• 公開日:2020/04/17

以前から人気の資格であるインテリアコーディネーターは、近年ますます注目されています。SNSの影響などもありインテリアにこだわる人が増え、資格を取ろうと考える人も多くいます。

そこで、注目度が高まっているインテリアコーディネーターの資格試験の内容や合格率、難易度などについて詳しく説明します。今後、資格を取得したいと考えている人は、ぜひ役立ててください。

インテリアコーディネーター資格とは?

インテリアコーディネーター資格は、公益社団法人インテリア産業協会が認定している民間の資格です。お客様の要望に応えて照明や家具などのインテリアを選び、内装の提案を行います。

受験資格や年齢制限は特にありません。ただし、資格は取得後一生有効というわけではなく、有効期限が5年間と決められています。引き続き資格を所有するためには、登録後5年目に研修等を受け(対象者のみ)、更新手数料を納める必要があります。

インテリアコーディネーター資格試験の受験者数と合格率の推移

受験者数(人) 合格率(%)
平成26年 9361 24.5
平成27年 9154 22.5
平成28年 8589 23.9
平成29年 8202 22.5
平成30年 8966 23.8
  • 出典元:インテリアコーディネーター資格試験 試験結果|公益社団法人インテリア産業協会(https://www.interior.or.jp/examination/ic/result/)

平成26~30年まで5年間の受験者数をみてみると、平成26年から29年にかけては少しずつ減少傾向となっていました。しかし、平成30年には再び増加に転じています。

平成25年以前には合格率が26%を超える年もあり、平成23~26年にかけては24~26%台と比較的高めでした。その後は22~23%台で推移し、平成30年の試験では合格率23.8%となっています。

平成30年度インテリアコーディネーター資格試験の合格者数と男女別年齢構成

平成30年度合格者 男女比

男性 24.2%
女性 75.8%

平成30年度の試験を受けた8,966人のうち、一次試験と二次試験の両方を突破し、最終的に合格した人は2,135人です。合格者の男女比は、女性の75.8%に対して男性が24.2%と、圧倒的に女性が多いです。

平成30年度合格者 男女別年齢構成

  男性(人) 女性(人)
24歳以下 100 318
25~29歳 81 388
30~39歳 172 494
40~49歳 123 314
50歳以上 40 105

年齢別では男女ともに30~39歳が最も多く、50歳以上は少なくなっています。男女合わせた数で2番目に多いのは25~29歳ですが、男性だけでみると40~49歳の合格者が25~29歳の数を上回っています。

平成30年度業種別合格者の割合

業種 割合(%)
施工 37.8
デザイン・設計 13.3
その他インテリア関連 13.0
学生 12.3
主婦 6.0
その他 17.6

インテリアコーディネーター資格試験では特に受験資格や経験などは問われません。しかし、業種別の合格者をみると、やはりインテリアに関連する新築やリフォーム、内装などの施工業が最も多い割合となっています。

  • 出典元:インテリアコーディネーター資格試験 試験結果|公益社団法人インテリア産業協会(https://www.interior.or.jp/examination/ic/result/)

インテリアコーディネーター資格試験の内容

資格を取得するためには、一次試験と二次試験の双方に合格する必要があります。それぞれの内容を説明します。


一次試験の試験内容

一次試験はマークシートの択一式です。160分の試験時間で、9つの分野から出題されます。9つの分野には、インテリアコーディネーターの誕生とその背景、インテリアの歴史、仕事についてなど、基本的な知識を問われる問題が含まれるのが特徴です。

また、インテリアコーディネーションの計画やインテリアエレメント・関連エレメント、インテリアの構造・構法と仕上げ、環境と設備のように、実務的な問題もあります。そのほか、インテリア関連の法規や規格、制度についてなど、インテリアコーディネーターとして働くために知っておくべき知識も試験範囲となります。


二次試験の試験内容

二次試験は記述式の論文とプレゼンテーションです。論文では、与えられた課題でインテリア計画について文章で的確に表現します。プレゼンテーションは、課題に対して適したインテリア計画をたて、図面作成や着彩表現などを使って行います。

どちらも、インテリアコーディネーターとして働く現場や勉強で得た知識を使い、与えられた課題を理解したうえで、わかりやすく解答することが求められます。

インテリアコーディネーター資格試験の受験資格

資格試験には、特に受験資格の制限がありません。そのため、インテリア業界で働いた経験がない人でも受験が可能です。ただし、二次試験には一次試験の合格者のみが進めます。

例年合格者の割合が高いのは施工業者やデザイン・設計業者など、インテリアに関連する業界で働く人です。しかし、大学院生・大学生・短大生や専門学校生、主婦の合格者も一定数おり、実務経験がなくても、勉強すれば合格を勝ち取れる資格だといえます。

インテリアコーディネーターはこんな人におすすめ

インテリアコーディネーターの仕事が向いているのは、どのような人なのか。ここでは3つに分けて紹介します。

インテリア業界に転職・就職したい人

インテリアコーディネーターは、インテリアを通して住環境づくりに携わる仕事です。ですから、住まいにかかわる業界やインテリア業界で働きたい人におすすめです。そういった業界で働く際、必ずしも資格を持っていなければならないわけではありません。しかし、転職や就職には有利に働きます。

未経験でも資格があれば、基本的なインテリアに関する知識を持ち、インテリアの計画を立ててプレゼンテーションできる能力を持っている証明になります。そのため、就職や転職の際だけでなく、結婚・出産などで離職した人が再就職するときにも有利になります。

人と接することが好きな人

インテリアコーディネーターは、お客様の要望を受けて、インテリアの提案やコーディネートをする仕事です。接客の機会も多く、人と接することが好きな人が向いています。また、お客様が描くイメージや好みを的確に把握しなければならないため、コミュニケーション能力が欠かせません。

さらに、施工業者やメーカーなどの担当者とも関わり、お客様との間をつなぐ役目も担います。なかには、昔気質の頑固な職人のようにお客様の希望を容易には受け入れようとしない人もいるため、さまざまな人とうまくやっていけることが大切です。

流行に敏感な人

照明や家具など、インテリア業界は流行の移り変わりが激しい業界です。数年前にはなかったデザインや素材がもてはやされることもあり、お客様の要望も流行に影響を受けます。そのため、流行に敏感で、常にトレンドを意識しておくことが大切です。

常に新しいことを学ぶのが好きな人や、最先端の流行に触れられる展示会などに出かけて、積極的に情報収集するのが楽しみ、という人にも向いています。また、お客様の年代や好みはさまざまですから、年代による好みや流行の違いも把握しておくことが必要です。

インテリアコーディネーター資格試験の難易度・合格率

資格試験では、二次試験より一次試験の合格率のほうが低い傾向にあります。たとえば、平成30年度の試験では、二次試験の合格率が59.0%だったのに対し、一次試験は32.4%でした。

ただし、二次試験の合格率は一次試験の合格者のみを対象としています。全受験者数に対して最終的に二次試験まで合格した人の割合は23.8%とかなり低く、難易度が高い資格だといえます。その分、持っていればインテリア業界で重宝されます。

一次試験の合格率が高くない理由

一次試験と二次試験の2段階にわかれている試験の場合、通常、合格率が低くなるのは二次試験のほうです。しかし、インテリアコーディネーターの試験では一次試験の合格率のほうが低くなっています。その理由は以下の3つです。


出題範囲が広い

一次試験はマークシートの択一式で行われる学科試験ですが、出題範囲が9分野と多岐にわたります。覚えなければならない内容も多く、幅広い知識が要求されるため、難易度が上がります。


問題数が多い

一次試験の時間は160分で、問題数は50問です。2時間を超える試験時間において、集中し続けること自体が大変なうえに、時間内に50問解かなければなりません。時間配分を考え、効率よく問題を解いていかなければ時間が足りなくなることもあります。


まどわされる選択肢が多い

択一式とはいえ選択肢は簡単に選べるものではなく、解答に迷ってしまう問題が多い点も、一次試験の合格率を下げている原因の一つです。そのため、しっかりとした知識が身についていないと、まどわされて間違えたり迷って時間がかかったりしてしまいます。

一次試験だけに絞って受験することも可能

一次試験に合格すれば、翌年から3年間は一次試験が免除されます。そのため、同じ年に両方に合格を目指さないという方法も考えられます。一次と二次の試験範囲を一度に勉強するのが大変な場合は、まず一次試験の合格だけを目指し、二次試験は翌年以降での合格を目指すこともできます。そのため、申し込み方法も以下の3通りです。


基本タイプ

一次試験と二次試験両方を受験するタイプで、受験料は14,850円(税込)です。ただし、一次試験が不合格になったとしても、受験料の差額は返金されません。


一次試験先取りタイプ

一次試験だけを先に受験し、翌年以降に二次試験を受ける予定の人が対象で、受験料は11,550円(税込)です。このタイプの場合、一次試験に合格しても、同じ年の二次試験を受けることはできません。


二次試験(一次免除)タイプ

一次試験にすでに合格している人が対象の方法で、過去3年以内に一次試験に合格している人だけが申し込めます。受験料は一次試験先取りタイプと同じ11,550円(税込)です。

インテリアコーディネーター資格試験の勉強方法

資格試験の勉強時間の目安と、独学・通学・通信講座の3つの勉強方法について詳しく説明します。

勉強時間の目安

資格試験に合格するための勉強時間の目安は、200~300時間程度といわれています。そのうち一次試験に100~200時間程度、二次試験に100時間程度の勉強が必要です。特に一次試験は出題される範囲が広いため、コツコツと勉強してしっかり知識を定着させることが大切です。

勉強期間を6カ月程度に設定しているスクールや通信講座が多くみられます。半年で200時間かけるなら単純計算で1日1時間程度、300時間なら1日1時間半強の勉強時間を確保することが必要です。

勉強方法

資格試験の勉強方法には、独学、通学、通信講座の3つがあります。


独学

独学は、市販の参考書や問題集などを使って、自分一人で勉強するのが基本です。費用は書籍代くらいで、最もコストをかけずに勉強できます。自分のペースで勉強を進められ、仕事や家事との両立も可能です。しかし、最新の情報を得にくく、わからないところが出てきても教えてくれる人がいない点に注意が必要です。


通学

スクールに通う場合、モチベーションを維持しやすく、勉強を継続しやすいことがメリットです。ただし、費用は3つの勉強方法のなかで最も高くなります。授業の時間が決まっているため、忙しい人は通うのが難しい点もデメリットです。


通信講座

通信講座は、自分の解答に対するフィードバックが受けられるほか、わからないことがあれば質問や相談のできる窓口が設けられています。しかも、通学に比べて費用が抑えられます。

ユーキャンのインテリアコーディネーター講座なら、試験直前まできめ細かい個別添削によるアドバイスが受けられるのでおすすめです。また、直近の試験も含め過去問が徹底的に分析されている教材なので、効率よく勉強できます。

インテリアコーディネーター資格試験に合格後の活躍の場

インテリアコーディネーターは家具や照明、じゅうたんなど、住宅の内装をコーディネートする仕事です。そのため、住宅メーカーやリフォーム業者、設計事務所など、インテリアを手がける業界での活躍が最も多くなります。くわえて、住宅に関連する設備や照明器具、家具などを扱うメーカーなどでもニーズは増えています。

ほかにも、インテリア用品を販売するショップやショールーム、不動産会社やマンション販売会社など、インテリアが密接にかかわる業界でも需要があります。インテリアに対する関心の高まりを受けて、住宅関連の出版社へ就職するケースもあり、活躍の場が広がっています。

まとめ

インテリアコーディネーターの資格試験は、合格率が22~23%台で推移している比較的難関の試験です。しかし、インテリアに対する関心の高まりもあり、取得する価値の高い資格といえます。

ユーキャンのインテリアコーディネーター講座は、初めて勉強する人にもわかりやすく、イラストや図解が豊富です。1日60分からの勉強でも合格が狙えて、試験直前まできめ細かい個別のサポートがあります。学費もリーズナブルで、教育訓練給付金制度の対象講座にもなっています。インテリアに興味のある人は、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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インテリアコーディネーターとは、暮らしやすい住空間を創造する「住まいのスペシャリスト」です。不動産、家具やインテリア関係の仕事で働きたい方はもちろん、設計事務所、デザイン業界など、幅広い分野で知識やスキルを活かすことができます。また、有資格者は専門知識のある即戦力と見なされるため、就職・転職の際には大きな武器になる資格です。アイディアや生活感覚を生かせる仕事なので、女性も活躍しやすく、結婚・出産・子育て後の再就職にも役立つ資格です。さらに、学ぶ知識は実用的なものが多いため、お部屋の模様替えや自宅の新築・リフォームなど、実生活にも活かせます。

ユーキャンの「インテリアコーディネーター」講座では、過去の試験問題を徹底的に分析し、ポイントを絞って構成されたテキストを使用。二次試験の論文についても合否のポイントをやさしく指導します。さらに、講義映像を併用することで、文字だけではわかりづらい知識も習得でき、試験突破力により磨きをかけられます。

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