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キャリア
コラム

失敗してしまう人
やりがちな会社選びの「落とし穴」とは?

自分の一生を左右するかもしれない会社選び。しかし、求人時の待遇と違う、入社前のイメージとギャップがあるといった、入社後に「話が違う……!」と気づき後悔する社会人も多いようです。そこで、20〜30代の社会人で「会社選びを失敗した」と感じている人の声から、どんなところに問題点があったのか分析してみました。

給与、待遇、業務内容……求人情報の鵜呑みはNG!

ユニークすぎる!? 名物社長に憧れたものの……

「メディアにもよく取り上げられている名物社長に憧れ、運良く雇ってもらえることに。ですが入社してみると、プライベートへの詮索は激しいし、もっとSNSでおもしろいことを言えと強要されるし、忙しい業務中に突然始まる社長の自慢話もうんざり。変わり者は外から見ているほうがいいと感じた」(27歳女性/広告)

有名になる社長には、何か変わったところがあるものです。そこに憧れていたつもりが、実際に毎日接してみるとつらくなってしまうことも。

業務内容の認識ミスで、キャリアプランが台無し!?

「プログラミング業務ができると思い就職したが、技術面以外の仕事が多く、スキルがまったく身につかない。早く実務経験を積んで大きい会社に転職したいと思っているが、入社1年で転職すると印象が悪い気もして、身動きが取れない状態に」(23歳男性/IT)

業務内容が想像していたものと違ったという声も少なくありません。疑問点は面接などでしっかりと伝え、お互いの意見をすり合わせることが大切です。

親会社のネームバリューに惹かれたが……

「転職先の業務レベルが思っていたより低かった。親会社が外資系の企業だったため、海外志向に憧れて入社したが、そのような社風もなく自分には合っていなかった。ステップアップするつもりが、前職のときより仕事の質が下がってしまった」(26歳男性/商社)

ネームバリューに捕らわれたイメージ先行型の会社選びも危険。転職先の事業内容や社風を正しく理解していなければ、どんなに能力が高い人材でも本領発揮とはいきません。

待遇の良さに騙された!? 研修給という落とし穴

「一人暮らしをするため、収入面を重視して転職活動。求人のモデル年収が希望よりも高い会社に入ったが、職種が未経験だったため研修給となり、その結果生活費がギリギリに」(30歳女性/制作)

求人情報を鵜呑みにするのではなく、入社後の条件は必ず確認しましょう。能力や経験によって待遇が変わる会社もめずらしくありません。「捕らぬ狸の皮算用」とならないよう気をつけたいですね。

会社選びは恋人選び? 自分の価値を高めてからが吉

会社選びは恋人選びと同じく、外見(ネームバリュー)や人気度、「○○っぽい」というイメージ、他者から聞いた噂だけで決めると失敗してしまいますよね。特に、「自分の能力と求められる能力のギャップがある」「求人情報から勝手にイメージをふくらませてしまう」ことなどが、会社選びでの落とし穴と言えそうです。 反対に、たとえ未経験でも資格などの分かりやすいスキルがあれば、明確なアピールポイントになりますし、入社後もスキルを活かした仕事に配属される可能性が高くなります。就職市場においても、能力の高い人は魅力的で企業に“モテる”人材と言えるでしょう。

就職や転職は人生の大きな転機。しっかり備えるためにも資格取得を!

トップから頼られる人材を目指す

サラリーマンといえども、次第に現場を離れ、遅かれ早かれどこかで経営視点が必要になる場面がやってきます。MBA(経営学修士号)がもてはやされて久しいですが、経営コンサルタントとして「日本版MBA」ともいわれる唯一の国家資格が「中小企業診断士」です。組織で上を目指すもよし!独立してコンサルタントとして活躍するもよし!

企業の見方も変わる?会社選びにも重宝!

会計・財務を理解する「目」を持っていることは、会社を見る「目」を持っていることにもつながります。イメージ先行で選んでみたものの、調べてみたら経営状態が良くなさそうだった。なんてことも、会社選びの時点で把握できると大きな失敗も防げそう!

多くの企業で取得推奨されている、いいとこどり資格!

どうせ勉強するなら、企業から必要とされている資格を取りたいですよね。特にIT系の資格って、たくさんありすぎて…って方も多いはず。そんな方にオススメしたいのがITパスポート。ITのみならず、日常業務の基礎知識も学べちゃういいとこどりの資格なんです。原則毎日試験が実施されているのもグッド!

金銭感覚を磨いて、あなたも「マネーの虎」に!

仕事のデキる人は、概してお金にも強い。そう感じること、ありませんか?どんな職種であれ、金銭感覚に秀でた人であれば、企業はよろこんで雇いたいもの。ファイナンシャルプランナーを目指せば、年金、保険、不動産、株式など、お金や資産に関わる幅広い知識を持った人になれるかも!

それ、コンプライアンス違反じゃないですか?

企業にとって、社会的信用を失うものほど怖いものはありません。様々な仕事に隠されている法的リスクを察知してくれるようなコンプライアンス(法令遵守)能力の高い人材は、多くの企業で貴重な存在となるでしょう!

あると便利の代名詞。高得点は明確なアピール材料に!

英語で一目置かれたい!と考えている方は少なくないのでは?その人の英語力を見る基準となるのがTOEIC®。多くの企業で判断材料となり、努力した結果が認められやすいのは大きなポイント。一方「やろうと思ってるけどやってない」の代名詞でもあるこの試験。でも、重たい腰を上げる価値は十分ありそう!

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