• 公開日:2020/04/17

日本語教師を将来の職業として考えたり、キャリアアップのために選択肢の一つとして検討している人もいるでしょう。実際に日本語教師として仕事をするとなると、給料や働き方も気になります。この記事では、日本語教師の給料や仕事の実情について詳しく解説しています。今後のキャリアプランを考える際に参考にしてください。

日本語教師の仕事内容は?

日本語教師の仕事とは、日本語を使用するために必要となる知識を教えることです。日本語の読み方や書き方、聞き取る力、話すスキルだけではなく、背景にある日本の文化や歴史、習慣などについて教えることも大切な仕事です。

生徒となるのは日本語が母語ではない外国人で、特に多いのが技能実習生や研修生です。海外からの実習生などに技能実習の現場などで直接、指導や研修を行うケースも多くあります。

日本語教師の給料は?

給料は勤務先や労働条件によっても異なります。ここでは、一般的な日本語教師の給料について紹介します。

日本語教師の給料形態は?

常勤で働く日本語教師は少なく、非常勤で働く人がおよそ3人に2人と多い傾向にあります。加えて、多くの場合、非常勤の給料形態は「コマ給」です。コマ給とは、働いたコマ数に応じて報酬が支払われる賃金形態をいいます。支払われる給料は働いたコマ数に応じて変わり、たくさん授業をこなすほど給料が多くなる仕組みです。

日本語教師の平均年収

日本語教師は、午前か午後のいずれか半日のみ、という勤務形態が多い傾向です。フルタイムの仕事がないわけではありませんが、日本語教師全体で見ると少なく、週に2~3日のペースで勤務する人が多く見られます。非常勤で働く場合、フルタイムの働き方と比べると勤務時間が少なくなるため、年収は約150万~300万円が相場です。

  • 参考:日本語教師の給料・収入・年収は?給料アップを目指す方法も紹介!|BrushUP学び(https://www.brush-up.jp/guide/sc8/salary#p-link2)

日本語教師の平均月収

国内で働く場合、1コマあたりの単価は約1,500~2,000円、正社員なら月収は20万円以上です。一方、海外の場合、国によって物価が異なるため一概にはいえないものの、働く国の給料水準と比較して同程度か少し高いくらいの給料である場合が一般的です。

  • 参考:日本語教師の給料・収入・年収は?給料アップを目指す方法も紹介!|BrushUP学び(https://www.brush-up.jp/guide/sc8/salary#p-link2)

日本語教師の給料の傾向は?

日本語学習へ興味を持つ外国人が増えているなか、日本語教師にとって有利な売り手市場にあります。そのため、日本語教師の給料は全体的に上昇傾向です。たとえば、東京近郊の1コマあたりの平均単価で比べると、2013年は1,568円でしたが、2017年には1,780円まで上昇しています。加えて、待遇もよくなっており、手当などが支給される場合もあります。

  • 参考:日本語教師の「きつい」「薄給」イメージは過去のもの?現状を知る。|日本語教師ナビ(https://www.nihongokyoushi.net/column/7)

日本語教師として給料をアップさせるには?

まずは3年以上フルタイムで働き、専任教員から主任教員を目指すことが給料アップへの道です。また、大学の留学センターでフルタイムで働いたり、日本語教育の研究者として活躍したりするのも、ひとつの方法となります。正社員になればボーナスなどの支給もあるため、平均年収は約280万~450万円です。研究者なら専門性が高い人ほど高収入が見込めます。

  • 参考:審査・認定事業 日本語教育機関の運営に関する基準|日本語教育振興協会(https://www.nisshinkyo.org/review/pdf/index02.pdf)
        日本語教師の給料・収入・年収は?給料アップを目指す方法も紹介!|BrushUP学び(https://www.brush-up.jp/guide/sc8/salary#p-link2)

日本語教師になるには?

日本語教師には国家資格も免許も必要ありません。ただし、留学生を対象とする場合は、出入国在留管理庁による「日本語教育機関の告示基準」を満たしていることが必要です。法務省が告示する国内の日本語教育機関で働くためには、3つの条件のうちいずれかをクリアしていることが求められます。

3つの条件とは、大学か大学院で日本語教育に関する主専攻プログラムか副専攻プログラムを修了すること、日本語教育能力検定試験に合格すること、文化庁認定の日本語教師養成講座の420時間コースを修了することです。日本語教育能力検定試験と日本語教師養成講座は、高卒でも社会人になってからでも受けられます。

家事や育児、学校、仕事などで忙しい人や受講のための通学に時間を取れない人は、自分のペースで学習しやすい日本語教育能力検定試験に合格することで、日本語教師を目指すことをおすすめします。

ユーキャンの日本語教師養成講座なら、日本語教育の専門家により監修されたテキストやオリジナルの問題集、CDやDVDの教材で学べるので、効率的に「日本語教育能力検定試験」のための試験対策を行えます。

日本語教育能力検定試験とは?

日本語教育能力検定試験とは、日本語教育を行うにあたっての基本的な知識や能力を身につけているかを試し、合否を決めるものです。日本語教育機関などが、日本語教師を採用する際に合格を条件として挙げていたり、充分な能力があるか判断する材料にしたりします。

採用に関わる大事な試験となるため、受験するなら概要や試験対策についてきちんと把握しておくようにしましょう。


試験概要

日本語教育能力検定試験は公益財団法人日本国際教育支援協会により、年に1度、10月に行われています。受験資格は特になく、年齢・学歴を問わず受けられる試験です。試験は基礎知識の問題を中心に、リスニング問題や基礎的な問題解決能力を測る内容の問題もあります。出題される内容は広範囲にわたっていますが、必ずしもすべての範囲から出題があるとは限りません。


合格率

試験を主催する公益財団法人日本国際教育支援協会では、合格点について公表していません。しかし、例年の傾向を見ると、正答率が70%以上で合格圏内となっています。2017年以降の合格率は上昇傾向にあり、受験者がこれまでで最も多かった2019年度の合格率は約28%でした。


難易度

試験の合格は決して簡単なことではないものの、4人に1人くらいの割合で合格していることを考えると、難易度が特別に高い試験ではありません。きちんと対策を行い、試験に備えておけば合格できる可能性は充分にあります。


試験対策

仕事や家事、育児などをしながら試験対策をする場合、充分に時間を取れないこともあるでしょう。試験対策で有効な方法は、過去問題を解くことです。さらに、自分のペースで効率的に学習を行いたいなら通信講座がおすすめです。

ユーキャンの日本語教師養成講座日本語教師養成講座のテキストは、専門家が過去問題から出題傾向を分析して作成しているので無駄のない学習ができます。

就職事情

外国人に対するビザ発給の緩和や積極的な外国人採用の動きにより、外国人が日本語を学ぶために来日しやすい環境となっています。そのため、日本語学校は増加傾向にあります。また、日本語学習を目的とした留学生のみならず、技能実習生やビジネスパーソンに日本語を教える人材も求められています。その結果、日本語教師は人手不足が続いている状態で、就職率は高めです。

日本語教師の実情とは?

日本語教師の実際の活躍場所や働き方などについて紹介します。

働く場所

日本語教師の働く場所は日本語や日本文化などを学ぶ外国人を対象とした日本語学校、国内外の大学などです。特に東南アジア圏の日本語学校では、売り手市場となっています。

外国から技能実習生や労働者を受け入れている公益社団法人や一般財団法人、一般企業でも、研修の一環として日本語教育を取り入れているケースが多く、日本語教師の需要があります。そのほか、外国人ビジネスパーソンやその子ども向けのプライベートレッスン、グループレッスンの仕事もあります。

働き方

国内外問わず、日本語教師の多くが非常勤講師として働いています。勤務形態として非常勤が多い状況は、数年前から変わりありません。ただし、日本語教師自体の需要は高い傾向にあるため、比較的仕事に就きやすくなっています。

日本語教師の需要

日本語学習に関心を持つ外国人の増加に伴い、日本語教育機関や日本語教師の数も増えてきています。特にアジア圏では就労につなげるための外国語学習として日本語を選ぶ人も多く、日本語教師の需要は高い傾向です。また、日本語学習者が多いオーストラリアを含む大洋州圏でも多くの日本語教師が求められています。

日本語教師のやりがい

異なる文化や言語を持つ外国人に、日本語や日本文化を教えることは簡単ではありません。しかし、さまざまな国の生徒と異文化交流をするなかで、多くの学びを得られるのは、日本語教師ならではの魅力です。

また、ゼロから日本について学ぼうとする生徒の成長を間近で感じながら教えられることは、大きなやりがいにつながります。さらに、国内だけではなく、海外で働くチャンスもあり、自分の可能性を広げられるのも日本語教師の仕事の面白さといえるでしょう。

日本語教師の大変なこと

日本語教師として働くうえで大変なこととして挙げられるのは、授業以外にも多くの時間を割かなければならない点です。授業で使用する配布物やテストの準備、授業の下調べ、テストの採点など、幅広い作業に時間を取られがちです。

また、おしゃべりや携帯いじりなどをして授業に身の入らない生徒の対応に苦労することもあります。

まとめ

日本語教師は非常勤講師として働くことが多いため、安定した給料を得るためには努力が必要です。しかし大変なこともある一方、さまざまな国の人と出会え、国内外を問わず活躍の幅が広がるメリットもあります。需要が増加傾向にある今、やりがいと将来性を感じて日本語教師になりたいと思う人も多いでしょう。

効率的な学習で日本語教育能力検定の合格を目指すなら、ユーキャンの日本語教師養成講座がおすすめです。日本語教育の専門家によるテキストや実践的な教材でしっかりと試験対策をとることができます。日本語教師を目指すなら受講を検討してみてはいかがでしょうか。

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日本国内の日本語学校では日本語を使った「直接法」で教えることが多く、外国語会話のスキルや教員免許は不要。日本語が話せる方ならどなたでも目指せます。
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