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“魅せる”履歴書に

 フォーマットの決まった日本の履歴書。「たったこの1枚で私の何がわかるの!?」「しかも、手書きで!?」こんな声が聞こえてきそうです。でも、逆に捉えれば、「たったこの1枚だけど、手書きすることで、自分の真価を高める」こともできるのではないでしょうか。

 例えば、日本では、履歴書は全て手書きということが多いのですが、欧米では、署名だけを手書きすればよいようです。欧米では、早くからタイプライターが存在し、文字は「書くもの」というよりは、「打つもの」といった感じなのでしょうか。日本でも手書きでなくてよい場合が増え、パソコンなどを使って合理的に文字を綴ることが可能ですが、整然と活字が並べられただけの履歴書では、自分のことも事務的にしか伝えられないかもしれません。手書きすることでこそ、そこにある筆致から、自分自身の姿が投影されるはずです。

<読みづらい例>

<読みやすい例>

正確に誠実に丁寧に。そして美しく。
落ち着いて用紙に向かい、一点一画心を込めて書くこと。面倒だなんて思って粗雑に書けば、「不誠実そう」「粗雑そう」なんて悪い印象を与えかねません。上手・下手よりも、最も優先すべき大切なことです。そうはいっても、上手、つまり見た目に美しい文字に越したことはありません。美しい書き文字を身につけ、「正確」「誠実」「丁寧」に加え、さらに「美しさ」も“魅せる”ようにしましょう。
 また、よりよく“魅せる”には、枠線に文字がかからないように注意し、文字の大きさが揃って見えるように、そして、文字の高さの中心を通して書くといった体裁よく綴ることにも意識を持ちたいところです。

どのペンを使うかも“魅せ”どころ。
無理なく使いやすいボールペンがおすすめです。正式な書面には黒インクを用います。いくらキレイだからといっても、カラーインクは使わないように。そして、耐水性のあるインクを選びましょう。また、履歴書のフォーマットでは、氏名欄は広く、ルビ欄は狭く、というように、実は、1枚の中に書く文字の大きさが一定ではありません。氏名は太めのペン先で太く大きく書いてアピールを、ルビは細めのペン先で書いて見やすくすっきりと。こんな使い分けができれば、「仕事ができそう」「細やかな気配りができそう」という好印象に繋がるかもしれません。
 はじめからネガティブに考えるのではなく、ぜひ、自分を最大限“魅せる”ことのできる履歴書を書きたいですね。

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