気象予報士の仕事とは

独自の気象予報を提供する「気象の専門家」!

気象予報士は、さまざまな観測データから総合的に判断し、独自の天気予報を行う気象のスペシャリスト!メディアで活躍するお天気キャスターのような解説業務は資格がなくてもできますが、有資格者の専門知識に基づいた解説なら説得力が増します。想定外の異常気象が後を絶たない昨今、気象情報は農漁業、交通、流通産業、観光・レジャー産業など、あらゆる社会機構にとって欠かすことができません。

企業戦略にも不可欠!幅広い業界で活躍!

気象予報士の主な具体的な活躍の場としては、気象会社が挙げられます。気象会社とは、気象情報を予想し様々な業種の会社に提供することを生業としている会社で、農業や漁業、建設業、小売業など取引業種は多岐にわたります。また、一般企業に就職し社内気象予報士として活躍することもあります。気候が商品トレンドに大きく影響することもあり、気象予測は企業戦略に不可欠となっています。

気象予報士試験概要

試験は年2回!受験資格はありません

国家資格でありながら、受験資格は一切不要!学歴・年齢・性別をはじめ、関連職種における実務経験も不問です。興味をお持ちの方であれば、どなたでもチャレンジできます!
試験は例年1月と8月の年2回実施。あなたのペースに合わせた受験が可能です。

学科試験はマークシート方式が中心

試験には学科試験と実技試験があり、学科試験はマークシート方式が中心!各科目ごとの基準点をクリアしたうえで70%以上正解すれば、原則として人数制限なくどなたでも合格できます。

応用力が問われる実技試験

実技試験は文章や図表で解答する記述式。70%以上の得点が合格基準です。応用力が問われますが、満点を取る必要はありません。きちんと対策すれば、初めての方でも十分に合格が狙えます!

  • 合格の基準は、平均点により調整される場合があります。

的を絞った学習がカギ!

試験には、大気力学・熱力学・数値予報といった内容が含まれます。試験範囲が広く、多くの内容を習得する必要はありますが、個々の内容は難解ではありません。
出題傾向に沿い、的を絞って学習することが合格への近道です!

試験データ
受験資格 気象予報士の試験は受験資格がありません。年齢・性別・学歴・経験などの制限はなく、どなたでも受験することができます。
試験実施 全国一斉に毎年1回以上行うとされています。例年1月下旬と8月下旬に計2回行われています。
試験手数料 全科目受験(免除科目なしの方):11,400円
学科1科目免除:10,400円
学科2科目免除:9,400円
試験内容 試験は学科試験と実技試験があります。
学科試験は、予報業務に関する一般知識と予報業務に関する専門知識があり、多肢選択式。実技試験は、文章や図表で解答する記述式です。

【学科試験】
1.予報業務に関する一般知識
2.予報業務に関する専門知識

【実技試験】
1.気象概況およびその変動の把握
2.局地的な気象の予想
3.台風等緊急時における対応

  • 高校卒業程度の数学の知識を必要とします。
合格率 4.8% (第60回)
試験実施団体 (財)気象業務支援センター
電話:03‐5281‐3664
  • 試験には一部免除の制度があります。
  • 学科試験は、一般・専門のいずれか、または両方に合格した場合は、合格発表日から1年以内に行われる当該学科試験が、申請により免除されます。また、気象業務に関する業務経歴または資格を有する場合は、申請により学科試験の一部または全部が免除になります(詳しくは試験案内書でご確認ください)。

よくある質問

気象予報士試験の難易度は?

気象予報士試験の合格率は4~6%前後となっており難易度は高めと言えます。気象予報士試験の難易度が高い理由は、幅広い知識だけでなく、予報などの実務を想定したスキルが必要となるためです。また、そもそも学科試験に合格しなければ実技試験は採点されない、という方式です。実技試験は非常に難易度が高く、せっかく学科で合格しても、実技で落ちてしまうケースが多くあります。
しかし、試験範囲は非常に広いですが、個々の内容はそこまで難解とは言えません。気象学は誰にでも身近な事柄を扱うため、少し学ぶだけで天気の仕組みがわかるようになり、生活にも役立ちます。その知識が目に見えたり体感できたりする点は学びやすい点でもあります。

気象予報士試験の勉強方法は?

気象予報士試験受験のための当講座の標準学習期間は8ヵ月です。気象予報士試験は1月と8月の年2回実施されるので、初めに学習開始月と目標試験月に合わせた学習スケジュールを立てるのが効果的です。学科試験合格を翌年1月、実技試験合格を翌年8月など、二段構えで試験に臨むことも可能です。また、学科試験と実技試験があり、学科試験はマークシート方式が中心、実技試験は文章や図表で解答する記述式となるので、それぞれの試験形式に合わせた対策が必要です。
●学科試験の勉強方法
学科試験は、予報業務に関する一般知識と予報業務に関する専門知識が問われます。まずは「風はなぜ吹くの?」「雨が降る仕組みは?」といった身近な気象現象の仕組みから学ぶことで、気象学の学習が初めての方も抵抗なく学習できます。また、専門的な内容も豊富なイラストや図解を交えた解説があれば理解がしやすくなります。出題範囲が広い気象予報士試験では、まんべんなく学習していてはムダが多くなってしまうため、要点を絞った効率的な勉強も重要です。
ユーキャンのテキストは初学者や理系ではない方でも理解できるよう、わかりやすさを第一に編集。すっきりとした読みやすいレイアウトで、専門的な内容も1から丁寧に解説します。過去の出題傾向を徹底分析し、試験に出やすい分野に絞り込んだコンパクトな構成で、着実に合格力を養成できます。
●実技試験の勉強方法
実技試験は、文章や図表で解答する記述式です。地上天気図や気象衛星画像といったプロ仕様の資料を使った問題が出題されるため、データを読む力をつけ、出題形式に慣れておくことが攻略のポイントです。また、気象についての深い知識だけでなく、文章力も求められます。天気概況には毎日目を通すようにし、過不足なく情報を伝える書き方の参考にするといいでしょう。ユーキャンの気象予報士講座では添削サービスも用意されているため、書き方に不安があるといった方にもおすすめです。

気象予報士を目指す場合の勉強のポイントは?

気象予報士試験合格を目指す際の勉強のポイントは「試験の全体像を把握する」「問題を繰り返し解く」ことです。
試験の全体像を把握するためには、1冊のテキストを何度も読み返し、最初に気象学の基礎的な知識を身につけることがポイントです。細かい部分がわからなくても、全体像を把握することで徐々に理解していけるようになります。何度も繰り返し勉強することで、徐々に知識を深めていきましょう。
また、演習問題や過去問を繰り返し解き、試験の傾向に慣れておくこともポイントです。数多くの問題を解いている間に、参考書を読んでいるだけでは認識できない自分の弱点に気付くことができるでしょう。特に、わからなかった問題は再度解き直し、試験までに正答できるようにしておくことが大切です。

できるだけ早く合格を目指したいのですが、いつから始めるのが良いですか?

思いたったときが始め時です!当講座では、ご受講開始時期に合わせて学習スケジュールをお届け。そちらを参考に学習していただければ、お忙しい方や初めての方でもムリなく合格が目指せます。

試験まで時間がありません。大丈夫でしょうか。

ご安心ください! 受講開始から試験実施月までの期間が標準学習期間の8ヵ月に満たない場合、標準学習期間が終了して次の試験の実施月まで、継続してサポートを受けることが可能です。万が一の場合でも、その翌年の試験の実施月まで質問や添削指導サービスなどをご利用いただけますので、安心して再挑戦いただけます!

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気象予報士は天気の観測データに関する分析のスペシャリスト。様々な業界で知識が活かせる、生涯役立つ国家資格です。 テレビなどのメディアや民間の気象情報会社をはじめ、農漁業、観光・レジャー産業、通信産業、交通業など、活躍の場はたくさん! また、気象の知識は自分の旅行やレジャーなど、身の周りで活用できるのも大きなメリットです。 ユーキャンの「気象予報士」講座は、天気に関する基礎的な知識から応用問題までを、一からわかりやすく解説! 気象予報士の試験に必要となる、大気力学・熱力学・数値予報といった大学一般教養レベルの知識を、ムリなく学べます。 おすすめは雲や雨、風や気圧、台風など気象学の基礎を映像でわかりやすく解説したDVD。CG(コンピュータグラフィックス)で、身近な気象現象を立体的にとらえられるので、初心者でもスムーズに合格力を養成します。