• 更新日:2023/06/20

進路選択やキャリアプランにおいて、歯科助手としての就職や転職を検討している人もいるでしょう。その際、歯科助手の給料も気になる点のひとつではないでしょうか。この記事では、歯科助手の給料や仕事内容などについて紹介します。自分自身のライフプランと照らし合わせ、歯科助手を目指すための参考にしてください。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • 歯科助手は、歯科医院などでの治療をサポートする仕事で、歯科医師や歯科衛生士のアシスタントを担当。
  • 平均年収は約303万円だが、地域や勤務先によって月収は異なる。
  • 歯科助手の仕事で給料を増やす方法は、「資格取得」「好待遇なクリニックへの転職」など。
  • 歯科助手になるには、特定の資格の取得は必要ないが、採用される可能性が高まる。

歯科助手とは?

歯科助手は、歯科医院などでの治療をサポートする仕事です。歯科医師や歯科衛生士のアシスタントとして業務を担当します。治療をサポートする業務以外にも、多岐にわたる業務を任されることが多いです。

仕事内容

歯科助手は歯科医師や歯科衛生士のアシスタントとして、歯の治療に使う器具を準備したり、患者さんの誘導を行ったりします。診察券や保険証などを確認する受付業務も仕事のひとつです。勤務先によっては歯科助手がレセプト(診療報酬明細書)を作成する場合もあります。さらに、歯科助手は施設内の清掃や整理整頓といった雑務を担当することもあります。

働く場所

歯科助手が働く場所は、歯科医院や歯科クリニックなどです。その他にも、歯のホワイトニングや矯正などを主に扱う審美歯科も選択肢の一つとなります。また、口腔外科がある総合病院に勤務するケースもあります。

歯科医師や歯科衛生士との違い

歯科助手と、歯科医師や歯科衛生士などとの明確な違いを把握していない人も多いのではないでしょうか。ここでは、それぞれの違いを確認しましょう。


資格

歯科医師や歯科衛生士として働くには、国家資格の取得が必須の条件となっています。それに対して歯科助手には、国家資格はありません。そのため、基本的に無資格や未経験でも歯科助手になれる可能性があります。


仕事内容

歯科医師や歯科衛生士は、国家資格を取得しているため、患者さんに医療行為を施すことが認められています。一方、歯科助手は医療行為はできません。歯を削ったり、フッ素を塗布したりするなど、患者さんの口の中に手を入れる行為や治療器具の操作もできないことになっています。

医療事務との違い

歯科助手は受付やレセプト作成も担当するため、医療事務の仕事と重複する部分もあります。しかし、医療事務は受付やレセプト作成を主に担当し、歯科助手のように治療をサポートすることはありません。歯科助手は治療の介助も行う点が医療事務との大きな違いだといえます。

歯科助手のキャリアプラン

歯科助手はアルバイトやパートとしての採用も多いため、将来的に出産や子育てなどでライフスタイルが変化した場合も、無理のない働き方が可能です。歯科医院は地域に関係なくたくさんあるため、就職先が見つからなくて困ることも少ないでしょう。また、歯科助手として働きながら勉強して資格を取得すると、歯科衛生士へのキャリアアップも可能です。

歯科助手の給料

歯科助手の給料は、具体的にどのくらいなのでしょうか。雇用形態や地域別に歯科助手の給料について見てみましょう。

歯科助手の初任給

歯科助手の初任給の相場は20万円程度です。他の職業の初任給の相場と比較しても、平均的な金額といえます。

歯科助手の平均月収

歯科助手の平均月収は、約25万円です。あくまでも全体の平均であるため、地域や勤務先によっても月収は異なります。


アルバイト・パートの平均時給

アルバイトやパートで歯科助手として働く場合、時給の平均は1,005円となっています。


派遣社員の平均時給

派遣社員で歯科助手として勤務する場合の平均時給は、1,200円となっています。

歯科助手の平均年収

歯科助手の平均年収は、約303万円となっています。ただし、年収は勤務先での評価によって変化する可能性があります。


地域別年収

歯科助手の年収は地域によっても異なります。歯科助手の年収は東京都が最も高く、平均年収は340万円です。反対に、歯科助手の年収が最も低いのは青森県であり、平均年収は223万円となっています。

  • 参考:求人ボックス 給料ナビ|歯科助手の仕事の年収・時給・給料情報(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8A%A9%E6%89%8B%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6)


歯科助手の給料格差とは?

歯科助手の給料は、個々の状況によっても変化します。歯科助手に給料格差が生まれやすいポイントを確認しておきましょう。

高卒と大卒

高卒と大卒を比べた場合、大卒のほうが給料は高い傾向があります。大卒のほうが、役職が上がる可能性が高いためです。勤務先にもよりますが、平均すると110万円もの差が出るケースもあります。

資格の有無

歯科助手になるために資格は必須ではありません。ただし、勤務先によっては、資格手当を支給しているところもあります。

歯科助手が給料アップを目指すには?

歯科助手の仕事で給料を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。以下では、歯科助手が給料アップを目指す方法について紹介します。

資格取得を目指す

歯科助手としてなるべく高い給料を得たいなら、資格取得を目指すのが効果的です。歯科助手は無資格でも就業可能とされていますが、無資格者よりも有資格者のほうが就職しやすい傾向にあります。また、資格手当がつく勤務先なら、資格取得で給料を増やすことが可能です。

好待遇なクリニックへの転職

給料アップを目指すためには、好待遇なクリニックへ転職するのもひとつの方法です。クリニックによっては、福利厚生をはじめとする待遇がいいところもあります。ただし転職するなら、まずは歯科助手としての経験をしっかり積むことが大切です。

歯科助手に向いている人とは?

歯科助手にはどのような人が向いているのでしょうか。ここでは、向いている人の特徴を説明します。

コミュニケーション能力がある人

歯科助手はさまざまな相手とやり取りするため、コミュニケーション能力が必要です。たとえば、受付や誘導時に患者さんと会話する機会が多くあります。加えて、歯科医師や歯科衛生士などと連携し、指示をしっかりと聞くことも大切です。どのような相手にも気配りをし、先回りして行動できるようでなければなりません。

勉強熱心な人

歯科助手になるなら、勉強熱心であることも重要な素質といえます。歯科医師の治療をサポートする際に、専門的な知識に基づく判断も求められるからです。歯科助手が治療を施すことはありませんが、治療方法や器具について把握しておく必要があります。患者さんから問い合わせを受けたときも、スムーズに答えられるようにしておくことが大切です。

キャリアアップを目指したい人

歯科助手は、働きながらキャリアアップを目指しやすい仕事です。歯科衛生士になることを目標にすれば、歯科助手としての経験を将来にそのまま活かせます。キャリアアップを見越して仕事を選ぶなら、歯科助手は狙い目だといえます。

歯科助手のやりがい

歯科助手としてのやりがいは、どのような部分にあるのでしょうか。ここでは、歯科助手の仕事でやりがいを感じられる点を挙げていきます。

仕事を通じた信頼の獲得

歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士の仕事を支える仕事です。しっかりと自分の任務を遂行できれば、歯科医師や歯科衛生士からの信頼が得られるでしょう。そのような信頼感は、仕事をするうえでの自信にもつながります。

患者さんとのコミュニケーション

歯科助手は、歯科医院などで働く他の職種と比べて患者さんとコミュニケーションを取る機会が多いです。コミュニケーションを通じて、治療に対して不安を抱いている患者さんに安心感を与えることも重要な業務といえます。患者さんの気持ちを落ち着かせ、スムーズな治療につなげられた、という実感はひとつのやりがいになるでしょう。

歯科助手の働き方

歯科助手として働く場合、複数の雇用形態の中から自分にあうものを選べます。正社員としての採用だけでなく、アルバイトやパートの求人募集も多いです。ただし、アルバイトやパートについては、歯科衛生士を目指す学生や歯科助手経験者の採用が多い傾向にあります。

歯科助手になるには?

歯科助手になるには、具体的にどうすればいいか気になっている人もいるでしょう。ここでは、歯科助手になる方法について紹介します。

資格は不要

歯科助手になりたい場合、特定の資格の取得は必須ではありません。ただし、すでに触れたとおり、資格があったほうが有利に働く場面は多いです。資格を取得することで、歯科助手に必要な知識が身についていることの証明になります。また、歯科助手の資格の中には比較的取りやすいものもあるので、資格はできる限り取得しておいたほうがいいでしょう。

歯科助手に関連する資格

歯科助手の資格としては、いくつかの民間資格(認定資格)が存在しますが、おすすめは全国医療福祉教育協会が認定している「歯科助手実務者」資格です。認定している全国医療福祉教育協会は、10年以上にわたり医療事務・医療秘書・看護助手といった医療・福祉分野の資格試験を実施しており、医療系の資格認定で実績のある団体です。


資格取得のメリット

歯科助手の資格を取得すれば専門知識が身につくため、求人募集へ応募できるチャンスも増やせます。また、採用される可能性も高まるでしょう。資格取得で、資格手当による収入アップも目指せます。

歯科助手の資格をもち、実務経験を積んでいけば、結婚や子育てといった環境の変化に伴う離職後も復職しやすいといえます。人気の高い歯科助手の仕事に就くには、資格取得がおすすめです。

まとめ

歯科助手を目指すなら、資格を取得しておくと就職や収入アップに有利といえるでしょう。

ユーキャンの歯科助手講座は、専門用語もイラストや写真でわかりやすく解説されており、疑問点はメールによる確認が可能です。試験は自宅でテキストを確認しながら受験できます。

さらに、講座修了後の就職活動をサポートする「就職ガイド」も全員にお届けしています。ユーキャンの講座を受講して、歯科助手の資格取得を着実に目指しましょう。

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

よくある質問

歯科衛生士との違いは?

歯科衛生士と異なり、歯科助手は患者さんの口の中に直接触れることや、診療行為をすることができません。歯科助手は、治療に使用する器具の準備や洗浄、治療中のバキュームを使用した唾液吸引にライトの調節、歯型をとるための印象材の準備、電話対応や会計・清掃などを担います。

歯科助手の働き方は?

歯科助手は、正社員としての採用だけでなく、アルバイトやパートの求人募集も多く、時間の融通がききやすい職場といえます。予約制の医院であれば残業も少ないため、家庭と両立しながら働くことも可能です。

歯科助手のキャリアアップとは?

歯科助手からのキャリアアップでは、歯科衛生士を目指すのが一般的です。歯科衛生士の国家資格を取得することは決して簡単なこととはいえませんが、間近で歯科医師や歯科衛生士の仕事を見ることで、スキルを学ぶことができるでしょう。

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新人歯科助手が知っておきたいポイントがまとめて身につく

歯科助手は、歯科医院における受付・会計、診療で使用する器具類の消毒・滅菌、歯科医師や歯科衛生士の診療のサポートなど、幅広い業務を行います。
歯科助手の資格を取得すれば、専門的なスキルを備えている証として、歯科医院への就職・転職に役立ちます。歯科医院は身近な医療機関なので、近所で職場を見つけやすいうえ、正社員・パート・アルバイトなど勤務形態が幅広く、働き方を選択しやすいことも魅力。医院ごとに細かな違いはあるものの、歯科助手に必要な知識やスキルは全国の歯科医院で活用できますので、急な引っ越しがあっても安心です。
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