電験三種 合格指導講座

「電験」は「電気主任技術者試験」の略称で、電気に関する専門的な知識と技術を持つ証となる国家資格です。
電験三種は電気関係の仕事に欠かせない資格として、電気業界におけるグレードが高く評価されています。

発電所や変電所、工場、ビルの受電設備や配線など、電気設備の工事・保守・運用に関する保安監督が主な仕事。電気業界はもちろん、建設会社やビル管理会社など、幅広い分野で活躍できます。

勤務する企業によって仕事内容や働き方は異なりますが、ホテルやオフィスビル、工場やマンションなど、実際に現場に赴いて作業をすることが多く、さまざまな施設が仕事場に。
他にも作業報告書の作成など、デスクワークも業務に含まれます。

電気設備を設けている事業主は、電気主任技術者を選任することが法令で義務づけられています。
有資格者が社内にいれば企業の信頼性も高まるため、資格取得は就職・転職・再就職やキャリアアップの大きな武器に！安定収入も期待できます。

電験三種には受験制限が一切なく、どなたでも受験できます。実際に電気関係の業界とはまったく別の方がこの資格を取得し、転職されるということも珍しくありません。門戸は広く開かれています。

電験三種の試験は「理論」「機械」「電力」「法規」の４科目。「科目合格制度」により、４科目を同時に合格しなくても、一度合格した科目はその後２年間、申請により免除されます。次回は残った科目を受験するだけでOKです！

令和元年度の合格率は9.3％と、簡単な試験ではありません。
合格には基礎学力として高校（理系）レベルの数学の知識が必要に。電気に関する基礎知識だけでなく、応用力や計算力も求められます。
しかし、決して手の届かない資格ではありません！

科目合格制度に加え、試験は解答しやすい五肢択一のマークシート式。４科目いずれも60％以上の得点が合格の目安です。苦手科目を作らないよう70点平均を目標に学習を！

最近の試験は、高度な専門知識を「狭く深く」求めるよりも「広く浅く」求める傾向に。基礎学力の正確さをみる傾向が強く、試験問題の約６割が計算問題です。
ユーキャンなら数学の知識を再確認できるよう、専用のサポート教材をご用意しています。