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LESSON27 インテリア計画5 玄関・廊下・階段

ここがポイント
階段の蹴上げと踏面の最低基準の寸法を押さえよう!
昇降しやすい階段の勾配を覚えよう!

住まいの顔である玄関や、各部屋をつなぐ役割を果たす廊下や階段について学習します。

1 玄関

(1)玄関に必要なもの

玄関は、住宅の内と外の境となる空間です。住まいの顔として、花を飾ったり絵を掛けたりできるコーナーを設けると空間を演出できます。 一般に、日本の一戸建て住宅の玄関では上がり框と呼ばれる角材を境にして、靴(下足)を脱いで室内に入ったり、靴を履いて屋外へ出ます。 玄関には、脱いだ靴を入れる下駄箱(下足入れ)、傘立てなどが必要になります。 また、普段は履かない靴をしまったり、コートやスポーツ用具などを入れておける収納家具やシューズインクロークなどもあると便利です。 なお、下駄箱の大きさは、靴1足に要する幅(25cm程度)を知っていれば、何足収納するかによって必要な大きさの目安がつきます。 下駄箱の奥行きは余裕を見て40cm程度あるよよいでしょう。

(2)玄関に必要なスペース

玄関の広さを決めるときには、玄関で行う動作を踏まえて計画する必要があります。奥行は靴の着脱時の90cmが、幅はコートの着脱時の120cmが最低寸法の目安になります。

(3)玄関の計画での留意点

玄関の計画では、採光、換気、防犯、視線などの配慮が必要です。特に、防犯対策として、鍵は玄関ドアの上下2か所に、防犯性の高い鍵を設置すると効果的です。

参考 和風の玄関
玄関には洋風と和風があり、和風の玄関の扉には引き違い戸を使うのが一般的です。引き違い戸は、扉を片側に寄せて開けるため、実際に出入りできる幅は戸1枚分です。このため、玄関の幅(間口)は最低でも170cmは必要になります。

A 廊下・出入り口

廊下と出入り口のインテリア計画のポイントは幅です。 日本の住宅では、柱と柱の中心間の距離を3尺(91cm)とした尺モデュールを使うことが多く、これに基づいて廊下を作ると、実際に通れる廊下幅は柱の幅や仕上げ材の厚みなどを引いた78cm弱になります。 建築基準法で定められている最低の廊下幅75cmもこれに基づいています。


※こちらは、2014年9月時点のテキストから一部抜粋したものです。

※テキストの内容やデザイン等変更になることがございますので、あらかじめご了承ください。