• 更新日:2026/09/25

行政書士試験は、毎年11月に実施される国家資格試験です。2026(令和8)年度の試験は11月8日(日)に実施され、受験を検討している方は申込期間や試験内容、合格基準などを早めに把握しておくことが大切です。

行政書士試験は合格率が10~15%程度と難易度が高く、効率的な学習計画を立てることが合格への近道となります。

本記事では、2026(令和8)年度の行政書士試験の日程や申込みの流れ、試験内容、配点・合格基準、合格率を解説します。あわせて、合格に近づく勉強方法や通信教育を活用するメリットについても紹介します。行政書士試験への合格を目指す際の参考として役立ててください。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • 2026年(令和8年)の行政書士の試験日は11月8日(日)。行政書士試験の日程は例年7月の第2週頃に公示され、例年11月の第2日曜日に試験が実施される。
  • 試験科目は「行政書士の業務に関し必要な法令等」と「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」の2科目で、問題数は合わせて60問。
  • 合格基準は「法令等」で122点以上、「基礎知識」で24点以上、かつ試験全体で180点以上。
  • 相対評価ではなく、この基準点を満たすことで合格となる絶対評価方式が採用されている。
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国家資格試験の「行政書士試験」とは?

行政書士とは、他人の依頼を受けて報酬を得ながら、官公署に提出する各種許認可の申請書類や、契約書、交通事故調査報告書といった権利義務・事実証明に関する書類の作成を主な業務とする専門職です。

作成した書類に関連する行政不服申立ての手続きを、代理で行うことも認められています。

行政書士試験は、行政書士法に基づき行政書士に必要な知識や能力を判定するため、毎年1回以上実施される国家試験です。本来は都道府県知事の自治事務ですが、総務大臣が指定する「一般財団法人行政書士試験研究センター」にその施行事務が委任され、各都道府県知事のもとで実施されています。

行政書士の資格を得るには複数の方法があるものの、行政書士試験に合格することが一般的な近道とされています。

【2026(令和8)年度】行政書士試験の日程

令和8年の行政書士試験は、令和8年11月8日(日)に実施されます。なお、行政書士試験の受験申込み期間や試験日は、例年同じ時期で、試験は11月の第2日曜日に実施されます。

試験は休憩を挟まずに行われるため、しっかり準備を整えたうえで受験しましょう。

試験日時 令和8年11月8日(日)
試験時間 午後1時~4時
受験願書・試験案内の配布 令和8年7月21日(火)~8月17日(月)
郵送申込み 令和8年7月21日(火)~8月17日(月)(消印有効)
インターネット申込み 令和8年7月21日(火)午前9時~8月24日(月)午後5時
合格発表 令和9年1月27日(水)
受験手数料 10,400円(インターネット申込みの場合は、システム手数料として別途370円かかる)
受験資格 年齢、学歴、国籍等を問わず、誰でも受験可能

なお、令和7年の行政書士試験は、令和7年11月9日(日)に実施され、合格発表は令和8年1月28日(水)でした。

行政書士試験の合格までのスケジュール

ここでは、行政書士試験に合格するまでのスケジュールについて、令和8年を例にくわしく解説します。

①試験の公示

試験について、令和8年は7月6日(月)に公示されました。

公示では、試験会場や受験願書の配布場所などをはじめとする詳細な情報も発表されます。

②受験申込みの受付

行政書士試験の受験申込みは、郵送またはインターネットで受け付けています。

  • 郵送申込みの場合:受付期間は令和8年7月21日(火)から8月17日(月)まで。受験願書に、縦4cm×横3cmのカラーの顔写真を貼り付ける必要があります。
  • インターネット申込みの場合:受付期間は令和8年7月21日(火)午前9時から8月24日(月)午後5時まで。必要事項を入力し、縦4cm×横3cmのカラーの顔写真を登録します。

③受験費用の振込

行政書士試験の受験手数料の10,400円は、専用の口座に振り込む必要があります。郵送で申込みをした場合は、郵便局(ゆうちょ銀行)の窓口で振込が可能です。

インターネットで申込みをした場合は、クレジットカード払いまたはコンビニ払いにより振込ができます。なお、インターネット申込みの場合は、システム手数料として別途370円が受験申込み者の負担となります。

④受験票が届く

行政書士試験に申込むと、例年10月中旬から下旬にかけて受験票が送付されます。

受験票には受験番号や試験会場などの情報が記載されているため、手元に届いたらすぐに確認しましょう。なお、希望した受験会場とは異なる受験会場が指定されている可能性もあるため、注意が必要です。

⑤試験当日

令和8年度の行政書士試験は、11月8日(日)に実施されます。試験時間は、午後1時から4時までの3時間です。

⑥合格発表

令和8年度の行政書士試験の合格発表は、令和9年1月27日(水)です。行政書士試験研究センターの事務所掲示板とホームページで結果を確認できます。

行政書士試験の試験内容・科目

行政書士試験の試験科目は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」と「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」の2科目です。

なお、問題数は、両方の試験科目を合わせて60問で、試験内容は実施年度の4月1日現在施行されている法令に基づいて出題されます。

「行政書士の業務に関し必要な法令等」では、憲法、行政法(主に、行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法)、民法、商法、基礎法学に関する問題が出題されます。問題数は46問で、出題形式は択一式および記述式です。

対して、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」では、一般知識、情報通信・個人情報保護、行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令、文章理解に関する問題が出題されます。問題数は14問で、出題形式は択一式です。

行政書士試験の配点と合格基準

行政書士試験に合格するには、「行政書士の業務に関し必要な法令等」で122点以上、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」で24点以上を獲得し、試験全体で180点以上を取る必要があります。

なお、行政書士試験は相対評価ではなく絶対評価であり、この基準を満たせるかどうかで合否が決定します。

行政書士試験の合格者の平均得点は、令和7年度は197点、令和6年度は198点でした。令和7年度の受験者数は50,163人、合格者数は7,292人、令和6年度の受験者数は47,785人、合格者数は6,165人でした。

行政書士試験の難易度(合格率)

行政書士試験の合格率は、近年おおむね12~14%程度で推移しています。令和7年度の行政書士試験の合格率は、14.54%でした。

過去10年で最も高かったのは平成29年度で、合格率は15.72%を記録しています。合格率は年々上がり続けているというわけではなく、年度によって難易度が上下に変動しつつも、現在は12~14%程度の水準に落ち着いているというのが実際の傾向です。

行政書士試験の免除の条件

弁護士、弁理士、公認会計士、税理士のうちいずれかの資格がある場合は、行政書士試験が免除されます。

また、国家公務員、地方公務員、地方独立行政法人の役員または職員として行政事務やそれに相当する業務に従事した経験がある場合も、行政書士試験が免除される可能性があります。試験の免除を受けるには、大卒なら17年以上、高卒なら20年以上の勤務経験が必要です。

これらの免除条件を満たすのは、通常の試験ルートよりもハードルが高いといえます。対象となる他の国家資格は行政書士試験よりもさらに難易度が高く、公務員等としての勤務経験も、試験とは無関係に長年の積み重ねでしか達成できないためです。

ただし、条件を満たしていても、以下のいずれかに該当する場合は行政書士の資格を取得できません。

  • ・未成年者
  • ・破産手続開始の決定を受けて復権を得ていない方
  • ・拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行を終わってから(または執行を受けることがなくなってから)3年を経過していない方
  • ・公務員として懲戒免職の処分を受けた日から3年を経過していない方
  • ・行政書士法第6条の5第1項の規定による「登録取消し」の処分、または同法第14条の規定による「業務禁止」の処分を受けた日から3年を経過していない方
  • ・他の士業資格で除名・登録抹消・業務禁止・失格処分などを受けてから3年を経過していない方
  • ・税理士法第48条第1項の規定により、同法第44条第3号に掲げる処分を受けるべきであったことについて決定を受けた日から3年を経過していない方

行政書士資格試験の合格に近付くための勉強方法とは?

行政書士試験に合格するためには、効果的な勉強方法を意識することが大切です。合格に近付くための主なポイントは以下の通りです。

  • ・「繰り返し学習」によって法律の理解を深める
  • ・行政書士試験専用の教材を活用する
  • ・わからない問題は後回しにして全体の進捗を止めない
  • ・配点の高い「行政法」と「民法」に重点的に取り組む
  • ・基礎知識科目では基準点以上の得点を確実に狙う
  • ・記述式問題への対策も早めに進めておく
  • ・通信教育を受講する

なお、独学でも受験は可能ですが、学習環境の整備やスケジュール管理が難しく、非効率な勉強になってしまう可能性があります。「勉強する環境を整えたい」「スケジュール管理が苦手」「疑問点をすぐに解消したい」といった方には、通信教育の活用がおすすめです。

行政書士の勉強は通信教育がおすすめ

行政書士試験の合格を目指すなら、通信教育による勉強がおすすめです。以下では、その理由について解説します。

初心者でも分かりやすいテキストが用意されている

通信教育のテキストは図やイラストなどでまとめられており、難解な内容であっても視覚的に内容を理解できます。また、最新の受験情報をもとにカリキュラムが組まれているため、スムーズな勉強を実現可能です。

自分の勉強の進捗度合いに合わせて演習中心の講座を受講でき、効率よく合格を目指せます。

受講費が安い

行政書士試験対策の通信講座には、数万円台から受講できるものもあり、比較的費用を抑えやすい傾向があります。一方、通学講座を展開する大手予備校では、20万円前後のコースも多く、受講料が比較的高額になる傾向があります。

講座を選ぶ際は、受講料だけでなく、カリキュラムやサポート体制、直近の合格実績も確認し、自分にとって費用対効果の高い講座を選びましょう。

場所を選ばずに受講できる

通信教育なら、場所を選ばず自由に受講できます。自分のペースで勉強を進められ、スキマ時間の有効活用により勉強時間を増やすことも可能です。

なかには、講師に質問できたり添削指導が行われていたりする講座もあります。テキストやサポートの質もチェックし、柔軟に勉強を進められる通信教育を選ぶことがおすすめです。

わからない部分を質問できる

独学で法律を勉強していると、専門用語や判例の解釈が理解できず、学習が止まってしまうことがあるかもしれません。

通信教育の多くには講師や専門スタッフへの質問サポート制度が用意されており、疑問が生じた際にメールなどで気軽に質問し、わかりやすい解説を得ることが可能です。

また、法律は改正されるため、専門的な知識を持つ人からアドバイスをもらうことが重要です。通信教育のスタッフによるサポートを活用すれば、誤った理解のまま学習を進めてしまうリスクを防げるでしょう。1人で悩んだり調べたりする時間を大幅に短縮できる点も、通信教育ならではの大きなメリットでしょう。

まとめ

令和8年度の行政書士試験は、令和8年11月8日(日)に実施されます。試験日に照準を合わせて、着実に試験対策を行いましょう。

なお、行政書士試験に合格するには、ポイントを押さえて勉強する必要があります。

ユーキャンの行政書士講座は、カリキュラムが徹底的に絞り込まれています。短くまとめられた動画やハンディサイズのテキストが用意されており、効率的な勉強が可能です。行政書士試験に合格するために、ぜひ活用してください。

海野 高弘(うみの たかひろ)
この記事の監修者は海野 高弘(うみの たかひろ)

東京都出身 
東京都行政書士会文京支部理事
趣味は、資格試験短期合格法の研究、野球、釣り、旅(判例現場巡り&寅さんロケ地巡り)
2000年 行政書士試験受験、翌年合格
2004年 ユーキャン行政書士講座 講師
2012年 ユーキャン行政書士講座 主任講師
モットーは、「夢なき者に成功なし」「短期合格は第一歩がすべて」「法律は暗記ではなく思考力」

★ユーキャン行政書士講座 公式YouTubeチャンネル

よくある質問

令和8年度の行政書士試験はいつ?

令和8年度の行政書士試験は、2026年11月8日(日)に実施されます。

申込みの締切は、郵送の場合は令和8年7月21日(火)から8月17日(月)の消印有効、インターネットの場合は令和8年7月21日(火)午前9時から8月24日(月)午後5時までとなっています。

試験日や申込み期間を事前に把握し、余裕を持って準備を進めましょう。

行政書士試験の受験料はいくら?

行政書士試験の受験手数料は10,400円です。

なお、申込み方法によって支払い方法が異なります。郵送で申込む場合は、振替払込用紙を使って納付します。インターネットから申込む場合は、クレジットカード払いまたはコンビニ払いを選択できます。自身の都合に合わせた方法で手続きしましょう。

行政書士の合格率はどのくらい?

行政書士試験の合格率は、例年10%前後で推移しています。令和7年度の合格率は14.54%となっており、決して簡単とはいえない難関試験のひとつといえるでしょう。

行政書士の合格に必要な勉強時間は?

行政書士試験合格に必要な勉強時間は、500~1000時間が目安といわれています。スクールや通信講座を活用する場合は600時間、独学の場合は800~1000時間程度とされています。

行政書士をとるには何年かかる?

行政書士試験に合格するまでの期間は、確保できる勉強時間や法律の基礎知識の有無によって大きく異なりますが、一般的には2~3回の受験(2~3年程度)で合格を目指す方が多い傾向にあります。

仕事が忙しく十分な勉強時間を確保しにくい方や、何から手をつければよいかわからない方は、合格までに時間がかかる傾向があるでしょう。一方、通信教育を活用している方や、法律の基礎知識があって理解が早い方は、比較的スムーズに合格できる可能性もあります。

行政書士試験は年に1回しか実施されないため、勉強を始める時期や受験申込みのタイミングも重要なポイントです。令和8年度の試験日は11月8日で、受験申込受付期間は以下の通り発表されています。

  • インターネット申込:令和8年7月21日(火)午前9時~8月24日(月)午後5時
  • 郵送申込:令和8年7月21日(火)~8月17日(月)消印有効

申込みを逃したり、試験に不合格となったりした場合は、翌年に再受験しなければなりません。効率的な学習方法を選び、早めに準備を始めましょう。

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