましょう。


指定工具

試験実施団体である電気技術者試験センターが定めている指定工具は以下の7つです。

  • 電工ナイフ
  • ペンチ
  • 圧着ペンチ
  • ドライバー(プラス)
  • ドライバー(マイナス)
  • ウォータポンププライヤ
  • スケール

工具の使い方については、テキストを参考にしましょう。

勉強・実技の練習

勉強|複線図の描き方

勉強|複線図の描き方 技能試験では実際に配線などを行いますが、いきなり候補問題を作り始めるのは得策ではありません。はじめに複線図の書き方を覚えましょう。複線図とは、実際に施工するときの配線の設計図のようなものです。技能試験本番では、単線図が提示されます。単線図だけでは電線の接続方法がわからないため、複線図に直す必要があるのです。

技能試験には13問の候補問題があるため、単線図から配線図に書きかえる問題をそれぞれ繰り返しましょう。


練習|基本作業

複線図の描き方を覚えたら、基本作業(単位作業)の練習に移りましょう。基本作業とは、工具を使って実際に行う作業のことで、おおまかに分けると11種類程度になります。例えば、電線を切断する、ケーブルや電線の外装をはぐ、電線に器具を取り付ける、リングスリーブで電線を接続する、差込形コネクタで電線を接続する、といったことが挙げられます。

工具を使って、これらの作業がスムーズに進むように練習しましょう。基本作業は、物づくりの基本となる作業です。時間内に施工を終わらせるためにも、工具の使い方や電線の接続方法などをしっかり覚えましょう。

第二種電気工事士技能(実技)試験合格のためのポイント

第二種電気工事士技能試験に合格するためには、4つのポイントを押さえる必要があります。

技能試験の仕組みを把握する

技能試験に合格するためには、試験の仕組みをしっかりと把握することが重要です。また、技能試験では以下の3つの能力が重視されます。

  • 配線図や施工条件を理解して遵守できる
  • 接続等の作業を的確に行える
  • 回路を的確に構成できる

つまり、配電図や指定された施工条件を理解して守り、基本作業を間違いなく行い、配電図通りに回路を作ることが求められます。

基本作業をマスターする

基本作業に不安があると、ケーブルに傷をつけたり電源が上手く接続できないことがあります。試験で支給される材料には余裕があまりないため、誤って破損すると完成させられないケースもあるのです。基本作業をマスターすることで、工具の使い方などが上達するため、破損などのトラブルが起きにくくなります。

時間内に組み立てる

技能試験には40分という時間制限があります。時間内に組み立てられなかった場合には、未完成となり試験に合格することはできません。そのため、時間内に組み立てることを意識しましょう。基本的に、ケーブルのよじれや切断面の不揃いなどは欠陥扱いにならないため、細部にこだわりすぎずに完成させることが大切です。

施工条件は必ず確認する

試験時には施工条件が提示されますから、必ず確認してください。参考書などにも候補問題ごとの施工条件は記載されていますが、これはあくまでも「想定の施工条件」です。実際の試験でも同じ施工条件になるとは限らないため、問題に取り掛かる前に施工条件を確認することを忘れないようにしましょう。

第二種電気工事士技能(実技)試験対策|おすすめの勉強方法

第二種電気工事士の技能試験の勉強方法にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、おすすめの方法をお伝えします。

参考書を使用する方法

参考書を使用して勉強する場合には、想定試験問題に沿って勉強しましょう。候補問題は13問あるため、13問すべての練習をします。最低でも1回、できれば3回程度練習するといいでしょう。

通信講座を活用する方法

通信講座の活用もおすすめです。通信講座ではテキストだけでなくDVD教材で映像を見ながら技能試験の練習を行えます。実技の場合、テキストだけではわかりにくい部分も多いため、映像で確認しながら練習することで技術を習得しやすいでしょう。

また、添削などの指導サービスも受けられます。習熟度のチェックをしてもらえたり、わからない部分を質問できたりするため、効率的に練習できます。自分のペースに合わせて勉強を進められることもメリットでしょう。

まとめ

第二種電気工事士の技能試験では、実技の能力が求められます。候補問題は公表されるため、しっかりと練習することで合格しやすくなるでしょう。

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第二種電気工事士とは、住宅や店舗など600V以下で受電する設備の新築・増改築時に、配線図どおりに屋内配線、コンセントの設置、アース施工などを行う専門技術者のことです。これらの作業で不備があると、感電や火災など、事故の原因となる危険があるため、有資格者でないと作業ができません。そのため、ニーズが高く、好待遇で働ける、安定した収入を期待できるといったメリットが考えられます。履歴書に堂々と書ける国家資格で、就職・転職も有利!
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