• 公開日:2021/03/11

マンション管理士は、例年、合格率が10%を切る高難易度の資格です。独学での合格は難しいですが、不可能ではありません。この記事ではマンション管理士試験に独学で合格したいと考えている人に向けて、独学での勉強方法や必要な勉強時間などについて解説します。独学と通信講座の違いも解説するので、ぜひ参考にしてください。

マンション管理士とは?

マンション管理士は、マンションの維持や管理のためのコンサルティングを行います。マンションの管理組合にアドバイスをしたり、住民同士のトラブルを解決したりするマンション管理の専門家です。また、マンションの修繕や建て替えの計画立案、工事会社の選定なども行います。

マンション管理士は国家資格です。資格を取得するためには、試験に合格して登録を受ける必要があります。マンション管理士の資格がなくても業務は可能ですが、マンション管理士を名乗ることはできません。

マンション管理士試験は独学でも合格できる?

マンション管理士試験は、一般的に通信講座やスクールなどを利用して合格を目指します。しかし、勉強する時間がしっかりと確保でき、市販のテキストで自力で勉強できるのであれば、独学での合格も夢ではありません。ただし、働きながら、もしくは家事や育児をしながらの勉強は非常に大変で、工夫しながら勉強する必要があります。

マンション管理士試験の合格に必要な勉強時間

マンション管理士試験に合格するためには、500時間程度の勉強時間が必要です。1日3時間勉強する場合、半年はかかります。法律や不動産など幅広い分野を勉強することになりますが、他の不動産関連の資格を取得しているか否か、不動産の知識があるか否かによっても勉強時間は変わります。

週末や休日に一気に勉強する方法もありますが、繰り返しコツコツと勉強するほうがおすすめです。

マンション管理士試験の概要

マンション管理士試験の概要や出題範囲などについて解説します。

試験概要

試験日

毎年1回、例年11月の最終日曜日に実施されます。


試験形式・出題数

試験形式は、4肢択一のマークシート方式です。出題数は50問です。


受験手数料

受験手数料は9,400円です。公益財団法人マンション管理センターが指定する払込用紙などを使い、郵便振替や銀行振込で納付します。


試験地

札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市、並びにこれらの周辺地域で実施されます。


受験資格

受験資格に制限はありません。ただし、試験に合格した後、登録を受ける際に一定の要件を満たす必要があります。

出題範囲

マンション管理士試験の出題範囲は以下の4つに分かれています。

  • マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
  • 管理組合の運営の円滑化に関すること
  • マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
  • マンション管理適正化の推進に関する法律に関すること

マンション管理に関する法令、会計や設備と幅広い範囲から出題されることが特徴です。

合格ライン

マンション管理士試験の合格ラインは公表されていません。マンション管理士試験は相対評価の試験のため、合格ラインは毎年変動します。2019年度の試験では「50問中37問以上正解」が合格最低点でした。合格ラインは毎年34点~38点の間を推移しています。試験では7~8割程度の得点を目標にするといいでしょう。

マンション管理士試験の難易度

マンション管理士試験は合格のハードルが高い試験として知られています。2018年度の合格者は975人で合格率は7.9%、2019年度の合格者は991人で合格率は8.2%でした。マンション管理士の合格率は例年10%を切っており、難易度の高い試験だということがわかります。なお、受験者数や合格者数、合格率などは毎年公式サイト上で発表があります。

  • 参考:公益財団法人マンション管理センター(https://www.mankan.org/)

マンション管理士試験の合格を独学で目指すメリット・デメリット

独学でマンション管理士試験合格を目指すことには、どんなメリットがあるのでしょうか。デメリットとともに解説します。

メリット

自分のペースで勉強できる

スクールなどに通っていると、ある程度カリキュラムや授業の時間、曜日が決められています。独学なら自分の都合に合わせて勉強できます。勉強量や集中する分野などを選べるため、自分のペースで勉強できます。


コストを抑えて勉強できる

独学なら学費や交通費がない分、コストを抑えられることもメリットです。参考書や問題集の購入費、受験手数料などはかかりますが、スクールや通信講座を利用するよりは安く済ませられます。


デメリット

勉強のモチベーションを保つのが難しい

独学の場合、勉強のモチベーションを保ちづらいのがデメリットです。合格のためには500時間という長時間の勉強が必要になります。また、独学だと一緒に勉強する仲間もおらず、孤独な戦いになります。


合格までのスケジュール調整が必要になる

合格するためにはスケジュール調整が重要になります。スクールや通信教育なら効率的なカリキュラムが組まれるため、自分でスケジュール管理する必要がありません。独学の場合、スケジュールの管理や勉強につまずいたときのリカバリなども、一人で行うことになります。


法改正に対応しづらい

マンション管理士試験は、法律や不動産についての知識を問われる試験です。最新の法改正から出題されます。独学の場合、勉強やスケジュール管理だけでなく、最新情報を常にチェックする必要もあります。

マンション管理士試験の合格を通信講座で目指すメリット・デメリット

マンション管理士試験合格を、通信講座を活用して目指すメリット・デメリットについても紹介します。

メリット

スケジュール調整がしやすく学習計画が立てやすい

通信講座はカリキュラムを用意してもらえるため、スケジュール調整がしやすく学習計画が立てやすいのがメリットです。カリキュラムに沿って、自分の好きなときに勉強できるため、無理なく学習を進められるでしょう。


法改正などの最新情報を得られる

通信講座は法改正などの最新情報を逐一知らせてくれます。独学では調べることが難しい法改正や試験の傾向なども知ることができます。テキストもあらかじめ用意されたものが送られてくるので、テキスト選びに迷うこともありません。


時間や場所を選ばずスキマ時間で勉強できる

通信講座のカリキュラムは、スキマ時間でも勉強できるように組まれています。また、時間や場所を選ばずに勉強できるため、仕事や家事・育児などで忙しい人でも、効率的に勉強できるでしょう。


デメリット

講座を受講するコストがかかる

スクールなどの通学するタイプに比べればコストは抑えられますが、独学よりはコストがかかります。お金にあまり余裕がない、できるだけコストをかけずに合格を目指したい人にとってはデメリットかもしれません。


講師に直接質問できない

通信講座は、わからないところや気になる部分があっても、講師に直接質問することができません。ただし、通信講座の中にはメールや郵送で気軽に聞けるサポートを用意しているものもあります。そのような講座を選ぶことでデメリットを補うことができるでしょう。

ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任者講座は、自分専用の学習スケジュールをこなして7カ月で合格が狙えるカリキュラムとなっています。疑問点や不明点はメールや郵送で気軽に質問できます。マンション管理士試験の受験をご検討中の方は、ぜひご利用ください。

マンション管理士試験に独学で合格する方法

マンション管理士試験の合格を独学で目指す場合、工夫が必要です。ここでは、独学での勉強方法を紹介します。

管理業務主任者とのダブル合格を目指すか否かを決める

マンション管理士と管理業務主任者の試験は、出題範囲が重複しています。そのため、ダブル合格を目指して両方の試験を受験する人も多くいます。管理業務主任者に合格した人は、マンション管理士の試験科目の一部が免除されます。ダブル受験を考えている場合、選ぶべきテキストや勉強方法が変わってくるため、あらかじめダブル合格を目指すか否かを決めておきましょう。

試験日から逆算してスケジュールを立てる

スケジュールは試験日から逆算して組みます。試験日から遡り、いつまでにテキストを終わらせる、この日から過去問題集に取りかかるといった具体的な計画を立てましょう。スケジュールが組まれていれば、今何をやればいいのかがわかります。なお、スケジュールはゆとりをもって立てることを意識しましょう。

テキストの選び方

テキストは法改正などに対応している最新版を選びましょう。ブログやSNSなどの口コミを参考にするのもいい方法ですが、全てをうのみにせず中身を見て、自分が読みやすい・使いやすいものを選ぶことも重要です。図解やイラスト入りのものはわかりやすくておすすめです。一気に何冊も買うのではなく、テキストと過去問題集を1冊ずつ購入して読んでみましょう。

テキストは3回読み込む

同じテキストを3回読み込むこともポイントです。1回目は全体を通してさらっと流し読みします。わからない部分は飛ばしてしまって構わないので、まずは全体を把握しましょう。2回目は時間をかけてじっくりと読み込みます。細かい部分も理解しながら読み進めることが重要です。最後は、わからなかったところにチェックをつけながら読み進めます。

読み慣れてきたら不明点の解決や暗記を始める

3回テキストを読んで、ある程度内容を理解できたら、疑問点や不明点を調べていきましょう。わからなかった部分をしっかりと調べて解決することで、より理解が深まります。また、この段階で暗記にも取りかかりましょう。マンション管理士試験は法律用語など、暗記も多いです。テキストの内容を理解しておくことで、暗記がスムーズに進みます。

過去問題にチャレンジする

テキストの読み込みや暗記が終わり基礎的な知識のインプットができたら、過去問題を解いてアウトプットします。過去問題だけではなく、一問一答形式の問題などを解くのもいいでしょう。問題を解いてみて、間違えたところやわからなかったところはそのままにしてはいけません。テキストを読み返して理解を深め、同じ問題で間違えないようにしましょう。

マンション管理士の将来性

国内ではマンションが増え続けています。また、築30年以上のマンションも増加傾向にあり、大規模改修や修繕など、マンション管理士が必要とされる場面も増えています。

中古物件ならリノベーションやリフォームを実施することもあるでしょう。その際にもマンション管理士が必要とされます。マンションがある限り需要がなくならないため、安定したニーズのある仕事といえます。

まとめ

マンション管理士は独学で合格を目指すことも不可能ではありません。ただし難易度の高い試験であり、独学で合格するためには、スケジュール管理やモチベーションの維持、勉強方法を工夫することが求められます。

ユーキャンでは、マンション管理士・管理業務主任者資格取得講座を提供しています。マンション管理士だけでなく、管理業務主任者の資格とのダブル合格が狙えるオリジナルテキストが魅力です。過去問題集や試験の徹底攻略ガイドなど副教材も充実しています。効率的にマンション管理士合格を目指したいのなら、ぜひ受講をご検討ください。

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マンション管理士は、マンション管理組合や住民からの相談に応じ、マンションで発生する様々なトラブルを法的見地から解決したり、アドバイスを行うコンサルタントです。管理業務主任者は、主にマンション管理会社の従業員として管理委託契約時に重要事項を説明したり、組合に対して管理状況の報告をするなど、幅広くマンション管理のお仕事に携わることが可能です。宅地建物取引士や建築士など不動産関連の職種や、行政書士・司法書士などの法律関連の資格とも連動させることで、活用の幅が広がります。また「マンション管理士」「管理業務主任者」の試験の特徴として、受験資格に制限がなく、試験の出題分野に重なる部分が多いため、効率よく学習すれば、一度に両試験に合格することが可能です。
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