• 更新日:2023/06/13

WordやExcelなどのMicrosoft Office製品の利用スキルを証明することができるMOS(Microsoft Office Specialist)は人気の資格です。そんなMOS資格を取得するには、どのような勉強をしたら良いのでしょうか?
MOS資格の試験勉強はパソコン教室や通信教育などで行うことができますが、独学で勉強し、合格する方もいます。しかし、自分が本当に独学で合格できるのかと不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、MOS資格を独学で取得するための勉強期間やおすすめの勉強方法などをご紹介します。

このページを簡潔にまとめると・・・

  • MOSの勉強にはまず自分に合ったテキストを選び、なるべく問題演習を多くこなすことが大切。
  • 最短1週間で合格する方も!1日に勉強できる時間を割り出してから勉強期間を設定しましょう。
  • ミスを減らしていくことがMOS資格合格の近道!
  • 独学が不安な方は、パソコン教室や通信教育のメリットを活用し、上手に組み合わせて学習することも選択肢の1つ。

MOSの勉強方法概要

・自分に合ったテキストを使い、問題演習を多くこなす
・受験日を明確に決めて学習スケジュールを管理する
・自信が無い人は通信講座やパソコン教室の利用がオススメ

MOS資格はそこまで難易度が高くないため、パソコン操作に不慣れな方でも合格を狙いやすい資格です。事務スキルを高めたい方やITの見識を高めたい方は、ぜひMOS資格の取得を目指すことをおすすめします。
勉強方法は、まず自分に合ったテキストを選び、なるべく問題演習を多くこなすことが大切です。また、受験日を明確に決めて、受験までのスケジュールを逆算し、早めに学習を始めるようにしましょう。学習を続けられるか自信がない方は、通信講座やパソコン教室を利用するのもおすすめです。自分に合った勉強方法でコツコツと頑張っていきましょう。

MOSの勉強法を詳しく解説!

MOS資格取得のための勉強方法には、書店などでテキストや問題集などの参考書を購入して独学で勉強する方法や、自分のペースで勉強をしながら手厚いサポートも受けられる通信講座、パソコン教室などのスクールに通う方法などがあります。
MOS試験を実施するオデッセイコミュニケーション直営の学習支援サイトもありますのでいずれの勉強方法の場合でも活用しながら進めるといいでしょう。

ここからは、勉強方法の選び方など、合格に近づくためのヒントをご紹介します。

~MOS資格の勉強方法の選び方~

前述の通り、MOS資格の勉強方法には、独学、パソコン教室などスクール、通信講座の3種類があり、それぞれメリットやデメリットを理解し、自分に合った勉強方法を選ぶことが大切です。そのためには、まず自分にはどのような勉強方法があっているのかを判断するためにも、自分の生活スタイルや資格取得までに使える金額を明確にしておくといいでしょう。


忙しい方には独学や通信講座がおすすめ

仕事や家事、学校の授業などで忙しい方は独学や通信講座での勉強がおすすめです。
自分の好きな時間に自分のペースで勉強できることは独学と通信講座の強みなので、1日に行う勉強の量を自分で調節できます。
例えば、疲れている日や特に忙しい日は勉強量を調節するなどの工夫をして無理なく勉強を続けることができます。

しかし、独学の場合は分からないことが出てきてもすぐに質問ができないので、自分で疑問点を解消しなければなりません。
また、試験までのスケジュールも自分で作ることになるので、勉強の優先度が下がってしまうとそのまま勉強する機会を失い挫折してしまうこともあります。
不安な方はサポートの手厚い通信講座で勉強をするといいでしょう。解説が分かりやすいテキストや質問サポートが用意されている講座を選ぶことで、ストレスなく勉強を進めることができます。


費用を節約したい方には独学や通信講座がおすすめ

忙しい方におすすめの独学と通信講座ですが、費用の面でもメリットがあります。
パソコン教室などのスクールに通うと、毎月の授業料に加え、交通費などの費用も発生しますが、独学の場合はテキスト1冊だけで済む場合があり、勉強に必要な費用を抑えることができます。通信講座の場合だと独学に比べると費用が掛かりますが、スクールに通うことと比較すると、比較的、かかる費用を抑えることができるでしょう。
費用を抑えて資格を取得したい方には独学や通信講座でのMOS資格の勉強をおすすめします。


手厚いサポートを受けたい方はスクールがおすすめ

「独学や通信講座での勉強が続かなさそう…。」、「分からない部分はすぐに解消したい!」といった方や、時間に余裕のある方はパソコン教室などのスクールがおすすめです。

スクールのメリットは手厚いサポートを受けられることです。
学習中、分からないことが出てきた場合、独学は自分で調べて解決する必要があります。通信講座の場合はメールや郵送で質問することはできますが、回答まで少し時間がかかります。
一方、スクールでの資格勉強では講師の先生にすぐに質問をして解決することができます。
そのため、ご自宅での復習も進めやすくモチベーションを高く維持したまま勉強できます。一緒に講義を受ける心強い仲間がいることもモチベーションの維持につながるでしょう。
また、通学の日付も決まっているので自分でスケジュールを作成しなくても勉強を継続できます。

MOS資格の勉強には継続が大切です。
そのために自分のライフスタイルや予算に合った勉強方法を選び、無理なく学習を続けていきましょう。

~【各勉強方法共通】試験までにやるべきこと~

MOSの勉強方法にはいくつかありますが、どの勉強方法においても重要なことは、ゴールから逆算したスケジュールの作成です。
そのため、MOS資格の勉強を開始したらなるべく早めに試験日を決定しましょう。
特に独学の場合は、試験日を決めてスケジュールを立てて勉強をしなければモチベーションの維持が難しいため、試験日の決定は大切です。
資格取得までの期間はパソコンに慣れている人なら最短2週間程度で合格を目指すことも可能ですが、初心者の場合は1~2ヵ月、場合によっては1年かかることもあります。
初心者の場合は勉強期間が比較的長くなるため、勉強を進めていく過程で模擬試験などを利用して勉強を進めていきましょう。
模擬試験の結果によって試験日のスケジュールを調整するなど、スケジュールを管理する上で柔軟な対応も必要です。

勉強開始と同時にスケジュールを立て、模擬試験を活用しながら自分のモチベーションを維持して試験に備えましょう。

MOS資格を独学で取得するための勉強期間は?

最短1週間で合格する方も。自分のスキルと生活時間を見直し、1日に勉強できる時間を割り出してから勉強期間を設定しましょう。

MOS資格を独学で取得するための勉強期間は、人によってさまざまです。

1週間弱の「詰め込み型」の勉強スタイルもあれば、3ヵ月程度の「継続型」の勉強スタイルもあります。勉強期間は、学習者があらかじめ持っているパソコンスキルや、1日に学習できる勉強時間によっても大きく左右されます。単に資格が欲しいだけなら短期集中で勉強するのも良いでしょう。

独学は長期間モチベーションを保ち続けることが難しい勉強法です。勉強を始める前に目標をしっかり定めてスタートを切ると良いでしょう。そのためには、自分のスキルと生活時間を見直し、1日に勉強できる時間を割り出してから勉強期間を設定することをおすすめします。また、初めに試験日を決めておくことも大切です。試験日を決めておくことで予定を立てやすくなり、集中して勉強することができます。

独学でMOS資格に合格するための勉強方法は?

ミスを減らしていくことがMOS資格合格の近道!
全くのパソコン初心者の場合は独学での学習は難しいかもしれません。

まずは目標とするMOS資格を決めましょう。MOS資格には、WordやExcelなど5科目あり、それぞれ役に立つ場面が違います。特に役立つのがWordとExcelですが、会社や業種によっては、データベースを管理するAccess、メール作成・スケジュール管理用のOutlookも使用されます。
また、科目の中でもMOS資格の難易度は一般レベル(アソシエイト/スペシャリスト)と上級レベル(エキスパート)の2つに分かれています。一般レベル(アソシエイト/スペシャリスト)がよく利用される基本的な機能が中心で、上級レベル(エキスパート)はワンランク上の生産性の高い機能が中心です。
ご自身の使用用途に合わせて、受験する科目と難易度を決めましょう。

次にテキストを選定しましょう。独学で試験勉強をする場合、テキスト選びは非常に重要です。テキストを何冊も使って勉強するのではなく、1~2冊を完璧に仕上げるようにしましょう。購入前に内容の閲覧ができるようであれば、しっかり内容をチェックすることも大切です。
また、教材はできるだけ同じシリーズの教材で統一したほうが良いでしょう。多くの場合、一般レベル(アソシエイト/スペシャリスト)と上級レベル(エキスパート)が教材が分かれていますが、どちらも目指すという方はバラバラのシリーズの教材を使うより同じシリーズで揃えた方がかなり効率が良くなります。

テキストを購入したら、テキストに従って素直に操作してみてください。MOS資格の試験は、与えられた問題をいかに正確に解くことができるかがポイント。自己流の使い方ではなく正しい操作をくり返し演習し、ミスを減らしていくことがMOS資格合格の近道です。

勉強を始めたら早めに目標とする試験日を決めましょう。MOSの試験には、全国一斉試験と随時試験の2つの受験形式があります。全国一斉試験は、試験日が決められている試験で、毎月1~2回、日曜日に行われます。
通常の資格試験と比べるとチャンスが多いですが、その分、試験日をダラダラと先延ばしにしてしまう危険性も高まります。早い段階で自分が試験を受ける日を決めておくと学習スケジュールが立てやすく、モチベーションも維持しやすくなります。

さまざまな方法を試しながら、分からない部分をクリアにしていく独学スタイルはMOS資格の勉強の主流です。しかしWordやExcelなどの経験者ならまだしも、全くのパソコン初心者の場合は独学での学習は難しいかもしれません。安心して学習を進めたい、体系的に学習したい方は、パソコン教室や通信教育を利用するのも良いでしょう。


  • 「一般レベル」のことを、MOS2019は「アソシエイト」、MOS2016以前は「スペシャリスト」と呼び、レベルは同程度です。

<独学でのメリットをご紹介!>

また、MOS資格を独学で勉強することは時間だけではなく、費用の節約にもつながります。
すでにある程度の知識が身についている方や普段から試験勉強に慣れている方は独学でも挫折せずに勉強を進めることができるでしょう。
また、自分の生活スケジュールに合わせた勉強プランを立てることができるので、仕事や家事、学校の授業などで忙しい方でも空いている時間を利用して無理なく勉強を継続できます。
パソコン教室に通うと授業のある日は他の予定を入れられないなどの問題も発生しますが、独学なら自分の予定を優先して勉強ができるのも大きなメリットといえます。

また、MOS資格を独学で勉強する際は時間と費用の節約にもつながります。
パソコン教室に通学すると数万円の費用がかかってしまいますが、独学だとテキストを1冊だけ購入し学習するだけでも合格を目指すこともできるのでお安く資格取得が実現できます。
「自分のペースで勉強をしたい!」、「なるべく安く資格を取得したい!」そんな方にこそ独学での勉強はおすすめです。

<独学での勉強のデメリットって?>

一方、独学でMOS資格取得を目指す場合に注意したいことは、モチベーションの維持が難しいことです。
MOS資格は、基礎的な内容をしっかりと勉強して出題傾向などを把握しておけば、独学での取得も目指せる資格です。特に難易度が比較的低い一般レベル(アソシエイト/スペシャリスト)レベルであれば、独学でも比較的取得しやすい資格といえます。そのため、資格取得までの期間はパソコンに慣れている人なら最短2週間程度でも合格を目指すことも可能です。しかし、パソコン操作や資格取得に向けた学習に慣れていない初心者の場合は1~2ヵ月、場合によっては1年かかることもあります。

独学で長期間の間、モチベーションを維持することは簡単なことではありません。
自分で全てのスケジュールを管理しなければならないので、家事や仕事、学校などの予定で忙しくなってしまうとなかなか勉強時間が確保できずに、勉強の優先順位が下がってしまい、そのまま挫折してしまう方も多いです。
また、テキストや参考書も自分に合った1冊を選ばなければならなかったり、分からないことは自分で調べる必要があったりなど、誰かの力を借りずに自分の力で勉強を続けなければなりません。
初心者の方が独学で資格取得を目指す場合、自分に合った効率的な勉強方法を早い段階で見つけないと、資格取得までに時間がかかることもあります。

「自分のペースで勉強したい。」といった方には独学がオススメですが、モチベーションの維持や分からないことを自分で調べることに不安を感じる方は通信講座やパソコン教室への通学をおすすめします。

勉強方法を組み合わせてMOS資格合格を目指す!

独学が不安という方は、パソコン教室や通信教育のメリットを活用し、上手に組み合わせて学習することも選択肢の1つです。

独学以外のMOS資格の勉強方法としては、パソコン教室に通って学ぶスタイルや通信教育があります。パソコン教室はインストラクターから直接指導を受けられるというメリットがありますが、自分の好きなときに勉強できない、費用が高いというデメリットもあります。

一方、通信教育はパソコン教室に比べて費用が安い上に、自分の好きなタイミングで勉強することができます。「それでは独学と同じようなものなのでは?」と思うかもしれませんが、学習のペース配分がつかみにくい独学に比べ、通信教育ではスケジュールに関するサポートがあるため安心です。学習でつまずいた場合も、講師から個別にアドバイスを受けることができます。

完全独学にこだわらず、パソコン教室や通信教育を上手に活用して学習することも選択肢の1つではないでしょうか。

MOSを資格を取得するメリット

パソコンスキルの証明

たとえ自分がパソコンスキルを持っていたとしても、それを証明するのは難しいことです。しかし、パソコン資格であるMOS資格を取得することで、パソコンスキルのうち、WordやExcelなどのMicrosoft Office製品の利用スキルを客観的に、かつ簡単に証明できます。資格の有無は確かな実力証明となります。

就職や転職で評価されやすい

MOS資格は、オフィスで使用されることの多いWordやExcelなどの機能をマスターできるパソコン資格です。履歴書に記載しておけば、書類選考でもアピールできます。就職面接で「パソコンスキルはどの程度なのか」と問われた場合も、資格があればスキルレベルを明確に答えられます。逆に、たとえパソコンスキルがあったとしても、レベルが曖昧では説得力がありません。

自然と実用性が身につく

MOSは資格を取得することに大きな意味がありますが、パソコンのスキルアップを目指す際にも効果的です。試験対策のために学習を進めるだけで、今まで知らなかったオフィスソフトの機能や特徴を把握できるようになり、仕事の効率が上がる可能性もあります。資格取得に向けて勉強していく過程で自然と実務に役立つ技能を習得し、実用性を身につけることが可能なのです。

世界に通用する国際パソコン資格

MOS資格は、世界に通用する国際的なパソコン資格であることをご存じでしょうか。学生の場合は世界規模の大会が開催され、MOS資格に合格するだけで誰でもエントリーできます。学生でなくても、「Microsoft×国際資格」というブランド力は魅力的です。

業務の効率化による昇給の可能性

MOSの資格を持っているだけでは、昇給につながらないと考える人も多いでしょう。しかし、資格の取得を通じて得たスキルを業務の効率化に活用できれば、企業の生産性アップや業績アップにつながり、昇給の可能性も出てきます。MOSの知識は日常業務に役立つものなので、積極的に仕事に活用しましょう。

まとめ

今回ご紹介した通り、MOS資格の勉強を独学で行うこと自体は可能です。特に、すでにパソコンの基礎が身についていて、とにかく自由に勉強したい場合は独学を選ぶのがおすすめです。

しかし、独学ではとにかく不安、大人数での方が安心できるという方はパソコン教室で、講師のサポートを受けつつ自分のペースで勉強したい方は、通信教育で勉強することをおすすめします。それぞれの勉強方法は自由に組み合わせることができるため、自分のスキルや、試験勉強に掛けられる時間・費用を考慮して適切な勉強方法を選びましょう。

ユーキャンのMOS講座は1日わずか30分、最短1ヵ月で合格が目指せます。WordやExcelに自信がない方でも無理なくスムーズに学習が進むので、短期間で効率的に合格力、スキルをアップさせることができます!

生涯学習のユーキャン
この記事の監修者は生涯学習のユーキャン

1954年設立。資格・実用・趣味という3つのカテゴリで多岐に渡る約150講座を展開する通信教育のパイオニア。気軽に始められる学びの手段として、多くの受講生から高い評価を受け、毎年多数の合格者を輩出しています。
近年はウェブ学習支援ツールを拡充し、紙の教材だけでは実現できない受講生サポートが可能に。通信教育の新しい未来を切り拓いていきます。

よくある質問

そもそもMOSって?

MOSとは、WordやExcelなどOfficeソフトの操作スキルを証明する、認知度の高い人気の国際資格のこと。受験資格はなく、誰でも受験が可能です。

MOS資格の試験の合格率や難易度は?

MOS試験の一般的な合格基準点は、700点以上。MOSの合格率は比較的高めで、一般レベルは約80%、上級レベルは約60%といわれています。

MOSは就職に有利?

PCはできて当たり前な昨今、MOSはPCスキルを客観的に証明することができるから、就職に有利な資格といわれています。

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マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)とは、PCスキルを証明する資格です。MOS資格の難易度は、「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」に分かれています。一般レベルは、普段よく利用される基本的な機能が中心です。難易度は一般レベルのため、エクセルやワードに不慣れな方でも合格を目指せます。上級レベルは、組織としての文書管理やデータ集計、グループワークを意識した機能や管理を目的とした機能など、ワンランク上の生産性の高い機能が中心です。難易度は一般レベルに比べて高く、より効率的なアプリケーションの使用を目指すレベルとなります。