カウンセリングの初回面接の会話例

STEP3:カウンセリングの目標を設定

クライエントの情報を整理しながら、なぜ心の問題が起きているのか、どういった支援が必要かを検討します。しかし、その内容をクライエントに伝えたり、解決策を一方的にアドバイスしたりはしません。対話を通じて、クライエントが自分で問題に気づき、どうすれば問題を解決できるかを見つけるための手助けをしていきます。

会話例

今日お話を伺っていると、パートを始めたきっかけや、それ以前にお仕事を退職されたのも、ご主人やご両親のご意向が強かったのですね。

そう……ですね。……もしかすると、私は今まで、自分で何かを決めることが少なかったのかもしれません。

もしかすると、モヤモヤしてしまうのは、自分の意見を言えていないことが原因かもしれない……?

うーん……。でも、自分自身、強くやりたいことがあるのかと言われると……。主人の意見を聞いたり、職場でもみなさんの話を聞いたりするのは……その、つらいわけでもなくて。でも……そうですね。自分が何をしたいのか、わからなくなっているのかな……?眠れなくなるとき、「私はこれだけしているのに」「私ばっかり我慢している」って、イライラしてしまうこともあるんです……。

ご主人や他の方の意見を聞くことが嫌なわけではないけれど、時々「自分ばかり我慢している」という気持ちになることがある?

そ、そうです……。私、自分がしたいことをもう少し言ってみてもいいのかな? と言っても、何がしたいのかもわからないんですけど……。

カウンセリングでは、今抱えていらっしゃる問題をどのような形で解決したいか、目標を立てていきます。●●さんは、「モヤモヤして眠れなくなる」という悩みに、どのように対処していきたいと思われますか?

うーん……。もちろん、眠れるようになりたいですし、あと……それが、解決になるかはわからないんですけど……自分のしたいことを、少しでも言えるようになりたいと思いました。

なるほど。わかりました。ありがとうございます。それでは、まず●●さんが自分のしたいことや意見を、少しでも他の人に伝えられるようになることを目標とするのはいかがでしょうか?

目標はクライエントが自分の中から見つける。

カウンセラーはすぐに答えや最善策を教えたりするのではなく、クライエントに共感しながら寄り添い、ともに考えるという協同作業を行います。初回の面接で目標を提案することはありますが、決定自体はクライエント自身が納得して行うことが重要です。
また、カウンセラーがどういった立場でクライエントに接していくかを説明し、クライエントの同意を得ることができたら、カウンセリング契約を結びます。

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心理カウンセリングとは、傾聴や来談者中心療法、認知行動療法といった専門的な技法や心理学の知識を身につけた心理カウンセラー(相談員)が、クライエント(相談者)の心の問題や悩みに向き合い、対話などを通じて心理的支援を行うこと。心理カウンセラーは、心理的な不安や悩みを抱えたり、心の不調をきたした人のサポートを行うスペシャリストです。
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