資格・試験ガイド

専門的な知識と経験が問われる試験
受験には実務経験が必要です

1級土木施工管理技士の受験には、土木施工管理に関する実務経験が必要です。受験者は学歴や卒業した学科、保有資格、実務内容によって区分され、必要な実務経験年数が異なります。
区分(イ)学歴
区分(ロ)2級土木施工管理技術検定合格者
区分(ハ)専任の主任技術者の経験が1年以上ある者
受験資格の有無は事前に必ず確認を。

詳細は(一財)全国建設研修センターのホームページをご覧いただくか、以下のお問い合わせ先をご参照ください。
一般財団法人 全国建設研修センター
試験業務局 土木試験部土木試験課 TEL:042-300-6860
必ず受験資格の有無を確認のうえ、ご受講ください。
【試験制度の変更について】
当講座では、試験制度変更に伴う学習上のフォローは、追加の教材をお送りするかたちで行う予定です。どうぞご安心の上、ご受講ください。
●新試験制度の概要
- 「学科試験」「実地試験」から「第一次検定」「第二次検定」へ名称変更
試験日程は「第一次検定」は7月、「第二次検定」は10月です。従来の「学科試験」「実地試験」と同様の日程のため、学習スケジュールに変更はありません。 - 「技士補」を新設
第一次検定に合格するだけで、「1級技士補」資格が得られます。 - 第一次検定合格は無期限有効
これまでは、学科試験に合格し、実地試験が不合格だった場合、その学科試験が免除されるのは翌年まででした。新制度からは、第一次検定に合格すれば、原則、無期限有効ですので、いつでも第二次検定から挑戦することができます。
- 2020年12月時点の情報を元に掲載しています。受検申込の際は、「(一財)全国建設研修センター」までお問い合わせの上、最新情報をご確認ください。
学歴・保有資格ごとに必要な実務経験年数
(イ)、(ロ)については、実務経験年数のうち1年以上の指導監督的実務経験年数が含まれていること。
大学卒業者 | ・指定学科…卒業後3年以上 ・指定学科以外…卒業後4年6ヵ月以上 |
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短期大学・高等専門学校(5年制)卒業者 | ・指定学科…卒業後5年以上 ・指定学科以外…卒業後7年6ヵ月以上 |
高等学校卒業者 | ・指定学科…卒業後10年以上(※) ・指定学科以外…卒業後11年6ヵ月以上 |
上記以外の者 | 15年以上 |
- 専任の監理技術者の配置が必要な工事で監理技術者の指導を受けた2年以上の実務経験を積んでいる場合、受験に必要な実務経験は「卒業後8年以上」となります。
合格後5年以上の者 | 合格後5年以上(※) |
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合格後5年未満の者 (卒業後に通算で所定の実務経験を有する者) |
【高等学校卒業者】 ・指定学科…卒業後9年以上 ・指定学科以外…卒業後10年6ヵ月以上 【その他の者】 ・14年以上 |
- 専任の監理技術者の配置が必要な工事で監理技術者の指導を受けた2年以上の実務経験を積んでいる場合、受験に必要な実務経験は「2級合格後3年以上」となります。
2級土木施工管理技術検定合格者 (合格後3年未満) |
【短期大学・高等専門学校(5年制)卒業者】 ・指定学科以外…卒業後7年以上 【高等学校卒業者】 ・指定学科…卒業後7年以上 ・指定学科以外…卒業後8年6ヵ月以上 【その他の者】 ・12年以上 |
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2級土木施工管理技術検定合格者 | 合格後3年以上 |
2級土木の資格がない者 |
【高等学校卒業者】 ・指定学科…卒業後8年以上 ・指定学科以外…卒業後11年以上(建設機械施工技術検定合格者は9年6ヵ月以上) 【その他の者】 ・指定学科…13年以上 |
学科・実地とも60%以上が合格の目安

学科試験・実地試験とも、60%以上の得点が合格の目安と言われています。
定員制ではないため、基準点以上を取れれば合格に!要点を押さえた学習が合格のカギとなります。
- 実地試験は、学科試験合格者を対象として行われます。
受験時期 | 学科試験:例年7月上旬 実地試験:例年10月上旬 |
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受験手続き | (一財)全国建設研修センター及び各地方の建設弘済会に「申込用紙および受験の手引き」を請求の上、所定の期間内に受験手続きを取ってください。 |
試験内容 | 【学科試験】 「土木工学等」、「施工管理法」、「法規」の3科目 上記3科目には、必須問題と選択問題があります。 【実地試験】 「施工管理法」 「学科記述」と「経験記述」の2種類が出題されます。
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合格率 | 【2019年度】 ◆学科試験:54.7% ◆実地試験:45.3% |
試験実施団体 | (一財)全国建設研修センター |
- 2020年1月時点の情報を元にしています。受験申込みの際は、「一般財団法人 全国建設研修センター」までお問い合わせの上、最新情報をご確認ください。
実地試験の経験記述は、試験突破の重要項目!

実地試験の「経験記述」は実地試験の必須解答問題。この記述内容が不十分だと合格はできないともいわれ、試験突破の最重要項目ともいえます。
「経験記述」は受験者本人が関わった土木施工に関して論述しますが、多くの記述問題にあたり、文章を書き慣れることが大切で、また、高得点を取るために押さえるべきポイントがあります。
当講座は、これらを踏まえた対策で得点力を高め、合格に必要な記述力が効率的に身につけられます。
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1級を取得していると工事の受注もしやすくなるため、資格取得者が就職・転職で優遇されるほか、好条件の待遇、昇進や昇給も見込めます。現場の最高責任者として第一線で活躍したい方にとっては、最終目標ともいえる資格。ユーキャンの講座では、丁寧にわかりやすく解説しているので、着実に合格力を身につけることができます。