ずっと役立つ、業界必須の専門スキル

介護サービスを支える存在。ケアマネジャーのサポートや受付業務も

書類を作成したり、電話応対をしたり、さまざまな事務作業でケアマネジャーのサポートを行います。
また、介護サービスを利用する方やそのご家族と、受付で最初に接するのも主に介護事務スタッフです。
たくさんの人に頼りにされ、やりがいや人の役に立つ喜びを直に感じることができます。

収益を支えるレセプト業務

保険者への請求額や利用者の方の負担分を算定し「介護給付費明細書(レセプト)」を作成することも介護事務の大切なお仕事です。
請求業務は介護事業者にとって収入の要!介護事業の運営には、レセプトの作成が欠かせません。

介護報酬を請求するまでの流れは?

介護施設などを利用する「利用者」は、「保険者」に対して介護保険料を払い、「サービス事業者」からの介護サービスを1割(一定以上の所得者の場合は2割~3割)負担で受けることができます。
一方、「サービス事業者」は「利用者」に提供したサービスに対して、毎月「保険者」の委託先である「国保連」に残り9割(8割~7割)の介護報酬を請求します。その請求のために必要なのが「レセプト」で、これを作成するのが介護事務です!

デスクワークだから、年齢に左右されません。

仕事を選ぶ際には、体力が必要かどうかも大切な要素。とくに年齢を重ねても働きたいと思うと、力仕事や長時間のハードな仕事は選びにくいものです。
その点、介護事務の仕事は座って行うデスクワークが中心。年齢を重ねても働きやすい仕事です!実際に幅広い年代の方が介護事務として活躍しています。

超高齢社会で求められるスキル

超高齢社会の今、介護サービスの利用者は毎年600万人前後を推移しています。それに伴う膨大なレセプト業務も発生。
専門スキルを身につけた介護事務の活躍が、今後も大きく期待されます!

  • 厚生労働省「介護給付費等実態統計の概況」より(令和3年度)

活躍の場も広がっています。

訪問看護ステーションや老人保健施設、在宅介護支援センター、特別養護老人ホーム、介護サービス人材派遣など、介護事務は、活躍の場も多彩!
パートタイムや正社員など雇用形態もさまざまなので、ライフスタイルに合わせて働けます。

介護福祉士・ケアマネジャーとの違いは?

介護サービスの中で担う役割が違う!

ケアマネジャーの主な仕事は、介護を必要とする方への「ケアプランの作成」。そのケアプランに基づき、実際に「介護サービスを行う」のが介護福祉士です。
介護事務は請求業務や事務作業など、介護サービスに必要なデスクワークを担当します。
また、介護福祉士が働く場所は、実際の介護の「現場」です。一方、ケアマネジャーや介護事務の働く場所は、介護事業所などでデスクワークが中心となります。

必要な実務経験が違う!

福祉系資格には受験資格として「実務経験」が必要とされるものが多いですが、介護事務は受験資格がありません。
試験の難易度もそう高くないので、 介護についてまったくの未経験の方でも挑戦できます。介護・福祉の業界で働くための「最初の資格」として、おすすめです!

  • ケアマネジャー試験を受験するためには、「規定の国家資格」または「相談援助業務」で、一定期間の実務に従事していることが条件となります。いずれの場合も、5年以上の実務経験(かつ900日以上従事)が必要です。「相談援助業務」の対象となる従事業務は、平成29年度までの受験資格から、一部変更されています。詳細は各都道府県の試験実施団体にお問合せください。

いざというときに役立つ知識が身につく

介護保険制度はご両親や身近な人はもちろん、あなた自身にとっても他人事ではありません。
介護事務の知識とスキルを身につけることで「介護保険制度」についての知識が養われます。いざ介護保険を利用することになった際には、学んだことが十分に役立てられるでしょう。

40歳を過ぎると介護保険料がかかる!?

すべての国民は40歳になると、自動的に介護保険に加入することになります。そのため、40歳を過ぎてからは介護保険料の支払いが必要です。
こうした介護保険制度に関する知識は、介護事務のスキルを身につける過程で詳しく学べます。

よくある質問

家事や子育てに影響のない範囲で働きたいのですが…。

ワークスタイルも都合に合わせて選びやすいのが介護事務の魅力!
もちろん、フルタイムで働くこともできますし、パートタイムで午前中だけ勤務される方もいらっしゃいます。近所に職場を見つければ、家事や育児と両立しやすいでしょう。

受験資格は不要!専門スキルを3ヵ月で

あなたに向いている講座か相性診断でチェック!

介護事務とは、介護事業所で活躍できる有望スキルです。
介護事務は、介護サービス事業所や介護施設での事務、ケアマネジャーのサポート、介護報酬請求の業務や「介護給付費明細書(レセプト)」の作成などを主に行います。多忙なケアマネジャーを支える専門スタッフとして、介護事務は、今や介護事業の運営に欠かせない存在です。
実務はデスクワーク中心なので体力的な負担も少なく、年齢にかかわらず長く安定して働けるのも魅力。家事や育児と両立しながら働きたい女性にぴったりの仕事です。
「介護事務認定実務者(R)」の資格を取れば、介護業界への就職・転職の力になるだけでなく、身につけた知識を自身の生活や家族の介護に活かすことも可能。
また、資格を取っておけば、結婚や出産・育児で一度退職した方が再就職をする際にも役立ちます。受験資格に制限はないので、未経験から介護関係の仕事を目指したい方も要注目の資格です。