• 公開日:2020/04/17

社会の高齢化が進む中で、福祉業界に興味を持ち、介護事務の資格取得を目指す人も多いです。では、介護事務の仕事とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

この記事では、介護事務の仕事内容や1日のスケジュールなどを詳しく紹介します。介護事務の資格取得を目指す人はぜひ参考にしてください。

介護事務とはどういう仕事?

介護事務とは、ひと言で言えば、介護保険や介護に関する事務業務のスペシャリストです。介護施設で受付を担当したり、レセプトと呼ばれる介護給付費明細書を作成するほか、ケアマネジャーのサポートまで行うこともあるため、幅広い知識やスキルが必要とされます。

介護事務の就職先とは?

主な就職先は、介護保険サービスを提供する施設や事業所です。事務業務が主な仕事ですが、人手不足の介護付有料老人ホームなどでは、レクリエーションなど現場の業務などにも対応する場合もあります。

施設サービス

介護保険サービス利用者が入所する施設では、以下が主な就職先になります。

  • デイサービス
  • 介護付有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設

居宅介護サービス

介護保険サービスの利用者が自宅で受けるサービスの提供元では、以下が主な就職先になります。

  • 訪問看護ステーション
  • 在宅介護支援センター
  • 福祉用具レンタル事業者
  • 介護職人材派遣

介護事務の仕事内容

事業所によって提供するサービスに違いはありますが、仕事内容はほぼ同じです。ここでは、介護事務の主な仕事内容を紹介します。

電話応対

電話応対 基本的に、電話応対は介護事務が行います。電話をかけてくる相手は医療機関の関係者から一般の人までさまざまですが、自分で対応できるものに関してはその場で対応し、担当者に取り次ぐべきものは用件を聞いて対応をお願いします。

来客応対

来客応対も介護事務の仕事の一つです。主に窓口で応対しますが、相手によっては応接室などに案内します。事前に来訪時間が分かっているのであれば、座席の準備や飲み物の用意なども行うため、座席案内や飲み物の出し方などマナーに対する知識が必要です。

勤怠(シフト)の管理

職員の勤怠を管理し、給与を計算するのも介護事務の仕事です。それ以外にも、新しく雇用された人に対して労働条件通知書を作成するなど、労務に関する事務作業も担当する場合があります。

施設の整備

備品購入のほか、施設の設備などが破損した際は、業者への修繕依頼なども行います。介護用設備にトラブルが発生した場合には、現場の職員と一緒に予算を考慮しながら対策を講じます。

介護報酬の請求(レセプト作成)

通常、介護保険サービスの利用料は1割(一定以上所得者の場合は2割または3割)を利用者が負担し、残額を市町村が負担します。市町村が利用者に提供したサービスの対価として支払われる報酬を介護報酬と呼びますが、介護サービス事業者は市町村に対して介護給付費明細書を作成し、月に一度、前月に提供した分の介護報酬を請求しなければなりません。この介護給付費明細書をレセプトと呼びます。レセプトの作成は介護事務の最も重要な仕事で、期限に間に合うように作成しなくてはなりません。

介護報酬は事業所にとって、利用料とともに大きな収入源であるため、介護事務は介護保険サービスに関する幅広い知識を持ち、正確に金額を計算する必要があります。

利用者への請求書の作成

介護保険サービスの利用料の1~3割は利用者に請求することになりますが、利用者に対する請求書作成も介護事務が行います。レセプトと同様、期限に間に合うように作成しなくてはなりません。

ケアマネジャーのサポート

事業所によっては、介護保険に関する知識を使い、ケアマネジャーのサポート業務まで行うところもあります。介護報酬の管理など、サポート内容はさまざまですが、柔軟な対応が必要になるでしょう。

介護事務の仕事をするにあたって備えるべきこと

介護事務はレセプト作成業務がメインとなるので、レセプトの作成方法や介護保険制度に関する知識は必須です。前述の通り、介護保険制度に関する知識はケアマネジャーのサポートをする際にも必要になります。

また、介護保険事業計画に関する知識も備えておくとなおよいでしょう。介護保険事業計画とは、各市町村が保険給付を円滑に行うために策定するものです。これは国の基本指針をもとにして作られ、3年を1期として策定・運用されます。

介護保険事業計画は介護報酬や給料単価に変動があったりするので、レセプト作成や給与計算の際には必ず必要な知識となります。市町村は3年に一度介護保険事業計画を策定する義務があるので、常に最新の内容を確認しておきましょう。

介護事務の1日のスケジュール

ここでは、デイサービス(居宅介護サービス)と介護老人保健施設(施設サービス)に就業した場合の1日のスケジュール例を見ていきましょう。

デイサービスの場合

9:00~ ミーティング
前日からの申し送り事項を確認します。

10:00~12:00 事務業務
受付業務や電話応対などのほか、レセプト作成などを行います。

12:00~13:00 昼休憩
午後も円滑に業務をこなすために、休憩はできるだけ規定の時間通りに取ります。

13:00~18:00 事務業務
午前中にやり残した業務や、来客応対など、引き続き事務業務を行いつつ、翌日への申し送り事項がある場合はその旨を記録に残してして業務を終えます。

介護老人保健施設の場合

9:00~ ミーティング
ほかのスタッフと連絡事項や昨日からの申し送り事項を共有しつつ、メールチェックなども行います。

10:00~12:00 事務業務
来客対応などを行います。利用者の家族が来ることも少なくありません。

12:00~13:00 昼休憩
デイサービスと同じく、休憩はしっかりと取ります。

13:00~18:00 事務業務
勤怠管理の整理や、医療機関・業者への連絡などを行い業務を終えます。レセプトは月末締めで作成し翌月10日までに提出しなければならないので、日によっては残業します。

介護事務のやりがいとは?

ここでは、介護事務だからこそ感じられるやりがいを紹介します。

利用者から感謝される

介護事務の仕事は、受付業務や会計など、施設の顔として毎日のように利用者とやり取りする機会があります。態度が横柄であればクレームが入ってしまう恐れもありますが、元気に挨拶したり笑顔で対応するなど、利用者のことを第一に考えることで、感謝されることも多いでしょう。

専門知識を生かして働くことができる

介護事務は、介護保険制度の知識やレセプト作成などの専門的なスキルが求められます。専門性の高い業務に対応することで、やりがいを感じることも多くあります。 また、レセプト作成は、事業の経営に関わる非常に重要な業務です。締切や提出期限があるので忙しい時もありますが、それ以上に充実感や達成感を味わえます。

介護現場を支えるやりがいを感じながら働ける

介護事務は通常の事務業務のほかに、ケアマネジャーのサポートなど、介護現場を陰で支える縁の下の力持ち的な役割を任される場合も少なくありません。特に超高齢化社会においては、介護の需要が高まるとともに現場の忙しさも増しています。その現場を支えるさまざまな仕事をこなす中で、やりがいを感じる瞬間も多いでしょう。

まとめ

介護事務の仕事は多岐に渡ります。幅広い知識と対応力が求められますが、その分やりがいも大きく、介護現場を支える縁の下の力持ちとして実力を発揮できます。

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