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冠婚葬祭でのマナー

 最近は結婚式の祝儀袋など、きれいなものがたくさんありますが、冠婚葬祭に関係するちょっと知っておきたいことをご紹介します。

祝儀袋、不祝儀袋の水引

 水引には赤、白、金、銀、黒、黄色があります。慶事には、白赤、金赤、金銀の組み合わせがよいでしょう。不祝儀の水引は白黒、白銀、双銀、双白、白黄の組み合わせがあります。水引の本数は慶事には5、7筋などの奇数を用い、弔事には4本、6本などの偶数を用います。

結び方

結びきり 一度結んだらほどけないことから、結婚、弔事、病気見舞いなど二度と繰り返して欲しくないことに用います。こま結び、あわび結びなどがあります。
蝶結び ほどくことが出来る結び方で、何度でも繰り返してよいお祝い事に使います。

結婚式

 結婚式のお祝いの表書きは「寿」が一般的です。「寿」以外の表書きでは割り切れない文字数がよいので「御祝」の2文字より「御結婚御祝」が好ましいでしょう。「祝御結婚」の場合は祝を大きく書きます。お祝い事の時は墨は濃い方がよいでしょう。自分の名前は「寿」よりも小さく、中心を「寿」と揃え、上下にゆとりをもって楷書で書きましょう。中包みの表には「金●万円也」と書きます。一万、二万、三万は壱萬、弐萬、参萬とも書きます。お札は新券にしましょう。外包みは、“運があがる”という意味合いからも上下の折られた部分を重ねる時に下の方が上になるようにように重ねましょう。披露宴当日に受付で渡すときは、風呂敷か袱紗(ふくさ)に包んで持参し、受付の前で取り出して、署名する前に渡します。

色々なお祝い

 基本的には熨斗袋は御祝と書きます。お祝いの表書きの例をあげます。

出産のお祝い 寿、御祝、祝御出産、御出産祝
入園、入学のお祝い 御祝、祝御入園、祝御入学
卒業、就職のお祝い 御祝、祝御卒業、就職御祝
成人式 御祝 祝御成人
長寿の御祝 寿、祝喜寿、祝傘寿、祝米寿、祝卒寿、祝白寿
その他の御祝 祝金婚式、祝御開店、祝御受章、祝御入選、御勇退記念、御餞別

お祝いをいただいたら、「内祝」、「御礼」の熨斗(のし)をつけてお返しをする場合があります。

通夜、葬儀

 不祝儀の表書きは通夜、葬儀の場合「御霊前」を用います。薄墨で表書きを書きます。薄墨で書くのは、「涙で薄まる」、「急なことで墨を磨っている間がない」などのいわれがあります。(地域によっては薄墨を用いない所もあります。)
 「御霊前」より少し小さめに氏名を楷書で書きます。中に入れるお金は、新札を用いると不幸を予測してお金を用意しているという印象になるので用いません。新札の場合、折り目をつけてから入れましょう。中包みの表「金●万円也」を書き、外包みに入れます。外包みの裏は「目を伏せる」などの意味合いから、上下の折られた部分を重ねる時に上の方が上になるように重ねましょう。

表書きの例

仏式の通夜、葬儀 御霊前、御香典(奠)=浄土真宗の場合多く用いる
仏式の法要 御仏前、御佛前
神式 御玉串料、御神饌料、御榊料
キリスト教式 御花料

お返しをする時の外包みは結びきりで志と書き、下は姓のみを書いて品物に掛けます。

その他表書きのスタイル

 表書きは宗教によって異なります。

御見舞い 病気見舞いに関しては熨斗なしの結びきりの水引のみの外包みを使用
表書きは御見舞、祈御全快、御伺い(目上の人に)
お返しは結びきりの外包みにします(熨斗をつけてもよい)。
災害見舞い 白い封筒を使います。
表書きは御見舞、災害御見舞、火災御見舞。
陣中御見舞い 選挙事務所や楽屋などに送ります。
熨斗つきの祝儀袋を使用。表書きは陣中見舞。

連名の書き方

少人数(二、三人)の場合 右から年齢順に書きます。表書きを書く人が連名に含まれる場合、一番左に名前を書きます。
グループの場合 代表者を中央に書き、左脇に小さめに●●課有志一同や外一同と書き添えます。全員の名前は別紙に書いて中包みにいれます。

祝儀、不祝儀の表書きは心を込めて書きましょう。筆や筆ペンなどで手書きすることで、心からの想いがよりいっそう通じることでしょう。

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