この記事では、総務・人事・経理事務の仕事に役立つ資格をまとめました。

未経験からチャレンジしたい人、すでに職に就いていてキャリアップを目指したい人向けに資格の概要やメリット、難易度などを紹介します。いずれも総務・人事・経理事務の仕事に欠かせない知識を取得でき、キャリアアップに役立つものです。ぜひ参考にしてください。

なお、人気講座ランキングは2020年1月のユーキャンHP上での案内資料請求数をもとに作成しています。

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総務・人事・経理事務におすすめの資格講座一覧

総務担当者におすすめの資格

人事担当者におすすめの資格

経理担当者におすすめの資格

総務・人事・経理に役立つ資格・講座のおすすめの選び方・ポイント

総務に欠かせない知識を取得できる資格から選ぶ

ここでは、総務の仕事に役立つ「衛生管理者」「中小企業診断士」について紹介します。

衛生管理者

衛生管理者は労働安全衛生で定められた労働環境を管理、改善するために必要な国家資格、有資格者のことです。衛生管理者の資格は、第一種と第二種にわかれます。第一種が化学工場や過酷な自然環境での労働など、健康へのリスクが高い有害業務を行う業種で衛生管理者として就くことができるのに対し、二種では危険有害業務との関連が比較的薄い業種でのみ衛生管理者として就くことができます。一種の合格率は50%前後、二種は60%前後です。合格率だけみれば難易度はそれほど高くないといえます。

衛生管理者は常時50人以上の従業員がいる事業所には必ず1名以上雇用しなければなりません。労務管理は総務の仕事になることが多いので、衛生管理者の資格を持っていると総務の職に就きやすくなります。また、キャリアアップにつながることもあるでしょう。

中小企業診断士

中小企業診断士は、日本版MBAなどとも呼ばれ、経営コンサルタント関連でただ一つの国家資格です。中小企業の経営知識を持ち、コスト削減や売上向上、業務効率化などについてアドバイスするのが仕事です。中小企業診断士試験は1次試験と2次試験にわかれており、合格率は1次試験が約20%、2次試験も約20%で、約4%程度となります。難易度は高いといえるでしょう。それだけに、資格を取得すれば経営者、経営陣へのキャリアアップも十分期待できます。また、総務をはじめとしたマネージャー職全般や、コンサルティング会社への転職などにも有利です。

人事に欠かせない知識を取得できる資格から選ぶ

ここでは、人事の仕事に役立つ「社会保険労務士」「メンタルヘルス・マネジメント(R)検定」の資格について紹介します。

社会保険労務士

社会保険や労働関係の法律に関する業務を担うのが社会保険労務士(社労士)です。社会保険労務士として業務を行うためには、国家資格が必要です。雇用関係の手続きや厚生年金、労働管理の専門家として、人と企業の橋渡し役も担います。

社会保険労務士試験の合格率は平均で約6~7%です。ただ、平成27年は2.6%、平成26年は9.3%など、合格率の変動がやや大きい傾向があります。

近年では、多様な働き方を実現するために、働き方を大きく変える企業が増えています。こうした背景からも、継続的に高い需要が期待できる国家資格といえるでしょう。

メンタルヘルス・マネジメント(R)検定

メンタルヘルス・マネジメント(R)検定は、職場における精神衛生(メンタルヘルス)の知識を持つ人に与えられる公的資格であり、大阪商工会議所によって認定されています。

検定には3種類あり、心のセルフケアに関する資格が3種、部下の心のケアに関する資格が2種、職場・会社規模のメンタルヘルスが1種です。3種の合格率は約80%と高い合格率になっています。2種はやや難しく約50%ほどです。1種はさらに難易度が上がり20%を切る年もありました。

メンタルヘルス・マネジメント(R)検定は、ストレスが多い職場環境の改善や、従業員の心の健康管理に役立ちます。

経理に欠かせない知識を取得できる資格から選ぶ

経理の仕事に関係が深い資格を紹介します。実務や社会生活にも活かせるでしょう。

簿記2級、簿記3級

簿記は経理業務に必須の技能といえます。簿記2級は高度な商業簿記や工業簿記ができ、財務諸表から経営状況を把握できるなどの実務能力があることが証明できる資格です。簿記3級は基礎的な簿記ができ、商店や小規模事業者の経理の実務能力を持つ人が取得できる資格です。

簿記3級の合格率は年によって多少幅がありますが、おおむね40~50%の間で推移しています。簿記2級の合格率も変動はありますが、平均15%前後といえます。入門的な位置付けの3級に比べ、2級の難易度は高めです。

経理未経験者でも、簿記3級を取得していればアピールになります。経理アシスタント職や派遣業務の就職には有利です。簿記2級の取得は、経理職として仕事の幅を広げたい場合や大企業への転職の際のスキル証明になります。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーの資格には、国家資格であるFP技能士1~3級や民間資格のCFPやAFPがあります。主な仕事は、税金や保険、投資などお金に関するライフプランニングの設計およびサポートです。

FP技能士3級は、個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務ができます。2級は3級の業務に加え、生保顧客資産相談業務と損保顧客資産相談業務も行えます。さらに、1級は2級の業務に加えて資産相談業務が可能です。

FP技能士1級の合格率は1桁台とかなり難関です。2級は約30%、3級は70%となっています。2級を取得すれば、銀行や保険、証券会社などの業界での経理業務を希望する際にアピールポイントになります。1級取得はエキスパートの証明といえ、独立・開業も夢ではありません。

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