本書の監修は技法研究の第一人者、斉藤南北先生。先生の長年に亘る研究の成果が凝縮された、水墨画大事典です。丁寧でわかりやすい技法解説には、「全ての水墨画愛好家の皆さんに役立てるような技法解説書を作りたい」という斉藤先生の切なる願いが込められています。

本書は技法理解を助けるために、現代までに継承されてきた水墨画技法を18技法に系統化。すべてに、斉藤南北先生が基本から順を追ってやさしく技法解説。豊富な写真やイラストと共に解説されているので、水墨画初心者の方でも安心してご覧いただけます。

本書を開かれれば、体系的に技法を学べるページ、名画鑑賞を楽しめるページ、教養を深められるページと、バラエティに富む構成に新鮮な驚きを覚えられることでしょう。あなたの趣味がよりいっそう豊かになります。

常に座右に置いてご覧いただけるよう、本書は細部の編集や製本・装丁にも配慮しています。全18技法の概要を扉ページにまとめ、文字や手本画が見やすい大型のB4版を採用しました。装丁も保存にふさわしい高品質を実現。末永くお役立ていただける貴重な大事典です。