• 公開日:2020/06/09

歯科助手は歯科医院におけるサポート役として欠かせない存在です。働く時間帯や場所が選びやすく、女性が働きやすい仕事としても人気です。歯科医院の増加や歯科衛生士不足の背景もあって、今後も安定した求人が見込まれます。この記事では、歯科助手の仕事内容や歯科衛生士との違い、取得しておきたい資格などを紹介します。ぜひ参考にしてください。

歯科助手とはどういう仕事?

歯科助手は、歯科医院において受付や会計、治療を行う歯科医師や歯科衛生士のアシストをする仕事です。ほかにも治療器具の洗浄やカルテの整理、院内の清掃など歯科医院の業務全般に携わります。医療行為はできませんが、特別な資格がなくても働ける職種です。スキルを磨いて経験を積めば、全国どこででも働くことができます。

歯科助手の仕事内容とは?

ここでは、歯科助手の具体的な仕事内容を紹介します。患者さんの受付から歯科医師たちのサポートまで幅広く対応します。

歯科医院の受付・会計業務

歯科医院に受診に来た患者さんの受付をするのは歯科助手の仕事です。診察券や保険証の確認なども行います。診察が終われば医療費の会計業務を担当します。また、Webやメール、電話経由での診察予約や診察スケジュールの管理をするのも、一般的に歯科助手の仕事です。

患者さんの案内や介助

診療開始前と診療後のサポートも歯科助手の仕事です。具体的には、患者さんを診療を受ける椅子まで案内する、患者さんにエプロンをかけるなどです。また、高齢の患者さんの場合、診療後に会計場所などまで介助をしながら連れていくこともあります。

歯科医師や歯科衛生士のアシスタント業務

歯科医師や歯科衛生士のアシスタント業務では、患者さんへの待ち時間の説明や、使用した治療器具の洗浄など、医療行為にならない範囲でサポートします。治療について問い合わせを受けることもあるので、歯科医師や歯科衛生士に内容を伝えるなど柔軟な対応が必要です。

治療器具の管理

治療前に器具を揃えておいたり、治療に使った器具の洗浄をしたりするのも歯科助手の仕事です。また、歯科医師が治療をしている際に、治療器具をタイミングよく渡すなどの介助を行うこともあります。ただし、口の中に手を入れることは医療行為にあたるためできません。

レセプト作成業務

レセプトは「診療報酬明細書」とも呼ばれ、患者負担分以外の医療費を市区町村や健康保険組合などの保険者に請求するためのものです。歯科医院によっては、レセプト作成も業務内容に含まれます。ただし、レセプト作成には専門的な知識が求められるため、「歯科 医療事務管理士(R)」などの有資格者が担当することが多いです。

歯科衛生士との違いは?

歯科助手と歯科衛生士の大きな違いは、医療行為ができるかどうかです。歯科衛生士になるには、文部科学省や都道府県知事が指定する養成所などを卒業して、国家資格を取得する必要があります。歯科衛生士の資格を取得することで、医療行為すべてが行えるわけではありませんが、3大業務といわれる「歯科診療補助」「歯科予防処置」「歯科保健指導」が可能になります。

一方、歯科助手には特別な資格が必要ないため、医療行為以外の業務を担当します。このため、歯科衛生士などが医療業務従事者とされるのに対し、歯科助手は一般事務に区分されることもあります。

歯科助手がやってはいけないことは?

歯科助手による医療行為は法律で禁止されています。歯垢や歯石の除去、歯ブラシを使った歯磨き指導、歯科用バキュームなどの治療器具の操作も違法行為とみなされます。そのほか、歯科助手がやってはいけないことは以下の通りです。

  • 歯を削る
  • 麻酔注射
  • エックス線撮影
  • 詰め物やかぶせ物を装着する
  • セメントの除去
  • 噛み合わせを調整する
  • フッ素を塗布する
  • 歯型を取る

歯型を取ることはできませんが、歯型を取るための印象材を練ることは認められています。エックス線撮影ではセッティングに関わることはできます。医療行為との境界がわからない場合は、歯科医師や歯科衛生士からの指示を受けましょう。法律に違反した場合、歯科助手本人が違法と認識していなかったとしても、罰則を受けます。

歯科助手に向いている人とは?

歯科助手の仕事は臨機応変に動ける人が向いています。サポートやカバーが必要なところに臨機応変に歯科助手が加わることで、治療がスムーズに進むでしょう。

コミュニケーション能力の高さも求められます。特に受付業務は歯科医院の顔になるので、患者さんの印象を大きく左右します。

作業の正確さも重要です。几帳面で作業が丁寧な人は、患者さんからも歯科医師・歯科衛生士からも信頼されるでしょう。

歯科助手のキャリアアップとは?

歯科助手からのキャリアアップでは、歯科衛生士を目指すのが一般的です。歯科衛生士の国家資格を取得することは決して簡単なこととはいえません。それでも、間近で歯科医師や歯科衛生士の仕事を見ることは勉強になるはずです。

また、「歯科 医療事務管理士(R)」を取得してレセプト作成を担えるようになれば、歯科助手として需要が高い人材になり、キャリアアップのチャンスが増えます。

歯科助手の平均給与とは?

正社員の歯科助手として勤務した場合、平均年収は約306万円、月給換算で約26万円、初任給は約20万円が相場です。給与分布を見ると282万円~887万円と差があります。勤務する地域や勤務先、スキルでも給与額は変わるようです。また、アルバイト・パートの平均時給は1,018円です。

  • 参考:求人ボックス 給料ナビ|歯科助手の仕事の年収・時給・給料情報(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8A%A9%E6%89%8B%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6)

歯科助手の資格を取った方がいい?

歯科助手は資格がなくても働けますが、就職する際に資格はあったほうが有利といえます。すでに歯科助手として働いている場合でも、今後のキャリアアップや収入アップを図るのに有利です。

歯科助手には国家資格はありませんが、おすすめの民間資格があります。以下で、受験資格や試験内容を紹介します。

歯科 医療事務管理士(R)

「歯科 医療事務管理士(R)」は技能認定振興協会(JSMA)が認定する資格です。「歯科 医療事務管理士(R) 技能認定試験」に合格すると取得できます。この資格は医療従事者の間でも認知度が高い資格です。好条件で就職・転職するためにはおすすめの資格といえます。


受験資格

特にありません。誰でも受けられます。


試験日程

年6回(奇数月の第4土曜日)


受験場所

自宅または全国各地の会場で受験可能です。


試験内容

  • 法規(医療保険制度・公費負担医療制度など)
  • 保険請求業務(歯科診療報酬点数の算定方法、レセプト作成など)
  • 医学一般(生理機能・傷病の種類など)
資格取得にあたっては専門知識が問われるため、独学に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。ユーキャンの歯科助手講座は、初心者でも資格取得を目指すことができます。


確実に歯科助手の資格を取得するためには?

技能認定振興協会(JSMA)の試験実績によると、2020年1月の合格率は71.1%、2019年11月は63.6%、同年9月は79.5%、同年7月は79.4%です。決して高い難易度ではありませんが、合格するにはそれなりの勉強が必要です。独学するより、専門知識を効率的に学べる通信講座をおすすめします。通信講座なら、家事や仕事で十分に時間のとれない人でも無理なく合格が目指せるでしょう。

まとめ

歯科助手は、歯科医院の顔ともいえる受付対応から、歯科医師・歯科衛生士のサポートまで幅広くこなします。医療の現場において緊張がともなう場面もありますが、患者さんの笑顔や医師たちとのコミュニケーションの中に、必ずやりがいも見つけられるでしょう。

ユーキャンの歯科助手講座は、技能認定振興協会主催の「歯科 医療事務管理士(R)技能認定試験」に対応しています。講座を受講すると、もれなく在宅受験が可能です。講座修了後の就職活動をサポートする「就職ガイド」も全員にお届けしているので、資格取得後に就職活動をする場合も安心です。

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歯科助手は、歯科医院における受付・会計、歯科医師や歯科衛生士の診療のサポートなど、幅広い業務を行います。歯科助手の資格を取得すれば、専門的なスキルを備えている証として、歯科医院への就職・転職に役立ちます。歯科医院は身近な医療機関なので、近所で職場を見つけやすいうえ、正社員・パート・アルバイトなど勤務形態が幅広く、働き方を選択しやすいことも魅力。歯科助手の資格は全国共通、どの地域の歯科医院でも通用しますので、急な引っ越しがあっても安心です。自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働きたい方、結婚・出産などで一度退職した後の再就職や、将来の転職に役立つ資格を備えておきたい方におすすめです。
ユーキャンの「歯科助手」講座は、まったく歯科関係についての知識がない方でも一からわかりやすく学習でき、即戦力として現場で活躍できる技能が身につくカリキュラムとなっていますが、さらに、本講座の受講生ならもれなく、在宅受験で歯科助手の資格取得にチャレンジできます。テキストを見ながら受験できるので、丸暗記する必要はありません。本講座でしっかりと学習すれば、ムリなく、着実に合格力アップが図れます。

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