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土木・建築資格特集

ガテン業界の救世主!?
今注目の"ドボジョ"に本音を聞いてみた!

『土木界の救世主?!今注目のドボジョに本音を聞いてみた』のイメージ

「男の世界」のイメージが強い土木・建築業界のお仕事。今後も堅調に推移していくと予想されているガテン系業界ですが、ある課題に直面し、今、女性の力が求められています。実際に土木・建築業界で活躍している素敵な女性にその仕事の魅力と、男性社会で働く本音を聞いてみました!

人材不足に悩む土木・建築業界

業界として堅調に推移しているものの、人材不足が叫ばれている土木・建築業界。実際のところはどうなのか、データをもとに紹介していきます。

ニーズの高まる土木・建築業界

失敗談あるある その1:最初の自己紹介。「簡潔に」と言われているのに… イメージ

「男性中心の業界」と聞いて思い浮かべるのが土木・建築業界。いわゆる「ガテン系」の職場ですね。総務省「労働力調査」によれば、土木・建築業界で働く人の総数は約500万人(2014年度)。今後も公共事業におけるインフラ整備などが控えており、業界として堅調に推移することが予測されています。

しかし、技術を持ったベテランが高齢化し、業界に従事する若い人も減っているため、人材不足が叫ばれはじめています。実際、建築技能を持った人材不足は東日本大震災をきっかけに上昇して現状も改善しておらず、政府は官民一体となった総合的な人材確保・育成策を検討をしています。

今後の”ドボジョ”の活躍に期待!

失敗談あるある その2:「目線のやりくり」がうまくできていない イメージ

そのなかの1つが「女性の更なる活躍の推進」です。土木・建築業界で働く女性は約10万人(2014年度)といわれており、全体から見るとなんと女性の占める割合は「約2%」に過ぎません!

政府はこの10万人を2019年度までに「20万人」に引き上げる目標を掲げており、女性の力がいかに求められていることがわかります。

すでに政府は女性向け情報ポータルサイトを立ち上げるなどして、土木・建築現場で働く女性をサポート中。各種メディアで"ドボジョ(=土木系女子)"と呼ばれて取りあげられるようにもなっており、その活躍を目にする機会は確実に増加しています。今後、土木・建築業界で活躍する女性への注目度は一層高くなっていくことでしょう。

※参考資料:「建設産業の現状と最近の取組について - 国土交通省」より

そこで、今回は「ガテン系」の業界で活躍中の女性に「現場で働いてみてどのようなことを感じているのか?」「働く環境はどうか?」といった、本音の部分を聞いてみました。

楽しいから続けられる!建築・土木業界で活躍する
女性ならではの働き方って?

塗装とリフォームを中心に業務展開をしている株式会社 竹延で働く水島千瑛さんは、現在同社で技術支援アドバイザーとして活躍している女性の1人。土木・建築業界で働いて感じる"実際のところ"をうかがいました。

具体的に、どんな業務に携わっているのでしょうか?

メインは施工管理ですね。図面を引いたり、「この面積なら、ペンキの量はこのくらいかな」といった積算をしたり、計画通りに進んでいるか現場に行って確認したりと、デスクワークと現場仕事の両方に携わっています。もちろん、実際に現場で足場に上ることもあります。

そもそも建築・土木業界で働きはじめたきっかけは?

学生の頃から美術や芸術が好きだった私は、そういう方面に進みたいと漠然と考えていました。ところが、理科系科目の成績のほうがよかったんですね。

当時の教師のすすめもあり、大学は建築学科へと進学しました。そこで環境工学を学び、卒業後は電気設備会社に入社。結婚後、妊娠を機に退社して、出産後に復職する際、今の会社に再就職をしました。

土木業界で働く楽しさとやりがいは、どのようなところにありますか?

履歴書に書かれていると評価がアップする資格は? イメージ2

施主様であるお客様と会って、細かい要望を聞き計画を立て、予算を組んでから職人さんの手配をし、現場での進行具合を確認することが私の主な仕事です。

つまり、最終的に形にするまでの一連の流れをほぼ1人で担うことになります。そのプロセスで、いろいろな立場の人と会って、さまざまな意見や価値観に触れることはとても刺激になり、楽しいことでもあります。とくに、数ヵ月間渡る長い作業を終え、晴れて竣工を迎えたときの達成感は最高です。

「男性中心社会だから働きづらいな……」と感じることはありませんか?

資格や得意分野を最大限に売り込む方法は? イメージ

私自身、性格が男性っぽいところがあるのか(笑)、あまり感じることはありません。現場で働く職人さんたちも経験やプライドがある分、仕事に対しては厳しいけれど、人情味のある人がたくさんいますし。そういうところは大好きです。

「わからないことは聞く」「間違ったときは素直に謝る」「でも、こちらの要望はしっかり伝える」というような基本的なコミュニケーションを重ねていくことで、理解し合えるようになりますね。

「土木・建築業界で働くことに向いている」と感じる女性のタイプは?

「一生懸命な人」でしょうか。一生懸命に夢中に働いていれば当然楽しいですし、周囲の人がフォローしてくれますから。

もしかすると体力面で心配している人がいるかもしれませんが、ひと口に土木・建築業界といっても、重い荷物を運んだり、腕力が問われたりする仕事ばかりではありません。塗装や内装といった分野もそうですが、技術や能力があれば活躍できる現場がたくさんあります。ぜひチャレンジしてほしいですね。

水島千瑛さんは現在、更なるステップアップに向けて仕事を続けながら資格の取得を目指して勉強中とのこと。まだまだ可能性を秘めた土木・建築業界で働き続ける楽しさや、将来の夢は膨らむ一方のようです。


以上、紹介してきたように「土木・建築業界」は男性だけではなく、女性が活躍できる場が多数存在し、働きやすさも向上しています。 資格があれば「即戦力」と見なされる可能性が高いため、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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