• 更新日:2025/02/03

気持ちや行動に影響を与えると言われる、色の力。なかでも、自分に似合う色を身に纏うことで顔立ちや魅力を引き立ててくれる「パーソナルカラー」が近年話題になっています。知っているとメリットいっぱいのパーソナルカラーを使ったメイクについて、カラーリストの関口まゆみさんに教えていただきました。

メイクにこそパーソナルカラーを意識して取り入れよう!

パーソナルカラーとは、一言で言うと「自分に似合う色」。関口さんいわく、「その人の肌や瞳の色、頬や唇の赤みをより美しく、魅力的に見せる色」を指します。

では、自分に似合う色と向いていない色、それぞれを身に着けるとどんな印象をもたらすのでしょうか?

「似合う色を身に着けると顔色や肌ツヤが良く見え、表情もイキイキして見えます。逆に向いていない色を身に着けると、肌がくすんで見えたりシワが目立ったりしやすくなります。色選び一つで見た目年齢が5〜10歳も変わるとまで言われているんですよ。

特に、メイクにおいてパーソナルカラーを意識することはとても大事です。

メイクは顔にダイレクトに色をのせるので、似合う色と向いていない色が顕著に出やすい傾向に。パーソナルカラーは顔に近い色ほど影響が大きくなるので、メイクさえきちんと色選びできていたら洋服の色があまり向いていない色だとしても、顔色はキープできます」。(関口まゆみさん)



①イエベ?ブルベ?まずはベースの肌色を見極めよう!

それでは①と②の診断を総合して、実際にあなたのパーソナルカラーをチェックしましょう!まずは肌色が黄み(イエロー)ベースと青み(ブルー)ベースのどちらなのかを見極めます。



Q1.あなたが一番よく使う(手がのびる)リップはイエローベースとブルーベース、どちらの色に近い?


Q2.髪の毛を明るめに染めると肌色が明るく見える? or くすんで見える?

・明るく見える→イエローベース
・くすんで見える→ブルーベース


パーソナルカラーを診断するうえで大事なのは、顔の色。関口さんによると「腕や手のひらの色を診断に使う場合がありますが、顔と体の色はほとんどの人が違うため、その色が似合うかどうかは顔の色で判断するのが重要」だと言います。



②さらに顔立ちや雰囲気から「春夏秋冬」4つのタイプに分けよう!

ベースの肌色が分かったら、より詳細なパーソナルカラーを知るべくさらに4つのグループに診断。顔立ちや雰囲気によって「春夏秋冬」のどのタイプに当てはまるかを見ていきます。

Q1.あなたの顔立ちや雰囲気は、家族や彼・友人からどのキーワードで表現されることが多い?



・春タイプ……可愛い、元気、若々しい、ふわふわ、優しい、フレッシュ、明るい
・夏タイプ……上品、女性らしい、エレガント、ソフト、知的、涼やかな雰囲気
・秋タイプ……ナチュラル、おしゃれ、こなれ感、シック、年齢よりも落ち着いて見える
・冬タイプ……華やか、クールビューティ、大人びた雰囲気、シャープ、ミステリアス


いかがでしたか?例えば、「①好きなリップの色はブルーベースのほうの色味だけど、顔色が良く見えるから出番が多いのはイエローベースのリップで、②いつも元気で可愛らしい雰囲気に見られる」という人のパーソナルカラーは「イエベ・春」となります。

ただし、これらはあくまでセルフチェック用の簡易診断。実際のパーソナルカラー診断は「肌や髪の色、血色などを確認したうえで、多い場合は100枚以上の布を使って似合う色のタイプを見ていきます」と関口さんが言うほど、繊細で個人差があるもの。

春夏秋冬タイプ別・メイクにおすすめカラーはこれ!

ここまでの診断を踏まえて、それぞれのパーソナルカラーと相性の良いカラーをご紹介します。アイシャドウやチーク、リップの色選びに役立ててくださいね。




【イエベさんに似合うのは、こんな色!】

肌なじみの良いイエローベースの色だと違和感がなく、自然に見える。ブルーベースの色だと浮いてしまい派手に見えたりする。


・春タイプ……明るく鮮やかなカラー
・秋タイプ……落ち着いたアースカラー


【ブルべさんに似合うのは、こんな色!】

ローズ系や赤ワインのようなレッド系を付けると顔色が良く見える。イエローベース色だと色がのりにくい。


・夏タイプ……淡く儚げなカラー
・冬タイプ……青みが強くクールなカラー


パーソナルカラーを使いこなすコツは?

自分に似合う色は分かったけれど、ここで生まれるのが「自分のタイプ以外の色は使わないほうがいいの?」という疑問。

もちろん、そんなことはありません!関口さんも「パーソナルカラーは生活の知恵のようなもの。知っているといいけれど、絶対ではありません。一番大事なのは色を楽しむこと!」と言います。



関口さんによると別タイプの色を上手にメイクに取り入れるコツは「別タイプの色は1アイテムまでにする」こと。「アイシャドウ、チーク、リップのなかでどこか一つに別タイプの色を使ったら、他の二つはパーソナルカラーを使用することで顔色やくすみを気にせず取り入れられます。別タイプの色を一つだけ使うことはメイクの差し色としてアクセントにもなるので、色をより引き立てることができますよ。またファッションに取り入れる場合は、ボトムスや靴など顔から離れた部分に持ってくるのがおすすめです」(関口まゆみさん)

似合う色を味方に付ければ、メイクがより映えて幅も広がるはず!パーソナルカラーを上手に取り入れて、彩り豊かなおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。

まとめ





取材協力 関口まゆみ(せきぐち まゆみ)さん

カラーリスト・カラーセラピスト
誰にでも分かりやすい、詳しく丁寧な色の解説やアドバイスを目指しているカラーリスト(色の専門家)19年目。
年間1000色以上のコスメを診断し、アットコスメblogではフォロワー数1万人超え!

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

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