高卒認定試験とは
高等学校卒業者と同等以上の学力を持つ証に
大学入学資格検定(大検)に代わる認定試験
高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)は、平成17年度より大学入学資格検定(大検)に代わり導入されました。
さまざまな理由により高等学校を卒業できなかった方の学習成果を適切に評価し、合格者は高等学校卒業者と同等以上の学力があると認定されます。
大検との違いは、大きく次の4つがあります。
1:9科目だった試験科目が8〜9科目に
2:必修科目の「家庭」がなくなり、選択科目の「簿記」「保健」が廃止に
3:2に代わり「英語」が必修科目に
4:高校・高専等に在籍している方の受験が可能に
高校・高専等に在籍中でも受験可能に
大検から大きく変わった点の一つは、高校・高専等に在籍している方の受験が可能になったこと。
これにより、病欠等で出席日数が足りず、必要科目の単位を取得できなかった場合にも、学校長の判断により高卒認定試験で代用することが可能になりました。
さまざまな目的のため、高卒認定は広く利用されています。
自分のペースで受験できる!
高卒認定試験合格には、必修の8~9科目のクリアが条件ですが、一度の試験で全科目合格する必要はありません。
合格した科目に有効期限はなく、合格科目は次回以降の試験で免除されるため、自分なりのペースで受験の計画が立てられます。
また、在学時の単位の取得状況によっては、受験科目の免除が受けられる可能性も。
大学や国家試験の受験資格をクリア
高卒認定試験の合格により、高卒の学歴がなくても大学や短大、専門学校の受験資格を得ることができます。
また、受験資格が得られる採用試験や資格試験は多数!公務員試験をはじめとする、国家試験の受験資格を得ることも可能です。
高卒認定試験は、あなたの人生の選択肢を大きく広げるチャンスになります。
受験者は例年1万5千人以上!社会人の受験者も
実は、例年15,000人以上の方(令和5年度は16,813名)が受験している高卒認定試験。合格者の3割近くは20代以上ですが、中には60代の合格者も出ています。
「大学で勉強したい」「資格を取りたい」など、ご自身の目標を叶えるため、社会人や主婦の方も受験されています。
- 文部科学省ウェブサイトより
よくある質問
- 高卒認定試験に合格すると、最終学歴は高等学校卒業になりますか?
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高卒認定試験に合格しても、最終学歴が高卒になるわけではありません。
しかし、合格することで受験条件や採用条件など、さまざまな諸条件がクリアされますので、その後の進路決定の選択肢を大きく広げることができます。 - 大検の合格者は、高卒認定試験を受験できますか?
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受験はできません。高卒認定試験の受験資格は、大学入学資格を持っていない満16歳以上の方が対象です。既に大学入学資格を持っている大検合格者は対象外となります。
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様々な理由で高校進学ができなかった方や、卒業できなかった方の多くは、就職や資格の取得などの際に学歴条件をクリアできないなどの壁にぶつかることが多くあります。
高卒認定試験に合格することで、高等学校卒業者と同等以上の学力があると認定され、 大学、短大、専門学校への進学はもちろん、各種国家試験の受験資格もクリアされ、今後の選択肢が大きく広がります。
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